「高価な装備を壊してしまったらどうしよう」
「もしケガをしたときに治療費を払えるか心配」
サバゲーをするに当たり、こういった不安を抱えている方も多いのではないでしょうか。
サバゲーはエキサイティングな活動ですが、BB弾に当たったり、衝突や転倒によってケガしたり、他人をケガさせてしまったりといったリスクがあるのも事実です。
そのため、事故やケガが起こったときのことを考えると、心配になってしまうのは当然といえます。
でも大丈夫です。しっかりとリスクに備えれば、サバゲーをもっと安心して楽しめるようになります。
その備えとして、レジャー保険の存在を知っておくことが大切です。
サバゲー専用の保険は残念ながら存在しませんが、レジャー保険なら、サバゲー中のトラブルに対応できる場合があるからです。
この記事では、サバゲー中に起こりうるトラブルと、そのリスクに備えるレジャー保険の選び方について解説します。
サバゲーのリスクに備えるうえで役立つ内容なので、ぜひ最後までご覧ください。
サバゲー時に起こりうるリスクとは?

サバゲーは、チームワークを楽しめるエキサイティングなスポーツですが、いくつか気をつけるべきリスクがあります。
ここではサバゲーを安全に楽しむために知っておきたい、主なリスクについてご紹介します。
自身のケガ(骨折、打撲、失明など)
サバゲー中は、動きが激しくなったり、足場が不安定だったりするため、予期せぬケガをする可能性があります。
例えば、走っているときに転んで手首を骨折したり、足首をひねったりすることがあるかもしれません。
また、木の枝などにぶつかって、打撲やすり傷を負うこともありえるでしょう。
特に注意が必要なのが、目のケガです。
サバゲーでは、高速で飛ぶBB弾を使用するため、しっかりと目を守る保護具をつけていないと、最悪の場合、目が見えなくなるような深刻なケガにつながる恐れがあります。
相手へのケガ(射撃による傷害)
サバゲーでは、プレイヤー同士がBB弾で撃ち合うのが基本ですが、安全ルールを守らずに、近すぎる距離から撃ったり、わざと相手の防具で守られていない部分を狙ったりすると、相手に大きなケガを負わせる危険性があります。
例えば、至近距離から撃つと、BB弾が肌に食い込むようなひどい怪我や内出血を引き起こす可能性があります。
また、防具のない頭部や首などを狙うのは、相手の命に関わるとても危険な行為です。
備品の破損(高額なレンタル品の破損)
サバゲーで使う銃やその他の装備は、とても高価なものが多いため、破損するとかなりの損害になります。
特にレンタル品の場合は、借りた人が弁償しなければならないため、破損には十分気をつける必要があります。
また、サバゲーで使う銃は精密な機械であり、少し乱暴に扱うだけで故障や破損を引き起こす場合があります。
そのため、サバゲー中の激しい動きや転倒、他のプレイヤーとのぶつかり合いなどによっても、銃が壊れてしまうリスクがあるのです。
このように、もしレンタル品を壊してしまった場合、修理代や弁償金が高額になることもあり、場合によっては数万円から数十万円もの費用がかかってしまう可能性があります。
賠償責任(第三者への損害賠償)
サバゲーのゲーム中、フィールドの外にBB弾が飛び出て、通行人にあたってケガをさせたり、建物や車に傷をつけたりしてしまう可能性があります。
そうなると、参加者個人に賠償責任が問われることになります。
サバゲーのフィールドは、一般の人が入らないようになっています。
しかし、もしもBB弾がフィールドの外に飛び出て、第三者に被害を与えてしまったら、その責任は参加者が負わなければなりません。
例えば、BB弾が通行人に当たって怪我をさせたり、近くの建物の窓ガラスを割ったりしてしまった場合、被害者の治療費や修理費など、賠償金を払わなければならないかもしれません。
サバゲー専用の保険はない!保険選びで参考にしたいおすすめの補償項目

