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初心者でも登れる!日本百名山の一つ「恵那山」のおすすめ登山ルート紹介

初心者でも登山可能な恵那山のおすすめルートや見どころを紹介

初心者でも登れる!日本百名山の一つ「恵那山」のおすすめ登山ルート紹介

長野と岐阜にまたがる恵那山は、日本百名山のひとつに数えられ、多くの登山者が訪れる山です。日帰りできる初心者向けのコースもあり、景色を楽しみながら登山ができますよ。

この記事では、恵那山の基本情報や初心者向けの低難易度コース、中・上級者向けの難易度高めコースをそれぞれ解説。見どころや周辺のおすすめスポットについても合わせてご紹介します。

恵那山(えなさん)とは?長野県にある日本百名山

恵那山は、長野県阿智村と岐阜県中津川市にまたがる、標高2091メートルの山です。長野県にある木曽山脈(中央アルプス)のうち、最南端に位置するのが恵那山です。

中津川の市街地を見下ろすようにそびえ立ち、濃尾平野や岡崎平野からも櫛型をしたその姿を望むことができます。

その美しい山容と豊かな植生から、「日本百名山」のほか「新・花の百名山」にも選定されています。島崎藤村が幼少期に眺めていた山であり、小説『夜明け前』にも描かれています。

山名「恵那」の由来は、天照大神が生まれたときの「胞衣(えな)=へその緒」が納められているという伝説によるものです。

古事記の中で日本武尊が拝したのも恵那山に祀られた神であるといわれており、深い信仰の対象になっています。

毎年GWのはじめに山開きがあり、登山最盛期を迎えます。

5月には新緑が茂り、6月下旬〜7月上旬頃にはピンク色と鈴のような形が可愛らしいサラサドウダンが咲くので5~7月頃が登山の時期としてはおすすめです。

登山ルートは長野県からの広河原ルート 、岐阜県側からの黒井沢ルート・神坂峠ルート・前宮ルートに分かれます。登山ルートはしっかり整備されており、登山初心者にもおすすめの山です。

初心者におすすめ!日帰りでも登れる登山ルート

初心者におすすめ!日帰りでも登れる登山ルート

恵那山の初心者におすすめのルートは、神坂峠ルートと広河原ルート、黒井沢ルートです。

どれも目立った危険箇所はなく、日帰りで登れるので登山初心者でも安心です。

【初心者向け】広河原ルート

コース:駐車場→広河原登山口→標高1,716mの小ピーク→恵那山山頂

往復の所要時間:約5時間50分

広河原ルートは、恵那山登山ルートの中でも、登山口から山頂までの距離が最も短いルートです。

単調な道が続きますが危険箇所もなく、難易度的も低いため初心者でも登りやすい登山ルートといえます。2010年に開通した比較的新しいルートです。

登山口は広河原登山口駐車場から1.3キロ離れた地点にあります。道路脇にある登山口から山頂を目指し登山開始です。

スタートしてすぐに渓流が現れ、丸太橋を歩いて進みます。

本格的な登山道がスタートしたら、ゴロゴロした岩や木の根っこに足を取られないよう気を付けながら、約1時間半進みます。

標高1700mを超えると平坦な道になり、ハイキング気分に。このあたりで展望も開けてきて、中央アルプス~南アルプスの美しい景色が眺められます。再び森林に囲まれた急勾配を登れば、山頂に到着です。

【初心者向け】神坂峠ルート

コース:神坂峠→千両山山頂→鳥越峠→大判山→天狗ナギ→恵那山避難小屋→恵那山

往復の所要時間:約6時間15分

恵那山登山の神坂峠ルートは、恵那山の登山ルートのうち最も眺望に優れているコースです。コースの途中で景色を楽しめる地点があるため、登山初心者の方は一休みしながら歩くのも良いでしょう。

