バッティングがうまくなれば、ソフトボールをより楽しむことができますよね。ピッチャーとバッターの距離が近いソフトボールでは、野球とは違ったコツがあります。
ソフトボールは、ピッチャーの投げた球がバッターの目の前に来るまでの時間が短いです。野球よりコンパクトなバッティングがポイントとなります。
ソフトボールをより楽しむためにもバッティングについて確認をしましょう。
今回は、ソフトボールのバッティングのコツについてまとめました。
ソフトボール初心者や教える方は参考にしてください。
ソフトボールのバッティングの基本をチェック!
ソフトボールのバッティングのコツは、コンパクトな構えにすることです。
理由は、野球とは違い、ピッチャーとバッターの距離が短く、球が早くバッターの目の前に来るから。
まずは、ソフトボールの基本のバッティングフォームやスイング方法について紹介します。
ソフトボールを始めたばかりの人はぜひチェックしてください。
バッティングフォームの基本とコツ
ここでは、ソフトボールの基本的なバッティングフォームで押さえておきたいコツを紹介します。
バッティングフォームは、個人差があるので正解はありません。しかし、基本のフォームはあります。まずは、基本を身につけてから、自分で打ちやすいよう変えていくのがおすすめです。
ソフトボールの基本的なバッティングフォームを詳しく見ていきましょう。
コツは無駄な力を入れないこと
基本の立ち方のコツは「無駄な力を入れない」です。
バッターボックスに立ったら、緊張や意気込みで、肩や腕に無理な力が入らないように気をつけます。
理由は、余計な力が入ると振り遅れてしまう可能性があるからです。
プレーが上手い人ほど、身体はリラックスしていて、無駄な力が入っていないのでチェックしてみてください。
テイクバックをコンパクトに始めからとる
ソフトボールでは、コンパクトなテイクバックを心がけましょう。速球に対応するために、バッターボックスに入った時点でテイクバックを取ります。
バットのトップが傾いたり、ひじが上がりすぎたりしないよう気をつけて、素早いスイングができるように準備をしましょう。
肩幅より広めのスタンスで立とう
ソフトボールのバッターボックスに立つときは、肩幅より広めのスタンスがおすすめです。足の向きは、スクエアスタンスから始めると良いでしょう。
理由は、速球に対応するのに重心を移動させやすいからです。
スクエアスタンスとは、バッターボックスのラインに平行になる構えのこと。
スイングの動作を小さくすることができるので、ピッチャーとの距離が近いソフトボールにも有効な立ち方と言えるでしょう。
両膝を軽く曲げて均等に体重をのせよう
最後のコツは、ステップがしやすいよう、両ひざを軽く曲げることです。
ひざがピンと張っていると瞬時に身体を動かすことができません。
重心は次の動作に反応しやすいよう真ん中に置いておきましょう。
スイングの基本とコツ
ソフトボールはピッチャーとの距離が野球より近く、ピッチャーが投球してからバッターの目の前に球がくるまで一瞬です。
野球とは違い、素早いスイングがコツになります。
ここでは、ソフトボールの基本的なスイングで押さえておきたいコツを見ていきましょう。
コツはコンパクトな振り!
ソフトボールのスイングのコツは、コンパクトな振りです。
ソフトボールの球は、男性のピッチャーの場合、体感で160キロの速さがあるとまで言われています。
振り遅れないようにするためにも、コンパクトな振りは必要なのです。
すり足で引きつけよう
コンパクトなスイングのコツは、すり足で引きつけることです。
野球のように、大きく足を自分の身体に引き付けて威力を出そうとすると、振り遅れてしまう可能性があります。
初心者は特に足を上げすぎないよう気をつけましょう。まずは、スピードに慣れることが大切です。
レベルスイングを練習しよう
ソフトボールのバッティングは、レベルスイングがおすすめです。
レベルスイングとは、ボールに対してまっすぐにスイングする打法。ボールへのミートポイントが幅広く、バットの芯でボールを捉えることができます。
アッパースイングやダウンスイングなどもありますが、まずは基本となるレベルスイングを身につけましょう。
バッティングを上達させるコツ
ここからは、バッティングを上達させるコツについて紹介します。
基本のバッティングを押さえたら、さらなる上達を目指してトレーニングをしていきましょう。
テイクバックを取りすぎない
前述した通り、ピッチャーとの距離が近いので、ソフトボールでは初めからテイクバックの位置で構えることがほとんど。
ただし、テイクバックは取りすぎても振り遅れてしまう可能性があります。
遠くに飛ばそうと力んでしまうと姿勢が崩れてしまうので注意が必要です。
初心者は、テイクバックの姿勢をチェックしながら、繰り返し練習をしましょう。
ピッチャーは、セットポジションから投げるまでの間合いも変えて投げることがあります。急に投げられた球に対応するためにも、テイクバックで構えるのがおすすめです。
足を大きく上げない
ソフトボールのバッティングでは、足を大きく上げないことがコツになります。
足を上げて勢いをつけようとしても、まずは球にミートできなければ意味がありません。初心者は、足を大きく上げずに練習をしましょう。
もちろん、足を上げる打法をする選手もいます。まずは、タイミングがとれるようになってから、足をあげて打つ練習をするのがおすすめです。
頭の高さを一定にする
ソフトボールのバッティングを上達させるコツは、目線をぶらさないことです。
ソフトボールは野球と違い下から投げるため、変化球は、ボールが浮き上がったり、下に曲がったりします。
バッターは目線を一定にしておくことで、ボールの軌道を捉えやすくなるでしょう。スイングの動作に入るときに頭の高さが変わらないよう注意します。
また、頭の位置を変えたつもりがなくても、ピッチャーが投げた瞬間に余計な力が入り、ボールから目を離してしまうことも多いです。
練習する際は、バットにミートする瞬間までボールを追いかけるようにしましょう。
インコースを練習しよう
ソフトボールのバッティングをさらに上達させるためには、インコースを打つ練習も必要です。
インコースとは、バッター側に曲がってくるボールのこと。多くのバッターはインコースにくるボールが苦手です。
しかし、インコースは、身体の回転を伝えて打ちやすい球とも言えます。
前の足を少し外に開いて、ミートポイントを少し前にして打てば、大きなヒットとなる可能性も。
バットを振り遅れ、普通のボールと同じようなミートポイントだと、バットの根元近くで打つことになってしまうので注意しましょう。
上達のコツは練習あるのみ!
ソフトボールのバッティングの上達のコツは、繰り返し練習することです。意識をしなくても、きれいなバッティングの姿勢を取れるよう、何度も素振りをしましょう。
素振りをするときは、鏡やガラスなどがある場所がベスト。
自分の姿を見ながら、ヘッドの位置や大振りをしていないかを確認しましょう。
家では、素振りの練習以外にも、ティーバッティングにも取り組みたいですね。中学生や高校生のチーム練習ならトスバッティングやロングティーの練習も有効です。
数をこなすだけではなく、一回一回バッティングのフォームを確認しながら行いましょう。
記事まとめ
この記事では、ソフトボールのバッティングのコツをまとめました。
ソフトボールは、球のスピード感や投げられてからの到着する時間の感覚が野球とは違います。素早いスイングをするためにも、バッティングフォームをできるだけコンパクトにしましょう。
ソフトボールの大会で打撃率を上げて活躍できたら嬉しいですよね。練習を繰り返し行い、身体でバッティングのコツを覚えたいですね。