大学行事に向けて加入したいコスパの良いイベント保険を紹介

大学では、文化祭や遠足、オープンキャンパスなど様々なイベントが開催されます。 行事の最中にけが人が発生したり機材を破損してしまったりと事故が発生するリスクもあるため、大学でイベントを開催する際にはイベント保険に加入しておくのがおすすめです。 しかし「イベント保険ってどんなときに補償を受けられる？」「大学の行事に適したイベント保険がわからない」と悩んでいる方もいますよね。 そこでこの記事では、イベント保険に加入しておくべき大学行事やイベント保険の補償内容、大学生向けの高コスパの補償内容について詳しく解説していきます。 大学で行事を開催する主催者でイベント保険に加入するか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。 この記事は、下記のような方におすすめです。

イベント保険とは？事故が発生した場合に備えよう

イベント保険とは、行事の最中に傷害や損害を伴う事故が発生したときに補償を受けられる保険です。 行事の最中に事故が発生すると、主催者の責任を問われて多額の賠償金を請求されるケースもあるため、主催者が自分自身を守るためにもあらかじめ加入しておくことが大切。 大学生であっても賠償金を請求されることになってしまう恐れがあるため、大学でイベントを開催する際には注意が必要です。

加入可能な行事

イベント保険は、危険度の高いアクティビティ以外の行事であれば基本的に加入できます。 イベント保険に対応している行事内容を、以下の表にまとめました。

イベントの種類	イベント保険へ加入可能なイベント例
催事	商品展示会・販売促進会・プロモーションイベントなど
式典	成人式・就職説明会・講習会・シンポジウムなど
文化的行事	文化祭・学園祭・コンサート・ピアノの発表会など
祭り	雪まつり・花火大会・餅つき大会など
スポーツイベント	マラソン大会・球技大会・運動会など

イベント保険は加入する際に補償を受ける被保険者の名簿を作成する必要がないため、大学生の文化祭や学園祭のような不特定多数が参加する行事にも向いています。 また、行事の参加者だけでなく第三者も補償を受けられるため、スポーツイベントのように観客が多く事故に巻き込まれる恐れのあるイベントを開催する場合にもぴったりです。

補償内容

イベント保険には、4つの基本的な保険があります。

• 傷害保険
• 施設賠償責任保険
• 興行中止保険
• 動産総合保険

それぞれ異なる補償内容を詳しく解説していきます。

傷害保険│けがや死亡を伴う事故を補償

傷害保険とは、行事の最中にけがや死亡を伴う事故が発生したときに補償を受けられるイベント保険です。 加入すると、大学生の音楽コンサートでの混雑で将棋倒しが起きてけが人が出たり、大学生の球技大会で競技中にけがをしたりしたときに補償を受けられます。 イベント保険の傷害保険の補償内容は、以下の通りです。

傷害保険の補償	補償内容
死亡保険金	事故の被害者が死亡した場合に補償を受けられる保険金
通院保険金	事故の被害者が通院することになった場合に補償を受けられる保険金
入院保険金	事故の被害者が入院することになった場合に日数に応じて補償を受けられる保険金
手術保険金	事故の被害者が手術を受けることになった場合に支払われる補償
後遺障害保険金	事故の被害者に後遺症が残った場合に支払われる補償

傷害保険には、イベントで提供する飲食物によって身体障害を与えたときに主催者が被る損害賠償責任を負担する「飲食物危険補償特約」を付帯することも可能。 模擬店で飲食物を提供する大学生の学園祭で付帯すると、補償範囲を広げられるのでおすすめです。

施設賠償責任保険│施設の管理不備による事故を補償

施設賠償責任保険とは、主催者の施設の管理不足によって事故が発生した場合に補償を受けられるイベント保険です。 加入すると、大学生の学園祭でスタッフの管理不足でテントが倒れて下敷きになりけが人が出た場合などに補償対象となります。 施設賠償責任保険の補償内容を、以下の表にまとめました。