ここまでに解説したように、サバゲーには様々なリスクがあるため、可能であれば保険に入っておきたいところです。
しかし、残念ながらサバゲーには専用の保険は存在しないため、参加する際には自分に合った保険を選ぶ必要があります。
ここではサバゲーを安心して楽しむために、おすすめの保険を紹介します。
傷害保険(入院、手術、死亡など)
サバゲー中は、思いがけないケガやアクシデントが起こる可能性があります。転倒やぶつかり合いによって、骨折、打撲、捻挫などを負うことがあるでしょう。
さらに、BB弾が目に当たることで視力に影響が出るリスクもあります。
このようなリスクに備えたい場合に、傷害保険への加入が重要です。
傷害保険は、事故によるケガの治療費や、入院・手術にかかる費用、後遺障害の補償などをカバーしてくれます。
また、最悪の場合には、死亡保険金が遺族に支払われることもあります。
万が一に備えて傷害保険に入っておくと、より安心してサバゲーに参加できるでしょう。
賠償責任保険(個人/団体向け)
サバゲー中の事故で、他人にケガをさせたり、物を壊したりしてしまった場合、加害者は法的な賠償責任を問われることがあります。
このような場合に、高い賠償金を払わなければならないと、個人の経済的な負担が大きくなり、生活が大変になってしまう可能性があるでしょう。
こうしたサバゲーでの賠償リスクに備えるために、賠償責任保険に入ることが大切です。
個人向けの賠償責任保険には、日常生活全般の賠償事故をカバーする総合型と、レジャー活動中の賠償事故だけをカバーする特化型があります。
用品補償(装備の破損や盗難)
サバゲーで使う装備品は銃器をはじめ、高価なものが多いです。これらの装備が壊れたり、盗まれたりすると大きなお金の損失につながります。
このようなリスクに対応するための選択肢の一つが、用品補償保険です。
用品補償保険は、サバゲーで使う装備品が損害を受けた時に補償してくれる保険です。
例えば、次のようなケースが補償の対象になります。
- ゲーム中の事故で装備が壊れてしまった時
- 保管中や移動中に装備が壊れてしまった時
- 盗難に遭って装備がなくなってしまった時
これらのような状況で装備品に損害が生じた場合、用品補償保険に加入していれば、保険金を受け取ることができます。
装備品の損傷や盗難によって生じる経済的な損失を軽減したい場合は、契約を検討すると良いでしょう。
1DAYレジャー保険なら、サバゲーも補償対象!

サバゲー専用の保険はありませんが、1日だけの保険である「1DAYレジャー保険」であれば、サバゲーが補償対象になります。
1DAYレジャー保険は、1日で完了するさまざまなレジャー活動を補償の対象としており、その中にはサバゲーも含まれています。
ここでは、1DAYレジャー保険の中でも、サバゲー参加者におすすめのプランを2つご紹介します。
ひとりひとり手厚くプラン
このプランは1人ずつ加入するタイプで、レジャーの種類に応じて補償内容を選択できます。
サバゲーであれば、レジャー全般向けプランの「ベーシックA1」か「プレミアムA2」が適しているでしょう。
それぞれの補償内容は以下のとおりです。
補償内容 | ベーシックA1 | プレミアムA2 |
---|---|---|
傷害死亡 | 300万円 | 400万円 |
傷害入院時一時保険金 | 9万円 | 12万円 |
骨折時一時保険金 | 9万円 | 12万円 |
日常生活賠償保険金 | 1億円 | 3億円 |
救援者費用等保険金 | 200万円 | 350万円 |
保険料(1日・1名あたり) | 500円 | 700円 |
このように、500円か700円とリーズナブルな保険料で、最大1億円の賠償保険がついた充実した内容が魅力です。
ただし、70歳以上の方は加入できないので注意しましょう。
参照:1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)契約プラン・タイプ | 三井住友海上みんなまとめて安心プラン
みんなまとめて安心プランでは、サバゲーの幹事が契約者となり、参加者全員をまとめて補償に加入することができます。
人数としては、2名から6名までの一括加入が可能です。
みんなまとめて安心プランの補償内容は以下表のとおりです。
補償内容 | 保険金額 |
---|---|
傷害死亡保険金 | 200万円 |
傷害入院時一時保険金 | 6万円 |
骨折時一時保険金 | 4万円 |
日常生活賠償保険金 | 1億円 |
救援者費用等保険金 | 100万円 |
保険料(1日・1名あたり) | 300円 |
みんなまとめて安心プランの補償内容はこのようになっており、一人あたり1日300円という手軽な金額で幅広い補償を受けられます。
そのため、サバゲーの幹事が参加者全員分をまとめて加入する際に、みんなまとめて安心プランが魅力的な選択肢となるでしょう。
ただし、みんなまとめて安心プランは「ひとりひとり手厚くプラン」と同様に、70歳以上の方は加入できない点には注意が必要です。
このように、1DAYレジャー保険は、サバゲー参加者にとって手頃な保険料で手厚い補償が受けられる魅力的な保険です。
ただし、他の保険でもサバゲー中のトラブルが補償対象になる場合があるかもしれません。
加入中の保険でサバゲーが補償対象になるかどうかが不明な場合は、保険会社に直接確認することをおすすめします。
参照:1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)契約プラン・タイプ | 三井住友海上, 【1DAYレジャー保険】サバイバルゲーム(サバゲー)※でのケガは補償対象となりますか?※サバイバルゲ | よくあるご質問(FAQ)レジャー保険を選ぶ際の注意点

