家族でどこかに旅行したり、スポーツなどのレジャーを楽しむ際は万が一の事故やケガに注意する必要があります。
もしものときにしっかりしたサポートを受けられるのがレジャー保険です。
本記事では、家族で加入できるレジャー保険について解説します。おすすめのプランや補償内容などを確認しましょう。
レジャー保険の特徴
そもそもレジャー保険とは、ハイキングやゴルフ、スノーボードなどのレジャーの最中に負ったケガや損害を受けたものを補償する保険です。
加入者自身が負ったケガに対する補償だけでなく、第三者にケガを負わせてしまった場合も補償されます。
ただし、ゴルフ肘やテニス肘など、慢性的な痛みを普段から感じるケガはレジャー保険の補償が適用されないため注意してください。
傷害保険の一種であるレジャー保険は、急激かつ偶然な外来の事故によって発生したケガやものの損壊が補償対象となります。
また、個人で加入する方向けの保険であり、さまざまな保険を総称したものが「レジャー保険」です。
例えば、山岳保険(登山保険)やスキー保険、ゴルフ保険、国内旅行保険などがレジャー保険に含まれます。
一口にレジャー保険と言ってもいろいろな種類があり、保険ごとに補償内容や加入期間などの条件が異なるため、加入の際はよく比較検討することが大切です。
自分や家族に起こりうるリスクや、必要な補償範囲を見極めたうえで契約するようにしましょう。
家族でまとめて加入できる商品も
レジャー保険は基本的に個人向けの保険ですが、なかには家族向けに複数人まとめて同時加入できる商品も存在します。
ただし、個人向けと比較すると家族向けのレジャー保険は種類が多くないので、補償内容などの条件が自分たち家族に合うものかきちんと見極めることが大切です。
【家族向け】おすすめレジャー保険の補償内容を紹介
ここでは、家族みんなまとめて加入できるレジャー保険を紹介します。加入条件や補償内容を確認してみましょう。
1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険):ご家族・グループ向け(2名~6名)
三井住友海上が販売する1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)は、レジャーの代表者が保険契約者となって加入できる「みんなまとめて安心プラン」を販売しています。
保険料は1名あたり1日300円です。
なお、個人で加入する「ひとりひとり手厚くプラン」と比較すると補償内容が限定的になっていることがあるため、「家族で加入できるから」という理由だけで「みんなまとめて安心プラン」を選ぶのではなく、しっかり比較検討したうえで適切なレジャー保険を契約するようにしましょう。
加入条件
三井住友海上のレジャー保険に家族で加入する場合は、補償を受ける人が補償が開始される時点で70歳未満である必要があります。
満70歳以上の場合は加入できない家族みんなをまとめてレジャー保険に加入できないなるため、十分注意してください。
また、保険を利用する人数が2名以上6名以下である必要があります。
補償内容
三井住友海上の1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)の補償内容は、大きく以下に分けられます。
- ケガの補償
- 賠償の補償
- その他の補償
それぞれの補償内容・保険金額は下表のとおりです。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡保険金 | 200万円 |
傷害入院時一時保険金 | 6万円 |
骨折時一時保険金 | 4万円 |
日常生活賠償保険金(本人のみ補償) | 1億円 |
救援者費用等保険金 | 100万円 |
傷害死亡保険金
傷害死亡保険金は日本国内で事故に遭って負ったケガが原因で、被保険者が死亡した場合に支払われる保険金です。
事故が発生した日を含めて180日以内に死亡すると、被保険者の法定相続人に対して傷害死亡保険金額の全額が支払われます。
傷害入院時一時保険金
傷害入院時一時保険金は日本国内で起きた事故によるケガで、入院した場合に支払われる保険金です。
事故が起きた日を含めて180日以内の入院かつ免責期間4日を超えて継続したすると保険会社から保険金が支払われる仕組みになっています。
なお、支払限度回数は1事故の入院に対して1回です。
骨折一時保険金
骨折一時保険金は日本国内で起きた事故によるケガで、非保険者が骨折した場合に支払われる保険金です。
ただし、保険期間中1回のみの支払いに限られます。
日常生活賠償保険
日常生活賠償保険は被保険者が日常生活を送るなかで発生した事故が原因で、第三者にケガをさせたり、第三者のものを壊してしまったりした際、法律上の損害賠償責任を問われた場合に支払われる保険金です。
傷害・損害を与えてしまった相手方とのやり取りが難しい場合は、示談交渉サービスを利用する方法もあります。
救援者費用等保険金
救援者費用等保険金とは、日本国内で遭難・行方不明になったり、緊急捜索・救助活動を要することになったりした場合に保険会社から支払われる保険金です。
三井住友海上のレジャー保険の場合、以下のいずれかに該当した場合に保険契約者、救援対象者、救援対象者の家族・親族が負担した捜索や救助にかかった費用などが支払われる仕組みになっています。
- 搭乗している航空機または船舶の行方不明または遭難した場合
- 急激かつ偶然な外来の事故により救援対象者の生死が確認できない場合または緊急な捜索・救助活動を要することが警察等の公的機関により確認された場合
- 外出中のケガのため、事故の発生の日からその日を含めて180日以内に死亡または続けて14日以上入院された場合
出典:1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)補償概要
楽天超かんたん保険
楽天超かんたん保険は楽天会員限定の保険で、お手頃な保険料で簡単に加入できます。
自転車保険プランやゴルファー保険プランなどの商品がありますが、家族で加入できるのはアウトドアプランとスポーツプランです。
それぞれの補償内容を確認しましょう。
アウトドアプラン
家族型のアウトドアプランは節約コース、標準コース、充実コースの3つに分かれており、それぞれ保険料と補償内容が異なるので下表でまとめて確認しましょう。
節約コース | 標準コース | 充実コース | |
---|---|---|---|
保険料(月払いの場合) | 430円 | 1,020円 | 3,130円 |
入院保険金日額 | 1,000円 | 1,500円 | 3,000円 |
手術保険金 | 入院中:10,000円、それ以外:5,000円 | 入院中:15,000円、それ以外:7,500円 | 入院中:30,000円、それ以外:15,000円 |
通院保険金日額 | - | - | 1,000円 |
携行品損害保険金額 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
救援者費用等保険金額 | 100万円 | 200万円 | 300万円 |
死亡・後遺傷害保険金額 | - | 110万円 | 200万円 |
スポーツプラン
家族型のスポーツプランも節約コース、標準コース、充実コースの3つに分かれています。下表でそれぞれの保険料と補償内容を確認してみましょう。
節約コース | 標準コース | 充実コース | |
---|---|---|---|
保険料(月払いの場合) | 1,340円 | 2,250円 | 3,120円 |
個人賠償責任保険金額 | - | 1億円 | 1億円 |
通院保険金日額 | 500円 | 1,000円 | 1,500円 |
入院保険金日額 | 1,000円 | 1,500円 | 2,000円 |
手術保険金 | 入院中:10,000円、それ以外:5,000円 | 入院中:15,000円、それ以外:7,500円 | 入院中:20,000円、それ以外:10,000円 |
携行品損害保険金額 | - | - | 10万円 |
死亡・後遺傷害保険金額 | 100万円 | 105万円 | 100万円 |
出典:【楽天市場】楽天超かんたん保険, その他レジャー保険の比較
記事まとめ
レジャー保険はレジャー中の事故による損害や傷害を補償する保険で、基本的には個人向けの商品です。
しかし、なかには家族向けのレジャー保険もあるので本記事を参考にしながら、契約先を検討してみてください。