レクリエーション保険のこと

レジャー保険とレクリエーション保険の違いとは?イベント内容を確認しよう

レジャー保険・レクリエーション保険の違い、どちらを利用すべきかも解説!

レジャー保険とレクリエーション保険の違いとは?イベント内容を確認しよう

ゴルフやスキーなどのスポーツ・レジャーを楽しんだり、会社でイベントを開催したりする際、参加者のケガや損害賠償のリスクなどに備えておく必要があります。

治療費や損害賠償費用を賄うためにも、保険商品に加入しておくことが大切です。

スポーツやイベントでのリスクに備える代表的な保険として「レジャー保険」「レクリエーション保険」があります。

しかし「レジャー保険とレクリエーション保険の違いが分からない」「どちらに加入すべきか知りたい」とお悩みの方も多いでしょう。

本記事では、レジャー保険とレクリエーション保険の基本的な特徴や内容の違いを比較して解説します。

「どちらを利用するべきか」という点も解説していくので、ぜひ本記事を参考にして万が一のリスクに備えましょう。

レジャー保険とレクリエーション保険の違いを比較

レジャー保険とレクリエーション保険の違いを比較

イベント中のリスクに備えた保険商品である「レジャー保険」と「レクリエーション保険」は、どちらも似たような性質を持つ保険です。

しかし詳しく見ていくと、補償の対象となるイベントの内容や具体的な補償内容に違いがあるため、特徴を正しく理解した上で自分に合った商品を選ぶ必要があります。

ここでは、レジャー保険とレクリエーション保険の基本的な特徴とそれぞれの違いについて解説していきます。

レジャー保険とは

レジャー保険とは

レジャー保険とは、ゴルフやスキー・スノーボードなどのスポーツ・レジャーを楽しむ際のリスクに備えて加入する保険商品です。

レジャー中に発生した事故でケガをしたり、持ち物が破損・盗難の被害にあったりしたときに補償が受けられます。

また、第三者に損害を与えたときの損害賠償責任や登山中に遭難したときに救援費用など、幅広い補償が受けられることが特徴の商品です。

レジャー保険の特徴として契約期間を自由に選べる点も挙げられます。

「1日単位」「1年単位」で契約できるプランが用意されているため、レジャー・スポーツを楽しむ頻度に合わせて契約期間を設定できます。

なお、レジャー保険が補償の対象としているのは「急激・偶然・外来」の事故が原因によるケガ・モノの損害です。

日頃から慢性的に痛めている腰痛やゴルフ肘などは対象とならないため注意が必要です。

レクリエーション保険とは

レクリエーション保険とは

レクリエーション保険とは、団体での行事・イベントを開催する際のリスクに備えて加入する保険商品です。

行事の参加者・見学者が万が一ケガをしてしまった場合に支給される保険金が、レクリエーション保険の主な補償内容となります。

商品によっては、特約の契約によって第三者への損害賠償責任の補償を追加することも可能です。

レクリエーション保険は、加入の条件としてイベントの参加人数を設定している場合が多いです。

「1日あたり20名以上」という条件を設けている保険会社が多いため、数名程度で行う小さなイベントやスポーツの場合はあまり向いていません。

また、レクリエーション保険は数日にわたって開催されるイベントでも問題なく補償されます。

ただし、キャンプなどの宿泊を伴うイベントは補償対象外となるため注意が必要です。

宿泊を伴うイベントのリスクに備えたい場合は国内旅行保険などを活用しましょう。

大きな違いは「個人契約」か「団体契約」か

大きな違いは「個人契約」か「団体契約」か

レジャー保険・レクリエーション保険の特徴をそれぞれご紹介しましたが、大きな違いは保険契約の規模です。

個人で契約するのか、団体で契約するのかという点が異なっているため、開催するイベントの内容に合わせて適切な保険を選択しましょう。

レジャー保険は、基本的に個人で契約する保険商品です。

原則として参加者が個別で加入する必要があり、保険料もそれぞれが負担します。

商品によっては複数名をまとめて補償できるプランもありますが、「2〜6名」の少人数のみ補償されるケースが一般的です。

一方、レクリエーション保険は団体でまとめて加入する保険商品です。

前述の通り「1日あたり20名以上」という条件が設けられており、イベントの主催者が参加者をまとめて補償する仕組みとなっています。

そして、補償を受けるためには参加者の人数・名前を把握するための名簿を提出する必要があります。

レジャー保険とレクリエーション保険のどちらを選ぶべきかは、契約規模の違いをもとに判断しましょう。

補償内容にも違いがある

補償内容にも違いがある

レジャー保険とレクリエーション保険は、主な補償内容にも大きな違いがあります。

