「会社のレクリエーションって、どんなものがあるんだろう?」
「会社のみんなが楽しめるレクリエーションを考えたいけど、何を選べばいいのかな?」
社員同士の交流を深めたり、チームワークを強化したりするために、会社でレクリエーションを取り入れたいと考える方も多いのではないでしょうか。
しかし、いざ選ぶとなると、自社に合うレクリエーションが何なのか迷ってしまう人も少なくありません。
そこでこの記事では、会社のレクリエーションとして取り入れやすいアイデアを、「室内」「屋外」「オンライン」の3つのシーンに分けて紹介します。
レクリエーションを上手に取り入れることで、社員同士のコミュニケーションがスムーズになり、チーム全体の結束力アップにもつながります。
会社の日常にちょっとした楽しさを加えて、働きやすい職場づくりをしてみませんか?
この記事を参考に、自分たちの会社にぴったりのレクリエーションを見つけましょう!
会社でできる!室内向けレクリエーション
気軽にレクリエーションを行う場合は、室内向けのレクリエーションがおすすめです。
ここでは、会社の会議室などを使って室内でできる5つのゲームを紹介します。
ストロータワー
ストローを使ってタワーを作り、どのチームが最も高く積み上げられるかを競うゲームです。
チームで協力しながら進めるため、自然とコミュニケーションが生まれます。
遊び方の手順は以下のとおりです。
- 4~6人のチームを作る
- 各チームにストロー・ハサミ・セロハンテープを配布する
- 制限時間内にできるだけ高いタワーを作る
- 試作品を作る時間を設け、改善を重ねる
タワー作りでは意見を出し合いながら工夫を重ねるため、発想を柔軟にする練習になります。
また、役割分担や協力が求められるので、チーム内でのコミュニケーションも自然と深まります。
条件プレゼン
与えられた3つのキーワードを必ず使って、チームでプレゼンを作成・発表するゲームです。
発想力を広げながら、発表の練習にもなります。
やり方は非常にシンプルです。
- 4~5人のチームに分かれる
- 与えられた3つのキーワードを必ず盛り込んだプレゼンを作る
- チーム内で話し合い、役割を決めて発表する
普段使わない言葉や発想を使うことで、新しい考え方が生まれやすくなります。
チームで協力しながら進めることで、役割分担の大切さも体験できます。
さらに、人前で話す経験を重ねることで、プレゼンの力も自然と身についていきます。
ヘリウムリング
フラフープを使って、チーム全員で息を合わせながら進めるゲームです。
一見簡単そうに見えますが、実際にやってみると意外と難しく、チームワークが試されます。
遊び方は以下の4ステップで、非常にシンプルです。
- 5~10人のチームを作る
- フラフープを全員の人差し指に乗せる
- みんなでフラフープを支えながら、ゆっくりと地面まで下ろす
- 誰かの指が離れてしまうと最初からやり直し
タイミングを合わせたり、声を掛け合ったりすることがクリアのポイントになります。
息をそろえて動かないとうまくいかないため、チームで協力することの大切さを実感できます。
ノーカタカナゲーム
お題に対して、カタカナ語を使わずに説明するゲームです。
たとえば「野球」というお題では「バット」や「ボール」を使わず、「木の棒で打って点を取る競技」のように言いかえる必要があります。
遊び方の流れは次のとおりです。
- 進行役がお題を出す
- 1人がカタカナ語を使わずに説明する
- 他の人が答えを当てる
- 制限時間内に正解した数が多い人が勝ち
言葉を工夫する力や発想力が試されるゲームです。
個人戦やチーム戦に対応できるため、人数に合わせてアレンジしやすいのもポイントです。
テンポよく進められるため、会社の研修やレクリエーションにも取り入れやすいゲームです。
かぶっちゃやーよ
お題に対して、他の人とかぶらない答えを出すゲームです。
たとえば「くだもの」というお題なら、「ぶどう」「りんご」「みかん」「もも」などの中で、誰とも答えが重ならなかった人にポイントが入ります。
具体的なプレイ手順は以下のとおりです。
- 進行役がお題を出す(例:「くだもの」)
- 参加者はそれぞれ考えた答えを一斉に発表する
- 同じ答えがあった場合、その回答は無効になる
- 誰とも被らなかった回答を出した人に得点が入る
- 最も多く得点を獲得した人が勝ち
シンプルなルールですが、他の人の考えを読む力が試されます。
発想力や柔軟な思考を鍛えられるので、5〜10人ほどで遊ぶのにちょうどよいゲームです。
会社のイベントや昼休みのリフレッシュにも向いていて、考える楽しさを味わいながらみんなで盛り上がれます。
会社でできる屋外レクリエーション
続いて、会社のイベントで活用しやすい、屋外レクリエーションを紹介します。
より広い場所が用意できる場合や、アクティブに動き回れる場合には、屋外レクリエーションを取り入れるとよいでしょう。
どれもシンプルなルールで運動が苦手な人でも参加しやすく、会社で行うイベントとしておすすめです。
