レクリエーション保険は、イベントを主催する方が加入し、イベント参加者のケガや、イベント中に不慮の事故で起こった損害に対する損害賠償を補償してくれる保険です。
ちょっとしたレジャーイベントや遠足などにも使えるため、最近では様々な方が加入をすることが増えているレクリエーション保険ですが、どの保険会社に問い合わせればよいのか悩む方も多いです。
そこで今回は、レクリエーション保険を扱う保険会社、東京海上日動火災保険の保険商品について紹介します。
東京海上日動火災保険のレクリエーション保険は契約可能な人数の下限が決められているため、事前によく確認が必要です。
この記事を読んで、レクリエーション保険を選ぶ際の参考にしてみて下さい。
※こちらで紹介している東京海上日動火災保険のレクリエーション保険は、2020年7月現在にWeb上で公開されている「東京海上日動火災保険 レクリェーション災害補償プランのおすすめ」のパンフレットを参考にしております。
※参考:東京海上日動火災保険 レクリェーション災害補償プランのおすすめ
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レクリエーション損害保険は、団体でレクリエーションを行う際に、万が一参加者に事故やケガなどが発生した場合に備えるための保険です。
3分で見積もりシミュレーションも可能。イベント開催時はぜひご検討ください。
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東京海上日動火災保険のレクリエーション保険の内容
東京海上日動火災保険(以下東京海上日動)では、「レクリェーション災害補償プラン」というレクリエーション保険を取り扱っています。
レクリエーション保険の契約者はイベント主催者で、イベントの参加者がイベント中にケガをした際の「傷害保険」と、イベント中に参加者・第三者の身体や財物に損害を与えてしまった際の「損害賠償保険」の2つの役割を果たします。
保険料はイベントの危険度や参加者の人数に応じて代わり、イベントの主催者が代表となって参加者全員分をまとめて加入します。
また、保険契約の際には参加者全員の名簿が必要で、宿泊を伴う行事の場合は契約不可という点に注意が必要。
これは東京海上日動だけでなく、他の損害保険会社のレクリエーション保険にも共通することなので、他社の契約を検討している方も注意して下さい。
支払われる保険金の種類と支払い対象になるケース
東京海上日動のレクリエーション保険では、下記のような保険金が支払われます。
傷害保険
- 死亡保険金
保険期間中、急激かつ偶然な外来の事故によってケガを負い、そのケガが原因で事故発生から180日以内に死亡した場合に保険金が支払われる。 - 後遺障害保険金
保険期間中、急激かつ偶然な外来の事故によってケガを負い、そのケガが原因で事故発生から180日以内に後遺障害が発生した場合に保険金が支払われる。 - 入院保険金
保険期間中、急激かつ偶然な外来の事故によってケガを負い、医師の治療を必要とし、事故の日からその日を含めて180日以内に入院した場合に保険金が支払われる。 - 手術保険金
保険期間中、急激かつ偶然な外来の事故によってケガを負い、ケガの治療のために所定の手術を受けた場合に保険金が支払われる。 - 通院保険金
保険期間中、急激かつ偶然な外来の事故によってケガを負い、医師の治療を必要とし、事故の日からその日を含めて180日以内に通院した場合に保険金が支払われる。
賠償責任保険
保険期間中、行事で使用または管理する施設の欠陥や行事の遂行に起因して、他人にケガをさせたり他人の財物に損害を与え、被保険者が法律上の賠償責任を負担した場合に、下記の損害について保険金が支払われます。
- 法律上の損害賠償金
損害を受けた第三者から請求される損害賠償金 - 争訟費用
訴訟に関する弁護士費用など - 損害防止軽減費用
損害の防止・軽減のために支出した費用の補償 - 緊急措置費用
応急手当や病院への搬送など、緊急措置に使用した費用の補償 - 協力費用
被保険者が東京海上日動の要請に応じて協力するために支出した費用の補償
また、東京海上日動のレクリエーション保険で傷害保険金や賠償責任保険金が支払われる具体的なケースは、下記のような例になります。
保険金が支払われるケース例
- スポーツ大会で野球の試合中にボールがあたりケガをした(傷害保険)
- テニスの試合中にボールが頭にぶつかりケガをした(傷害保険)
- お祭りで出店のプロパンガスが爆発し、参加者にケガを追わせてしまった(賠償責任保険)
- イベントで見学者用のテントが倒れ、テントの下にいた見学者にケガを負わせてしまった(賠償責任保険)
東京海上日動のレクリエーション保険では、補償についてどんなケースも対象になるというわけではなく、地震や噴火、津波などの天災や、脳疾患・疫病または心神喪失などによって生じたケガなどは対象外になります。
東京海上日動に限らず、どんな保険会社でも補償の対象外になるケースが定められているので、契約前にチェックしておきましょう。
補償対象になるイベント・行事の例
東京海上日動のレクリエーション保険では、様々なイベントや行事が補償対象になりますが、主なものとしては下記のような行事が当てはまります。
補償対象となる行事
- 日帰りの遠足
- 潮干狩りやハイキングなどのレジャー
- 各種スポーツ大会・イベント
- 運動会・陸上競技会
- ヨガなどの健康目的のイベント
- お祭り(山車や神輿があるもの)
なお、スキューバダイビングやバンジージャンプ、ラフティング、山岳登はん、水上バイク、スカイダイビングなどの危険度が高いイベント・行事についてはレクリエーション保険の加入が認められないため、注意が必要です。
また、東京海上日動のレクリエーション保険の加入対象になるのは、参加する人数が45名以上の場合に限られます。
そのため、参加者が45名より少ない場合には、他の会社のレクリエーション保険に加入を検討することをおすすめします。
レクリエーション保険の保険料
東京海上日動のレクリエーション保険では、開催するイベントの種類によって保険料が異なります。
