レクリエーション保険のこと

自動車事故による傷害はレクリエーション保険で補償できる?

レクリエーション保険に加入していれば、自動車事故によるケガも補償できる可能性がある!

自動車事故による傷害はレクリエーション保険で補償できる?

レクリエーション保険は、イベントや行事中の事故によるケガを補償する保険商品です。

参加者・見学者がケガにより入院・手術をしたり、死亡してしまったりした場合に保険金が支払われる仕組みとなっています。

イベント中の事故が補償対象となっていますが、自動車事故の場合も補償されるのでしょうか。

本記事では、レクリエーション保険による自動車事故の補償や保険金が支払われないケース、保険選びの注意点などをご紹介します。

ぜひ本記事を参考にして、自分に合う最適な保険商品を選びましょう。

結論、自動車事故によるケガもレクリエーション保険で補償できる可能性がある

結論、自動車事故によるケガもレクリエーション保険で補償できる可能性がある

イベント・行事を開催する際にはさまざまな事故のリスクが想定され、自動車事故の発生もリスクのひとつとして挙げられます。

特に、マラソン大会などで行動を利用したり、イベントの最中にバスなどで移動したりする場合は自動車事故が起きるリスクは比較的高いと言えるでしょう。

そんなときにレクリエーション保険に加入していれば、自動車事故によるケガも補償できる可能性があります。

レクリエーション保険は、イベントや行事の開催中に起きた事故が原因で参加者・見学者がケガをした場合に保険金が支払われる仕組みです。

イベント中に発生した自動車事故に過失などがなければ、保険金が支払われる可能性が高いと考えられます。

一般的にレクリエーション保険では、以下のような補償が受けられます。

死亡保険金 イベント中に発生した事故が原因で被保険者が死亡した場合に保険金が支払われる
後遺障害保険金 イベント中に発生した事故が原因で被保険者に後遺障害が残った場合に保険金が支払われる
入院保険金 イベント中に発生した事故が原因で被保険者が入院した場合に保険金が支払われる
手術保険金 イベント中に発生した事故が原因で被保険者が手術を受けた場合に保険金が支払われる
通院保険金 イベント中に発生した事故が原因で被保険者が通院した場合に保険金が支払われる

開催予定のイベントにおいて自動車事故が発生する危険性が高いと判断した場合は、レクリエーション保険でリスクに備えておくことをおすすめします。

補償内容や支払い条件は商品によって異なるため確認が必要

補償内容や支払い条件は商品によって異なるため確認が必要

レクリエーション保険で自動車事故によるケガが補償される可能性があると解説しましたが、補償の内容や保険金支払いの条件は商品によって異なります。

加入する商品によっては自動車事故が補償の対象外となっている場合もあるため注意が必要です。

特に「自動車事故によるケガが補償の対象」と明記されているケースは少なく、個別に問い合わせて確認した方が確実です。

保険加入手続きを進める前に、保険会社に問い合わせて自動車事故が補償されるかチェックしておきましょう。

【注意】自動車事故で保険金が支払われないケース

【注意】自動車事故で保険金が支払われないケース

イベント開催中の自動車事故が補償対象となる商品であっても、一部のケースで例外的に保険金が支払われない場合があります。

保険契約後のトラブルを回避するためにも、事前に保険金が支払われないケースを確認しておきましょう。

自動車事故で保険金が支払われないケースは以下の通りです。

保険金が支払われないケース

  • 被保険者が運転資格を持たないで自動車等を運転している間に発生した事故
  • 被保険者が道路交通法に定める酒気を帯びた状態で自動車等を運転している間に発生した事故
  • 被保険者が麻薬、大麻、覚せい剤、シンナー等の影響で正常な運転ができない恐れがある状態で自動車等を運転している間に発生した事故

上記のように、被保険者に過失がある状態で発生した自動車事故については当然のことながら保険金の支払い対象にはなりません。

あくまでもルールを正しく守った上で発生した自動車事故のみが補償の対象となる点を頭に入れておきましょう。

なお、自動車事故以外の事故についても保険金が支払われないケースはあります。

レクリエーション保険を契約する前に、保険金の支払い対象外となるパターンをよく確認しておきましょう。

移動中も補償対象になるレクリエーション保険もある

移動中も補償対象になるレクリエーション保険もある

ここまで解説してきた通り、イベント開催中の自動車事故はレクリエーション保険で補償される場合があります。

加えて会場や集合場所までの移動中の自動車事故も補償されるレクリエーション保険もあるため確認しておきましょう。

本来、レクリエーション保険は「イベント中の事故」を補償の対象としており、会場・集合場所までの往復途上の事故はカバーできません。

しかし「特約」を契約することで会場と自宅の往復途上の事故も補償できる場合があります。

参加者が集合場所に向かうまでの間や帰宅途中の事故までしっかりとカバーしたい場合は、特約の契約を検討しましょう。

ただし特約によって往復途上のケガを補償するためには、以下の条件を満たさなければなりません。

  • 被保険者が自宅を出発するより前に参加者名を確認できる名簿等が用意されており、客観的に確認できる
  • イベントの開催日程と場所が活動計画表等で確定しており、客観的に確認できる