追いかけ玉入れ
「追いかけ玉入れ」は、玉入れと鬼ごっこを組み合わせたレクリエーションです。
相手チームのプレイヤーが背負う籠に、逃げる相手を追いかけながら玉を投げ入れていきます。
ルールがシンプルで動きも多く、会社のイベントなどでもよく盛り上がります。
遊び方の流れは以下のとおりです。
- 2チーム以上で対戦する
- 各チームのプレイヤーは玉を持って待機する
- 相手チームの1人が籠を背負い、逃げながら玉を入れられないようにする
- 逃げる相手を追いかけ、籠に向かって玉を投げる
- 制限時間内により多くの玉を入れたチームが勝利
素早く動くだけでなく、玉を投げるタイミングや狙いの正確さも勝敗を左右します。
逃げる相手の動きをよく見て予測することで、走るのが苦手な人でもチームの力になれます。
バック走リレー
バック走リレーは、後ろ向きに走ってバトンをつなぐリレー形式のレクリエーションです。
ふだんとは違う動きになるため、バランス感覚と、仲間との連携力がカギになります。
会社のイベントで行うことで、普段とは違った表情や意外な一面が見えることもあります。
実施する手順は以下のとおりです。
- 2チーム以上でリレー形式で競争する
- 走者は後ろ向きに走り、決められたコースを進む
- バトンを渡しながらゴールを目指す
- 最も早くゴールしたチームが勝利
後ろ向きに走るのは最初は戸惑いますが、慣れてくるとスムーズに走れるようになります。
実際に行う際には、後ろが見えづらいため、チームメイトの声かけがとても大事です。
会社の仲間と協力しながら走ることで、社員同士の距離も自然と縮まるレクリエーションです。
チャンバラ合戦
チャンバラ合戦は、スポンジ製の刀を使って、腕につけた「命」となるボールを落とし合う対戦ゲームです。
体力よりも、チーム内での役割分担や戦略が重要になるため、会社のチームビルディングにも向いています。
手順はとてもシンプルです。
- 参加者はスポンジ製の刀を持つ
- 片腕に「命」となるボールを装着する
- 「戦開始!」の合図で合戦がスタート
- 相手の「命」を刀で落とすことでポイントを獲得
- 最後まで「命」を守り抜いたチームが勝利
仲間と連携して相手を囲んだり守りに回ったりと、いろんな作戦が楽しめます。
ふだんの仕事では見えにくい個性が出る場面も多く、メンバー同士の理解を深める良いきっかけになります。
塩コショウゲーム
塩コショウゲームは、背中に貼られた紙に書かれた言葉を当てて、自分とペアになる相手を探すゲームです。
「塩」と「コショウ」や「パン」と「バター」など、関連のある言葉が1セットになっています。
会社の新入社員研修や交流イベントにも向いています。
遊び方の流れは以下のとおりです。
- 参加者それぞれの背中に紙を貼る(自分の紙の内容は見えない)
- 質問をしながら、自分の紙に何が書かれているかを推測する
(回答は「はい」か「いいえ」のみ) - 正解が分かったら、ペアとなる相手を探す
- 正しいペアが揃ったらゲーム終了
会話を通じてヒントを集めることで、チームで協力しやすい雰囲気が生まれます。リラックスした雰囲気で交流できるため、社内の雰囲気もより和やかになるでしょう。
目的地移動ゲーム
3人1組で役割分担をしながら、決められた目的地まで協力して向かうゲームです。
会社の研修やチームビルディングの時間に取り入れることで、楽しみながら信頼関係を築けます。
それぞれの役割は以下のとおりです。
- 目隠しをした人:指示を頼りに歩く
- ジェスチャー役:声を出さずに補助する
- 指示役:触れずに声だけで誘導する
徒歩で移動し、車や電車などの使用は禁止です。
複数チームで行うときは、スタート地点やチェックポイントを変えるとゲーム性が増します。
目隠しをした人は相手を信じる力、サポート役は判断力、指示役にはわかりやすく伝える力が求められます。
オンラインでできるレクリエーション
レクリエーションの中には、オンラインで手軽に楽しめるものも存在します。
ここでは、会社のイベントやオンライン飲み会で使える、4つのレクリエーションを紹介します。
いいせんいきまSHOWゲーム
知識よりも、まわりの考えをどれだけ予測できるかがポイントになるクイズ形式のレクリエーションです。
正解を狙うのではなく、参加者全員の答えの中で「ちょうど真ん中」にあたる数値を目指します。
たとえば「1週間に何回掃除をする人がきれい好き?」という質問に対し、それぞれが数値を記入します。
5人でプレイして、出た答えが「1回・3回・5回・7回・10回」だった場合、中央にあたる5回を書いた人が勝ちになります。
このように、自分の感覚だけでなく、他の参加者がどう答えるかを想像する力が試されます。
ルールがわかりやすく、会社の新入社員研修や社内レクリエーションにも取り入れやすいゲームです。
以心伝心ゲーム
出されたお題に対して、参加者が思い浮かべた言葉を一斉に発表し、どれだけ答えをそろえられるかを競うレクリエーションです。
