「イベント保険って必要なのかな?」
「どんな保険を選べばいいんだろう?」
「1日だけのイベントでも入れる保険はあるの?」
このようなことで悩んでいませんか?
イベントを開催するにあたって、参加者の安全や万が一の事故に備えることはとても大切です。
しかし、保険の種類が多くてどれを選べばいいのか迷ってしまうこともあるでしょう。
この記事では、1日単位で加入できるイベント保険を5つ厳選して紹介します。
それぞれの保険の特徴や補償内容、加入方法などを詳しく解説しています。
ぜひこの記事を参考にして、あなたのイベントにぴったりの保険を見つけてください。
レジャー保険・レクリエーション保険・イベント保険の違い
余暇活動やイベントを補償する保険には主に3種類があります。ここでは、それぞれの保険の特徴を説明します。
レジャー保険はレジャー中に発生した傷害や損害を補償する個人向け保険
レジャー保険は、休日や旅行中などのレジャー活動中に起こる、思わぬケガやトラブルから私たちを守ってくれる保険です。
例えば、ハイキング中に転んでケガをしてしまった場合は治療費を、旅行中にカメラを壊してしまった場合は修理費を補償してくれます。
また、レジャー保険には他人にケガをさせたり、物を壊したりしてしまった場合に備える個人賠償責任保険が含まれている場合もあります。
レジャー保険は個人で手軽に加入できるため、家族や友人との少人数でのレジャーにもおすすめです。
レクリエーション保険は行事・イベント中の傷害補償に特化した団体向け保険
レクリエーション保険は、会社や地域の団体だけでなく、学校やスポーツクラブなど、様々な団体がイベントや行事を開く時に利用できる保険です。
参加者が20名以上の場合に加入でき、加入には名簿の提出が必要となります。
この保険の主な特徴は以下のとおりです。
- イベントや行事に参加する全員を対象とする
- 一度の手続きで多くの人を保護できる
- 個人で加入するよりも保険料が割安になる場合がある
例えば、会社の運動会で社員がけがをした時や、町内会のバス旅行で参加者が体調を崩した時に役立ちます。
また、学校の遠足やスポーツクラブの合宿などでも、万一の事故に備えて加入することができます。
イベント保険は不特定多数の参加者を対象としての傷害や損害を補償する保険
イベント保険は大人数が集まるイベントや、参加者を特定できないようなイベントのためにかける保険です。
レクリエーション保険とは異なり、参加者の名簿を提出する必要がないため、大人数のイベントでも手軽に利用できます。
イベント保険の特徴をまとめると、以下のようになります。
補償範囲 | 参加者のけが、主催者の賠償責任 |
---|---|
柔軟性 | イベントの規模や内容に合わせて調整可能 |
特約 | 荒天による中止・延期のリスクを補償するなど |
一例として、音楽フェスティバルで観客が転んでケガをしてしまった場合などに、イベント保険が役立ちます。
イベント保険は参加者自身のケガだけでなく、イベント主催者が法的責任を問われた場合の補償も含まれるケースが多いです。
1日単位で契約できるおすすめ保険商品5選
1日単位で契約できるイベントなどのアクティビティに備えられる商品にはどのようなものがあるのでしょうか?
ここではおすすめの保険商品5選を紹介します。
三井住友海上:1DAYレジャー保険
三井住友海上の1DAYレジャー保険は24時間だけ加入できる保険です。
日帰り旅行や週末のレジャーなど、短期間で手軽に保険に入りたいときに便利です。
この保険では、ケガや病気の治療費はもちろん、他人にケガをさせてしまった場合の賠償責任、持ち物の盗難や破損など、さまざまなトラブルに備えることができます。
ゴルフ、スキー、スノーボードなど、人気のレジャーに合わせたプランも用意されています。
また、スキーやスノーボードを楽しむ人向けのプランもあり、冬のレジャーにも対応しています。
申し込みの際には、セブン-イレブンのマルチコピー機で、24時間365日いつでも手続き可能です。
参照:1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険) | 三井住友海上 ,1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)補償概要 | 三井住友海上 ,1DAYレジャー保険(コンビニ手続用) | 三井住友海上
あいおいニッセイ同和損保:ネットで簡単!レクリエーション傷害保険
あいおいニッセイ同和損保の「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」は、運動会、キャンプ、スポーツ大会など、様々なレクリエーション行事で役立つ短期保険です。
この保険の特徴は以下のとおりです。
保険料 | 1日1人あたり約29円〜75円 |
---|---|
補償内容 | ケガ、熱中症、食中毒をカバー/往復途上も補償対象 |
申込み方法 | オンラインで完結/イベント前日でも加入可能 |
ポイント | 20名以上の参加者が必要/参加者名簿の保管が必要 |
