1人〜少人数でレジャーを行う場合、レジャー保険であれば事故やケガの際に補償を受けることができます。
事前に加入条件や基本的な補償内容を押さえ、自分に合った商品を選ぶことが大切です。
この記事では、レジャー保険の一般的な加入条件や基本の補償内容、加入人数の制限などについて解説します。
また、レクリエーション保険やイベント保険が少人数で契約できるかどうかも解説していくので、ぜひ本記事を参考に自分に合った商品を見つけましょう。
1人~少人数で契約可能な「レジャー保険」とは?
レジャー保険は、スポーツやレジャーなどの事故でケガをしたり、第三者にケガを負わせてしまったりしたときに給付金が支払われる保険商品です。
レジャー・イベント中の万が一の事故に備えることができ、安心してレジャーを楽しむことができます。
ここでは、レジャー保険の一般的な加入条件と基本的な補償内容について解説します。
一般的な加入条件
ほとんどのレジャー保険では、保険契約者の条件として「満18歳以上」という年齢制限を定めています。
18歳以下の方は自身で契約することはできませんが、家族型のレジャー保険などを活用すれば家族で一緒に加入することができます。
また、一般的にレジャー保険は団体で加入する商品ではなく、1人〜少人数で契約する商品です。
レジャーに参加するメンバーが個人で契約しなければならないケースがほとんどです。
ただし、なかには数人程度であればまとめて加入できる商品があるため、事前に加入条件をよく確認しておきましょう。
基本の補償内容
レジャー保険の基本的な補償内容は以下の表の通りです。
傷害死亡補償 | レジャー中の事故によってケガをし、死亡または後遺障害になった場合に保険金が支払われる |
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傷害入院・手術補償 | レジャー中の事故によってケガをし、入院・手術をした場合に保険金が支払われる |
個人賠償責任補償 | 第三者にケガを負わせてしまったり、物を破損してしまったりした場合に保険金が支払われる |
救援者費用補償 | スキーや登山などで遭難した場合の捜索費用や、旅行先のケガで入院をしたときに家族が現地に行くための費用が補償される |
携行品損害補償 | 携行品が破損・盗難などの被害に遭った場合に保険金が支払われる |
レジャー保険によって上記の補償とは異なる場合もあるため、事前に補償内容を確認しておくことが大切です。
また、上記以外の補償についても特約の付帯で備えられるケースがあります。
基本補償の内容だけでなく、特約の内容もよく確認しておきましょう。
レジャー保険の加入人数に制限はある?
レジャー保険は基本的に1人〜少人数で契約できる商品であり、人数の上限なく加入できるわけではありません。
少人数を対象として保険商品であるため、1人〜6人ほどしかまとめて加入させることはできない点に注意が必要です。
例えば10人でレジャーに行く場合、「参加者が個人で加入する」「少人数(1〜6人)で加入できるプランを2つ契約する」のいずれかになります。
また数十人単位で補償を受けたい場合は、団体向けのレクリエーション保険・イベント保険などがおすすめです。
ただしなかには少人数だけでなく、数十人以上でも補償の対象となる場合があります。
例えば、三井住友海上の1DAYレジャー保険では「ゴルフコンペの幹事さん向け」というプランがあり、7名〜99名をまとめて補償することができます。
まとまった人数で補償を受けたい場合は、レクリエーション保険・イベント保険を契約するか、団体でも加入できるレジャー保険を利用しましょう。
レクリエーション保険やイベント保険は少人数で契約できないの?
イベントや大会などの行事に備える保険として、レクリエーション保険やイベント保険があります。
レジャー保険とは違った特徴があるため、事前に加入条件などを確認しておくことが大切です。
レクリエーション保険は最低20名以上
レクリエーション保険は、イベントや行事の参加者がケガをした際に保険金が支払われる保険商品です。
個別に契約するレジャー保険とは違い、イベントの主催者が契約者となって参加者全員をまとめて契約する仕組みになっています。
子ども会や町内会活動、社内のイベントなど、比較的小規模のイベントを対象にしており、最低加入人数が「20名以上」と定められているケースが多いです。
保険会社によっては20名分の保険料を支払うことで20名以下でも補償されるケースはありますが、問い合わせて確認する必要があります。
基本的にはレクリエーション保険では少人数の加入ができないことを理解しておきましょう。
イベント保険は最低人数が設けられていないケースが多い
イベント保険は、イベントの主催者の不備によって参加者や第三者に損害を与えた場合の損害賠償責任を補償する商品です。
イベントが中止になった場合の補償なども受けることができ、大規模なイベントを開催する場合に適しています。
ほとんどのイベント保険では、加入人数の上限が設けられているケースはあっても、最低人数は設けていません。
そのため、少人数からでもイベント保険に加入することはできます。
ただし、レジャー保険やレクリエーション保険に比べて保険料が割高になるケースがあります。
少人数でイベント保険に加入する際は、保険料の負担が大きくなり過ぎないか確かめておきましょう。
記事まとめ
レジャー保険は少人数からでも契約でき、万が一のリスクに対してしっかりと備えることができます。
ただし、人数の上限が定められているケースが多いため、まとまった人数で契約できない点に注意が必要です。
また、レジャー保険以外の選択肢としてレクリエーション保険やイベント保険があります。
ご自身の状況に合わせて、レジャー保険・レクリエーション保険・イベント保険のなかから自分に合ったものを選びましょう。