大学の部活・サークル活動やレクリエーション・イベント開催のときに役立つのが共栄火災のイベント保険です。
この記事では、共栄火災が提供する行事用の保険商品について、詳しい補償内容や保険料を紹介します。
イベント中の事故やケガに備えたいとお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
共栄火災の行事向け傷害保険の補償内容をチェック
まずは、共栄火災が提供する行事用の傷害保険について詳しく見ていきましょう。
行事(レクリエーション)保険のポイント
共栄火災では「行事(レクリエーション)保険」という名称で団体(20名以上)用の傷害保険を販売しています。
こちらは行事やレクリエーションの参加者を被保険者とする傷害保険で、主な特徴は以下の通りです。
- 1名あたりの保険料が安い
- 簡単な手続きで必要なときだけ契約できる(最短1日から)
- 会議やスポーツイベント等に幅広く対応
- 行事参加者の熱中症についても補償可能
補償される金額と保険料
一般的に、イベント保険のプラン・保険料は開催する行事の種類や危険度によって異なります。
共栄火災の行事(レクリエーション)保険も同様で、ランクごとの主な対象行事と保険料は以下のように設定されています。
ランク | 主な対象行事 | 保険料 (1日1人あたり) |
保険金額 |
---|---|---|---|
A | ソフトボール、テニス、卓球、ハイキング、バス旅行、バレーボール、ボウリング、コンサート、水泳、ヨガ、料理教室 等 | 20円 | 死亡:200万円/後遺障害:8万円~200万円/入院保険金日額:3,000円/通院保険金日額:2,000円 |
B | 運動会、駅伝、キャンプ(日帰り)、サイクリング、ジョギング、軟式野球、バスケットボール、アイススケート、マラソン、避難場所 等 | 97円 | 同上 |
C | 硬式野球、サッカー、柔道、相撲、空手、フットサル、ラグビー 等 | 194円 | 同上 |
補償対象になるケース・ならないケース
共栄火災の行事(レクリエーション)保険は、行事へ参加するために所定の集合場所に集合した時点から、所定の解散場所で解散するまでの間が対象となります。
なおかつ、責任者の管理下において、以下に該当する事故でケガ・死亡した場合に保険金が支払われる仕組みです。
急激性 | 突発的に発生し、事故からケガまでの間に時間的な間隔がないこと |
---|---|
偶然性 | 事故の発生が予測できない・意思に基づかないもの |
外来性 | 身体の外部からの作用によるもの |
そのため、上記に該当しない以下のようなケースでは保険金を受け取ることができません。
熱中症(※)、日焼け、低温やけど、しもやけ、くつずれ、アレルギー性皮膚炎、疲労骨折、腱鞘炎、慢性の関節炎、肩こり、テニス肘、野球肩、慢性疲労、筋肉痛 等
※共栄火災の行事(レクリエーション)保険には「熱中症補償特約」が付帯しているため、熱中症に起因する傷害でも補償を受けられます。
また、危険度の高いアクティビティ(例:スカイダイビング、山岳登はん)や宿泊を伴う行事(例:キャンプ、スキー合宿)等も補償対象外となるので注意しましょう。
開催予定のイベント内容が補償対象に含まれるかどうか判断できないという場合は、共栄火災までお問い合わせください。
加入方法・注意点
共栄火災の行事(レクリエーション)保険は大学生協・自治労共済生協で取り扱っている商品のため、加入できるのは大学生協および自治労共済生協の組合員に限定されます。
組合員でない場合は共栄火災以外の保険会社が販売するイベント保険への加入をご検討ください。
共栄火災の行事(レクリエーション)保険の申し込み方法・手順は以下の通りです。
- 大学生協または共済を取り扱う生協の窓口を利用
- 「加入依頼書」に参加者指名、ランク等を記入
- 加入依頼書と保険料を合わせて提出
