個人で加入できるおすすめの年間スポーツ保険6選【補償内容を徹底比較】

スポーツ中のケガやトラブル、「自分には関係ない」と思っていませんか？

実は、ジョギング中に転んでしまったり、フットサル中に接触して相手にケガをさせてしまったりなど、運動をする人なら誰でも予期せぬリスクと隣り合わせです。

そんな時に備えておきたいのが、個人でも加入できる「スポーツ保険」。

以前は団体での加入が一般的でしたが、最近では個人向けのスポーツ保険が増えており、特に「年間契約タイプ」が注目を集めています。

1年を通じて補償が続くので、保険の入り忘れや手続きの手間もなく、手軽さとコスパの良さが魅力です。

そこでこの記事では、個人で加入できる年間契約型のスポーツ保険を5つ厳選して紹介します。

補償内容や保険料、対応スポーツ、手続きのしやすさなどを比較しながら、あなたにぴったりの保険を見つけられるように解説していきます。

スポーツをもっと自由に、もっと安心して楽しみたい方は、ぜひこのガイドを参考にしてみてください。

個人向けスポーツ保険とは？年間契約のメリット

スポーツ中のケガやトラブルに備えるために、個人で加入できるスポーツ保険が注目されています。

これまでは部活動やクラブを通じた団体加入が主流でしたが、今では個人で契約できるスポーツ保険も充実してきました。

中でも、1年単位で契約できる「年間タイプ」は、定期的に運動をする人や複数のスポーツを楽しむ人にとって特におすすめです。

たとえば、週末にランニングをしたり、月に数回フットサルを楽しんだり、アウトドアやサイクリングが趣味の人など、定期的に体を動かす機会があるなら、年間契約のスポーツ保険はコストパフォーマンスも高く、安心感も得られます。

スポーツ保険で一般的に補償される内容は以下のとおりです。

• ケガの補償：通院・入院・手術など
• 賠償責任補償：スポーツ中に他人をケガさせた、物を壊した場合
• 死亡・後遺障害時の補償
• 特約による追加補償：遭難救助費、携行品損害など

こうした補償を1年を通じて受けられるのが、年間契約タイプのスポーツ保険の大きなメリットです。

年間タイプのスポーツ保険が持つ5つのメリット

「毎回スポーツの予定に合わせて保険をかけるのは面倒」「個人で手続きするのが大変そう」──そんな方にこそ知ってほしいのが、年間契約型のスポーツ保険です。

ここでは、年間タイプならではのメリットを5つに分けて紹介します。

1. 常に補償が続く安心感

年間契約なら、1年を通じて補償が継続されるため、突発的なスポーツの予定にも慌てず対応できます。

保険加入の手続き忘れによる補償漏れを防げるのも大きなメリットです。

2. 短期契約よりもコストを抑えられる

スポーツを月に数回以上する人なら、その都度1日保険に加入するよりも、年間契約型の方がトータルコストが抑えられるケースが多いです。

頻度が高い人ほど、年間プランの恩恵は大きくなります。

3. 複数のスポーツに対応できる

登山やスキー、サイクリング、ランニングなど、異なるジャンルのスポーツを楽しむ人にも年間契約はおすすめ。

1つの保険で複数のスポーツに対応できるプランが多く、種目ごとに保険を分ける必要がありません。

4. 手続きが1回で済む

年間タイプなら、一度申し込めばその後1年間は継続して補償されるので、スポーツのたびに保険を探す手間がかかりません。

特に仕事や家事で忙しい方にとって、時間と手間を省ける点は大きな利点です。

5. 補償内容が比較的充実している

短期タイプの保険に比べ、年間契約のスポーツ保険は補償内容が厚めに設計されている傾向があります。

ケガへの補償だけでなく、他人への賠償責任や救援者費用など、安心感を高める特約が付けられるプランも豊富です。

スポーツ安全保険と個人向け保険の違い

「スポーツ保険」と聞くと、まず思い浮かべるのが、公益財団法人スポーツ安全協会が提供している「スポーツ安全保険」ではないでしょうか。

この保険は、学校や地域のクラブ活動など、団体を通じて加入する形式で、保険料の安さが大きな特徴です。

この後紹介する、個人で加入できる年間契約タイプのスポーツ保険とは異なり、団体契約しかできない仕組みになっています。

両者には、加入方法や補償の範囲などに大きな違いがあります。

団体に所属している人にはスポーツ安全保険も有効な選択肢ですが、自分のペースでスポーツを楽しみたい個人には、自由度の高い年間契約型のスポーツ保険がよりおすすめです。

