12月のレクリエーションを企画する際、「クリスマス会のほかに何をしよう」「年末らしい内容も入れたい」と悩む方は多いのではないでしょうか。
12月は、クリスマス、冬至、大掃除、正月の準備など、工作やゲームのきっかけになる行事が続く月です。一年の締めくくりとして、思い出を振り返る企画も楽しめます。
寒さが厳しくなる時期なので、室内でできるレクリエーションを中心に用意しておくと、12月の予定を組みやすくなります。
この記事では、12月におすすめのレクリエーション企画を、室内・子供向け・高齢者向け・世代交流向けに分けて紹介します。
保育園・幼稚園・小学校・学童、介護施設、デイサービス、地域イベントなど、参加者に合った12月の企画づくりに役立ててください。
12月のレクリエーションはクリスマス・冬至・年末がテーマ
12月らしい企画を考えるときは、その月の行事からテーマを選ぶと、内容を具体的にしやすくなります。
華やかに楽しむならクリスマス、季節の風習にふれるなら冬至、一年を締めくくるなら年末の準備を取り入れてみましょう。
クリスマスは飾り作りやゲームに広げやすい
12月25日のクリスマスは、子供から高齢者まで知っている人が多い行事です。クリスマスツリーやリースの工作、サンタクロースにちなんだゲームなど、12月の企画の中心にしやすいでしょう。
12月の前半に飾りを作り、後半のクリスマス会で会場に飾る流れにすると、準備の時間もレクリエーションとして楽しめます。
クリスマス会当日のゲームや出し物を詳しく知りたい方は、次の記事も参考にしてください。
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冬至はゆずやかぼちゃで季節を感じられる
冬至は、一年のうちで昼の時間が最も短くなる日です。毎年12月22日ごろにあたり、ゆず湯に入ったり、かぼちゃを食べたりする風習があります。
ゆずの香りを楽しむ会や、ゆずに見立てたボールを使うゲームなど、クリスマスとは違う落ち着いた企画にできます。
クリスマスの企画が続く12月に、和の行事を一つ入れると、月全体の内容に変化が生まれます。
年末は一年の振り返りと正月準備を楽しめる
12月の後半は、大掃除や年賀状、正月飾りなど、新しい年を迎える準備が話題になる時期です。
来年のカレンダー作りや正月飾りの工作は、完成した作品をそのまま年明けに使えます。一年の思い出を発表し合う企画も、12月ならではの内容です。
クリスマスが終わったあとの数日間にも実施しやすいので、年内最後のレクリエーションとして予定に入れておきましょう。
12月におすすめの室内レクリエーション企画
12月の室内レクリエーションには、会場の飾りになる工作や、年明けにも使える作品作りが向いています。
画用紙や紙皿など、身近な材料で簡単に用意できる企画を選ぶと、準備の負担を抑えられます。
紙皿で作るクリスマスリース

紙皿の中央を丸く切り抜き、緑の色紙やシールを貼ってクリスマスリースを作る工作です。赤いリボンや、丸く切った画用紙の実を付けると、華やかに仕上がります。
小さな子供には、あらかじめ切り抜いた紙皿を用意し、貼る作業を楽しんでもらいましょう。ハサミを使える小学生は、葉の形を自分で切っても構いません。
完成したリースは、ひもを付けて壁やドアに飾れます。同じ材料でも一人ずつ違う作品になるので、並べて見比べる時間も設けてみてください。
みんなで仕上げる壁面クリスマスツリー

緑の模造紙で大きなツリーを作って壁に貼り、参加者が飾りを付けていく共同制作です。星、靴下、プレゼントの箱などを画用紙で作り、好きな場所に貼ります。
飾りにひと言メッセージや名前を書いておくと、誰が作ったものかを探す楽しみも生まれます。
高い位置はスタッフが貼り、参加者は手の届く範囲を担当しましょう。数日に分けて少しずつ飾りを増やすと、12月の壁面飾りとして長く楽しめます。
手作りクリスマスカード

