レジャー保険は、ゴルフやスキー、スノーボードなどのスポーツ・レジャーでのケガ・事故に備える保険商品です。
普段からレジャーやスポーツを楽しむ方は、加入方法や補償内容を確認した上で自分に合った商品を選ぶことが大切です。
この記事では、レジャー保険の加入条件と補償内容、選び方のポイントなどを解説します。
レジャー保険への加入を検討している方は、ぜひ本記事を参考に自分に合った商品を選びましょう。
レジャー保険の一般的な加入条件と主な補償内容
ゴルフやスキー、スノーボードなどでのケガ・損害賠償責任を補償するレジャー保険への加入を検討している場合、事前に加入条件や補償内容を確かめることが大切です。
ここでは、一般的なレジャー保険の加入条件と主な補償内容について解説します。
加入条件
一般的なレジャー保険では、加入人数を1人〜6人程度に設定しているケースが多いです。
少人数でレジャーを楽しむ場合は補償を受けられますが、数十人単位の団体でレジャーに行く場合はまとめて加入できないケースがほとんどです。
また、レジャー保険では申込時の年齢が満18歳以上に定められているケースが多くあります。
18歳未満の方は自分で加入することはできないため注意が必要です。
ただし、家族プランなどであれば18歳未満であっても加入できます。
主な補償内容
一般的なレジャー保険では、以下の補償内容を受けることができます。
死亡保険金 | 事故によるケガで死亡または後遺障害となった場合の補償 |
---|---|
入院・手術保険金 | 事故によるケガで入院・手術をした場合の補償 |
個人賠償責任補償 | 他人にケガをさせたり、他人のモノを破損させてしまったりした場合の補償 |
携行品損害補償 | 事故が原因で自分自身の持ち物が壊れたり、盗難に遭ったりした場合の補償 |
救援者費用補償 | スキーやスノーボード、登山などで遭難した場合の捜索にかかった費用の補償 |
ただし、商品やプランによって補償範囲が異なるため、事前によく確認しておきましょう。
最適なレジャー保険を見つけよう!選び方のポイントを解説
レジャー保険は各保険会社が提供しており、それぞれ補償内容や保険期間などが異なります。
自分に合った商品を選ぶためにも、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
注意ポイント
- レジャーの種類に合ったプランを選ぶ
- スポーツ・レジャーの頻度に合った保険期間を設定する
- ほかの保険の補償範囲を確認する
それぞれのポイントについて解説していきます。
レジャーの種類に合ったプランを選ぶ
レジャー保険には、レジャー・スポーツの種類に合わせたプランが設けられています。
自分が楽しむレジャーの種類に合わせた保険プランを選ぶようにしましょう。
例えば三井住友海上の「1DAYレジャー保険」では、以下のプランを設けています。
- ゴルフ向けプラン
- スキー・スノボ向けプラン
- ハイキング・軽登山向けプラン
- レジャー全般プラン
ゴルフ向けプランなら、ホールインワンやアルバトロスを達成したときにかかる費用の補償を受けられます。
ご自身が楽しむレジャー・スポーツに特化した保険に加入することをおすすめします。
スポーツ・レジャーの頻度に合った保険期間を設定する
レジャー保険は、商品によって「1日単位」「1年単位」などと保険期間が異なります。
ご自身がスポーツを楽しむ頻度に合わせ、適切な保険期間を設定しましょう。
例えば毎週のようにゴルフに出かける方の場合、1年単位の保険がおすすめです。
ゴルフに行くたびに保険を契約する必要もなく、ゴルフ1回あたりの保険料負担を軽減させることができます。
一方、年に1〜2回程度しかゴルフに行かない場合、1日単位の商品がおすすめです。
1年単位よりも保険料が安いため、負担を小さく抑えることができます。
ご自身がどれくらいの頻度でスポーツ・レジャーを楽しむのか考え、レジャー保険の保険期間を設定しましょう。
ほかの保険の補償範囲を確認する
すでに加入している保険商品によって、レジャー・スポーツでのリスクに備えられる可能性があります。
複数の保険で補償範囲が重複していると保険金が支払われないケースがあるため、加入済みの保険の補償範囲を確認しておきましょう。
例えばケガによる入院・手術に対する補償は、医療保険で備えることができます。
また、他人にケガをさせてしまったり、他人のモノに損害を与えてしまったりした場合の損害賠償責任は、火災保険などで補償されている可能性があります。
本当にレジャー保険に加入する必要があるか判断するためにも、すでに加入している保険の補償範囲を確認しましょう。
加入方法は保険商品によって異なる!