特約の内容や条件についても保険会社ごとに異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。

レクリエーション保険選びのポイント

レクリエーション保険選びのポイント

レクリエーション保険の商品選びをする際、以下の3点を押さえておきましょう。

3つのポイント

  • 商品ごとに最低加入人数が定められている
  • 宿泊を伴う行事は補償の対象外
  • イベント保険を視野に入れる

上記3点を押さえ、自分に合う最適な保険を選びましょう。

商品ごとに最低加入人数が定められている

レクリエーション保険はイベント・行事におけるリスクをカバーする商品ですが、どんなイベントでも補償できるわけではありません。

加入の条件として最低加入人数が定められているため、契約前にきちんと確認しておきましょう。

主なレクリエーション保険の最低加入人数は以下の通りです。

  • あいおいニッセイ同和損保「レクリェーション傷害保険」:20名以上
  • 損保ジャパン日本興亜「レクリエーション補償プラン」:20名以上
  • AIG損保「レクリエーション傷害保険」:10名以上
  • 三井住友海上「レクリエーション保険」:20名以上
  • 東京海上日動「レクリェーション災害補償プラン」:45名以上

最低でも10名以上、商品によっては45名以上のイベント参加者がいないとレクリエーション保険には加入できません。

また、開催日が2日以上にわたる場合は1日あたりの平均参加者が条件を満たしていないと加入できないため注意が必要です。

少人数で行うイベントやレジャーにおけるリスクに備えたいのであれば、1人〜少人数で加入できる「レジャー保険」の契約を検討しましょう。

宿泊を伴う行事は補償の対象外

レクリエーション保険は、基本的に宿泊を伴わないイベントを対象とした保険商品です。

キャンプなどの宿泊を伴うイベント中に起きた自動車事故などは、レクリエーション保険の補償対象とならないため注意しておきましょう。

宿泊を伴うイベントを補償したい場合は「国内旅行保険」などを活用することが一般的です。

イベントの種類・内容に応じた適切な保険商品を選ぶように心掛けましょう。

なお、宿泊をせずに数日間にまたがるイベントの場合はレクリエーション保険の補償対象となります。

イベント保険を視野に入れる

イベント・行事のリスクに備えたい場合、レクリエーション保険以外の選択肢として「イベント保険」の契約も視野に入れてみましょう。

レクリエーション保険よりも幅広いリスクに対応できるため、開催するイベントに向いている可能性があります。

イベント保険は参加者のケガの補償だけでなく、イベントの中止に伴う準備費用や施設の管理不備による損害賠償、展示品・設備等の損害などを幅広く補償できます。

イベントの参加人数も加入条件として設けられておらず、不特定多数の人が参加するイベントも補償可能です。

「幅広いリスクをカバーしておきたい」「不特定多数が参加する大規模なイベントを開催する」という場合は、イベント保険も視野に入れておくと良いでしょう。

なお、保険料はレクリエーション保険よりも割高になる傾向があるため、補償内容と保険料のバランスを見極めて予算の範囲内で検討することをおすすめします。

記事まとめ

記事まとめ

イベント中の事故によるケガを補償するレクリエーション保険は、自動車事故によるケガも補償できる可能性があります。

しかし商品ごとに補償の内容や保険金の支払い条件が異なるため、契約前に保険会社に問い合わせて確認しておくことが大切です。

また、特約を契約することで会場と自宅の往復途上で発生した自動車事故を補償できる場合もあります。

会場に向かうまでの間や帰宅途中の自動車事故までしっかりとカバーしたい場合は、特約の契約も検討しておきましょう。

本記事でご紹介した通り、レクリエーション保険を選ぶ際には「商品ごとに最低加入人数が設けられている」「宿泊を伴う行事は補償の対象外」といった点を理解しておくことが大切です。

ぜひ本記事の内容を参考にし、自分に合った最適なレクリエーション保険でリスクに備えておきましょう。

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