ここでは、サバゲー参加者がレジャー保険を選ぶ際に、特に注意すべきポイントを3つご紹介します。
保険選びの際にこれらの点を確認することで、もしものときにしっかりと補償を受けられるレジャー保険に加入できるでしょう。
補償内容(サバゲーが対象外か確認)
レジャー保険を選ぶ時は、サバゲーがが保険の補償に入っているかをよく確かめましょう。
サバゲーはレジャー保険の補償に入っていないことがあるので、特に気をつける必要があります。
もしサバゲーが補償の対象じゃないレジャー保険に入ってしまったら、もしもの事故の時に保険金をもらえず、お金の面で大変なことになるかもしれません。
このようなトラブルを避けるために、保険のパンフレットや約款で補償の対象を確認しましょう。
よく分からない点があれば、サバゲーが補償に含まれているかを保険会社や代理店に直接聞くのが一番確実です。
補償金額(十分なカバー範囲か)
補償金額が十分かどうかもチェックするようにしましょう。レジャー中のケガや事故に対し、きちんと補償してもらえる金額か見極めるのがポイントです。
補償金額を決める目安としては、例えば、万が一の死亡・後遺障害の場合は年収の5~10倍程度が望ましいとされています。
また、入院や通院の補償については、1日あたりに必要な金額を考慮して設定するとよいでしょう。
ただし、補償を手厚くすれば保険料も上がるので、バランスを考えることが大切です。
予算の面で無理のない範囲で、もしものときに備えるのがベストといえるでしょう。
制限事項(保険適用外のケースなど)
保険金が支払われないケースについても理解しておくことが大切です。一般的に、以下のような場合は保険の適用外となります。
- 故意や重大な過失によるケガ
- 飲酒が原因で起こした事故
- 地震や噴火などの天災によるケガ
これらのケースを把握しておくことで、例えばサバゲー中は飲酒を控えるなど、保険の適用外となる事態を避けるための対策を取ることができます。
ただし、保険商品によって適用外となる内容は異なるので、契約前に必ず確認しておきましょう。
特に自分が気をつけたいリスクが、保険でカバーされているかどうかは必ずチェックしておきたいポイントです。
事前の備えとルールを守って120%楽しもう!

サバゲーを思いっきり楽しむためには、事前の準備とルールを守ることが大切です。
まずは、サバゲーで起こりうるリスクについて知っておきましょう。
思わぬケガや事故、高い装備の壊れ、他人への迷惑など、トラブルが起こる可能性があるのです。
このようなトラブルに備えるために、保険への加入がおすすめです。
サバゲー専用の保険はありませんが、1日単位のレジャー保険などであれば、手頃な保険料で十分な補償が得られる場合があります。
保険を選ぶ際は、サバゲーが補償対象に含まれているか、どのような事柄が補償されるのか、補償金額はいくらなのか、そして保険が適用されないケースは何かなど、よく確認することが重要です。
また、すべての保険会社が提供するレジャー保険がサバゲーを補償対象しているわけではないので、契約内容をしっかりと確認してから契約することが重要です。
サバゲーでのトラブルを補償する保険に加入し、そのうえでサバゲーのルールとマナーをきちんと守ることで、120%サバゲーを楽しむことができるでしょう。