スポーツイベントやレジャーなどを行う際には、ケガに対する備えを用意しておく必要があります。
ケガに備える保険は様々ありますが、よく利用されるのはレクリエーション保険やレジャー保険です。
特にレジャー保険はコンビニ(セブンイレブン)からすぐに加入できる1DAYレジャー保険という商品もあり、使い勝手の良さから人気を集めています。
レクリエーション保険も1DAYレジャー保険も、補償内容や保険料、契約できる条件が異なるので、どちらを利用するのが良いかは利用者によって違います。
この記事では、レクリエーション保険と、セブンイレブンから加入できる1DAYレジャー保険の違いについて解説します。
セブンイレブンで加入できる1DAYレジャー保険とは
セブンイレブンから加入することができる1DAYレジャー保険は、レジャーやスポーツ全般のケガに備えることができる保険商品です。
ケガだけでなく、第三者へ損害を与えてしまった場合の損害賠償責任保険や、救援が必要になってヘリや救助隊を呼んだ場合の救援費用についても補償されます。
1DAYレジャー保険の便利な点は、「1DAY」という名の通り1日単位で契約することができるところです。最大7日間まで連続して保険期間を設定できるため、自分の旅程に合わせて柔軟に加入することができます。
加入方法はスマートフォンまたはセブンイレブンの店頭にあるマルチコピー機から、必要な日に即日で加入することが可能です。
こういった利便性の高さから、レクリエーション保険と同様にスポーツ・レジャーの際に活用できる保険として広い世代に活用されています。
レクリエーション保険とはどう違う?
では、レクリエーション保険とセブンイレブンから加入できる1DAY保険はどう違うのでしょうか?
ここでは、レクリエーション保険と1DAY保険の違いを契約対象、補償内容、保険料、申込方法の面から解説していきます。
契約対象の違い
まず、レクリエーション保険の契約対象は所定の人数以上の参加者がいる団体です。最低人数は保険会社ごとで異なりますが、10名以上、20名以上、45名以上などが一般的です。
また、宿泊を伴うイベントや行事を開催する場合には契約対象になりません。
一方の1DAYレジャー保険では、1人から加入ができます。また、「みんなまとめてプラン」というプランを選択すれば、2人~6人まで一気に加入することができます(ゴルフコンペの幹事さん向けプランのみ99人まで可)。
また、レクリエーション保険とは異なり、宿泊を伴うイベントや行事を開催する場合にも加入することが可能です。
レクリエーション保険 | 1DAYレジャー保険 |
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・少なくとも10名以上の参加者がいる団体向け ・宿泊を伴うイベント・行事は契約対象外 |
・最低1名から加入可能。また、2名~6名向けのプランもある。 ・宿泊を伴うイベント・行事でも加入できる |
補償内容の違い
次に、補償内容の違いを見てみましょう。
レクリエーション保険は、基本的にケガに関する補償のみ。イベント・行事中に負ったケガの治療のための通院・入院保険金、手術保険金、また万が一死亡・後遺障害が残った場合の死亡保険金と後遺障害保険金となっています。
ただし、特約を付帯することで、熱中症や細菌性食中毒の症状も補償の対象とすることができます。
一方の1DAY保険は、ケガに関する補償に加え、損害賠償に関する補償と、救援者費用に関する補償が付帯されています。そのため、レクリエーション保険よりも補償の幅が広いと言えるでしょう。
ただし、レクリエーション保険と比較して、ケガに関する補償内容が多少薄くなっている点に注意が必要です。
1DAYレジャー保険で得られるケガの補償は、傷害死亡保険金、傷害入院時一時保険金、骨折時一時保険金のみ。通院や手術に関する保険金は用意されていないため注意しましょう。
レクリエーション保険 | 1DAYレジャー保険 |
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・参加者がイベント・行事中に負うケガに対する補償のみ。 ・死亡・後遺障害が残った場合だけでなく、通院・入院・手術に関する保険金が用意されている。 ・特約を付帯することが可能。 |
・ケガに関する補償だけでなく、損害賠償に関する補償、救援費用に関する補償も用意されている。 ・ケガに関する補償はレクリエーション保険よりも薄め。 ・特約を付帯することはできない。 |
保険料の違い
次に、保険料を見ていきましょう。
レクリエーション保険の保険料は、開催するイベント・行事の内容と、設定する保険金の額によって異なるため、一概にいくらと言うことはできません。
しかし、死亡保険金を1千万円など高額な金額にしない限り、多くの場合、一人あたり30円~500円程度の保険料内に収まるケースが多いです。
一方の1DAY保険では、保険料は一人あたり500円または700円。この料金の差は、保険金が低めのプランを選ぶか、高めのプランを選ぶかによって異なります。また、2~6人向けのプランであれば、一人あたり300円で加入することが可能です。
1DAY保険は、保険金の額はあらかじめ決まっているので、契約者が自由に設定することはできません。
レクリエーション保険 | 1DAYレジャー保険 |
