スポーツ保険

団体向けスポーツ保険は一日だけ加入可能?契約条件や補償内容を詳しく紹介

一日のイベントも安心!団体で入れるスポーツ保険を完全解説

団体向けスポーツ保険は一日だけ加入可能?契約条件や補償内容を詳しく紹介

スポーツ大会や運動会など、団体でのイベント開催を控える主催者や団体の責任者にとって、参加者の安全確保は最優先事項です。

年間契約の保険では費用負担が大きすぎる一方で、なんの保険もない状態では万が一の事故に対応できません。

そこで注目したいのが、一日だけでも加入できる団体向けスポーツ保険です。

最近では、イベントの規模や内容に合わせて選べる団体スポーツ保険商品も増えており、オンラインで手軽に申し込める商品も登場しています。

この記事では、一日単位で加入できる具体的な団体スポーツ商品の特徴まで詳しくご紹介します。

一日だけのスポーツイベントにも!短期加入できる団体保険を紹介

一日だけのスポーツイベントにも!短期加入できる団体保険を紹介

スポーツイベントやレクリエーションの主催者の方や、団体やチームの責任者の方は、参加者の安全を考えて団体向けスポーツ保険への加入を検討されるのではないでしょうか。

ただ、「たった一日のイベントなのに、年間契約は少し…」という声もよく聞かれます。

実は、一日だけでも加入できる団体向けスポーツ保険があるんです。

スポットでのスポーツイベントや行事に適した補償内容で、主催者の負担も抑えられます。

年間契約限定のスポーツ安全保険

代表的なスポーツ保険として知られる「スポーツ安全保険」。

ただし、スポーツ安全保険は年間契約のみで、月割りや日割りの設定はありません。

一日のみの活動やイベントには向いていないため、別の団体スポーツ保険を検討する必要があります。

また、スポーツ安全保険は、加入した団体の管理下での活動中および往復中の事故のみを補償します。

他の団体が主催するイベントに参加する場合、そのイベントの主催団体がスポーツ安全保険に加入していたとしても、参加者個人は自動的には補償対象とはなりません。

イベントに参加する際は、主催者に保険の加入状況を確認し、必要に応じて個別にスポーツ保険やレジャー保険に加入することをおすすめします。

一日加入可能な団体向けスポーツ保険のおすすめ4選!

一日加入可能な団体向けスポーツ保険のおすすめ4選!

年間契約ではハードルが高いと感じる方のために、一日からでも加入できるスポーツ保険をご紹介します。

運動会やスポーツ大会、レクリエーションイベントなど、たった一日の団体活動でも参加者の安全を守りたいですよね。

そこで、主要な保険会社が提供する、一日加入タイプの団体向けスポーツ保険を4つ厳選しました。

一日単位で加入可能な団体スポーツ保険

  • あいおいニッセイ同和損保「レクリエーション傷害保険」
  • 損保ジャパン「レクリエーション補償プラン」
  • AIG損害保険「レクリエーション傷害保険」
  • 農協(JA)「イベント共済」

補償内容や掛金、申し込み方法まで、それぞれの特徴を詳しく解説していきます。

チームやイベントの規模や内容に合わせて、最適な団体スポーツ保険を選ぶ参考にしてみてくださいね。

あいおいニッセイ同和損保「レクリエーション傷害保険」

あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険

あいおいニッセイ同和損保の「レクリエーション傷害保険」は、業界初のネット完結型レクリエーション保険として注目を集めています。

この団体スポーツ保険の最大の特徴は、イベント前日の23時59分まで申し込みが可能な点です。

急なイベント開催でも安心して加入できるのが魅力ですね。

補償内容も充実しており、イベント参加中のケガはもちろん、熱中症や食中毒による入院・通院、万が一の死亡・後遺障害まで幅広くカバーしています。

さらに、往復途上の事故も補償対象となるため、参加者の安全を集合から解散まで守ることができます。

加入条件

加入条件は以下の通りです。

  • 参加者が20名以上のイベントであること
  • 一日単位での契約が可能
  • 最低保険料は1,000円から

保険料は活動内容によって異なりますが、例えば低リスクの活動(お楽しみ会、ウォーキング、遠足など)であれば、一日1人あたり30円程度からと、非常にリーズナブルな設定になっています。

オンラインで簡単に加入できる点も、忙しいイベント主催者の方々にとっては大きなメリットでしょう。

24時間365日の事故対応サービスも付帯しているので、万が一の際も安心です。

損保ジャパン「レクリエーション補償プラン」

損保ジャパン:レクリエーション補償プラン

損保ジャパンの「レクリエーション補償プラン」は、スポーツイベントやレクリエーション活動中の事故やケガに対する包括的な補償を提供しています。

この団体スポーツ保険の特徴は、参加者全員を対象にした幅広い補償内容。

補償内容

  • イベント中のケガによる入院費用、手術費用、通院費用
  • 熱中症による死亡、後遺障害、入院、手術、通院
  • 食中毒による入院、通院

団体スポーツ保険のスタンダードともいえる補償内容で、しっかり活動をサポートします。

加入条件

  • 参加者が20名以上のイベントであること
  • 宿泊を伴わないイベントであること
  • 参加者が客観的に確認できる名簿があること

保険料は活動内容によって異なりますが、例えば低リスクの活動(A区分)であれば、一日1人あたり30円からとなっています。

また、参加人数に応じて団体割引も適用されるため、大規模なイベントほどお得に加入できるのも魅力的です。

損保ジャパンの長年の実績と信頼性も、この団体スポーツ保険の大きな強みです。

ただし、イベントの内容によっては契約できない場合もあるので、詳細は代理店または損保ジャパンに直接問い合わせることをおすすめします。

AIG損害保険「レクリエーション傷害保険」

AIG損害保険:レクリエーション傷害保険

AIG損害保険の「レクリエーション傷害保険」は、比較的小規模な団体でも加入しやすい点が特徴です。

他社の多くが20名以上を条件としているのに対し、AIG損保では10名以上から加入可能となっています。

主な特徴

  • 一日あたりの参加者が10名以上のイベントから加入可能
  • 二日以上の行事の場合は、一日平均10名以上であれば対象
  • 幅広い活動(ハイキング、運動会、サッカー、スキーなど)をカバー