無料駐車場近くの神坂峠登山口がスタートです。アップダウンを繰り返しながら、景色を眺めながら千両山に向けて登ります。

千両山の山頂に着くと正面にはどっしりと構えた恵那山が。後ろを振り返ると富士見台高原、神坂山、中央アルプスと3つの山が並ぶ美しい景色を眺めることができます。

大判山を過ぎるあたりから岩石がゴロゴロした急勾配が現れ、ここが一番キツイ登りとなります。ここを超えると、それ以降は山頂まで平坦な道が続くのでもうひと踏ん張り。

恵那山避難小屋から、約5分で恵那山の頂上に到着。頂上は広々とはしているものの、周りは木に囲まれ展望はあまり良くありません。

山頂からの景色を楽しむというよりも、登山の途中の景色を楽しむコースです。

【初心者向け】黒井沢ルート

コース:黒井沢登山口駐車場→野熊ノ池避難小屋→恵那山避難小屋→恵那山山頂

往復の所要時間:約7時間

黒井沢ルートは、黒井沢の渓流に沿って登っていく初心者向けのルートです。

岐阜県側からの初心者向けのルートは神坂峠と黒井沢の2つのルートがありますが、黒井沢ルートの方がアップダウンが少ないため、登山初心者の方によりおすすめ。

登山道の整備も行き届いているうえ、途中に2カ所の水場と山頂の避難小屋も含め3つの避難小屋があるため安心です。

黒井沢登山口からは、しばらく黒井沢林道を進みます。眺望はありませんが、美しい渓流が流れ、森林浴のすがすがしい気分が味わえます。

中間地点には、透明度の高くきれいな野熊ノ池があります。池の近くにはテーブルやベンチがあり、ゆったりできる休憩スポットです。

7合目を過ぎると、はじめて視界が開け、景色を眺められる場所があります。

再び針葉樹林に囲まれた登山道を登り、水場を過ぎたら山頂までもう少し。恵那山山頂に到着です。

初心者からステップアップ。中~上級者向けのコース

初心者向けのコースよりも、手ごたえのあるルートを登りたいという方におすすめの、中~上級者向けのコースをご紹介します。

【中~上級者向け】前宮ルート

コース:恵那神社 →前宮谷登山口→空峠→恵那山避難小屋→恵那山

往復の所要時間:10時間

恵那山の岐阜県側からの登山ルートのひとつである前宮ルート。標高差が1555メートルと大きく、距離が長いので初心者よりも健脚向けのコースになっています。

しかし途中では御嶽山や乗鞍岳、天候が良ければ富士山も見えるなど眺望が良く、景色が大変美しいルートです。

恵那山の前宮ルートは、恵那神社からのスタートとなります。登山口までの道には石がゴロゴロした沢の木橋を渡る必要があり、前日が雨天の場合は増水に注意です。

急坂を超えて尾根をしばらく歩いていくと、御嶽山がくっきりと見えます。登山口から3時間で中間地点の空峠へ。空峠を過ぎると、ようやく恵那山が姿を現します。

さらに登ると、御嶽山だけでなく乗鞍岳や穂高岳も望める大パノラマが姿を現します。

標高差は1,550m、往復で約10時間のコースです。コースタイムが長いため、山頂で1泊するのが無難です。

恵那山の登山ルートや周辺の名所・見どころ紹介

恵那山の登山ルートや周辺の名所・見どころ紹介

那山の登山ルート内の見どころや、周辺にある観光スポットを紹介します。

山頂の景色

登山で気になるのは、やはり山頂の景色です。山頂よりも恵那山山頂避難小屋の裏手にある大きな岩の上の方が見晴らしが良いので、そちらに移動しましょう。

恵那山山頂から北側を眺めると、駒ケ岳を中心とした中央アルプスの山脈が広がっています。

東には南アルプスで、北の鋸山から南の茶臼岳など主要な山々を一望できます。

天候が良ければ、南アルプスの背後に富士山が顔をのぞかせることもありますよ。

また、山頂は恵那神社の奥宮が置かれるパワースポットです。奥宮本社のほか葛城社や富士社など、合計で7つの社が建ち並んでいます。

恵那神社(前宮登山口)