「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」なら、30人規模の社員旅行でも保険料の総額は2,000円程度に抑えられます。
そのため、主催者は参加者の安全を確保しつつ、予算も節約できるので安心です。
20名以上のイベントを企画している方は、ぜひこの保険を検討してみてください。
安心してイベントを楽しめるだけでなく、万が一の事故にも備えることができます。
参照:レクリェーション傷害保険 | あおいおニッセイ同和損保
あいおいニッセイ同和損保:イベント賠償責任保険(保険料5,000円定型プラン)
あいおいニッセイ同和損保は、万が一、イベント中に参加者や第三者にケガをさせてしまったり、物を壊してしまったりした場合に補償を受けられる保険です。
この保険の主な特徴は次の通りです。
補償内容 | 限度額 |
---|---|
人のケガ | 1人あたり2億円まで |
物の損壊 | 1回の事故で5,000万円まで |
ケガ人の治療費 | 1,000万円まで(1人あたり50万円まで) |
自己負担金 | 0円 |
文化教室や講演会、フリーマーケットや展示会、お祭りやパレードなど様々なイベントに対応しています。
そしてこの保険は、イベントの内容や参加人数に応じて、適切なプランを選ぶことができます。
例えば、文化教室や講演会向けのプラン、フリーマーケットや展示会向けのプラン、お祭りやパレード向けのプランなどがあります。
参照:イベント賠償責任保険(定型プラン)|グッド保険サービス
JA共済:イベント共済
JA共済のイベント共済は、参加する人とイベントを開催する人の両方を守る仕組みになっています。
参加者向けの障害保険、参加者向けの損害賠償責任保険に分かれており、必要に応じて選択して加入できます。
主な特徴を以下の表でまとめています。
対象者 | 参加者 | イベント開催者 |
---|---|---|
補償内容 | ケガの補償 | 賠償責任の補償 |
保険料 | 18円~24円(一人当たり) | 12円~28.6円(一人当たり) |
最大保証金額 | 300万円(死亡時・後遺障害時) | 5,000万円 |
JA共済は、農業者以外でもJAの準組合員になれば加入できます。
加入手続きや保険料など、詳しい内容はお近くのJAに問い合わせるようにしましょう。
参照:イベント共済 | JA ,イベント共済パンフレット | JA
東京海上日動:興行中止保険
東京海上日動の興行中止保険は、悪天候や交通機関の事故などによってイベントが中止や延期になった場合の損失を補償する保険です。
コンサートやスポーツ大会などが中止や延期になった場合、以下のような費用の補償を受けることができます。
- イベントを開催するために既に支出していた費用
- 中止や延期に伴い臨時に支出した費用
大規模なイベントを計画する人にとって、予想外の理由で、イベントが中止や延期になることは大きなリスクです。
そこでこの保険に加入することで、主催者は予期せぬ事態による経済的なリスクを軽減し、安心してイベントの準備を進めることができます。
1日単位で加入できるイベント保険についてよくある質問
ここでは、1日単位で加入できるイベント保険について、よくある質問とその回答を紹介していきます。
1日単位のイベント保険では食中毒は補償される?
通常の1日単位のイベント保険では、食中毒は補償対象外です。
ただし、多くの保険会社が食中毒や感染症を補償する特約を用意しています。
食中毒などの病気に備えたい場合には、特約への加入を検討するとよいでしょう。
1日単位のイベント保険は個人での加入は可能?
イベント保険は団体主催者が加入するものなので、原則として個人での加入はできません。
個人がイベントに参加する際のケガなどに備えたい場合は、レジャー保険への加入を検討しましょう。
レジャー保険であれば個人単位での加入が可能です。
小規模なイベントでもイベント保険に加入できる?
イベント保険は、参加者の人数が少ない小規模なイベントでも加入できます。
イベント保険は多くの場合、参加者数の下限については特に定められておらず、少人数でも問題なく加入可能です。
例えば、地域の小さなサークル活動や、少人数でのワークショップなどもイベント保険の対象となります。
記事まとめ
この記事では、レジャーやイベントを楽しむ際に安心して活動できるよう、様々な保険の種類と特徴について解説しました。
レジャー保険は個人のレジャー中の事故をカバーし、レクリエーション保険は団体行事での事故に対応、イベント保険は不特定多数が参加するイベントでの事故や主催者の賠償責任をカバーします。
特に、1日限りのイベントなど、短期間で開催される催しにはイベント保険がおすすめです。
保険を選ぶ際には、補償範囲や対象者、加入方法などを比較検討することが重要です。
この記事で紹介した保険商品を参考に、自身の状況やイベントの内容に最適な保険を選び、安心して楽しい時間を過ごしましょう。
ぜひこの記事を参考に、自分にぴったりの保険を見つけてください。