簡単なルールですが、意外な回答が飛び出し、笑いが生まれることも多いゲームです。
例えば、「冬と聞いて思い浮かべるものは?」というお題に対し、「こたつ」「雪」「クリスマス」などさまざまな答えが出るでしょう。
みんなが同じ言葉を選べば成功ですが、ばらつきがあると、意外な発想に驚かされることもあります。
人数に合わせて個人戦にもチーム戦にもできるため、会社のオンライン交流会などでも場が和みやすく、柔軟に楽しめるのも魅力です。
Good&New
24時間以内に体験した前向きな出来事を順番に話すレクリエーションです。
「話している間は口を挟まない」というルールがあるため、安心して話せる空気が生まれます。
「今朝、新しいカフェを見つけておいしいコーヒーを飲んだ」など、ちょっとした出来事でも共有することでお互いの価値観を知るきっかけになります。
会社内のチームビルディングにもよく使われ、日常のコミュニケーションがスムーズになります。
夢幻オークション
「近未来ではどんなものでも作れる」という設定で、自分が欲しいものを考え、発表するディスカッション型のレクリエーションです。
発表後はオークション形式で価格を付け合いながら、それぞれのアイデアについて語り合います。
「空を自由に飛べる靴」などのユニークなアイデアに対し、「この機能もあればもっと便利」という意見が出ることもあり、想像力がふくらみます。
会社のアイデア共有の場や、社員同士の自由な発想を促すワークショップなどでも活用でき、参加者同士の距離がぐっと縮まるような交流が生まれる可能性があります。
会社でのレクリエーションを成功させるためのポイント
会社でレクリエーションを行う際は、ただイベントを開くだけではなく、社員が「参加してよかった」と感じられるような工夫が大切です。
せっかく準備しても、内容や進め方によっては盛り上がりに欠けてしまうこともあります。
そこでここからは、会社でのレクリエーションを成功させるために意識したい3つのポイントを紹介します。
何のために行うのかを明確にする
レクリエーションを行う目的をはっきりとさせることが重要です。
会社でのレクリエーションを実施する目的が曖昧だと、社員の関心が低くなり、意義を感じにくくなるからです。
例えば、社員同士のコミュニケーションを活発にしたいなら、協力が必要なゲームを取り入れるのが効果的です。
また、社員のリフレッシュを目的とする場合は、リラックスできる内容のレクリエーションを選ぶとよいでしょう。
会社全体で目的を共有し、レクリエーションの意義を伝えることで、社員も納得して参加しやすくなり、準備や進行もスムーズになります。
業務時間外の強制参加は控える
レクリエーションを業務時間外に行う場合は、自由参加にするのがおすすめです。
会社でのレクリエーションが強制参加になると、社員にとって負担になってしまうことがあります。
特に休日に実施すると、プライベートの時間を奪われたと感じる人が多く、不満につながる原因になります。
レクリエーションはできるだけ業務時間内に行い、社員が気持ちよく参加できる環境を整えましょう。
また、どうしても業務時間後に実施する場合は、参加を希望制にしたり、短時間で終わるよう工夫することが大切です。
レクリエーションは、社員にとって負担にならない形で取り入れることで、前向きに参加してもらいやすくなります。
景品や特典を用意して参加意欲を高める
会社のレクリエーションでは、景品や特典を用意すると、社員の関心が高まり、積極的に参加しやすくなります。
例えば、チーム対抗戦のゲームでは、勝者に景品を贈ることで協力する楽しさが増します。
また、目玉景品を最後に発表するなどの工夫をすると、レクリエーション全体の盛り上がりを維持できます。
景品は必ずしも高価なものである必要はありません。会社の予算に合わせて、社員が喜びそうなアイデアを取り入れ、楽しめるレクリエーションを計画することが大切です。
まとめ
会社で実施できるレクリエーションには、室内・屋外・オンラインなど、さまざまな形があります。
状況に合わせてうまく取り入れれば、社員同士の交流が深まり、職場の雰囲気もぐっと明るくなります。
レクリエーションを成功させるには、目的を明確にし、年齢や立場に関係なく楽しめる内容を選ぶことが大切です。
また、業務時間内に実施したり、景品を用意したりといったちょっとした工夫で、参加へのハードルも下がります。
さらに、レクリエーションを「安心して楽しめるイベント」にするための備えとして、「みんレク」のレクリエーション傷害保険を活用するのもおすすめです。
みんレクの保険は、行事参加中だけでなく、自宅を出発してから帰るまでのケガや熱中症、食中毒などを補償。
ネットで簡単に申し込みができ、保険料も1日1人あたり約29円からと手ごろです。
チームワークを深める楽しい時間を、より安心して過ごすために、レクリエーション保険の活用も検討してみてはいかがでしょうか。
※参照 みんレクLP https://xn--cbkxbye7k.com/lp/