「1日のスポーツイベントを開催するんだけど、イベント保険は必要?」
「1日だけのスポーツイベントにあった保険はどれ?」
スポーツイベントでは、思わぬケガや事故が起こることがあります。
そのため、たった1日の開催であっても、イベント保険への加入は大切です。
そこで、この記事では、1日だけ加入できるスポーツ向けのイベント保険について詳しく解説します。
具体的には、以下の内容を紹介します。
- 1日のスポーツイベントで加入できる保険の種類
- スポーツの内容や人数によって変わる保険料
- イベント保険に加入する前に確認すること
この記事を読むと、1日のスポーツ行事の際に加入すべきイベント保険が分かります。
ぜひこの記事を参考にして、開催予定のスポーツイベントに最適な保険を見つけてください。
1日開催のスポーツ大会におすすめのイベント保険3選
スポーツ大会を開催する時に加入できる保険をまとめました。事故やケガへの備えとして、ぜひ参考にしてください。
- レクリェーション傷害保険(あいおいニッセイ)
- レクリエーション保険(損保ジャパン)
- レクリエーション災害補償(東京海上日動)
以下では、それぞれの保険の特徴や補償内容を説明していきます。
レクリェーション傷害保険(あいおいニッセイ)
最低参加人数 | 20名 |
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対象行事例 | 運動会、野球大会、バレーボール大会など |
特徴的な補償 | 熱中症・食中毒(オプション) |
団体割引 | あり(最大20%) |
レクリエーション傷害保険(あいおいニッセイ)は、運動会、野球大会、バレーボール大会などの参加者全員を一度に補償する保険です。
大会の主催者が加入し、参加者が20名以上いれば申し込むことができます。
保険料は、参加人数に応じて割引が適用され、人数が多いほどお得になります。具体的には、500名以上で10%、1,000名以上で15%の割引が適用されます。
この保険では、行事参加中のケガによる入院や通院の場合、日数に応じて保険金が支払われます。
万が一、死亡した場合や後遺障害が残った場合も補償の対象となります。
※参照 レクリェーション傷害保険 | あいおいニッセイ同和 https://www.hyogo-gojo-s.co.jp/pdf/pamph_rec.pdf
レクリエーション保険(損保ジャパン)
最低参加人数 | 20名 |
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対象行事例 | いちご狩り、運動会、硬式野球など |
特徴的な補償 | 熱中症(特約付帯時) |
団体割引 | あり(人数による) |
損保ジャパンのレクリエーション保険も、参加人数が20名以上のイベントで加入できる保険です。
保険料は行事の危険度によって以下のように変わります。
- A区分(危険が少ない行事):いちご狩り・お花見など
- B区分(危険度が中程度の行事):運動会・キャンプなど
- C区分(危険度が高い行事):硬式野球、空手など
補償は、行事の受付から解散までの間が対象となります。
たとえば体育館での大会であれば、受付を済ませてから解散するまでのケガが補償の対象です。
また、雨天などで延期になった場合でも、補償期間が延長されるサービスがあります。
補償期間は1ヶ月以内なので、運動会やソフトボール大会といった屋外で行うスポーツイベントでも安心して利用できるでしょう。
※参照 レクリエーション 補償プランのご案内 | 損保ホールディングス https://www.gia-agency.jp/images/stories/pdf/%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BF%9D%E9%99%BA.pdf
レクリエーション災害補償(東京海上日動)
最低参加人数 | 45名 |
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対象行事例 | 球技大会、運動会、市民マラソンなど |
特徴的な補償 | 傷害保険と施設賠償責任保険をセット加入できる |
団体割引 | 1日50名以上の参加で5%割引・1日500名以上の参加で10%割引など |
この保険は、球技大会、運動会、市民マラソンなど、45名以上が参加する行事を対象とした、東京海上日動のレクリエーション災害補償です。
傷害保険と賠償責任保険をセットで加入できる点が特徴です。
賠償責任保険は以下の2つのプランから選べます。
- プラン①:主催者の賠償責任のみ補償
- プラン②は主催者と参加者の両方の賠償責任を補償
例えば、設備の不備で参加者がケガをした場合や、運営ミスで他人の物を壊した場合も補償の対象です。
団体割引もあり、1日50名以上の参加で5%割引、1日500名以上の参加で10%割引となります。
このように、この保険は参加者のケガへの備えと、行事主催者の賠償責任への備えを同時に行うことができます。
45名以上が参加するスポーツイベントを開催する際には、利用を検討するとよいでしょう。
※参照 レクリエーション災害補償パンフ | 東京海上日動 https://tcon.tokiomarine-nichido.co.jp/iportal/CatalogDetail.tcon?method=initial_screen&volumeID=TKN12001&categoryID=1&catalogID=1321340000&type=mc&position=282&sortKey=CatalogMain70000&sortOrder=ASC
1DAYレジャー保険
最低参加人数 | 2人 |
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対象行事例 | ゴルフ・スキー・スノボー・ハイキングなど |
特徴的な補償 | 傷害保険と賠償責任保険をセットにできる |
団体割引 | まとめて加入で保険料が300円になるプランあり |
