老人ホームやデイサービスなどの介護施設では、高齢者がいきいきと生活できるよう、日々レクリエーションが行われています。
ただ、レクリエーションは実施頻度が高いぶん、企画担当のスタッフや介護士が「次は何をやればいいのか」と迷いやすい分野です。
同じ内容が続くとマンネリになり、参加率が下がったり、盛り上がりに欠けたりすることもあります。
そこで本記事では、介護施設で使いやすいレクリエーションを「種類(運動・脳トレ・創作・音楽)」で整理し、目的別の選び方、具体例、注意点までまとめて紹介します。
老人ホーム・デイサービスでレクリエーションを企画する方は、日々のプログラム作りの参考にしてください。
【種類・目的別】介護施設でできるおすすめレクリエーションゲーム

介護施設のレクリエーションは「楽しい時間づくり」だけでなく、生活機能の維持やコミュニケーションの促進など、複数の目的を持ちます。
目的を先に共有すると、参加の納得感が上がり、難易度調整もしやすくなります。
レクリエーションの主な目的は次の通りです。
- 身体機能の維持(筋力・可動域・バランス)
- 認知症の予防・進行予防(注意・記憶・言語の刺激)
- コミュニケーションの促進(孤立予防・役割づくり)
- 気分転換・リフレッシュ(不安や落ち込みの軽減)
高齢者は活動量が減ると、筋力が落ちやすく、動く機会そのものが減ってしまいます。
「楽しいから動く」を作るのが、介護施設レクリエーションの強みです。
レクリエーションゲームは、主に「運動・脳トレ・創作・音楽」の4種類に分けて考えると、スケジュールが組みやすいです。
利用者の状態(座位保持、立位可否、認知機能、疲労しやすさ)に合わせて、同じテーマでも難易度を調整していきましょう。
レクリエーションを選ぶときのチェックポイント
レクリエーション選びで迷ったときは、盛り上がりより先に「安全」と「参加しやすさ」を確認します。
ここを押さえると、当日の混乱や事故リスクが下がり、スタッフの負担も減ります。
- 座位でできるか(立位が必要ならスタッフ配置を増やせるか)
- ルールが短く説明できるか(複雑すぎないか)
- 失敗体験になりにくいか(できない人が目立たないか)
- 疲労が強い人でも参加できるか(回数・距離・時間を調整できるか)
- 参加しない選択肢を用意できるか(見学・役割参加)
迷ったら「座位でできる」「道具が少ない」「成功体験が作れる」から選ぶと失敗が減ります。
身体機能を維持しよう運動レクリエーション5選

運動レクリエーションは、体操や風船ゲームなど、全身または上肢を中心に体を動かす活動です。
激しい運動にせず、座ったまま参加できる内容に寄せると、多くの方が安全に参加できます。
- 身体機能の維持(筋力・可動域)
- 運動不足の解消(座位でも可)
- 生活リズムの改善(活動のメリハリ)
- 気分転換・リフレッシュ
運動系の最大の目的は、筋力や可動域など身体機能の維持です。
「できた」が積み重なると参加意欲が上がり、活動量の維持にもつながります。
老人ホームで人気「風船テニス」
「風船テニス」は、風船をうちわで打ち合う、介護施設の定番レクリエーションです。
- 目安人数:6〜8人(大人数なら2コート)
- 目安時間:10〜15分
- 準備物:風船、うちわ、境界の紐(任意)
- ポイント:座位でも成立し、反射動作で盛り上がりやすい
- 注意点:椅子の位置を固定し、立ち上がりを促しすぎない
グループを2チームに分け、真ん中に紐を張るとゲーム性が上がります。
慣れてきたら「3回以内で返す」などの簡単な縛りを入れると集中が続きます。
座位で行い、周囲の障害物(テーブル角、コード類)を片づけてから始めます。
高齢者に最適「ボール体操」
「ボール体操」は、空気を少し抜いたボールを使い、押す・挟む・回す動作で筋肉を刺激します。
- 目安人数:個別〜集団
- 目安時間:10分前後
- 準備物:柔らかいボール(少し空気を抜くと扱いやすい)
- ポイント:上肢・体幹・下肢まで幅広く動かせる
- 注意点:痛みが出たら回数を減らす、動作を小さくする
胸の前で潰す、体の周りを回す、太ももで挟むなど複数の動作を組み合わせます。
最後に深呼吸を入れると、クールダウンになり疲労感が残りにくくなります。
運動におすすめ「グーパー体操」
「グーパー体操」は、じゃんけんの形に合わせて全身を動かす体操ゲームです。
