地域で子供会などの行事を主催する際、子供のケガや事故等のリスクに備える必要があります。
あらゆる保険商品が用意されているため、子供会の規模や参加人数に応じて適切な商品を選ぶことが大切です。
本記事では、子供会でのリスクに備えたい方に向けて以下のポイントを解説します。
この記事のポイント
- 子供会活動において想定されるリスク
- イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険を比較
- イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険のおすすめ保険
子供会でのリスクに備えたい方は、ぜひ本記事を参考にして加入を検討してみてください。
子供会活動において想定されるリスク
子供会活動においては、あらゆるリスクが潜んでいます。
例えば、行事中に子供が運転する自転車で事故を起こしてしまい、ケガをしてしまうケースなどが考えられます。
こうした場合、行事の主催者が管理者として責任を負わなければならない可能性が高いです。
また、行事のためにレンタルしたテントなどを子供が誤って破損してしまうケースもあります。
テントの貸与者に対して損害賠償責任を負うリスクもあります。
子供達はどうしても想定外の動きをしてしまうため、子供会にはあらゆるリスクが想定されます。
子供会を主催する方は、リスクに備えて保険に加入しておくことが重要です。
子供会に最適な保険はどれ?
子供会などの行事に備えられる保険商品には、主に以下の3種類があります。
子供会などの行事に備えられる保険
- イベント保険
- レクリエーション保険
- レジャー保険
各保険はすべて行事でのリスクに備えられますが、被保険者の人数や保険金の種類などが異なります。
それぞれの特徴を比較した上で、自分に合った保険を選んで契約しましょう。
イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険を比較
イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険の被保険者人数と保険金の種類は、以下のような違いがあります。
イベント保険 | レクリエーション保険 | レジャー保険 | |
---|---|---|---|
被保険者人数 | 制限なし | 商品によって加入条件は異なる(最低参加人数:20名以上など) | 1名〜少人数 |
保険金の種類 | 傷害保険・興行中止保険・施設賠償責任保険・動産総合保険 | 傷害保険・賠償責任保険 | 傷害死亡補償・傷害入院手術補償・個人賠償責任補償・救援者費用補償・携行品損害補償 |
イベント保険とレクリエーション保険は、基本的に団体向けの保険商品です。
イベント保険は大規模な行事を対象としており、イベントが中止になった場合の補償や施設の不具合で賠償責任を負った場合の補償なども備えられます。
一方のレクリエーション保険は比較的小規模な行事を対象としており、加入条件の最低人数が設けられているケースが多い商品です。
また、レジャー保険は個人や少人数を対象にしています。
複数人で加入できるプランを除き、行事への参加者が自分で保険を契約する必要があります。
子供会の規模やイベント/レクリエーションの内容、必要な補償に合わせて選ぼう
子供会でのリスクに備えて保険に加入する場合、子供会の規模やイベント/レクリエーションの内容、必要な補償に合わせて選びましょう。
例えば参加人数が20名以上の子供会を開く場合は、レクリエーション保険がおすすめです。
主催者が参加者全員をまとめて加入させることができ、手頃な保険料でシンプルな補償を受けることができます。
一方で少人数の子供会を開く場合は、レジャー保険への加入がおすすめです。
1日単位で契約できるレジャー保険が多く、レジャー・スポーツでのリスクに手厚く備えることができます。
また施設を利用する子供会を主催する場合は、イベント保険への加入がおすすめです。
施設に不備があって参加者にケガをさせてしまった場合の施設賠償責任補償を受けることができます。
主催する子供会の規模や内容をもとに、イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険の中から適した商品を選びましょう。
おすすめ保険を簡単に紹介
子供会でのリスクに備えるためのおすすめの保険を紹介します。
イベント保険・レクリエーション保険・レジャー保険のおすすめ商品をそれぞれ確認し、自分に合った商品を選びましょう。
イベント保険
イベント保険のおすすめ商品は以下の2つです。