二つ折りにした画用紙に、ツリーや雪だるまの形を貼って、クリスマスカードを作るレクリエーションです。フェルトや綿を使うと、手ざわりの違いも楽しめます。
絵を描くことが苦手な方には、スタンプやシールを用意しましょう。ペンで「ありがとう」「メリークリスマス」などの短い言葉を添えるだけでも、気持ちの伝わるカードになります。
家族や友達、お世話になっている人など、渡す相手を決めてから作ると、色や言葉を選びやすくなります。
ゆずボール転がしゲーム

冬至のゆず湯にちなんで、黄色いボールをゆずに見立て、湯船に入れるゲームです。机の端に浅い箱やたらいを置き、反対側からボールを転がして入れます。
箱までの距離を短くしたり、入口の広い箱に替えたりすると、難しさを簡単に調整できます。入った数を競うよりも、全員で合計いくつ入るかに挑戦する形がおすすめです。
ボールは、新聞紙を丸めて黄色い紙で包めば手作りできます。座ったまま参加できるため、幅広い年齢で楽しめます。
来年のカレンダー作り

月ごとの台紙に、季節の絵や飾りを加えて、来年のカレンダーを作る企画です。日付の部分は印刷したものを用意し、参加者は絵や貼り絵の部分を担当します。
1月だけを作る短い企画にも、数回に分けて12か月分を仕上げる企画にもできます。何人かで分担して一冊にまとめる方法もあります。
「1月は何を描こう」「春といえば何だろう」と季節の行事を話しながら進めると、会話も広がります。
子供向けにおすすめの12月レクリエーション
子供向けには、サンタクロースやプレゼントなど、クリスマスへの期待を遊びにつなげると盛り上がります。
室内で体を動かすゲームは、走る範囲を決め、ぶつからない広さを確保してから始めましょう。
サンタクロースのプレゼント配達リレー

プレゼントに見立てた空き箱を袋に入れ、目的地の「家」まで運ぶリレー形式のゲームです。家は段ボール箱やフープで作り、箱を一つ置いたら戻って次の人に袋を渡します。
サンタクロースの帽子をバトン代わりにすると、雰囲気が出ます。走らずに早歩きで進むルールにすれば、室内でも実施しやすくなります。
年齢が低い場合は、チームで競わず、全員で順番に配達する形にしましょう。
靴下の中身当てクイズ

大きな靴下や布の袋に身近な物を入れ、手ざわりだけで中身を当てるクイズです。積み木、スプーン、ボールなど、形の分かりやすい物を選びます。
答えが出にくいときは、「台所で使うものだよ」「丸い形だよ」とヒントを出しましょう。見ている子供がヒントを考える役になっても楽しめます。
とがった物や壊れやすい物は入れず、スタッフが事前に中身を確認しておきます。
雪玉入れゲーム

白い紙を丸めて雪玉を作り、かごや箱に投げ入れるゲームです。玉を作るところから始めると、準備そのものが遊びになります。
かごに雪だるまの顔を貼ったり、高さの違う箱を並べたりすると、狙う楽しさが増します。投げる位置に線を引き、年齢に合わせて距離を変えましょう。
終わったあとは、誰が一番多く拾えるかを楽しみながら片付けられます。
ぴかぴか大掃除チャレンジ

年末の大掃除にちなんで、片付けや掃除を遊びに変えるレクリエーションです。「赤いおもちゃを箱に戻す」「机を端から端までふく」などのお題カードを引き、順番に挑戦します。
速さを競うよりも、できたらシールを一枚貼る形にすると、落ち着いて取り組めます。
最後に「きれいになったね」と部屋を見渡す時間を作りましょう。自分たちの使う場所を整えて、新しい年を迎える気持ちにつなげられます。
一年の行事すごろく

大きな紙に、4月から12月までの行事をマスにしたすごろくを作って遊びます。「遠足のマスでは好きなおやつを言う」など、行事にちなんだ簡単なお題を入れましょう。
小学生なら、マスの内容を考えるところから参加できます。自分たちの思い出が入ったすごろくは、一年の振り返りにもなります。
人数が多いときは、数人のチームで一つのコマを進めると、待ち時間が短くなります。
高齢者向けにおすすめの12月レクリエーション
高齢者向けには、年末年始の経験を活かせる企画や、座ったまま取り組める内容がおすすめです。
上手にできたかどうかよりも、季節の話題をきっかけに会話や動きが生まれることを大切にしましょう。
座ってできる大掃除体操