- 目安人数:集団向き
- 目安時間:5〜10分
- 準備物:なし
- ポイント:説明が短く、テンポを作りやすい
- 注意点:いきなり速くしない(呼吸が上がりやすい方に配慮)
「子どもの遊び」と感じて参加しにくい方がいる場合は、体操の目的を最初に伝えます。
座位で上半身だけ動かす形でも成立するため、体調に合わせて調整できます。
みんなで楽しめる「室内ゲートボール」
「室内ゲートボール」は、立位でも座位でも参加しやすいのが特徴です。
- 目安人数:4〜10人(交代制)
- 目安時間:15分前後
- 準備物:スティック、ボール、的(ペットボトルでも可)
- ポイント:点数化しやすく、チーム戦が作れる
- 注意点:スティックの振り幅を小さくする(隣席と接触しない配置)
コントロールが難しい場合は、的を大きくして点数制にします。
車椅子の方も打てる高さに調整し、「順番が来るまで応援係」など役割を作ると一体感が出ます。
簡単に遊べる「お手玉カーリング」
「お手玉カーリング」は、お手玉を投げて中心に近づけるカーリング風のゲームです。
- 目安人数:4〜12人(2チーム)
- 目安時間:10〜15分
- 準備物:お手玉、的(テープで円を作る)
- ポイント:投げる距離で難易度調整が簡単
- 注意点:床が滑る環境では、椅子の安定を優先する
投げる力が弱い方は距離を短くし、手首の動きだけでも得点できる設定にします。
最後に「ベストショット賞」を作ると、勝敗に関わらず満足感が残りやすいです。
認知症を予防しよう脳トレレクリエーション5選

脳トレレクリエーションは、クイズや言葉遊びなど「考える」活動を中心にしたレクリエーションです。
座位で実施しやすく、身体機能に不安がある方も参加しやすいのが特徴です。
- 認知機能への刺激(注意・記憶・言語)
- 達成感による意欲アップ
- 回想(昔の記憶)を引き出す
脳トレは「正解」より「会話が増える設計」にすると、場が和み継続しやすくなります。
脳を活性化「漢字クイズ」
「漢字クイズ」は、読み・書き・誤字訂正など形式を変えられる定番の脳トレです。
- 目安人数:個別〜集団
- 目安時間:10〜15分
- 準備物:ホワイトボード、ペン、問題(紙でも可)
- ポイント:難易度を段階化して「できた」を作る
- 注意点:書けない方が目立たないよう、口頭回答もOKにする
四字熟語、読み問題、画数しばり、誤字訂正などを週替わりにするとマンネリを防げます。
グループ対抗にする場合は「1問ごとに解説」を入れると会話が途切れにくくなります。
みんなで盛り上がる「私は誰でしょうクイズ」
人物や作品をヒントで当てるクイズで、情報をつなぎ合わせる練習になります。
- 目安人数:集団向き
- 目安時間:10分前後
- 準備物:お題カード(口頭でも可)
- ポイント:ヒントは3段階で出すと参加しやすい
- 注意点:答えが出ない時間が長いと疲れるため、追加ヒントを早めに出す
題材は「昔の歌手」「昭和のテレビ」「昔話」など、世代の共通体験があるものが向いています。
慣れてきたら、利用者にお題を考えてもらうと主体性が出ます。
高齢者におすすめ「昔話(回想)ゲーム」
家族の思い出、昔住んでいた場所、若い頃の仕事などを話題にする回想系レクです。
- 目安人数:少人数〜集団
- 目安時間:10〜20分
- 準備物:テーマカード、写真(あると話が広がる)
- ポイント:書くのが難しい方は聞き取り形式にする
- 注意点:つらい記憶に触れそうな話題は避け、明るいテーマから始める
季節行事(お祭り、花火、運動会)に合わせると話題が出やすくなります。
最後に「今日出たキーワード」をまとめると、達成感が残りやすいです。
脳トレに最適「仲間はずれ探しゲーム」
単語や絵カードから仲間はずれを探し、理由を説明してもらうゲームです。
- 目安人数:少人数〜集団
- 目安時間:5〜10分
- 準備物:単語カード、絵カード(任意)
- ポイント:理由説明で会話が増える
- 注意点:正解を1つに固定しすぎず、説明が通ればOKにする
「なぜそう思ったか」を聞くことで、答え合わせが会話になります。
言葉が出にくい方は、指差しで参加できる絵カード形式が向いています。
高齢者に人気「連想ゲーム」
単語から連想できる言葉を出し合い、チームで数を競います。