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・保険料は、開催するイベント・行事の内容と、設定する保険金額によって異なる。 ・多くの場合、一人あたり30円~500円程度におさまる。 |
・保険料は、一人あたり500円または700円(選ぶプランによって変わる)。 ・また、2人~6人向けのプランであれば一人あたり300円。 ・保険金額はあらかじめ決まっており、自由に設定できない。 |
申し込み方法の違い
最後に、申込方法の違いを見ていきましょう。
レクリエーション保険は、レクリエーション保険を取り扱っている保険会社または保険代理店にインターネットか電話で問い合わせを行い、見積もりを出してもらった上で契約手続きに進みます。
実際に契約するまでには、余裕をもって1~2週間ほど見ておくと良いでしょう。また、契約は団体の代表者が参加者全員分をまとめて行います。保険料も、代表者が全員分を取りまとめて支払いとなります。
一方の1DAY保険は1DAY保険の公式ホームページからスマートフォンで申し込み、またはセブンイレブンのマルチコピー機から手続きを完了させることができます。
ただし、スマートフォンは、Docomo、au、Softbank、UQmobile、Y!mobileのみという点に注意が必要です。
1DAYレジャー保険が必要になるその日に即日で手続きが完了するので、急いでいる方におすすめ。また、保険料はスマートフォンの月額使用料金と合算で、セブンイレブンではレジで現金支払いとなります。
レクリエーション保険 | 1DAYレジャー保険 |
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・レクリエーション保険と扱う保険会社または保険代理店に、インターネット・電話で問い合わせをして手続き。 ・契約までに1~2週間ほど必要。 ・保険料は代表者がまとめて支払い。 |
・スマートフォン(Docomo、au、Softbank、UQmobile、Y!mobile)またはセブンイレブンの店頭から加入可能。 ・即日で契約手続きができる。 ・保険料は、スマホは月額使用料と合算、セブンイレブンではレジで現金払い。 |
レクリエーション保険がおすすめな人・レジャー保険がおすすめな人
ここまで、レクリエーション保険と1DAYレジャー保険の違いについて解説してきました。
まとめると、レクリエーション保険がおすすめな人・1DAYレジャー保険がおすすめな人は、下記のとおりです。
- 10名以上の比較的大人数の団体
- 宿泊を伴わないイベント・行事を行う
- 補償はケガに対してのみで良く、保険料をなるべく抑えたい
- 1名~9名の少人数
- 宿泊を伴うイベント・行事を行う
- 損害賠償のリスクや、遭難・ケガで行動不能による救援要請のリスクにも備えたい
- 急いでいるため、即日ですぐに契約手続きを行いたい
レクリエーション保険も1DAYレジャー保険も、スポーツやレジャー中のケガに備えられるという点では同じですが、細かな違いがあります。
上記を参考に、自分にあった方に加入してみてください。
セブンイレブンから1DAYレジャー保険に加入する方法
1DAYレジャー保険の便利な点として、セブンイレブンからでもすぐに加入ができるという点が挙げられます。
セブンイレブンから加入すると、スマホも必要なく保険料はレジで現金払いとなるので、まだ自分名義のスマホを持っていないお子さんでも簡単に加入することができます。
セブンイレブンから1DAYレジャー保険に加入する方法は非常に簡単で、セブンイレブン店頭にあるマルチコピー機を使うだけです。
1
セブンイレブンの店頭にあるマルチコピー機から、「保険」を選択。
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出てくる保険の種類のなかから1DAYレジャー保険を選び、プランを選択する。保険期間などを設定して、申し込み手続きを完了させる。
3
手続きが完了すると、マルチコピー機から払込票が出力される。セブンイレブンのレジに払込票を持っていき、保険料を支払えば契約手続きが完了する。
以上の手順だけです。
即日で保険期間が開始されるので、レジャー前にちょっとセブンイレブンによって加入手続きをすれば、すぐに保険が適用されます。
スマートフォンから加入する方法
1DAY保険は、スマートフォンからも契約可能です。
ただし、利用できるスマートフォンはDocomo、au、Softbank、Y!mobile、UQmobileのみという点に注意が必要です。
スマートフォンから契約するには、三井住友海上の1DAYレジャー保険のページから、申込み専用ページにアクセスして手続きを行うだけです。
保険料は、スマホの月額使用料金と合算で請求されるため、その場での支払いは特に必要ありません。
まとめ
今回は、レクリエーション保険とセブンイレブンから加入できる1DAYレジャー保険の違いについて解説しました。
レクリエーション保険も1DAY保険も。ケガに備えることができる点は同じですが、補償内容や保険料、加入方法などに違いがあります。
また、レクリエーション保険はそもそも10名以上の参加者がいる団体でなければ加入できないという制限もあるため、まず自分の団体が契約条件を満たしているかを確認すると良いでしょう。