また、傷害保険と賠償責任保険は両方加入する必要があり、支払う保険料は両方の保険料を合算した金額になります。
傷害保険
区分 | 行事の種類 | 保険料例 (1名・1日) |
---|---|---|
A | バドミントン大会、 卓球大会、テニス大会、 ハイキング、水泳教室、 ヨガ、日帰り遠足、 潮干狩りなど |
24円 |
B | 軟式野球の大会、剣道大会、 陸上競技、運動会、 サイクリング、 マラソン大会、サッカー教室など |
120円 |
C | サッカー大会、硬式野球大会、 山車・みこしに参加する祭り、 ハンドボール、 バスケットボールなど |
241円 |
※死亡・後遺障害保険金が500万円、入院保険金日額2,000円、通院保険金日額1,000円で設定した場合
傷害保険に関しては、団体の人数によって団体割引と最低保険料が定められています。
参加者 数 |
50名 以上 |
500名 以上 |
1,000名 以上 |
3,000名 以上 |
---|---|---|---|---|
団体 割引率 |
5% | 10% | 15% | 20% |
最低 保険料 |
1,900円 | 45,000円 | 85,000円 | 240,000円 |
賠償責任保険
プラン | 支払い限度額・免責金額 | 保険料例 |
---|---|---|
①主催者が負う 賠償責任のみが 対象の場合 |
支払限度額 1億円 |
1名あたり10円 (最低保険料5,000円) |
②主催者および 参加者が負う 賠償責任が 対象の場合 |
免責金額なし | 1名あたり50円 (最低保険料5,000円) |
保険料の精算
東京海上日動のレクリエーション保険では、保険料の支払いに関して、行事参加者の見込み数に基づいて暫定的な保険料を事前に払込むことになっています。
そして、保険期間が終了してから実際に行事に参加した人数を深刻して確定保険料を算出し、事前に支払っていた暫定保険料との間に過不足がある場合には後から精算するかたちです。
もし参加者の人数が予め正確にわかっている場合、契約時に保険料を確定することも可能です。
東京海上日動のレクリエーション保険最大のメリットは「保険金を自由に設定できる」こと!
東京海上日動のレクリエーション保険では、傷害保険の保険金を自由に設定することが可能。
そのため、イベントの内容に合わせて補償を手厚くすることができるのです。
ただし、補償を手厚くすればその分保険料も上がるため、バランスを考える必要があります。
【注意!】契約できるのは「45名以上」が参加の行事
先ほども少し紹介しましたが、東京海上日動のレクリエーション保険は、イベントに参加する人数が1日あたり45名以上でなければいけません。
つまり、少人数のグループや団体は東京海上日動の保険に加入できないということになります。
もし45名よりも少ない人数でレクリエーション保険に加入したいときには、他の保険会社のレクリエーション保険を検討することをおすすめします。
例えば、あいおいニッセイ同和損保の「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」は最低20名から保険の加入が可能。
もし20名以上45名以下の少人数でレクリエーション保険に加入をしたい場合には、東京海上日動ではなくあいおいニッセイ同和損保の保険商品をチェックしてみましょう。
まとめ:東京海上の保険は団体の人数に注意
今回は、東京海上日動のレクリエーション保険について解説してきました。東京海上日動のレクリエーション保険のポイントをまとめると、下記のとおりです。
この記事のポイント
- 傷害保険・賠償責任保険の2つをカバーできる
- 東京海上日動のレクリエーション保険では、最低45名以上のイベント参加者が加入の条件
- 保険金の金額は自由に決めることができる
レクリエーション保険は、一人あたり数百円程度の負担で傷害保険・賠償責任保険のどちらもカバーすることが可能なコストパフォーマンスの良い保険です。
不慮の事故や設備の点検不足でイベント中に参加者がケガを負うケースは多く、イベント主催者は万が一を考えて事前に備えておくと安心です。
ただし、レクリエーション保険は保険商品によって加入の最低人数が決まっていたり、補償の対象となるケースが決まっていたりするため、加入時によくチェックしましょう。
特に東京海上日動のレクリエーション保険は、45名以上の人数でなければ保険に加入できません。
もし45名より少ない人数でレクリエーション保険に加入をする場合には、東京海上日動以外の会社の保険商品検討してみてくださいね。
また「他のレクリエーション保険についても知りたい!」という方にはこちらの記事がおすすめです。ぜひ自身の開催するイベントに合うレクリエーション保険に加入してくださいね。
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監修者のコメント
行事主催者がレクリエーションの保険に加入する大きな理由は、主催者の賠償責任への備えです。しかし、保険を検討する際は賠償責任保険だけではなく、傷害保険もセットで加入することをおすすめします。
理由は、賠償責任保険は主催者に法律上の損害賠償責任が発生することが明確にならないと保険金を受取ることができず、この要件をクリアできないケースが少なからず発生するためです。傷害保険にも加入しておけば、ケガをした参加者は保険金を受け取ることができ、お見舞金の役割を果たします。
当記事の監修者:遠山直孝
- 保険コンプライアンス・オフィサー2級
- ファイナンシャルプランナー(AFP)
- 損保大学(法律・税務)※
国立大学卒業後、大手保険会社に27年勤務し、現在は損害保険代理店に所属。営業、企画部門での多彩な経験から、法律・税務を踏まえた実用的な保険の活用に精通しており、日々情報を発信しています。
※損保大学とは、損害保険の募集に関する知識・業務を向上させるために日本損害保険協会が立ち上げた制度。当監修者は「法律・税務」などの知識を深める専門コースを修めています。