1DAYレジャー保険は、日帰りレジャー向けのイベント保険です。
利用可能人数は2名~6名と、小規模なスポーツイベントに最適な保険となっています。
個人が一人ずつ加入する「ひとりひとり手厚くプラン」の場合、1日一人当たり保険料は500円から加入できます。
一方、2~6名まで契約できる「みんなまとめて」プランの場合、1日一人当たり300円というさらに手ごろな金額での加入が可能です。
特に、ゴルフやスキー、スノーボード、ハイキングについては、特化したプランが用意されています。
これらのスポーツイベントを少人数で開催する際には、非常に適した保険といえるでしょう。
※参照 1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)(コンビニ手続用) | 三井住友海上 https://www.ms-ins.com/personal/travel/oneday/
※参照 契約プラン・タイプ | 1DAYレジャー保険 | 三井住友海上 https://www.ms-ins.com/personal/travel/oneday/plan.html
1日開催のスポーツ向けのイベント保険に加入する際の保険料相場
スポーツイベントの保険料は、競技内容によってケガのしやすさや重症度が異なるため、スポーツごとに保険料が変わります。
ここでは、スポーツ向けのイベント保険について、保険料相場を見ていきましょう。
スポーツのリスクごとの保険料の目安
スポーツイベントの保険料は、競技のリスクの大きさによって大まかに3つの段階に分けられます。
低・中・高リスクのスポーツごとに、保険料の目安を見ていきましょう。
低リスク競技(1人あたり24~30円)
バドミントン、卓球、テニス、水泳大会などが含まれます。
接触が少なく道具の使用も少ないため、ケガのリスクが低く、保険料は抑えめな設定となっています。
中リスク競技(1人あたり120~150円)
運動会、軟式野球、剣道、マラソン大会などが含まれます。
他の選手との接触機会が多く、長時間の運動や道具の使用によって体への負担が生じやすい競技です。
そのため、低リスク競技よりも一人当たりの保険料が高めに設定されています。
高リスク競技(1人あたり240~300円)
サッカー、硬式野球など、接触や事故のリスクが高い競技が該当します。
保険料は中リスク競技よりもさらに上がり、保険加入時には、一人あたり240~300円を支払う必要があります。
賠償責任保険の追加の保険料
イベント保険によっては、賠償責任保険に任意で加入できる場合があります。
参加者にケガをさせるリスクの高いスポーツイベントを開催する場合は、賠償責任保険への加入を検討すると良いでしょう。
賠償責任保険に加入する場合は、一人あたり10~50円程度の保険料が追加で発生します。
加入前に確認しておきたい注意点
1日制のスポーツに備えてイベント保険に加入する際に、知っておきたい注意点があります。
ここでは、3つの注意点について解説していきます。
開催予定のスポーツが保険対象であるか
スポーツイベントの保険には、対象となるスポーツと対象外のスポーツがあります。
バドミントン、卓球、テニス、水泳、バレーボールなどの一般的なスポーツは保険の対象となります。
一方で、以下のような危険性の高いスポーツは、イベント保険の対象外となることが多いです。
- ピッケルを使用するような本格的な登山
- フリークライミングを含むロッククライミング
- 航空機操縦
- ハングライダー操縦
これらのケガのリスクが高いイベントの場合は、一般のイベント保険では補償されない場合が多いです。
いざというときに保険金を受け取れなくては、金銭的な負担が大きくなる恐れがあります。
保険に加入する前に、開催するイベントが補償対象になっているか確認するようにしましょう。
※参照 よくいただくご質問 | 1DAYレジャー保険 三井住友海上 https://pro.ms-ins.com/personal/netins/1day_leisure/question.html
参加人数
イベント保険に加入するには、参加人数が重要な要素となる場合があります。
保険によっては、20人以上など、一定以上の参加者が見込まれるイベントでなければ加入できないものもあります。そのため、イベントの参加人数が保険加入の条件を満たしているか、確認する必要があります。
また、参加人数によって団体割引が使える場合もあるので、そういった面でも参加人数を把握しておくことは重要です。
スムーズかつお得に保険を活用できるよう、可能な限り参加人数を把握しておくようにしましょう。
名簿の有無
保険加入の際に、名簿提出が必要かどうかも確認しておきましょう。
特にスポーツイベントでは、参加者を特定し、万が一の事故発生時に保険の対象者であることを確認するため、名簿の提出を求められることが多いです。
万が一の事故の際に、参加者と保険加入者の情報が一致しない場合、保険金が支払われない可能性があります。
そのため、スポーツイベントで保険に加入する際は、名簿の準備が必要となる場合があることを考慮しておくと良いでしょう。
記事のまとめ
この記事では、1日のスポーツイベントに必要な保険について紹介しました。
レクリエーション保険やレジャー保険では、1日のイベント開催にも対応しており、スポーツイベントの際に利用しやすくなっています。
保険料はスポーツの危険度によって一人当たり30円~300円程度と大きく変わります。
また、保険に加入する際には、参加人数に下限が設けられていたり、参加者名簿の提出が必要となる場合もあります。
そのため、加入を予定しているイベント保険については、事前に保険会社や代理店のWebサイトなどで詳細を確認しておくと、手続きがスムーズに進みます。
スポーツイベントでは思わぬケガや事故が起こる可能性がありますが、イベント保険を上手に活用することで、主催者も参加者も安心して楽しめるようになります。
ぜひこの記事の内容を参考に、スポーツイベントに最適な保険を選んでいただければ幸いです。