- 目安人数:少人数〜集団
- 目安時間:5〜10分
- 準備物:なし(お題リストがあると楽)
- ポイント:30〜60秒の時間制にすると間延びしない
- 注意点:言葉が詰まったら「最初の一文字ヒント」などで支援する
テーマを「食べ物」「旅行」「学校」などに限定すると、出しやすくなります。
最後にスタッフが「今日出た言葉」を復唱すると、場が締まります。
リハビリになる創作レクリエーション3選

創作レクリエーションは、折り紙・手芸・工作・料理など「手先を使って形に残す」活動です。
作品が残るため達成感が得られやすく、生活の楽しみを作りやすいのが特徴です。
- 達成感・やる気の維持
- 手指の巧緻性(リハビリ)
- 認知機能への刺激
工程を小分けにし、途中休憩や途中参加ができる設計にすると回しやすいです。
老人ホームで人気「編み物レク」
指編みや簡単なコースター作りなど、道具が少ない内容から始めると参加しやすいです。
- 目安時間:20〜30分(分割も可)
- 準備物:毛糸、はさみ(安全管理)
- ポイント:完成品を掲示・持ち帰りにすると達成感が増える
- 注意点:指先が痛む方には、休憩や別作業(毛糸を巻く)を用意する
「完成」をゴールにせず、今日はここまで、という区切りを作ると継続しやすくなります。
できあがった作品を「作品コーナー」に飾ると、次回参加の動機になりやすいです。
健康を支える「料理レク」
料理レクは「作って食べる」楽しみがあるため人気があります。
- 目安時間:30〜60分(工程次第)
- 準備物:衛生用品、食材、火器の安全対策
- ポイント:混ぜる・丸める・盛り付けなど役割分担がしやすい
- 注意点:嚥下状態や食形態に合わせ、無理なく食べられる内容にする
旬の食材や行事(お月見、節分、ひな祭り)に合わせると盛り上がります。
最後は「今日の担当紹介」をすると、役割が誇りにつながりやすいです。
やりがいを見つけよう「アートレク」
塗り絵、貼り絵、パステルなど、難易度の幅が広いのがアートレクです。
- 目安時間:20〜40分
- 準備物:画材(安全なもの)、机上の汚れ対策
- ポイント:「選べる」形にすると主体性が出る(色・図案・サイズ)
- 注意点:細かすぎる作業は疲労しやすいので、途中でやめてもOKにする
完成品を掲示すると本人の誇りになり、会話のきっかけにもなります。
「上手い下手」ではなく「参加できた」ことを評価すると雰囲気が良くなります。
ストレス解消しよう音楽レクリエーション3選

音楽レクリエーションは、歌・鑑賞・リズム遊びなど、音楽を使った活動です。
参加ハードルが低く、全員で同じ時間を共有しやすい点がメリットです。
- 発声による口腔機能の維持
- 気分転換・リラックス
- 回想(思い出の曲で会話が出やすい)
老人ホームで人気「カラオケ大会」
カラオケは盛り上がりやすく、参加者の満足度も高いレクリエーションです。
- 目安時間:20〜40分
- 準備物:機材(アプリでも可)、マイク、歌詞表示
- ポイント:待ち時間が長いと離脱しやすいので回転を早くする
- 注意点:音量は控えめにし、疲れたら途中で休める導線を作る
歌うのが苦手な方には、拍手や合いの手など役割参加を用意すると参加しやすくなります。
「みんなでサビだけ歌う」などの形式にすると、歌う人に偏りにくくなります。
童謡で楽しむ「歌リレー」
歌を一定の文字数やフレーズで区切り、順番に歌い継ぐゲームです。
- 目安時間:10〜15分
- 準備物:曲リスト
- ポイント:知っている曲を選び、最初は練習を入れる
- 注意点:急な切り替えが不安な方には、順番カードで見通しを作る
歌のタイミングがずれても笑いになるので、失敗が気になりにくいレクです。
最後に全員で1回通して歌うと、達成感が出やすいです。
音楽でリラックス「演奏会レク」
外部の演奏者を招いた鑑賞会は、非日常感が出て楽しみにしている方も多いです。
- 目安時間:20〜40分
- 準備物:簡単な打楽器、曲目リスト
- ポイント:鑑賞+体験をセットにすると満足度が上がる
- 注意点:音量調整と休憩タイミングを固定で入れる
鑑賞だけでなく、鈴やタンバリンなど簡単な楽器で一部だけ参加できる体験を入れると一体感が出ます。
無理に一曲通して演奏する必要はなく、ワンフレーズだけ鳴らす形でも成立します。