特に、他人への賠償責任やアウトドアスポーツへの補償など、保険のカバー範囲にこだわりたい方は、個人向けプランを検討してみましょう。

個人向け年間スポーツ保険の選び方

個人で年間契約のスポーツ保険に加入する際は、「補償内容」「対象となるスポーツ」「保険料のバランス」などを総合的にチェックすることが大切です。

価格の安さだけで決めてしまうと、実際の事故やケガの際に十分な補償が受けられない可能性があります。

ここでは、失敗しないためのスポーツ保険の選び方を4つのポイントに分けて解説します。

補償内容をしっかり確認する

まず最初に確認すべきは、補償の範囲と金額です。

「スポーツ保険」という名前がついていても、補償される内容は商品ごとに異なります。

特に確認しておきたいポイントは以下のとおりです。

• 傷害補償（通院・入院・手術）：スポーツ中にケガをした際の医療費をカバー
• 個人賠償責任補償：他人をケガさせたり、物を壊した場合の損害賠償を補償
• 死亡・後遺障害補償：万が一の重度事故に対する一時金
• 救援者費用補償（オプション）：登山や遭難時の捜索・救助費用にも対応

たとえば、個人賠償責任補償が「3,000万円まで」なのか「1億円まで」なのかでは、安心感が大きく異なります。

特に他人との接触があるスポーツをする場合は、賠償補償の上限額をしっかり確認しておくと安心です。

対象スポーツやリスクに合ったプランを選ぶ

保険によって、補償の対象となるスポーツが制限されていることがあります。

自分が実際に行っているスポーツや今後予定しているアクティビティが補償の対象に含まれているかを必ず確認しましょう。

スポーツの種類ごとのリスクに応じた選び方の例

• フットサル、ラグビー、バスケなど：他人へのケガが起きやすいため、賠償責任補償が必須
• 登山、スキー、スノーボード：遭難救助や交通費用の補償があると安心
• ランニングやジムトレーニング：主に自分のケガへの補償が中心でOK

定期的にスポーツを行う場合は、年間タイプの保険の方が管理しやすく、結果的にお得になるケースが多くなります。

保険料と補償のバランスを見極める

できるだけ保険料を抑えたいと思うのは当然ですが、必要な補償が不足していては意味がありません。

逆に、必要以上の特約が付いていることで保険料が高くなっているケースもあるため、自分のスポーツスタイルに合った適切な補償内容かどうかを見極めることが大切です。

• 月額390円で賠償1億円＋ケガ補償あり：コストパフォーマンス良好
• 年額1,000円でケガ補償のみ：安価だが賠償が含まれず不安

価格だけでなく、内容と必要性のバランスを考慮して選びましょう。

特約やオプションもチェック

基本補償に加えて、保険会社によってはさまざまな特約やオプションを選べるプランもあります。

こうしたオプションをうまく活用することで、自分のライフスタイルに合った柔軟な補償設計が可能になります。

• 携行品損害補償：スマホやスポーツ用品が壊れた・盗難にあった場合
• 救援者費用補償：登山やスキーなどでの遭難・捜索に対応
• 日常生活補償：日常のケガや自転車事故にも備えたい人に最適

すべての特約をつけると保険料が高くなるため、自分に必要な範囲を見極めて取捨選択することが、無駄のない保険選びのコツです。

個人加入できる年間スポーツ保険おすすめ5選

ここまで、スポーツ保険の基本や年間契約のメリット、保険選びのポイントを解説してきました。

ここからは、実際にどの保険を選べばいいのか悩んでいる方に向けて、個人で加入できる年間契約タイプのスポーツ保険の中から、おすすめの5商品をピックアップして紹介します。

保険料、補償内容、対象となるスポーツ、申し込みの手軽さなど、比較すべきポイントはさまざまです。

自分の運動スタイルや必要な補償内容に合わせて、どの保険が合っているかを確認しながら選びましょう。

ここで紹介する保険はいずれも年間を通じて利用可能なものばかりなので、定期的にスポーツを楽しむ個人にとって、どれも信頼性の高い選択肢です。

それぞれに特徴があり、目的やライフスタイルによって最適な保険は異なります。

次のセクションからは、各保険の詳細を1つずつ紹介していきます。

1. 楽天損保「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」

楽天損保が提供する「楽天超かんたん保険 スポーツプラン」は、保険料の手頃さと補償内容のバランスが優れた、個人向けの年間スポーツ保険です。

スマホから簡単に申し込めて、楽天ポイントの利用や獲得も可能。初めてスポーツ保険に加入する方にも人気があり、幅広い世代から支持されています。

こんな人におすすめ

• スポーツ保険に初めて加入する人
• ランニングやサイクリング、登山などを定期的に楽しんでいる人
• できるだけ手軽に保険手続きを済ませたい人

基本の補償内容

• ✅ 傷害補償：通院・入院・手術など、スポーツ中のケガに対応
• ✅ 個人賠償責任補償：他人をケガさせたり、物を壊した場合に最大1億円まで補償
• ✅ 死亡・後遺障害補償：事故による重大な結果に備えた一時金
• ✅ 携行品損害補償（オプション）：スマホやスポーツ用品の破損・盗難などに対応
• ✅ 救援者費用補償（オプション）：登山中の遭難などにかかる捜索費用をカバー

