アウトドアやスポーツを行う際、ケガをしたり、第三者に損害を与えたりといったリスクが想定されます。
レジャー保険はそんなリスクを補償するための保険商品です。
補償内容や選び方のポイントを押さえ、自分に合ったレジャー保険を選んでリスクをカバーしましょう。
本記事では、レジャー保険の基本的な特徴やおすすめのレジャー保険をご紹介します。
普段からアウトドアやスポーツ、レジャーを楽しむという方は、ぜひ本記事を参考にして最適な保険を選択しましょう。
レジャー保険とは
レジャー保険とは、ゴルフやスキー、スノーボードなどのスポーツ・レジャーの最中に発生した事故による損害を補償する保険商品です。
「急激」かつ「偶然」な「外来」の事故によるケガや損害が補償対象となっており、スポーツ・レジャーにおける万が一のリスクをカバーできることが特徴です。
補償内容や選び方のポイントを押さえ、予定しているスポーツ・レジャーのリスクに備えましょう。
主な補償内容
レジャー保険の主な補償内容は以下の表の通りです。
傷害補償 | レジャー中の事故により死亡・後遺障害となったり、ケガの治療のために入院・手術となったりしたときに保険金が支払われる。 |
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救援車費用補償 | スキーやスノーボード、登山等で遭難したときの捜索費が保険金として支払われる。 |
携行品損害補償 | レジャー中の事故で持ち物が壊れたり、盗難の被害に遭ったりしたときに保険金が支払われる。 |
個人賠償責任補償 | レジャー中の事故で第三者にケガを負わせたり、モノを壊したりしたときに保険金が支払われる。 |
上記のように、レジャー中に起こり得るさまざまなリスクをカバーできることがレジャー保険の特徴です。
詳細な補償内容については商品によって異なるため、保険会社や保険代理店に問い合わせて確認しておきましょう。
レジャー保険の選び方
レジャー保険を選ぶ際、以下の3つのポイントを押さえておくと自分に合った商品を見つけやすくなります。
- 加入中の保険の補償範囲を確認する
- 契約期間を選ぶ
- レジャーの種類に合ったプランを選ぶ
それぞれの選び方のポイントについて解説していきます。
加入中の保険の補償範囲を確認する
まず、現在加入中の保険商品の補償内容・範囲を確認することが大切です。
すでに補償を準備できている場合、補償内容が重複して保険料を無駄に支払うことになる可能性があるためです。
例えば、医療保険や傷害保険を契約している場合、自分自身のケガに対する補償はすでに準備できています。
ケガの補償のためにレジャー保険を契約しようと考えているのであれば加入する必要性は低いと言えるでしょう。
また、火災保険や自動車保険には個人賠償責任の補償が含まれているケースが多く、レジャー保険と重複する恐れがあります。
保険料を無駄に負担することを避けるためにも、まずは加入している保険の補償内容を見直してみましょう。
契約期間を選ぶ
レジャー保険は商品によって契約期間が異なり、1日単位や1年単位で補償を受けられるタイプが存在します。
スポーツ・レジャーに行く頻度を踏まえて契約期間を選択しましょう。
1年単位のレジャー保険は契約時の保険料が高くなるものの、年間で何度もレジャーを行う場合は1回あたりの保険料を安く抑えることができます。
「毎週のようにゴルフに行く」といったケースでは1年単位の商品がおすすめです。
一方、年に数回しかスポーツ・レジャーに行かないという場合、1年単位の商品の保険料は割高となってしまいます。
1日単位で補償できる商品を選び、保険料の負担を抑えると良いでしょう。
レジャーの種類に合ったプランを選ぶ
レジャー保険は、レジャー全般を補償するタイプもあれば、特定のスポーツを補償するタイプの商品もあります。
自分が楽しむスポーツ・レジャーの種類に合わせたプランを選択すると良いでしょう。
例えばゴルフ向けのプランの場合、ホールインワンを達成したときのお祝い品等にかかる費用が補償されたり、ゴルフ用品の破損を補償できたりします。
一方、スキー・スノーボード向けのプランであれば、遭難に備えた救援車費用やスキー用品の破損に備えた補償が充実しているケースが多いです。
特定のスポーツ・レジャーを行う場合は、特化したプランのレジャー保険を選ぶことをおすすめします。
アウトドアやスポーツにおすすめのレジャー保険4選!