レジャー保険の加入方法は、保険商品によって異なります。
あらかじめ加入方法や条件、補償内容をチェックした上で、自分に合った商品を選ぶことが大切です。
人気商品の加入方法と加入条件、補償内容をチェック
ここでは、以下の3つの人気レジャー保険について加入方法や加入条件、補償内容を解説します。
3つの人気レジャー保険
- 三井住友海上「1DAYレジャー保険」
- au損保「ケガの保険 日常の事故」
- 東急少額短期保険「スマQsnow」
それぞれ確認した上で、自分に合った保険商品を選びましょう。
三井住友海上「1DAYレジャー保険」
三井住友海上の「1DAYレジャー保険」は、レジャー時のあらゆるリスクに備えるレジャー保険です。
主に、以下のような補償内容を受けられます。
- 傷害死亡保険金
- 傷害入院時一時保険金
- 骨折時一時保険金
- 日常生活賠償保険金
- 救援者費用等保険金
プランによって補償内容が異なるため、契約前によく確認しておきましょう。
加入方法
「1DAYレジャー保険」は、本人名義のスマートフォンからのみ申し込み可能です。
24時間365日いつでも申し込むことができ、保険料は携帯電話料金と一緒に請求される仕組みです。
ただしコンビニ手続きを選択すれば、セブンイレブン店舗にあるマルチコピー機から手続きできます。
加入条件
「1DAYレジャー保険」の加入条件は、申込時点で満18才以上の方です。
「ひとりひとり手厚くプラン」は1名ずつ、「みんなまとめて安心プラン」の「みんなまとめて」は2名〜6名、「ゴルフコンペの幹事さん向け」は7名〜99名の加入となります。
保険期間は1日単位であるため、レジャーに出かける日に補償を受けられるように設定しましょう。
au損保「ケガの保険 日常の事故」
au損保の「ケガの保険 日常の事故」は、スキーやスノボなどのスポーツ中だけでなく、日常生活での事故にも備えられるレジャー保険です。
主に、以下のような補償内容を受けられます。
- 死亡・後遺障害
- 入院保険金日額
- 手術保険金
- 熱中症補償
- 個人賠償責任
- 示談代行サービス
- 携行品損害
- 救援者費用等
プランによって補償内容が異なるため、契約前に確認しておきましょう。
加入方法
「ケガの保険 日常の事故」は、au損保の公式サイトから加入手続きができます。
保険料の支払い方法は、以下の4つから選ぶことができます。
- クレジットカード払い
- auかんたん決済
- au PAY
- コンビニエンスストア払
ただしau PAYとコンビニエンスストア払は、月払での支払いに対応していないため注意が必要です。
加入条件
「ケガの保険 日常の事故」の加入条件は、契約者は18才以上の個人の方、被保険者本人は0歳〜74歳の方と定められています。
本人タイプのみ設けられているため、複数人で加入できない点に注意が必要です。
東急少額短期保険「スマQsnow」
東急少額短期保険の「スマQsnow」は、スキーやスノーボードでのリスクに備えたレジャー保険です。
以下の補償内容を受けることができます。
- 通院保険金
- 手術保険金
- 救援者費用保険金
- 賠償責任保険金
事前に補償内容をよく確認しておきましょう。
加入方法
「スマQsnow」は、PCやタブレット、スマートフォンから申し込みページにアクセスし、手続きを進めます。
当日でも申し込むことができ、90秒で申し込みが完結するため、スキーに向かう移動中でも申し込み可能です。
また、保険料は契約者名義のクレジットカードまたは電子マネー(LINE Pay・PayPay)で支払います。
加入条件
「スマQsnow」は自分自身だけでなく、家族や友人のグループで加入することができます。
契約者1名につき最大12名の被保険者まで補償を受けることが可能です。
また、法人が契約者になることもできますが、被保険者は個人に限られます。
事前に加入条件をしっかりと確認しておきましょう。
記事まとめ
レジャー保険は各保険会社が商品を提供しており、加入条件や補償内容に違いがあります。
加入しようと考えている場合は、事前に加入条件・加入方法・補償内容を比較した上で、自分に合った商品を選ぶことが大切です。
本記事でご紹介した選び方のポイントや人気商品の加入条件などを参考に、自分に合ったレジャー保険を探しましょう。