道具なしでできるレクリエーション(準備0で回せる)
忙しい日や、急に時間が空いたときに便利なのが「道具なしレク」です。
準備が少ないぶん、進行テンポを作りやすく、スタッフの負担も抑えられます。
道具なしレクを成功させるコツ
道具なしレクは「話す」「考える」要素が中心になります。
沈黙が続くと疲れやすいので、最初にルールを短くし、テンポよく回すのがポイントです。
- 制限時間を決める(30秒〜1分)
- 最初の例題をスタッフが出す(空気を温める)
- 詰まったらヒントを出す(最初の一文字、カテゴリー提示など)
- 答えが出なくてもOKの雰囲気を作る
「できない」が目立たない設計にするだけで、参加率が上がりやすくなります。
道具なしでできるおすすめレク3選
ここでは道具なしで回しやすく、短時間でも成立するレクを紹介します。
どれも座位で実施でき、参加人数に合わせて調整しやすい内容です。
- テーマしりとり(食べ物・地名・季節など):テーマ固定で詰まりにくい
- 連想ゲーム(時間制):言葉が出やすい題材にすると盛り上がる
- 私は誰でしょうクイズ(口頭):ヒント3段階で全員が参加しやすい
「短い・簡単・テンポ良い」を優先すると、道具なしレクは回しやすくなります。
ホワイトボードでできるレクリエーション(集団でも見やすい)
ホワイトボードは「見える化」ができるため、集団でも進行が安定します。
聞き取りが難しい方がいる場面でも、参加の手がかりが増えます。
ホワイトボードレクの進め方
ホワイトボードレクは「書く」より「見て答える」中心にすると参加しやすいです。
書く役はスタッフが担い、利用者は口頭参加にすると負担が減ります。
- 文字は大きく、短い言葉で書く
- 答えが複数でもOKにする(理由が通れば正解)
- 必ず「例題」を1つ入れてから本番にする
- 盛り上がった答えは板書して可視化する
板書は「参加の証拠」になるため、発言が増えやすいです。
ホワイトボードで盛り上がるレク例
ホワイトボードがあると、脳トレ系・交流系がやりやすくなります。
短時間で回せるレクを中心にまとめます。
- 文字シャッフル(並び替え):2〜4文字から始めて難易度調整
- さかさ文字クイズ:慣れるまで例題を増やす
- 間違い探し(文章版):1箇所から始めて達成感を作る
- お題当て(ヒント追加式):沈黙が長いときに追加ヒント
答え合わせの時間を会話に変えると、雰囲気が良くなります。
座位のみでできるレクリエーション(転倒リスクを下げたいとき)
立位が不安定な方が多い日は、座位のみで完結するレクが安全です。
同じレクでも「距離」「回数」「動作の大きさ」を調整すれば座位で成立します。
座位レクの設計ポイント
座位レクは「立ち上がりたい衝動」を生まない配置が大切です。
興奮して前のめりになる方がいる場合もあるため、周囲の安全確保を優先します。
- 椅子間隔を広めに取る(肘や手が当たらない)
- 道具は軽いものを使う(風船、お手玉、軽いボール)
- 得点は「成功体験」が出る設定にする(高得点ゾーンを広げる)
- 疲労が出たら早めに終了できるルールにする
座位でも「参加できた」「楽しかった」を作ることは十分可能です。
座位でできるおすすめレク例
運動系・脳トレ系の両方を座位で回せるよう、組み合わせを紹介します。
飽きないように、短時間のレクを2本立てにするのもおすすめです。
- 風船ラリー(うちわ):座位で反射運動、盛り上がりやすい
- お手玉カーリング:距離を調整して全員参加
- ボール体操:回数を少なくして疲労を抑える
- 漢字クイズ(口頭参加OK):書けなくても参加できる設計
座位レクは「安全」と「テンポ」を両立させると成功しやすいです。
認知症の方がいる場面での配慮(失敗体験を減らす)
認知症のある方がいる場面では、ルール理解や記憶保持が難しいことがあります。
そのため、内容選びよりも「関わり方」と「環境づくり」が重要になります。
認知症の方への声かけ・進行のコツ
認知症の方が安心して参加できるかは、声かけで大きく変わります。
否定や訂正が続くと参加意欲が下がるため、肯定的な関わりを軸にします。
- 短い言葉で伝える(1文で1指示)
- できた点を先に褒める(結果より過程)
- 選択肢を2つに絞る(迷いを減らす)
- 失敗しても笑える設計にする(正解を固定しすぎない)
