毎年3月3日はひな祭り。桃の節句とも呼ばれる季節のイベントで、各ご家庭でもおひな様を飾るなど楽しく過ごす方も多くいらっしゃるかと思います。
日本全国でも、3月3日はひな祭りに関するイベントが多く開催されます。また、梅の見ごろの時期ということもあり、植物園や庭園で梅に関するイベントも開催されています。
この記事では、2023年3月3日に関東や関西を始めとした日本全国で開催される季節のイベントをまとめてご紹介。また、ひな祭りの由来なども解説します。
3月3日にお出かけ予定の方はぜひイベント情報をチェックしてみてください。
2023年3月3日「ひな祭り」に開催されるおすすめイベント特集
ここでは、2023年3月3日に関東・関西をはじめとした日本全国で開催されるイベントをまとめてご紹介します。
3月3日はひな祭りです。そのため、ひな祭りに関するイベントが数多く開催されています。また、梅が見ごろの時期なので、梅に関するイベントも多く見られます。
今回は、関東・関西で特に人気の高いイベントを厳選してまとめました。
なお、2023年は2020年から続く新型コロナウイルスの感染防止のため、イベントが中止もしくは通常とは違うスケジュールで開催されるケースが多いです。
現在開催予定のイベントも直前にスケジュールが変わることも十分予想されますので、お出かけ前には必ず公式サイトで最新イベント情報を確認して下さい。
3月3日に開催されるひな祭りに関するイベント
甲州市えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり(山梨県/甲州市)
開催期間 | 2023年2月11日(土)~4月18日(火) | |
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開催場所 | 山梨県甲州市 旧高野家住宅「甘草屋敷」など | |
入場料 | 各施設による | |
WEBサイト | 甲州市えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり |
「甲州市えんざん桃源郷 ひな飾りと桃の花まつり」は、2023年で第21回目を迎えるイベントです。
国の重要文化財である旧高野家住宅「甘草屋敷」をはじめとした甲州市内の様々な施設で、豪華なお雛様やつるし雛を見ることができます。
飯山城下町ひな街道 ひな人形展(長野県/飯山市)
開催期間 | 2023年2月11日(土)~3月19日(日) | |
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開催場所 | 長野県飯山市 飯山市ふるさと館 | |
入場料 | 大人200円、小中学生100円 ※市内小中学生は無料 |
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WEBサイト | 飯山城下町ひな街道 ひな人形展 |
飯山市ふるさと館のほか、城下町の商家として栄えた飯山市内の商店街にある各店で伝統的な雛人形を見ることができます。
春を彩る越前おおのひな祭り(福井県/大野市)
開催期間 | 2023年1月14日(土)~3月12日(日) | |
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開催場所 | 平成大野屋 その他各会場 | |
入場料 | 有料。会場により異なる | |
WEBサイト | 春を彩る越前おおのひな祭り |
越前大野の冬から春にかけての人気イベント「春を彩る越前おおのひな祭り」。
今年は越前大野城のお膝元にある「平成大野屋 平蔵」と北陸最大規模の道の駅「越前おおの 荒島の郷」の2カ所で開催されます。
かつうらビッグひな祭り(千葉県/勝浦市)
開催期間 | 2023年2月24日(金)~3月3日(金) | |
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開催場所 | メイン会場:遠見岬神社周辺 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | かつうらビッグひな祭り |
昨年まで新型コロナウイルス感染防止のために中止とされていたかつうらビッグひな祭りですが、2023年は4年ぶりに開催されます。
地域を挙げての一大イベント、かつうらビッグひな祭り期間中は、商店や駅、公園など勝浦市のあらゆる場所でひな人形が飾られます。
越後長岡ひなものがたり(新潟県/長岡市)
開催期間 | 2023年2月17日(金)~3月7日(火) | |
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開催場所 | 新潟県長岡市内 | |
入場料 | 観覧無料 | |
WEBサイト | 越後長岡ひなものがたり |
長岡市内の各地に保存されている歴史あるひな人形が、長岡市大手通りを中心に各所に展示されます。
伝統的なひな人形だけでなく、アイデアあふれる創作ひな人形なども見ることができる素敵なイベントです。
門司港レトロひな祭り(福岡県/北九州市)
開催期間 | 2023年2月4日(土)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 北九州市門司区門司港レトロ地区一帯 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 門司港レトロひな祭り |
