レジャー保険は、レジャー・スポーツ中の事故やケガに備える保険です。
70歳以上になると年齢制限によって加入できないレジャー保険が多いですが、70歳以上の方でも加入できるレジャー保険はあるのでしょうか。
本記事では、レジャー保険の基本的な特徴や70歳以上でも安心して加入できるレジャー保険をご紹介します。
70歳以上で加入できるレジャー保険をお探しの方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
レジャー保険とは
まず、レジャー保険の基本的な特徴について解説していきます。
レジャー・スポーツの事故やケガのリスクに備える保険

レジャー保険とは、レジャーやスポーツ中の事故やケガなどのリスクに備えて加入する保険商品です。
自分自身のケガはもちろん、第三者に損害を負わせてしまった場合の賠償責任についても補償されます。
一般的なレジャー保険の補償内容は以下の表の通りです。
傷害死亡補償 |
保険期間中の事故が原因でケガをし、死亡または後遺障害となった場合に補償される |
傷害入院・手術補償 |
保険期間中の事故が原因でケガをし、入院・手術によって治療をした場合に補償される |
個人賠償責任補償 |
第三者にケガを負わせたり、モノを壊してしまったりして賠償責任を負った場合に補償される |
携行品損害補償 |
レジャー中に持ち物が破損・盗難の被害に遭った場合に補償される |
救援者費用等補償 |
レジャー中に遭難した場合の捜索費や、旅行先で入院をしたときに家族が現地に移動するための交通費などが補償される |
レジャー保険を契約して上記のような補償を事前に備えておくことで、安心してレジャーやスポーツを楽しむことができます。
日頃からゴルフなどのスポーツを趣味にしている方は、レジャー保険の契約がおすすめです。
特定のスポーツに特化したプランもある

レジャー保険の中には、特定のスポーツ・レジャーに特化したプランも用意されています。
自分が楽しむレジャーの種類に特化したレジャー保険・プランがある場合は、契約を検討してみると良いでしょう。
例えばゴルフ向けのレジャー保険であれば、ケガによる補償だけでなくホールインワンやアルバトロスを達成したときの祝金などを受け取ることができます。
ゴルフ用品の破損・盗難についての補償も手厚く、普段からゴルフを楽しむ方に嬉しい補償が充実していることが特徴です。
ほかにも「スキー・スノーボード向けプラン」「自転車プラン」など、さまざまなプランが用意されています。
自分が趣味にしているレジャーに合わせた商品選びができる点も、レジャー保険の魅力のひとつです。
70歳以上は年齢制限により契約できない商品が多い

レジャー・スポーツ中の万が一に備えるレジャー保険ですが、契約にあたって年齢制限を設けられているケースは少なくありません。
特に70歳以上になると契約できないレジャー保険が増えてくるため注意が必要です。
70歳以上の方はケガのリスクが比較的高く、入院・手術をする可能性も高くなります。
ケガのリスクが高い人が加入できる仕組みになっていると、保険会社側にとっては給付金の支払い負担が大きくなってしまいます。
保険料と給付金のバランスが取れなくなる事態を避けるために、保険会社は一定の年齢制限を設けているのです。
しかし、一部のレジャー保険では70歳以上でも契約できる場合があります。
70歳以上でレジャー保険への加入を希望している方は確認しておきましょう。
70歳以上のケガの保険「日常生活傷害保険 総合補償コース(本人型)」

日新火災海上保険の「日常生活傷害保険 総合補償コース(本人型)」であれば、70歳以上の方でも契約できます。
国内外のゴルフやスキー、テニス、キャンプなどのレジャーだけでなく、日常生活中のケガや賠償責任が補償されます。
加入時の年齢が70歳以上89歳までの方を対象としているため、70歳から年齢を重ねていても安心です。
補償内容
70歳以上の方向けの「日常生活傷害保険 総合補償コース(本人型)」の基本補償の内容は以下の通りです。
契約タイプ |
11 |
12 |
13 |
14 |
15 |
死亡・後遺障害保険金額 |
216万円 |
221万円 |
371万円 |
215万円 |
479万円 |
入院保険金日額 |
3,000円 |
3,000円 |
3,000円 |
3,000円 |
3,000円 |
手術保険金 |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
通院保険金日額
(支払い限度日数30日) |
1,500円 |
1,500円 |
1,500円 |
1,500円 |
1,500円 |
個人賠償責任補償保険金額 |
ー |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
救援者費用保険金額 |
ー |
100万円 |
200万円 |
200万円 |
300万円 |
携行品損害保険金額
(1個につき10万円を限度) |
ー |
10万円 |
20万円 |
20万円 |
30万円 |
ホールインワン・アルバトロス費用保険金額 |
ー |
ー |
ー |
20万円 |
ー |
一時払保険料 |
9,500円 |
13,000円 |
15,000円 |
16,000円 |
17,000円 |
70歳以上の方が加入できるレジャー保険は基本的に多くありません。
上記のプランをよく確認し、自分に合ったものを選びましょう。
保険料が69歳以下と異なる
「日常生活傷害保険 総合補償コース(本人型)」は、70歳以上の方と69歳以下の方の保障内容や保険料を分けています。
70歳以上と69歳以下で保険料が異なる点に注意が必要です。
69歳以下用の補償内容は以下の表の通りです。
契約タイプ |
01 |
02 |
03 |
04 |
死亡・後遺障害保険金額 |
176万円 |
101万円 |
208万円 |
247万円 |
入院保険金日額 |
1,500円 |
1,500円 |
2,000円 |
3,000円 |
手術保険金 |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
入院保険金日額の10倍(入院時)・5倍(外来時) |
通院保険金日額
(支払い限度日数30日) |
500円 |
700円 |
1,000円 |
1,200円 |
個人賠償責任補償保険金額 |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
3億円(保管物10万円) |
救援者費用保険金額 |
100万円 |
100万円 |
200万円 |
200万円 |
携行品損害保険金額
(1個につき10万円を限度) |
10万円 |
10万円 |
20万円 |
30万円 |
ホールインワン・アルバトロス費用保険金額 |
ー |
20万円 |
ー |
ー |
一時払保険料 |
8,500円 |
11,000円 |
11,600円 |
14,500円 |
69歳までと70歳以上では同じ補償内容・保険料とならないため、事前にしっかりと確認した上で加入手続きを進めましょう。
記事まとめ

年齢が70歳以上になると、ケガで入院・手術をするリスクが高まります。
スポーツ・レジャーの万が一に備えるレジャー保険も70歳以上は契約できないケースが多く、リスクに備えることが難しくなっているのが現実です。
しかし「日常生活傷害保険 総合補償コース(本人型)」は70歳以上でも安心して加入できるレジャー保険です。
ゴルフをはじめとしたスポーツ中の事故だけでなく、日常生活のケガも補償の対象となっています。
70歳以上でレジャー保険に加入したいと考えている方は加入を検討してみてはいかがでしょうか。