窓ふき、はたきがけ、ぞうきんしぼりなど、掃除の動きをまねる体操です。いすに座ったまま、腕を大きく回したり、手首をひねったりします。
「次は高い棚のほこりを払いましょう」と声をかけると、動きをイメージしやすくなります。なじみのある動作なので、体操が初めての方にも説明が伝わりやすいでしょう。
痛みのある部位は無理に動かさず、できる範囲で参加してもらいます。途中で休憩をはさみ、水分をとる時間も用意しましょう。
ゆずの香りを楽しむ会

冬至に合わせて、本物のゆずを手に取り、色や香り、手ざわりを楽しむ企画です。「ゆず湯に入っていましたか」「料理にはどう使いましたか」と問いかけ、話を広げます。
かぼちゃや小豆など、冬至にちなんだ食材の写真を一緒に見せると、家庭ごとの風習の違いも話題になります。
肌が弱い方は、果汁が手に付かないよう、切らずに丸ごとのゆずを使いましょう。口に入れないよう、スタッフがそばで見守ります。
一年を表す一文字発表会

今年一年を振り返り、自分にとっての一文字を選んで発表するレクリエーションです。「楽」「歩」「花」など、思い浮かんだ漢字を色紙や画用紙に書きます。
文字を決めにくい方には、「今年うれしかったことは何ですか」と尋ね、出てきた言葉から一緒に探しましょう。筆やペンで書くことが難しければ、スタッフが代筆しても構いません。
完成した作品を壁に並べると、それぞれの一年が伝わる展示になります。
年末年始の思い出トーク

大晦日や正月の過ごし方をテーマに、思い出を話す会です。年越しそば、餅つき、除夜の鐘、おせち料理など、写真やイラストを見せながら進めます。
「おせちで好きだったものは」「正月はどんな遊びをしましたか」など、答えやすい質問から始めましょう。
出身地によって雑煮の味や具が違うことも多く、話が広がりやすい話題です。聞くだけの参加も歓迎し、発言を順番に求めすぎないようにします。
来年の干支の貼り絵

来年の干支の動物を下絵にして、ちぎった色紙を貼っていく工作です。指先を使う作業を、自分のペースで進められます。
下絵は線を太く、区切りを大きくしておくと貼りやすくなります。のりを使いにくい方には、両面テープを貼った台紙を用意しましょう。
はがきサイズで作れば年賀状に、大きな紙で共同制作にすれば正月の壁面飾りになります。
介護施設でクリスマス会を開く場合のゲームは、次の記事で詳しく紹介しています。
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子供から高齢者まで一緒に楽しめる12月レクリエーション
世代交流では、どちらかが見ているだけにならないよう、一緒に作ったり教え合ったりする時間を設けましょう。
12月は、贈り物や正月の遊びをテーマにすると、世代が違っても参加しやすい企画になります。
手作りカードの交換会

子供と高齢者がそれぞれクリスマスカードを作り、当日に交換する企画です。買ったプレゼントを用意しなくても、贈り合う楽しさを味わえます。
誰に渡るか分からない形にする場合は、「元気に過ごしてください」など、誰が受け取ってもうれしい言葉を選びます。
受け取ったあとに、作った人を紹介する時間を設けると、会話のきっかけになります。もらえない人が出ないよう、予備のカードも用意しておきましょう。
正月遊びの先取り交流会

かるた、福笑い、お手玉、こま回しなど、正月の遊びを一足早く楽しむ会です。高齢者が遊び方やコツを伝え、子供が挑戦する流れを作ります。
福笑いは、顔のパーツを大きく作り、机の上で行うと参加しやすくなります。目隠しが苦手な方は、目を閉じるだけでも構いません。
後半は、子供が今好きな遊びを高齢者に紹介しましょう。教える役を交代すると、互いに関心を持ちやすくなります。
紙で作る正月飾り