次に、アウトドアやスポーツを行う際におすすめのレジャー保険を紹介します。
おすすめレジャー保険は以下の4つです。
- 三井住友海上「1DAYレジャー保険」
- 楽天損害保険「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」
- au損保「ケガの保険 日常の事故」
- 東急少額短期保険「スマQplay」
それぞれの商品の特徴を解説していくので、ぜひ参考にして商品を選んでみてください。
三井住友海上「1DAYレジャー保険」
三井住友海上の「1DAYレジャー保険」は、1日単位で補償を受けられるタイプのレジャー保険です。
スマートフォンまたはセブンイレブンのマルチコピー機から加入手続きを行うことができ、気軽に補償を準備できることが特徴です。
「1DAYレジャー保険」は「ゴルフ向けプラン」「スキー・スノボ向けプラン」「ハイキング・軽登山向けプラン」「レジャー全般プラン」が設けられています。
特定のスポーツ・レジャーに特化したプランが用意されているため、自分に合ったプランを選択できる点も大きな特徴です。
また、2名〜6名のグループをまとめて補償できる「みんなまとめてプラン」も設けられています。
家族や友人などの少人数グループでスポーツ・レジャーを楽しむ場合にもおすすめです。
楽天損害保険「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」
楽天損害保険の「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」は、楽天会員限定で加入できるレジャー保険です。
楽天市場での買い物と同じように契約ができ、手頃な保険料で加入できることが特徴です。
「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」は、スポーツ競技中や練習中のケガに加え、第三者にケガをさせてしまったときの損害賠償やスポーツ用品の盗難などを幅広く補償します。
保険料も月々390円〜と手頃な料金となっており、楽天会員の方におすすめの商品です。
なお、楽天超かんたん保険にはスポーツプラン以外にも「自転車保険プラン」「ゴルファー保険プラン」「アウトドアプラン」が用意されています。
自分に合ったプランを選択できる点もおすすめのポイントのひとつです。
au損保「ケガの保険 日常の事故」
au損保の「ケガの保険 日常の事故」は、スポーツ・レジャー中や日常生活中のケガを年間通して補償するタイプの保険商品です。
普段からスポーツをしている人におすすめの商品となっています。
「ケガの保険 日常の事故」では、補償内容に応じた3つのコースが用意されており、ニーズに合ったプランを選択できる点が特徴です。
自分自身のケガの補償に加え、第三者に対する賠償責任補償や示談代行サービスなども付帯しており、充実した補償・サービスを得られる商品です。
au損保の商品はドコモやソフトバンクなどau以外の通信会社を利用している方でも契約できます。
年間通しての補償を充実させたい方はau損保の「ケガの保険 日常の事故」をおすすめします。
東急少額短期保険「スマQplay」
東急少額短期保険の「スマQplay」は、年間単位で契約できるレジャー保険です。
スポーツやレジャー、日常生活中におけるケガや賠償責任を幅広く補償できることが特徴です。
「スマQplay」は1ヶ月あたり310円(年間3,720円)という手軽な保険料で加入することができます。
申し込みはスマホから90秒で手続き可能で、当日でも申し込むことができます。
いつでもどこでもすぐに契約できることが特徴のレジャー保険です。
また、1回の申し込みで最大12名まで加入できるため、家族や友人のグループで加入することもできます。
少人数グループをまとめて補償したい場合は「スマQplay」がおすすめです。
大人数なら!イベント保険やレクリエーション保険もおすすめ
レジャー保険は個人向けの保険商品であり、団体で加入する場合も少人数のグループでしか契約できません。
そのため、大人数で加入したい場合は別の保険の活用を検討する必要があります。
ここでは、大人数の場合におすすめのイベント保険・レクリエーション保険の特徴について解説していきます。
イベント保険とは
イベント保険とは、行事・イベントの際に起きた事故によって傷害・損害が発生した場合に補償を受けられる保険商品です。
イベントの主催者が契約者となって保険に加入し、参加者をまとめて補償する仕組みとなっています。
参加者が不特定多数の場合でも加入できることが特徴です。
イベント保険の主な補償内容は以下の通りです。
傷害保険 | 参加者が事故で死亡・後遺障害となったり、ケガの治療のために入院・手術をしたりした場合に保険金が支払われる。 |
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施設賠償責任保険 | 主催者の施設管理が原因で事故が起き、傷害・損害が発生した場合に保険金が支払われる。 |
動産総合保険 | イベントに用いる機材や展示品などの動産が紛失・破損したときに保険金が支払われる。 |
興行中止保険 | 発生した事故によってイベントが中止・延期となった場合に保険金が支払われる。 |
幅広いリスクに備えられることがイベント保険の特徴です。
行事・イベントを主催する予定があり、補償内容を充実させたい場合はイベント保険がおすすめです。
レクリエーション保険とは
レクリエーション保険は、行事・イベントにおける参加者のケガのリスクに備える団体向けの傷害保険です。
行事の参加者が「20名以上」「45名以上」など一定以上の人数がいることが条件となっているケースが多く、イベント保険とは違って不特定多数の参加者は原則として補償できません。
レクリエーション保険は、参加者のケガの補償をメインとしており、事故で参加者が死亡・後遺障害となったり、入院・手術・通院をしたりしたときに保険金が支払われます。
プランによっては第三者に対する損害賠償責任の補償を追加することも可能です。
イベント保険に比べると補償範囲が限られているものの、その分保険料は比較的抑えやすいことが特徴です。
大規模な行事・イベントの場合はイベント保険、比較的規模が小さく参加者の傷害補償を備えたい場合はレクリエーション保険を選ぶことをおすすめします。
記事まとめ
レジャー保険は、ゴルフやスキーなどのアウトドア・スポーツにおけるリスクに備えられる保険商品です。
本記事でご紹介した4つのレジャー保険を参考に、自分に合った契約期間・プランの商品を選択しましょう。
また、大人数で行事・イベントを開催する場合はイベント保険やレクリエーション保険といった保険が選択肢として視野に入ります。
アウトドア・スポーツの規模や必要な補償内容と照らし合わせ、最適な保険商品を選択しましょう。