なお共栄火災の行事(レクリエーション)保険は団体向けの商品となるため、行事主催者・責任者が参加者(組合員)全員を取りまとめて一括加入する必要があります。
参加者が個人で加入することはできないので注意しましょう。
共栄火災のイベント保険一覧
共栄火災では、イベント保険として施設賠償責任保険・興行中止保険・動産総合保険等も取り扱っています。
ここからは、共栄火災が販売する各種イベント保険の概要を見ていきましょう。
施設賠償責任保険
施設賠償責任保険とは、テントの倒壊によって参加者がケガをする等、主催者側の不備で参加者が被害を被った、またはモノを破損させた場合に補償を受けられるイベント保険です。
こちらのイベント保険はデパート・映画館・遊園地・飲食店・浴場といった各種施設の他、対象施設で開催されるバザー・コンサート・スポーツ大会等のイベントを補償範囲とすることも可能です。
共栄火災のイベント保険で支払われる保険金の種類は以下の通りです。
損害賠償金 | 被保険者が被害者への賠償債務の弁償のために支払う金額 |
---|---|
損害防止費用 | 被害の発生または拡大の防止のために必要と認められる費用 |
応急手当等費用 | 応急手当、護送、診療、治療、看護等に要した費用および共栄火災の同意を得て支出した費用(損害防止費用の支出後に賠償責任が発生しなかったことが判明した場合) |
訴訟費用 | 訴訟、弁護士報酬、仲裁、和解、調停等に要した費用または権利の保全、行使に必要な手続きに要した費用 |
保険会社への協力費用 | 共栄火災が直接被害者と折衝する場合に、被保険者が協力するに際して支出した費用 |
示談交渉費用 | 被保険者が共栄火災の同意を得て支出した示談交渉に要した費用 |
出典:施設賠償責任保険
興行中止保険
興行中止保険は、悪天候や交通機関の事故、また出演者の傷害や疾病等による出演不能を理由に開催イベントが中止または延期となった場合に、被保険者が支出する費用または損失する利益を補償するイベント保険です。
興行中止保険については、詳細な案内資料がWeb上で公開されていないため、直接共栄火災までお問い合わせください。
動産総合保険
動産総合保険は、動産の保管中・運送中・展示中における偶然な事故等の損害を補償するイベント保険です。
こちらもWeb上では詳細な案内資料が公開されていないため、直接共栄火災までお問い合わせください。
※興行中止保険・動産総合保険は下記資料の一覧部分に記載がありますが、個別のパンフレットや案内ページがないため概要のみ紹介しています。(2022年12月現在)
出典:2021 共栄火災の現状
イベント保険・レクリエーション保険を契約するメリット
イベント開催時にイベント保険やレクリエーション保険への加入をおすすめする理由として、以下のような点が挙げられます。
保険加入のメリット
- 行事中における参加者の事故・ケガ等に対する費用負担を軽減できる
- 特約を追加することで幅広いケースの補償を受けられる
- 1日単位で保険に加入でき、費用も1人あたり数十円~数百円と安い
共栄火災の行事(レクリエーション)保険をはじめ、イベント保険の中には熱中症や食中毒に伴う補償を受けられるものもあり、通常の傷害保険よりも補償範囲が広いという特徴があります。
また傷害保険の場合は1日1人あたり数十円~数百円程度と保険料も安いため、コストパフォーマンスも優れていると言えるでしょう。
まとめ
- 共栄火災では大学生協・自治労共済生協の組合員向けに団体用の傷害保険を販売している
- 一般向けに施設賠償責任保険・興行中止保険・動産総合保険といったイベント保険の販売も行っている
- イベント保険やレクリエーション保険は比較的費用が安く、かつ幅広い補償を受けられる点がメリット
規模の大小にかかわらず、団体でのイベント開催を行う際はイベント保険・レクリエーション保険への加入がおすすめです。
大学生協・自治労共済生協の組合員であれば共栄火災のイベント保険を利用できるので、主催者・責任者の方はぜひチェックしてみてください。