レジャー保険は、スキーやスノーボード、テニスなどのレジャー・スポーツでケガをしたり、モノに損害が出た時に補償を受けられる保険です。
日常的にレジャーやスポーツを楽しむ方は加入しておきたい保険ですが、大手保険会社の日本生命ではレジャー保険の取り扱いがありません。
そのため、ほかの保険会社が取り扱うレジャー保険を契約するか、日本生命でレジャー保険の代わりになる傷害保険を契約することをおすすめします。
この記事では、レジャー保険の特徴や日本生命が代理店として取り扱う3つの傷害保険、レジャー保険・傷害保険を選ぶ際のポイントを解説します。
ぜひ本記事を参考に、ご自身に合った保険を選んでいきましょう。
日本生命に「レジャー保険」という商品はない
大手保険会社の日本生命では、生命保険や自動車保険、火災保険などさまざまな保険商品を取り扱っています。
しかし、残念ながら2023年1月現在では「レジャー保険」という名称の保険は取り扱っていないため、他社の商品から選ばなければなりません。
ここでは、レジャー保険全般の基本的な特徴について解説します。
レジャー保険とは
レジャー保険とは、スキーやスノーボード、テニスなどのスポーツやレジャーを楽しむ方を対象とした保険商品です。
スポーツ・レジャーでの事故によるケガやスポーツ用品の損害などがあった場合に、保険金が支払われる仕組みになっています。
レジャー保険は、「ゴルフ保険」や「スキー保険」、「旅行保険」などに細かく分類された商品が各保険会社から提供されています。
主な補償内容は以下の通りです。
- 傷害死亡補償
- 傷害入院補償
- 携行品損害補償
- 個人賠償責任補償
- 救援者費用補償
保険商品によって補償範囲や細かい内容が異なるため、事前に確認しておきましょう。
代理店として日本生命が提供する3つの傷害保険
日本生命にはレジャー保険がありませんが、代わりに傷害保険を提供しています。
3つの傷害保険
- タフ・ケガの保険
- ケガの保険S
- ゴルファー保険
上記の商品は、いずれも日本生命があいおいニッセイ同和損保の代理店という立場で取り扱っています。
各商品の特長をよく確認した上で商品を選びましょう。
タフ・ケガの保険(パーソナル生活補償保険)
「タフ・ケガの保険」は、満69歳以下の方を対象にした傷害保険です。
国内外で起きた日常生活中・就業中の事故や交通事故の補償を受けられます。
「タフ・ケガの保険」の特長として、以下の3点が挙げられます。
- 補償の範囲を選べる
- 特約の利用で必要な補償を組み合わせできる
- 日常生活の困りごともサポート
「タフ・ケガの保険」では家族構成に合わせて補償範囲を選べたり、補償される事故の範囲を選べたりします。
また、特約の活用で必要な補償を組み合わせられるため、自分にとって最適な保険プランを設計可能です。
さらに保険契約者向けのサービスとして、看護師や薬剤師、弁護士、税理士に対して、健康・医療や日常生活のトラブルについての相談もできます。
ケガによる補償だけでなく、専門家によるサポートを受けられる点は、「タフ・ケガの保険」の大きな魅力と言えるでしょう。
ケガの保険S(70才以上の方への保険)
「ケガの保険S」は、保険始期日時点で満70歳以上満89歳以下の方を対象にした保険です。
事故や熱中症、食中毒などによるケガ・障害を被った時に補償を受けられます。
「ケガの保険S」の特長として、以下の3点が挙げられます。
- さまざまな特約で手厚く備えられる
- 「生活安心サポート」で日常生活をしっかりサポートしてもらえる
- 「かぞくの災害掲示板」が利用できる
「ケガの保険S」では、基本的な補償に加えてさまざまなオプション特約を上乗せできます。
「日常生活賠償特約」や「携行品損害補償特約」、「弁護士費用特約」など、あらゆる補償を手厚く備えられます。
また、「生活安心サポート」や「かぞくの災害掲示板」などのサービスを利用可能です。
健康や医療の情報を専門スタッフに相談できたり、被保険者と家族が簡単に安否情報などを共有できたりします。
高齢のご家族がいる方でも安心して利用できる点が、「ケガの保険S」の魅力です。