恵那山の山頂にもある恵那神社の本宮が、前宮登山口の目の前にある恵那神社です。

天照大神の胞衣が納められた神社だといわれています。

恵那神社にある夫婦杉には、天照大神の産みの親、イザナギノミコト、イザナミノミコトが宿られていると古くから伝えられています。

祈願することで安産、子授け、初宮詣、家内安全などのご利益があります。

前宮登山口が目の前なので、恵那山登山の前に参拝して英気を養ってはいかがでしょうか。

信州まつかわ温泉 清流苑(神坂峠登山口・広河原登山口)

恵那山の神坂峠登山ルート・広河原登山ルートの下山後に寄れる温泉旅館です。

宿泊だけでなく、大人500円という手頃な料金で日帰り温泉も利用できます。

南アルプスを見渡せる露天風呂や薬湯、ジェットバス展望ハーブサウナなど9つものお風呂が楽しめます。

中津川温泉 クアリゾート湯舟沢(神坂峠登山口・黒井沢登山口)

恵那山の神坂峠登山ルートに近いのが、「中津川温泉クアリゾート湯舟沢」です。

中津川で最大級の屋内で遊べる温泉施設で、天然温泉や温水プール、ウォータースライダー、キッズパークなど盛りだくさん。

自慢の天然温泉は、「美人の湯」といわれるアルカリ性の泉質が魅力です。恵那山登山で疲れた身体を思いっきりリフレッシュできます。

恵那山へのアクセス情報

さいごに、恵那山の各登山口までのアクセスを紹介します。

広河原登山口

【車の場合】

広河原駐車場より、徒歩30分程度で広河原登山口に着きます。

  • 駐車可能台数:20台
  • トイレ:有
  • 料金:無料

【公共交通機関の場合】

JR飯田線「飯田」駅~広河原駐車場はタクシー。徒歩で広河原登山口まで移動。

神坂峠登山口

【車の場合】

神坂峠登山口付近に駐車場があります。

  • 駐車可能台数:10台
  • トイレ:無
  • 料金:無料

【公共交通機関の場合】

名古屋駅からは、公共交通機関のみでアクセス可能です。

・JR名古屋駅~飯田駅間を中央高速バス。園原バス停から「富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら」「展望台リフト」「富士見台高原バス」を乗り継いで神坂峠登山口へ。

その他のルートでは、公共交通機関のみではアクセスできません。

・JR飯田駅からタクシーで「富士見台高原ロープウェイヘブンスそのはら」へ、その後「展望台リフト」「富士見台高原バス」を乗り継いで神坂峠登山口へ。

・JR中央本線「中津川」駅からタクシーで神坂峠駐車場まで移動。

黒井沢登山口

【車の場合】

黒井沢登山口近くに駐車場があります。

  • 駐車可能台数:30台
  • トイレ:有
  • 料金:無料

【公共交通の場合】

JR中央本線「中津川駅」よりタクシーで駐車場まで。

前宮登山口

【車の場合】

恵那神社駐車場より登山口まで徒歩で移動します。

  • 駐車可能台数:25台
  • トイレ:無
  • 料金:無料

【公共交通機関の場合】

JR中央本線「中津川」駅より北恵那交通バス・「恵那山ウエストン公園」で下車。その後徒歩で登山口まで移動。

まとめ

恵那山は豊富な植生と美しい景色から、多くの登山客が訪れる山です。古くから信仰の対象となっていた、歴史の深い山でもあります。

日帰り登山も可能で、登山ルートも整備されているので初心者の方でも安心して楽しめる山だといえるでしょう。

ぜひ恵那山に登山に訪れて、中央アルプスの雄大な自然を味わってみてください。

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