ソフトボールの基本的な握り方・投げ方
下から投げるソフトボールのピッチャー。ソフトボールは投げ方も独特ですが、ボールのサイズも野球とは違います。 ひとまわり大きなボールを使うソフトボールでは、どんな風にボールを握るのでしょう? まずは、ソフトボールの基本的な握り方を紹介します。ソフトボールの握り方はフォーシームが基本

基本的なボールの投げ方

ソフトボールの投げ方は3種類!特徴やコツを解説

3種類のピッチング
- ウインドミル
- スリングショット
- エイトフィギュア
ウインドミル

コツ①腕はリラックス!肩を中心に一回転
一回転の力をボールに伝わるようにするには、腕をリラックスさせるのがポイント。 はじめてウィンドミルを投げる人は、腕に余計な力が入り、縮こまってしまうことが多いです。 腕を回す遠心力をボールにつなげるためにも、腕はリラックスして、風車のように大きく回すようにしましょう。コツ②下半身からの回転も伝えよう
ボールを投げるときは、利き手側の足を前にだし、腰の回転も利用します。このとき腕を腰骨に当てるようにして勢いをつけるのです。 腰の回転と腕の回転の連動がうまくいかないとスピードとキレのある球は投げられません。まずは、シャドウピッチングなどをして感覚を掴みましょう。ウインドミルのメリット・デメリット
ウィンドミルのメリットは、速球が投げられることと、キレのある変化球が投げられることです。腕を回すことでボールに勢いをつけることができます。 デメリットは、多くのピッチャーが使う投げ方なので、打たれやすい可能性があるということです。 それでも、多くのピッチャーが投げているのは、やはり緩急の差がつけやすいから。コントロールや変化球を身につけて、打者に打たれないピッチャーを目指したいですね。スリングショット

コツ①しっかりと踏み込む
スリングショットを投げるコツは、前に出した足を直角になるくらい踏み込むことです。 重心を落とし移動させることで力強い球が投げられます。コツ②腕を大きく振り上げる
スリングショットでは、腕を大きく後ろに引いて勢いをつけます。腕の引き上げが大きければそれだけ勢いがつけられますよね。 腕を後ろに引いたところでタメを作ることもできます。 肩まわりの柔軟性や筋力をつけて勢いあるボールを投げられるようにしたいですね。スリングショットのメリット・デメリット
スリングショットのメリットは、打者がなれていないことです。 ソフトボールでは、圧倒的にウィンドミル投法が主流となります。急にスリングショットで投げられると、タイミングがずらされて打ちにくくなるのです。 デメリットは、早い球が投げられないということと、変化球のキレが出にくいことです。打者に握り方がバレやすいのも痛いところと言えるでしょう。エイトフィギュア

コツはこれだけ!まずはスリングショットを先に身につけよう!
エイトフィギュアは、スリングショットから派生した投げ方です。 後半はスリングショットのように腕を後ろに振り上げて投げるので、まずはスリングショットを身につけましょう。エイトフィギュアのメリット・デメリット
エイトフィギュアを投げるメリットは、打者のタイミングをずらし打ち取りやすいことにあります。 投げるピッチャーが少ないので慣れている打者はほとんどいないと思っても良さそうです。 デメリットは、身体をねじる動きが入るので、コツを掴むまで時間がかかること。 せっかくつかんだスリングショットのタイミングを崩す原因にもなるので、練習するときは注意しましょう。球種とその握り方を紹介

よく投げられる球種
- ストレート
- チェンジアップ
- ライズボール
- ドロップボール
- カーブ
ストレート

ストレートの握り方
ストレートの握り方は、野球同様にフォーシームです。 基本的な握り方のところ前述した通り、縫い目にそって人差し指と中指をそえ、他の指でボールを握ります。ストレートを投げるときの注意点
ストレートは、回転が弱いと緩やかに弧を描くようなボールになり、打者が打ちやすくなってしまうので気を付けましょう。 手首のスナップを効かせるには、ブラッシングも重要です。チェンジアップ

チェンジアップの握り方
親指と人差し指でOのような形を作り、緩めにボールを握るチェンジアップ。手首は固定し、スナップしないようにして投げます。 手のひらで軽く握り、ボールを手から抜けるように投げましょう。チェンジアップを投げるときの注意点
チェンジアップを投げるときはできるだけストレートと同じ投げ方になるようにします。理由は、バッターにバレてしまうと、ただ遅いボールとなり、打たれやすくなってしまうからです。ライズボール

ライズボールの握り方
ライズボールは、人差し指と中指を縫い目にかけるように握ります。このとき、人差し指を曲げて、横腹を縫い目ににひっかけるようにしましょう。 ライズボールは、ボールにバックスピンがかかることで浮き上がります。 人差し指と親指を使って上手にバックスピンをかけたいですね。ライズボールを投げるときの注意点
ライズボールを投げるときは、バックスピンをかけるためにひじを曲げてひじから振り下ろすようにするとスピンがかかりやすいです。 投球フォームに工夫をしないと投げられないので、練習が必要となります。ドロップボール

ドロップボールの握り方
握り方はいくつかありますが、縫い目に人差し指と中指をかけて握るのがオーソドックスな握り方です。 回転がかかりやすいよう、少し浅めに握り込むのがポイント。 ドアノブを回すように手首を左にひねりながら投げます。ドロップボールを投げるときの注意点
ドロップボールは失敗すると、キャッチャーの前でワンバウンドしてしまう可能性があります。キャッチャーとのコミュニケーションをしっかりとする必要がある球種です。 サインを決めて、狙い通りのところに投げられるようしっかりと練習しましょう。カーブ

カーブの握り方
カーブは、人差し指を軽く曲げて、中指を大きく開いて握ります。指の開きが大きいと回転がかかりやすく、キレのあるカーブが投げられるでしょう。カーブを投げるときの注意点
カーブはストレートと違って、太ももを超えたあたりで回転をかけながら放ちます。いつもと手から離すタイミングなどが違うので、ステップが遅くなってしまうことも。 カーブとばれるとバッターは狙いやすくなるので、注意しましょう。記事まとめ