月額390円というリーズナブルな保険料でありながら、個人賠償責任補償は最大1億円と十分な内容。フットサルやスキーなど、接触のあるスポーツでも安心です。

申し込みや管理はスマホで完結するため、保険の手続きに慣れていない人でもスムーズに利用できます。

「とりあえず年間のスポーツ保険に入っておきたい」という方には、最初にチェックしておきたいおすすめのプランです。

2. au損保「ケガの保険 日常の事故」

au損保の「ケガの保険 日常の事故」は、スポーツ中のケガだけでなく、日常生活の中で起こる思わぬ事故にも対応できる年間契約型の保険です。

スポーツ時の補償に加えて、通勤・通学・買い物中など、普段の生活におけるケガも補償対象となるため、「スポーツ＋日常の備えをまとめて管理したい」という方にぴったりです。

こんな人におすすめ

• 自転車通勤や徒歩での移動が多い人
• スポーツと日常の両方で補償を受けたい人
• 家族向けの補償も検討している人

基本の補償内容

• ✅ 傷害補償：日常生活中やスポーツ中の通院・入院・手術に対応
• ✅ 個人賠償責任補償：自転車事故やスポーツ中の接触などで最大1億円補償
• ✅ 死亡・後遺障害補償：重大なケガへの一時金支給
• ✅ 交通事故補償：歩行中や自転車利用時の接触事故にも対応
• ✅ 家族型プラン：家族全体を対象にした契約も可能

月額410円からという保険料設定ながら、補償の範囲は広く、日常の中で起こりうるさまざまなトラブルにも備えることができます。

スポーツの頻度はそれほど高くないけれど、日常生活の中でケガをする可能性も考えておきたいという方にとって、年間契約で広く備えられるこのプランは非常に使い勝手が良いです。

自転車の利用頻度が高い方や、家族全体の補償をまとめて検討している方にもおすすめです。

3. PayPayほけん「ちょこっと保険 スポーツプラン」

「ちょこっと保険 スポーツプラン」は、PayPayアプリから手軽に加入できる1日単位の短期型スポーツ保険です。

年間契約タイプではありませんが、「週末だけスポーツをする」「イベント参加時だけ保険に入りたい」というライトユーザーにとっては、非常に便利な選択肢となります。

こんな人におすすめ

• スポーツの頻度が少なく、必要な日だけ保険を使いたい人
• PayPayアプリを使っている人
• ランニング大会やフットサルイベントなどのスポット参加が多い人

基本の補償内容

• ✅ 傷害補償：スポーツ中の通院・入院・手術に対応
• ✅ 個人賠償責任補償：他人にケガをさせた、物を壊した場合に補償（プランによる）
• ✅ 死亡・後遺障害補償：万が一の事態に備える補償
• ✅ 救援者費用補償：登山やアウトドア時の捜索・救助費用をカバー

PayPayアプリから簡単に申し込み・管理ができ、1日あたり数十円から加入できる手軽さが魅力です。

ただし、このプランは年間契約には対応していないため、定期的にスポーツを行う人にとっては、毎回の手続きが手間になる可能性もあります。

あくまで「補完的に使えるスポット型保険」として、年間契約の保険と併用するのも一つの方法です。

4. 三井住友海上「1DAYレジャー保険」

三井住友海上の「1DAYレジャー保険」は本来1日単位の短期型保険ですが、プランによっては年間契約に切り替えることも可能で、スポーツ保険としても高い評価を得ています。

大手保険会社ならではの充実した補償と信頼感があり、「補償はしっかりしていてほしい」「いざというとき確実に備えたい」という方に特におすすめです。

こんな人におすすめ

• しっかりとした補償内容を重視したい人
• 接触プレーのあるスポーツ（サッカー・ゴルフ・スキーなど）を行う人
• 家族でレジャーやスポーツを楽しむ機会が多い人

基本の補償内容

• ✅ 傷害補償：通院・入院・手術などスポーツ中のケガに対応
• ✅ 個人賠償責任補償：対人・対物で最大3億円まで補償
• ✅ 死亡・後遺障害補償：重大なケガへの一時金補償
• ✅ 救援者費用補償：遭難時などの捜索・搬送費用をカバー
• ✅ ファミリープラン：家族全体の補償にも対応（プラン選択可）