北九州市門司港レトロ地区一体でで開催されるこちらのひな祭りは、明治・大正・昭和・平成、各時代のひな人形がレトロ地区の各施設や栄町銀天街に並ぶイベントです。
華やかなひな人形とともに、趣のある街並みも楽しむことができます。
法住寺 雛祭つりびな展(京都府/京都市)
開催期間 | 2023年2月28日(火)~3月3日(金) | |
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開催場所 | 京都府京都市東山区 法住寺 | |
入場料 | 600円 | |
WEBサイト | 法住寺 雛祭つりびな展 |
法住寺に伝わる7段飾りのひな人形や、平安時代から行われていた貝あわせなどの伝統ある遊び道具が展示されます。
ひな人形だけではなく、伝統文化も楽しむことができるイベントです。
八女ぼんぼりまつり(福岡県/八女市)
開催期間 | 2023年2月19日(日)~3月12日(日) | |
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開催場所 | 福岡県八女市 福島地区 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 八女ぼんぼりまつり |
八女市の中心商店街など約100か所にひな人形が飾られ、ひな人形を飾っている会場は目印として桃色の提灯が下げられます。
3月12日までと長く開催されるので、ぜひイベントに足を運んでみて下さい。
大和な雛まつり(奈良県/大和郡)
開催期間 | 2023年2月25日(土)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 大和郡山市旧市街地周辺 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 第11回大和な雛まつり |
大和郡山市の旧市街地を中心にひな人形が展示されます。
また、市内の保育園児や幼稚園児による「手作りお雛様博覧会」も予定されており、子供から大人まで楽しめるイベントです。
さわら雛めぐり(千葉県/香取市)
開催期間 | 2023年3月12日(日) | |
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開催場所 | 千葉県香取市 佐原まちぐるみ博物館など | |
入場料 | 各施設による | |
WEBサイト | さわら雛めぐり |
江戸の商都の面影を残す香取市佐原で、それぞれの商家自慢のお宝を見てもらう「佐原まちぐるみ博物館」が運営されています。
そのイベントの1つとして、古くから保存されているひな人形を展示した「さわら雛めぐり」が開催されます。
3月3日に開催される季節の花のイベント
亀戸天神梅まつり(東京/江東区)
開催期間 | 2023年2月4日(土)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 東京都江東区亀戸3-6-1 亀戸天神社 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 亀戸天神梅まつり |
亀戸天神は菅原道真公をまつっています。菅原道真公は特に梅の花を好んだとされ、梅に関する多くの和歌も残されています。
そのため、亀戸天神の境内には300本を越す梅が植えられ、2月から3月にかけて華やかな景色を楽しむことができます。
郷土の森梅まつり(東京都/府中市)
開催期間 | 2023年2月4日(土)~3月12日(日) | |
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開催場所 | 東京都府中市 郷土の森博物館 | |
入場料 | 大人300円、中学生以下150円 | |
WEBサイト | 郷土の森梅まつり |
府中市の「郷土の森博物館」で行われる春のイベントとして人気の梅まつり。
太宰府天満宮から贈られた紅白の梅やをはじめとした約60種・1,100本の梅を1月から3月まで楽しむことができます。
湯河原梅林 梅の宴(神奈川県/河原町)
開催期間 | 2023年2月4日(土)~3月12日(日) | |
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開催場所 | 幕山公園 湯河原梅林 | |
入場料 | 200円(15歳以上・中学生を除く) | |
WEBサイト | 湯河原梅林 梅の宴 |
温泉の名所として知られる湯河原ですが、自然豊かな景色が楽しめる景勝地としても様々なイベントが行われています。
幕山公園では約4000本の紅梅・白梅が咲きほこり、一面を紅白で彩られた景色を楽しむことができます。
成田の梅まつり(千葉県/成田市)
開催期間 | 2023年2月18日(土)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 千葉県成田市 成田山新勝寺 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 成田の梅まつり |
成田山新勝寺大本堂の奥にある成田山公園で、春のイベントとして約500本の紅梅や白梅の咲き誇る景色を楽しむことができます。