開催するイベント・スポーツで想定されるリスクを踏まえて、どういった補償内容を備えるべきか考えましょう。

レジャー保険の主な補償内容は以下の表の通りです。

障害死亡補償 保険期間中の事故が原因でケガをし、死亡または後遺障害が残った場合に保険金が支払われる。
傷害入院・手術補償 保険期間中の事故が原因でケガをし、治療のために入院・手術をする場合に保険金が支払われる。
救援者費用補償 スキーやスノーボード、登山で遭難した場合の捜索費用などが支払われる。
個人賠償責任補償 第三者にケガをさせてしまったり、モノを壊してしまったりして損害賠償責任を負ったときに保険金が支払われる。
携行品損害補償 事故が原因で自分の持ち物が破損したり、盗難の被害に遭ったりした場合に修理費用等が支払われる。

一方、レクリエーション保険の主な補償内容は以下の表の通りです。

死亡保険金 レクリエーション中の事故が原因で死亡した場合に保険金が支払われる。
後遺障害保険金 レクリエーション中の事故が原因で後遺障害が残った場合に保険金が支払われる。
入院保険金 事故で負ったケガを治療するために入院する場合に保険金が支払われる。
手術保険金 事故で負ったケガを治療するために手術を受けた場合に保険金が支払われる。
通院保険金 事故で負ったケガを治療するために通院する場合に保険金が支払われる。

レクリエーション保険では上記の補償以外にも、特約の契約によって第三者への損害賠償責任を補償できる場合があります。

レジャー保険とレクリエーション保険の主な補償内容の違いを比較して、開催するイベント・スポーツに合った保険に加入しましょう。

加入条件に違いのある2つの保険、どちらを利用すべき?

加入条件に違いのある2つの保険、どちらを利用すべき?

レジャー保険とレクリエーション保険には加入条件や補償内容に違いがあるため、「結局どちらに加入すれば良いか分からない」とお悩みの方も多いでしょう。

ここでは2つの保険の特徴の違いを踏まえ、どちらの保険に加入するべきかというポイントを解説します。

レジャー保険がおすすめのケース

レジャー保険がおすすめとなるのは以下のようなケースです。

  • 個人または少人数でスポーツをする
  • スキーやスノーボード、登山などをする

前述の通り、レジャー保険は原則として個人で契約することが多い保険商品です。

複数人で加入できる場合であっても「2〜6名まで」という人数制限があるため、個人または少人数でスポーツを行う場合はレジャー保険が向いています。

また、レジャー保険には「救援者費用補償」が補償内容に含まれています。

スキーやスノーボード、登山中に遭難した場合の捜索費や家族が現地まで移動する交通費などが支給されるという補償内容です。

冬になるとスキーやスノーボードを楽しむという方は「救援者費用補償」が含まれるレジャー保険に加入しておくと安心です。

少人数のスポーツやスキー・スノーボードを楽しむ場合は、レジャー保険でリスクに備えておくと良いでしょう。

レクリエーション保険がおすすめのケース

レクリエーション保険がおすすめとなるのは以下のようなケースです。

  • 参加人数が20名以上のイベントを主催する
  • 参加者を名簿にまとめられる

レクリエーション保険は参加人数の条件が設けられており、多くの保険会社では「20名以上」とされています。

参加者が20名以上のイベントを主催する場合は個別でレジャー保険に加入してもらうよりも、レクリエーション保険で参加者をまとめて補償する方が良いでしょう。

また、レクリエーション保険の補償を受けるためには、あらかじめ参加者をまとめた名簿の提出が必要となります。

「誰が参加するのか」「何人参加するのか」を明確に把握できるイベントの場合は、レクリエーション保険が向いています。

会社や町内会のイベントなど、参加者を把握しやすいイベントを開催予定であればレクリエーション保険がおすすめです。

なお、不特定多数が参加する大規模なイベントを開催する場合は「イベント保険」という選択肢もあります。

開催するイベントの内容や規模を踏まえて、どういった保険商品でリスクに備えるべきか検討しましょう。

記事まとめ:適切な保険で行事・イベントの事故に備えよう

記事まとめ:適切な保険で行事・イベントの事故に備えよう

レジャー保険とレクリエーション保険は、契約の対象となるイベントの規模や具体的な補償内容に違いがあります。

それぞれの特徴や違いを正しく理解し、どちらを選ぶべきか判断しましょう。

また、本記事ではレジャー保険とレクリエーション保険に加入すべきケースについてそれぞれのポイントをご紹介しました。

どちらの商品を選ぶべきかお悩みの方は、ぜひ本記事を内容を見返して開催するイベントに合った保険商品を選びましょう。

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