補償内容

  • ケガによる死亡・後遺障害
  • 入院保険金(1事故180日限度)
  • 手術保険金
  • 通院保険金(1事故90日限度)

また、オプションで熱中症危険補償特約や食中毒補償特約も付帯可能です。

これにより、夏のスポーツイベントや食事を伴う団体行事でも安心して開催できます。

保険料は活動内容やプランによって異なりますが、比較的リーズナブルな設定となっています。

ただし、宿泊を伴う行事や危険度の高いスポーツは対象外となるので注意が必要です。

AIG損保のレクリエーション傷害保険は、小規模な団体やクラブ活動、地域のイベントなどに特に適していると言えるでしょう。

農協(JA)「イベント共済」

JA共済(農協):イベント共済

農協(JA)の「イベント共済」は、地域に密着した農協ならではの、きめ細やかなサービスを展開しています。

都市部だけでなく、地方での団体スポーツ活動にも対応しやすい点が魅力ですね。

主な特徴

  • 最少人数10名から契約可能
  • イベント傷害共済とイベント賠償責任共済の2種類を用意
  • 地域の実情に合わせた柔軟な対応

補償内容

  • ケガによる死亡・後遺障害
  • 入院共済金
  • 通院共済金
  • 賠償責任(対人・対物)

農協の「イベント共済」は、他の保険会社と比べても遜色ない補償内容と料金設定になっています。

特に、地域のスポーツ活動や農業関連のイベントなど、地域に根ざした活動に適していると言えるでしょう。

加入手続きは各地域のJA窓口で行うことができ、地域の実情に詳しいスタッフがサポートしてくれるので、団体スポーツ保険に詳しくない方でも安心して相談できます。

ただし、農協の組合員でなくても加入できる場合が多いですが、地域によって条件が異なる可能性があるので、詳細は最寄りのJA窓口に確認することをおすすめします。

団体向けスポーツ保険を一日だけ利用する際の注意点

団体向けスポーツ保険を一日だけ利用する際の注意点

一日だけの団体スポーツ保険に加入する場合、いくつかの重要なポイントがあります。

特に、申込み期限や補償開始時間、活動内容の事前申告、事故発生時の対応など、見落としがちな点に注意が必要です。

ここでは、一日単位で団体スポーツ保険を利用する際の主な注意点をご紹介します。

申込み期限と補償開始時間を要チェック!

一日だけの団体スポーツ保険では、申込み期限と補償開始時間が特に重要です。

多くの保険会社は当日の申込みを受け付けておらず、例えば、あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険では、イベント前日の23時59分までに申し込む必要があります。

補償開始時間については、通常はイベント参加者の集合時点から解散時までですが、自宅からの往復途上も補償対象となる保険もあります。

急遽決まったイベントの場合は、申込み期限に余裕のある団体スポーツ保険を選ぶことをおすすめします。

活動内容の事前申告が必要なケースも

団体スポーツ保険は活動内容によって、保険料や補償内容が大きく変わります。

例えば、損保ジャパンのレクリエーション補償プランでは、活動をリスクの度合いによってA・B・Cの3区分に分類しています。

お花見やバレーボールなどの比較的リスクの低い活動はA区分、運動会や軟式野球はB区分、サッカーやスキーなどの危険度の高い活動はC区分となっています。

活動内容を正確に申告することで、適切な保険料で必要な補償を受けることができます。

複数の活動を行う場合は、最もリスクの高い活動を基準に申告するようにしましょう。

事故発生時の対応と保険金請求の手順

万が一の事故発生時に備えて、保険金請求の手順を事前に確認しておくことも大切です。

一般的な手順は以下を参考にしてみてください。

  1. 事故発生後、速やかに保険会社に連絡する
  2. 医療機関で診察・治療を受ける
  3. 保険会社から送られてくる保険金請求書類に必要事項を記入
  4. 医療機関の診断書や領収書などの必要書類を揃える
  5. 保険会社に請求書類一式を送付
  6. 保険会社による審査後、保険金が支払われる

イベント主催者や団体責任者は、事故の状況を記録し、参加者リストや当日のスケジュールなどの資料を保管しておくことをおすすめします。

また、参加者全員に加入している団体スポーツ保険の概要と事故発生時の対応を周知しておけば、万が一の際もスムーズな対応が可能です。

記事のまとめ

記事のまとめ

一日だけの活動でも、適切な団体スポーツ保険への加入は不可欠です。

主催者の方は、ぜひイベントの企画段階から、一日加入可能な団体向けスポーツ保険の検討を始めてください。

各保険会社が提供する商品には、それぞれ特徴があり、活動内容や参加人数に応じて最適な選択肢が見つかるはずです。

参加者が安心して活動できる環境づくりの第一歩として、まずは団体スポーツ保険への加入を検討してみてくださいね。

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