2月末から3月上旬までの短い期間でのイベントなので、ぜひ機会を逃さずに言ってみて下さい。
熱海梅園梅まつり(静岡県/熱海市)
開催期間 | 2023年1月7日(土)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 熱海梅園 熱海市梅園町8-11 | |
入場料 | 一般300円 | |
WEBサイト | 熱海梅園梅まつり |
熱海梅園の梅は「日本で最も早咲きの梅」として知られており、毎年11月下旬~12月上旬には第一号の梅の花が開花します。
60品種・469本の梅の木が植えられており、早咲き・中咲き・遅咲きと順番に開花していくため、1月から3月まで梅を存分に楽しめるイベントとなっています。
修善寺 梅まつり(静岡県/伊豆市)
開催期間 | 2月上旬~3月上旬 | |
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開催場所 | 静岡県伊豆市 修善寺梅林 | |
入場料 | 無料 | |
WEBサイト | 修善寺 梅まつり |
修善寺梅林では、樹齢100年を越える古木から樹齢30年程度の若木まで、20種1000本にものぼる梅の木を楽しむことができます。
歴史ある梅の姿から若々しい梅の姿まで、幅広い梅を楽しむことができるイベントです。
菅原天満宮盆梅展(奈良県/奈良市)
開催期間 | 2月5日(日)~3月5日(日) | |
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開催場所 | 奈良県奈良市 菅原天満宮 | |
入場料 | 大人400円 | |
WEBサイト | 菅原天満宮盆梅展 |
日本最古の天満宮である菅原天満宮では、約130品種200鉢の梅を境内で鑑賞することができます。
2020年からの新型コロナウイルス流行に注意
2023年のイベントの多くは、2020年から続く新型コロナウイルスの業種別ガイドラインに沿って、感染症対策が実施されています。
また、3月3日に行われるイベントも、いくつか中止もしくは規模縮小のものがあります。
イベント当日は、感染予防のため、マスクの着用をお願いします。
また、新型コロナウイルスの感染が疑われる方は、他の参加者への感染のおそれがあるため、当日の参加を控えるようにしましょう。
ひな祭りの由来
毎年3月3日はひな祭りの日。その由来は、古代中国にさかのぼります。
古代中国には「上巳(じょうし)の節句」という行事があり、身体についたけがれ(邪気)をはらうために川で身を清める習慣がありました。
この行事が平安期頃に日本に伝わり、土や紙の人形にけがれを移して水に流す「流し雛」の習慣が生まれました。
流し雛の習慣は長く行われ、現代にも残っています。
しかし、時代に合わせて流し雛に使われる人形が立派になっていったことから、人形を流さずに家に飾ることも多くなりました。
これが今でいう「ひな人形」となり、貴族の間で流行っていた人形遊びである「ひひな遊び」と合わさるかたちで「ひな祭り」として広がったとされています。
ひな祭りは実はおんなのこのイベントではない?!
女の子のイベントとされるひな祭りですが、さきほど説明したように、もともとは女の子だけのお祭りではありませんでした。
ひな祭りの起源は人々の身を清め健康を願うというイベントでしたが、江戸時代ごろに女の子の健康と成長を願う行事として定着したとされています。
ひな祭りが3月3日になったのも江戸時代とされており、ちょうどこの時期に日本の人々にひな祭りが慣習として根付いたのでしょう。
なぜ3月3日はひな人形を飾る?
3月3日にひな人形を飾るのは、流し雛がだんだん豪華になり、川に流すのではなく家に飾るようになったためです。
しかし、最初のうちは、豪華なひな人形を飾ることができるのは貴族や武家など裕福な家だけでした。
一般家庭までひな人形を飾る慣習が広がったのは明治時代ごろとされています。
なお、ひな人形を飾るのは3月3日のひな祭り当日ではなく、2月4日頃の「立春」から3月3日の1週間ほど前までに出しておくのが一般的とされています。
片付けるのはひな祭りが終わってからなるべく早くとされていますが、こちらも決まりはなく、片付けられるタイミングで片付けると良いでしょう。
3月3日が桃の節句と呼ばれる理由は?
3月3日は桃の節句とも呼ばれています。
その理由は、ひな祭りの由来となった古代中国の「上巳の節句」で桃の花が使われていたことに由来します。
中国では、桃の花には長寿や魔除けの力があるとされ、身のけがれを祓ったり、健康を願ったりする際には馴染みのある植物とされています。
こういった慣習も日本に伝わり、3月3日は桃の節句と呼ばれるようになりました。
2023年3月3日の日本全国のイベント記事まとめ
今回は、2023年3月3日に日本全国で開催されるイベントをまとめてご紹介しました。
3月3日はひな祭りのイベントはもちろん、見頃を迎える梅の花に関するイベントも多く開催されています。
子供から大人まで楽しめるイベントばかりなので、ぜひ3月3日は観光や行楽に出かけてみて下さい。
なお、2023年のイベントは、新型コロナウイルス感染防止のために開催スケジュールが例年と異なったり、規模を縮小して開催されたりするケースが多く見られます。
お出かけ前に必ず公式サイトで最新のイベント情報をチェックするようにしてくださいね。