参加できる形を残すだけで、表情や会話が増えやすくなります。
認知症の方が参加しやすいレク例
ルールが単純で、繰り返しができるレクは参加しやすい傾向があります。
動作や答えに幅がある内容を選ぶと、失敗体験が減ります。
- 風船ラリー:反射で参加しやすく、説明が短い
- 回想テーマトーク:正解がなく、会話が中心
- 歌(サビだけ合唱):途中参加しやすく一体感が出る
- 絵カード仲間はずれ:指差しで参加できる
参加のハードルを下げるほど、継続しやすくなります。
レクリエーション実施時に注意したいポイント

介護施設のレクリエーションは、内容よりも「安全に楽しめる設計」と「参加の形を残すこと」が重要です。
ここでは、当日トラブルを防ぐための注意点を整理します。
参加者とコミュニケーションをとる
参加したくないのに断れず参加し、体調を崩してしまっては逆効果です。
参加率を上げたいときほど「強い声かけ」ではなく「参加の形」を増やします。
- 見学OKを最初に伝える
- 役割参加(得点係・拍手係・道具配り)を用意する
- 途中参加OKのルールにする
- 気分や体調を確認してから開始する
強い声かけより「参加の形を増やす」ほうが参加率は上がりやすいです。
安全に配慮する
転倒や衝突が起きないよう、動線・椅子の安定・床の滑り・周囲の角などを必ず確認します。
とくに運動系は、疲労と興奮が事故につながりやすいので、休憩と水分補給を固定で入れます。
- 立位が必要ならスタッフ配置を増やす
- 水分補給と休憩を固定で入れる
- 痛み・息切れ・めまいが出たらすぐ中止する
- 競争要素が強い場合は、勝敗より安全を優先する
安全が担保できない場合は、内容を座位中心に切り替える判断が重要です。
リスクヘッジとしてレクリエーション保険を検討する

行事や地域交流など、普段より規模が大きい企画では、万が一への備えも確認しておくと安心です。
施設のルールや既存の保険の適用範囲を把握し、必要に応じて追加の備えを検討します。
- 施設の保険・行事時の補償範囲を確認する
- 緊急連絡手順(誰が・何を・どこへ)を共有する
- ヒヤリハットを記録し、次回の改善に回す
「安心して楽しめる状態」を作ることが、結果的に満足度を上げます。
年間計画にするとマンネリを防げます
レクリエーションがマンネリ化する原因の一つは、場当たり的に選んでしまうことです。
ざっくりでも年間の軸を作っておくと、準備の効率が上がり、季節感も出しやすくなります。
年間計画の作り方
年間計画は「季節行事」と「定番レク」を組み合わせると作りやすいです。
毎週すべて変える必要はなく、定番を回しながら月に1〜2回だけ変化を入れると続けやすくなります。
- 週の定番:体操、簡単な脳トレ、歌など(負担が少ない)
- 月のイベント:季節創作、料理レク、ミニ運動会など(変化を作る)
- 行事:節分、ひな祭り、お花見、夏祭り、敬老会、クリスマスなど
- 評価:参加率、笑顔・会話量、疲労度、事故ゼロの継続
定番+イベントの組み合わせにすると、準備と新鮮さを両立できます。
よくある質問
レクリエーションに参加しない人がいるときはどうしますか
参加しない選択を尊重しつつ、参加の形を複数用意すると関わりやすくなります。
無理に引っ張るより、本人が安心できる距離感を守ることが大切です。
- 見学席を用意し「見ているだけでOK」と伝える
- 役割参加(得点係、道具係、拍手係)を提案する
- 短時間で終わる内容にし「途中からOK」にする
参加できたかより、体調を崩さず気持ちよく過ごせたかを優先します。
少人数でも盛り上がるレクはありますか
少人数の場合は、全員が関われる「会話中心」「短時間」のレクが向いています。
勝敗より、会話が途切れない設計にすると満足度が上がりやすいです。
- 回想テーマトーク(写真があると強い)
- 仲間はずれ探し(理由説明で会話が増える)
- ボール体操(回数調整で疲労を抑える)
少人数は一人ひとりの成功体験を作りやすいのがメリットです。
記事まとめ

介護施設のレクリエーションは、運動・脳トレ・創作・音楽といった種類で整理すると、企画が立てやすくなります。
利用者の状態に合わせて難易度を調整し、見学や役割参加など「参加の形」を残すと継続しやすいです。
安全配慮を最優先にしながら、日々の生活に楽しみと刺激を作っていきましょう。