おすすめイベント保険
- 東京海上日動:施設賠償責任保険
- 三井住友海上:興行中止保険
それぞれの特徴を解説します。
東京海上日動:施設賠償責任保険
東京海上日動の「施設賠償責任保険」は、施設の管理の不備や構造上の欠陥などを原因として他人にケガを負わせたり、モノを破損したりしたときの賠償責任を補償する保険です。
被害者への賠償金だけでなく、訴訟費用等の各種費用も補償の対象になることが特徴です。
施設を使った子供会を主催しようと考えている方は、「施設賠償責任保険」への加入をおすすめします。
三井住友海上:興行中止保険
三井住友海上の「興行中止保険」は、予定していたイベントが突発的な事由によって中止・延期を余儀なくされた場合に補償される保険です。
イベントのためにすでに支出している費用や中止・延期に伴って必要となった臨時の費用に対し、保険金が支払われます。
子供会が中止・延期になるリスクを抱えている場合は、「興行中止保険」を契約しておくことをおすすめします。
しかし「興行中止保険」はオーダーメイドで事前に打ち合わせが必要な商品であるため、早めに申し込み手続きを進めましょう。
レクリエーション保険
レクリエーション保険のおすすめ商品は以下の2つです。
おすすめレクリエーション保険
- あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
- AIG損保:レクリエーション傷害保険
それぞれの特徴を解説します。
あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
あいおいニッセイ同和損保の「レクリエーション傷害保険」は、行事やイベントでのケガに備えられるレクリエーション保険です。
行事参加者が1日20名以上いることが加入条件の商品であり、手頃な保険料で行事中のケガや熱中症、食中毒などのリスクに備えることができます。
「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」であれば、ネットから24時間365日いつでも簡単に申し込めます。
子供会の行事中のケガや熱中症などに備えたい方は、あいおいニッセイ同和損保の「レクリエーション傷害保険」がおすすめです。
AIG損保:レクリエーション傷害保険
AIG損保の「レクリエーション傷害保険」は、レクリエーション中のケガや熱中症、食中毒に対する補償を備えられる保険商品です。
行事への参加者が1日10名(開催日が2日以上なら1日平均10名)以上であれば契約できます。
一般的なレクリエーション保険では最低加入人数を「20名以上」と設定してるケースが多いため、10名〜20名でも契約できる点がAIG損保の「レクリエーション保険」の大きなメリットです。
比較的小規模な子供会を開催しようと考えている場合は、AIG損保の「レクリエーション傷害保険」をおすすめします。
レジャー保険
レジャー保険のおすすめ商品は以下の2つです。
おすすめレジャー保険
- 三井住友海上:1DAYレジャー保険
- 楽天損保:1日保険シリーズ
それぞれの特徴を解説します。
三井住友海上:1DAYレジャー保険
三井住友海上の「1DAYレジャー保険」は、レジャー・スポーツ中の事故やケガのリスクに1日単位で備えられるレジャー保険です。
スマートフォンから簡単に手続きができ、1日500円からと手頃な保険料でリスクに備えられます。
また、「みんなまとめて安心プラン」であれば2名〜6名までの参加者をまとめて契約することができます。
子供会の行事を少人数で行う場合は、三井住友海上の「1DAYレジャー保険」がおすすめです。
楽天損保:1日保険シリーズ
楽天損保の「1日保険シリーズ」は、1日単位でケガや賠償責任のリスクに備えられるレジャー保険です。
商品ラインナップに「ドローン保険」「スポーツ保険」などがあり、楽しむレジャーの種類に合わせて補償を選ぶことができます。
スマートフォンから気軽に申し込むことができ、保険料は200円からと非常に負担が小さいことが特徴です。
手頃な保険料で子供会などのイベントに備えたい場合は、楽天損保の「1日保険シリーズ」がおすすめです。
まとめ:子どものケガや事故に備えて保険を契約しよう
子供会を主催する際、子どものケガやレンタル品の破損などのあらゆるリスクが想定されます。
そのため、イベント保険やレクリエーション保険、レジャー保険などを活用して補償を備えておくことが大切です。
子供会に向けてどの商品を選ぶべきかは、子供会の規模や必要な補償内容によって異なります。
本記事でご紹介したおすすめ商品を参考に、子供会のイベントに備えた保険商品に加入しましょう。