ゴルファー保険(パーソナル生活補償保険)
「ゴルファー保険」は、日常的にゴルフを楽しむプレイヤー向けの保険です。
ゴルフプレイ中の第三者への損害賠償やゴルフ用品の損害、自分のケガなどの補償を受けられます。
「ゴルファー保険」の特長として、以下の3点が挙げられます。
- 年間保険料2,620円〜と安く抑えられる
- ホールインワン・アルバトロスの達成にかかった費用が補償される
- プレーの前日に申し込んでも間に合う
「ゴルファー保険」は、2,620円〜と安く抑えられることが特徴の保険です。
手頃な保険料でゴルフに関する補償を受けられる点がメリットです。
また、ホールインワン・アルバトロスを達成した場合、お祝いとして実際にかかった費用が補償されます。
プレーの前日に申し込んでも間に合うため、ゴルフを趣味にしている方は「ゴルファー保険」への加入を検討してみてはいかがでしょうか。
レジャー保険・傷害保険を選ぶ際のポイント
レジャー保険・傷害保険を選ぶ際は、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
ポイント
- 誰を補償の対象にするかを決める
- レジャー・スポーツの頻度に合わせて契約期間を選ぶ
- 補償されないケースに注意する
それぞれのポイントを理解し、自分に最適なレジャー保険・傷害保険を選びましょう。
誰を補償の対象にするかを決める
レジャー保険・傷害保険では、補償の範囲を自分だけでなく家族にまで広げることができます。
しかし、補償範囲を広げるほど保険料が高くなっていくため、誰を補償の対象にすべきかをしっかりと考えましょう。
例えば、家族の中で日常的にゴルフやテニスなどのスポーツを楽しむ方は、その分ケガのリスクが高まります。
レジャー保険・傷害保険で手厚く備えておくと、安心してスポーツを楽しめるでしょう。
一方、家族の中でもスポーツをする頻度が少ない方は、ケガのリスクはそこまで大きくありません。
医療保険だけでもカバーできるのであれば、レジャー保険や傷害保険に加入する必要性は低いと言えます。
家族全員でレジャー・スポーツを楽しむ場合は、保険料が割安になるファミリータイプの商品を選びましょう。
レジャー・スポーツの頻度に合わせて契約期間を選ぶ
レジャー保険の契約期間は、レジャーやスポーツを楽しむ頻度に応じて選びましょう。
例えば、ゴルフやテニスが趣味で毎週のように出かける場合、1年単位で契約できるレジャー保険がおすすめです。
補償金額も大きい傾向にあるため、しっかりと事故に備えることができます。
一方、年に1〜2回程度楽しむのであれば、1日単位で契約できる商品の方がお得になります。
1年単位のものに比べて補償金額は小さいものの、手頃な保険料でリスクに備えることが可能です。
ご自身がどれくらいの頻度でレジャーやスポーツを楽しむのかを考えた上で、契約期間を選ぶようにしましょう。
補償されないケースに注意する
レジャー・スポーツの内容によっては、レジャー保険の補償の対象外になるケースがあります。
必ずしも保険が適用されるわけではない点に注意が必要です。
例えば、以下のような運動はレジャー保険の支払い対象にならないことが多いです。
補償対象外のケース
- 山岳登はん(ピッケルやアイゼン等の登山用具を使用するもの)
- ボブスレー
- スカイダイビング
- ハンググライダー搭乗
上記のような危険が伴うレジャー・スポーツでケガをしても、補償の対象にならないケースが多くあります。
レジャー保険を選ぶ際には、必ず補償の対象範囲を確認しておきましょう。
記事まとめ
この記事では、日本生命が提供する3つの傷害保険やレジャー保険・傷害保険を選ぶ際のポイントを解説しました。
日本生命では「レジャー保険」という名称の保険はありませんが、代わりに3つの傷害保険が代理店として提供されています。
各商品に特長があるため、それぞれを比較して保険商品を選びましょう。
また、レジャー保険・傷害保険を選ぶ際にも注意すべきポイントがあります。
本記事でご紹介したポイントを参考に、自分に合ったレジャー保険・傷害保険を選びましょう。