輪にした画用紙を土台にして、扇、梅の花、水引風の紙ひもなどを貼り、正月飾りを作ります。2人1組になり、相談しながら一つの作品を仕上げましょう。
パーツを切る人、貼る位置を決める人など、得意なことに合わせて役割を分けられます。
飾りの意味や、昔の家での飾り方を高齢者に教えてもらうと、作る時間が交流の時間にもなります。
今年の思い出ベスト3発表

グループごとに、今年楽しかったことを三つ選んで発表する企画です。行事の写真や作品を並べておくと、思い出しやすくなります。
子供と高齢者が同じグループになり、「どれが一番楽しかった?」と尋ね合いながら決めます。
順位を付けることが目的ではないので、選びきれない場合は数を増やしても問題ありません。発表を聞いた人が拍手を送る流れにすると、温かい雰囲気で一年を締めくくれます。
12月のレクリエーションを企画するときの注意点
12月のレクリエーションでは、寒さや感染症への備えと、人が集まる行事ならではの安全確認が大切です。
参加者の年齢や体調に合わせ、当日の様子を見ながら内容を調整しましょう。
寒さと感染症に備えて室内環境を整える
12月は、かぜや感染性胃腸炎などが広がりやすい時期です。開始前の手洗い、定期的な換気、体調がすぐれない方の参加を見送る判断などを、事前に決めておきましょう。
換気で室温が下がるため、ひざ掛けや上着を用意し、窓際の席は冷えすぎていないか確認します。
暖房で空気が乾燥しやすくなるので、冬でも水分をとる時間を設けることが大切です。
飾りや電飾は転倒と誤飲を防ぐ配置にする
クリスマスツリーや電飾のコードは、人が通る場所を避けて配置します。床をはうコードは、足を引っかけて転倒する原因になります。
小さな飾りや綿、ビーズは、子供の手が届かない高さに付けましょう。誤飲が心配な場合は、大きめの紙パーツに置き換えると安心です。
ストーブなどの暖房器具の近くには、紙や布の飾りを置かないようにします。
食べ物を出すときは餅やアレルギーに注意する
12月は、ケーキや餅など、食べ物を囲む行事が増えます。提供する場合は、食物アレルギーや食事上の配慮事項を事前に確認しましょう。
餅は、高齢者や小さな子供がのどに詰まらせる事故につながることがあります。施設の方針や担当職員の判断を踏まえ、提供するかどうかを決めてください。
食べる企画を入れなくても、工作やクイズで12月らしさは十分に楽しめます。
行事の過ごし方の違いに配慮する
クリスマスや正月の過ごし方は、家庭や信仰、暮らしの事情によって異なります。全員が同じように祝っていることを前提にせず、参加の仕方を選べるようにしましょう。
「サンタクロースから何をもらった?」のように、家庭の状況が分かる質問は避けます。年末年始の思い出も、話したい人が話せる形にとどめます。
プレゼント交換をする場合は、手作りの品にするなど、家庭の負担が出ない方法を選びましょう。
イベント規模に応じてケガや事故への備えも考える
地域のクリスマス会や餅つき大会など、大人数の行事では、通路の確保やスタッフの役割分担、緊急時の連絡方法を事前に確認しておきましょう。
子供と高齢者が一緒に参加する場合は、移動の速さや必要な手助けの違いも考慮します。
開催内容に応じて、レクリエーション保険などの備えも検討しましょう。加入を考える際は、予定している行事が対象になるか、補償内容や申込条件を確認してください。
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まとめ|12月のレクリエーションは行事と一年の振り返りを楽しもう
12月は、クリスマス、冬至、年末の準備をきっかけに、工作やゲーム、世代交流を楽しめる月です。
室内ではクリスマスリースやカレンダー作り、子供向けにはプレゼント配達リレーや雪玉入れゲーム、高齢者向けには大掃除体操や思い出トークなどを取り入れられます。
子供と高齢者が一緒に参加する場合は、手作りカードの交換会や正月遊びの交流会など、互いに贈り合い、教え合える企画もおすすめです。
寒さや感染症、食べ物の扱いに配慮しながら、参加者が自分のペースで楽しめる12月のレクリエーションを企画してみてください。


