レクリエーション保険とは、団体で行事やイベントを開催する際に加入しておくことで参加者の傷害などを補償できる保険です。
特約などをあわせて契約することで、熱中症や食中毒に対する補償や施設などの賠償責任にも対応できます。
東京海上日動でもレクリエーション保険を取り扱っていますが、果たして熱中症の補償は可能なのでしょうか。この記事で確認していきましょう。
結論:東京海上日動のレクリエーション保険に加入しても熱中症は補償されない
東京海上日動では傷害保険と施設賠償責任保険がセットになったレクリエーション保険、「レクリェーション災害補償プラン」を販売していますが、この商品は熱中症に対する補償はありません。(2022年9月現在)
したがって、行事・イベント中に参加者が熱中症になる危険がある場合は、次の項でご紹介する東京海上日動以外でのレクリエーション保険の契約をおすすめします。
団体での行事・イベント中の熱中症を補償するレクリエーション保険は?
では、参加者が熱中症になった場合に補償が適用されるレクリエーション保険は、どの保険会社が販売しているのでしょうか。
ここでは、団体での行事・イベント中の熱中症を補償できるレクリエーション保険の取り扱い先を3つ紹介します。
熱中症を補償するレクリエーション保険1:あいおいニッセイ同和損保
あいおいニッセイ同和損保が販売する「レクリェーション傷害保険(行事参加者の傷害危険補償特約セット普通傷害保険)」では、熱中症に対する補償が得られる特約の付帯が可能です。
特約とは基本補償にプラスで契約することで、保険の補償の幅を広げられる仕組みのことです。
あいおいニッセイ同和損保の場合、「熱中症危険補償特約」を基本補償とあわせて契約することで、行事・イベント中に参加者が熱中症による傷害を負った場合でも補償が適用されます。
あいおいニッセイ同和損保の公式パンフレットでは熱中症に関する特約について、「被保険者が急激かつ外来による日射または熱射によって身体に障害を被った場合についても、保険金をお支払いする特約です。」と記載されています。
なお、基本補償の内容は以下のとおりです。
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」なら手ごろな保険料で熱中症も補償
またあいおいニッセイ同和損保は、2022年9月現在、唯一のパソコンやスマホから24時間365日申込可能な「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」も提供しています。
行事参加中のケガはもちろん、熱中症や食中毒による入院、通院、万一の死亡・後遺障害などの補償も可能なので、参加者が熱中症になった場合に備えることができます。
手ごろな保険料で幅広い補償を受けられる「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」をぜひご検討下さい。
引用:レクリェーション傷害保険
熱中症を補償するレクリエーション保険2:損保ジャパン日本興亜
損保ジャパン日本興亜は「レクリエーション補償プラン(行事参加者の傷害危険補償特約セット 傷害保険)」という名称のレクリエーション保険を販売しています。
基本補償は下記の5つです。
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
こちらのレクリエーション保険と「熱中症危険補償特約」をセットで契約することで、熱中症による危険が補償されます。
損保ジャパン日本興亜の公式パンフレットでは熱中症の補償について、「熱中症による死亡・後遺障害、入院、手術、通院も補償します。」と記載されています。
損保ジャパン日本興亜の「レクリエーション補償プラン(行事参加者の傷害危険補償特約セット 傷害保険)」について、詳しくは下記ページをご確認下さい。
引用:レクリエーション補償プランのご案内
熱中症を補償するレクリエーション保険3:三井住友海上
三井住友海上では「レクリエーション傷害補償プラン(行事参加者の傷害危険補償特約付普通傷害保険)」というレクリエーション保険が販売されています。
このレクリエーション保険の基本補償は、
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
の5つですが、オプション補償である「熱中症危険補償特約」を付帯することで参加者が万が一熱中症になった場合でも補償が適用されます。
三井住友海上の公式パンフレットでは熱中症危険補償特約の概要として、「保険期間中の急激かつ外来による日射または熱射により被った身体の障害についても、保険金をお支払いします。」と記載されています。
三井住友海上の「レクリエーション傷害補償プラン(行事参加者の傷害危険補償特約付普通傷害保険)」について、詳しく知りたい方は下記ページをご確認下さい。
引用:レクリエーション傷害補償プラン
まとめ
東京海上日動では、レクリエーション保険に熱中症に関する特約を付帯することができません。
そのため、夏場など気温が高い時期に団体で行事・イベントを開催する場合は、別の保険会社が販売するレクリエーション保険の契約を検討する必要があります。
スポーツ大会など参加者の体温が上がりやすく、脱水状態になる可能性が高い行事・イベントを開催する際は、今回紹介した3種類のレクリエーション保険への加入を検討してみてください。
万が一に備えて契約手続をしておくことで、安心・安全に行事・イベントを開催できるでしょう。