個人賠償責任補償が最大3億円と高額で、対人・対物事故のリスクにしっかり備えられるのが特徴です。

登山やスキー、ゴルフなど、アウトドアや接触プレーを伴うスポーツに取り組む人にとっても心強い保険です。

やや保険料は高めになる傾向がありますが、その分補償内容が非常に手厚く、安心感を最優先したい人には非常におすすめの年間スポーツ保険プランといえるでしょう。

5. JustInCase「1日ケガ保険」

JustInCaseが提供する「1日ケガ保険」は、必要なときだけ加入できる短期型の保険ですが、利用を繰り返すことで実質的に年間のスポーツ活動にも対応できます。

スマホアプリでの申し込みや管理ができる点も特徴で、「保険は必要なときだけ」「自分のペースで使いたい」という方にぴったりのスタイルです。

こんな人におすすめ

• スポーツの頻度が不定期で、必要な日だけ保険を使いたい人
• 登山やアウトドアなども含め、広くケガに備えたい人
• スマホで保険を管理したい人

基本の補償内容

• ✅ 傷害補償：通院・入院・手術など、日常やスポーツ中のケガに対応
• ✅ 個人賠償責任補償：対人・対物に最大1億円まで対応
• ✅ 死亡・後遺障害補償：重大事故への一時金支給
• ✅ 救援者費用補償：登山や遭難時の捜索費用を補償

この保険は1日単位で加入できますが、スポーツを行う予定に合わせて都度加入すれば、実質的に年間を通じて利用できる保険として活用可能です。

また、保険料は使った日数分だけ発生する仕組みのため、「毎週ではないけど月に何回か運動する」といった人にとっては、無駄がない点もメリットです。

自由度の高さとスマホ完結の手軽さを求める人には、非常に相性の良い選択肢といえるでしょう。

個人向け年間スポーツ保険のよくある質問（FAQ）

ここまでで、個人向け年間スポーツ保険のメリットや各商品の特徴がわかってきたと思います。

とはいえ、実際に契約を検討する際には「本当に自分に合っている？」「こんなケースはどうなるの？」といった疑問も出てくるものです。

ここでは、年間タイプのスポーツ保険に関して特によくある質問をまとめてご紹介します。

Q1. 持病や既往症があっても加入できますか？

A. 多くのスポーツ保険では、ケガに対する補償がメインのため、持病や既往症があっても加入は可能です。

ただし、持病の悪化や病気由来の症状については補償対象外となる場合があるため、契約前に補償範囲を確認することをおすすめします。

Q2. 年の途中で解約したら保険料は戻りますか？

A. 解約は可能ですが、多くの年間契約型スポーツ保険では「中途解約による返金なし」となっています。

短期間の利用が予想される場合は、月額プランや1日型の保険を検討すると無駄がありません。

Q3. 複数のスポーツをしている場合、別々に保険に入る必要がありますか？

A. 年間タイプのスポーツ保険の多くは、1契約で複数のスポーツに対応しています。

ただし、保険によっては「特定の危険な競技（ラグビー・格闘技・モータースポーツなど）」を対象外としている場合もあるため、加入前に対象種目を確認しましょう。

Q4. 海外でスポーツをする場合も補償されますか？

A. 多くのスポーツ保険は「国内限定」です。海外でのトライアスロンや登山などは補償対象外となるケースが一般的です。

海外での活動がある場合は、スポーツ特約付きの「海外旅行保険」を選ぶのがおすすめです。

Q5. プロの選手や報酬を得ているコーチも加入できますか？

A. 基本的にはアマチュア向けの保険が多いため、プロ選手や有償の指導者は補償対象外となるケースがあります。

ただし、一部の保険では職業的スポーツ活動にも対応している場合があるので、加入前に保険会社へ直接確認すると安心です。

記事のまとめ：自分に最適な個人向け年間スポーツ保険を選ぼう

スポーツ中のケガやトラブルは、いつ誰に起きても不思議ではありません。

だからこそ、「いざというときの備え」として年間契約型のスポーツ保険に加入しておくことは、アクティブに過ごす人にとって大きな安心材料になります。

この記事では、個人でも加入できる年間スポーツ保険の基礎知識や選び方、そしておすすめの保険商品を5つ厳選してご紹介しました。

それぞれの保険には特徴があり、補償内容・保険料・使い方の自由度などは異なります。

• 手軽に始めたい → 楽天損保
• 日常のケガにも備えたい → au損保
• 必要なときだけ柔軟に使いたい → PayPayほけん
• 補償内容の手厚さを重視したい → 三井住友海上
• ライフスタイルに合わせて使いたい → JustInCase

どれが正解というわけではなく、自分の運動スタイルや生活環境に合った補償を選ぶことが一番大切です。

スポーツをもっと自由に、安心して楽しむためにも、「年間を通じてしっかり備える」という選択を、今のうちにしておきませんか？

あなたにぴったりのスポーツ保険が見つかりますように。