施設賠償責任保険の補償	補償内容
損害賠償金	事故の被害者に支払われる賠償金
争訟費用	事故の損害賠償について訴訟を起こす際に発生する費用を補償
損害防止費用	事故の被害拡大防止に向けて発生した費用を補償
協力費用	事故を解決するために主催者が保険会社に協力する際に発生する費用を補償

興行中止保険│行事を中止もしくは延期する場合の補償

興行中止保険とは、行事を中止もしくは延期をする場合に補償を受けられるイベント保険です。 加入すると、大学生のマラソン大会を雨天で延期にする場合や、大学生の学園祭を台風で中止にする場合などに補償を受けることが可能です。 興行中止保険の補償内容を、以下の表にまとめました。

施設賠償責任保険の補償	補償内容
中止費用	行事を中止する際に準備等で発生していた費用を補償
追加費用	行事を中止もしくは延期する際に追加で発生した費用を補償

大学生の文化祭など準備に時間やコストがかかる行事は、イベント保険の興行中止保険にも加入しておくと安心です。

動産総合保険│動産の破損や紛失を補償

動産総合保険とは、不動産以外の財産である動産の破損や紛失など損害と伴う事故が発生した場合に補償を受けられるイベント保険です。 加入すると、大学生の学園祭で使用する機材をスタッフが誤って破損してしまった場合などに補償を受けられます。 動産総合保険の補償内容は、以下の通りです。

動産総合保険の補償	補償内容
損害保険金	動産の損害賠償のための保険金
臨時費用保険金	動産の損害によって臨時で発生した費用を補償
損害防止費用	動産の損害による被害を軽減するために発生した費用を補償
権利保全行使費用	動産の損害で第三者に損害賠償を請求する際に請求権の保全および行使に充てる費用を補償
残存物取片付け費用 保険金	動産の破損で発生した残存物を片付けるために発生した費用を補償

大学生の学園祭など機材を使用する大学行事を開催する場合は、加入しておくと安心できるイベント保険です。

イベント保険への加入がおすすめの大学行事

イベント保険への加入がおすすめの大学生の行事を以下にまとめました。

• 学園祭・文化祭
• 遠足
• コンサート
• 球技大会
• オープンキャンパス　など

同じような大学行事でも大学によって行事内容が異なるため、上記のようなイベントで必ずしもイベント保険への加入が必要とは一概には言えません。 しかし、

• 学園祭の模擬店で販売した食べ物が原因で体調不良を起こした
• コンサートで観客の入退場での混雑で将棋倒しが起きてけが人が出た
• 球技大会で大学生の参加者がけがをした
• オープンキャンパスで使用する機材を運搬中に破損した

などあらゆるリスクが想定されます。 傷害や損害を伴う事故が発生する恐れがある大学行事はたくさんあるため、事前にイベント保険への加入を検討しましょう。

【大学生向け】高コスパのおすすめ保険商品を紹介！

様々は保険会社がイベント向けの保険商品を用意しており、大学の行事に向いているイベント保険も多数展開されています。 ここからは、大学生の行事にぴったりの高コスパのおすすめ保険商品を紹介します。 どの保険商品を選ぶか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

学研災付帯賠償責任保険

学研災付帯賠償責任保険とは、学生が学校行事や課外活動において他人にけがを負わせたり他人の財物を損壊したりした場合に、法律上の損害賠償責任を負担することによる被る損害を補償してくれるイベント保険です。 例えば、

• 大学生の学園祭も模擬店で販売した食べ物が原因で食中毒が出てしまった
• 課外活動中に機材を破損してしまった
• 研究中に誤って薬品を混ぜて爆発事故を起してしまい、他の大学生にけがを負わせた

などの事故があった際に補償を受けられます。 コースが4つに分けられており、活動内容によって適したコースを選択可能。 支払限度額は対人賠償と対物賠償合わせて1事故1億円が限度で、保険料は210～500円なのでコスパが良く大学生に向いているのが魅力です。 なお、学研災付帯賠償責任保険は在籍する学校が賠償責任保険を取り扱っている場合で、学生教育研究災害傷害保険加入者のみ申し込みが可能です。 上記の条件を満たしているかあらかじめ確認してから、学研災付帯賠償責任保険に申し込みましょう。

あいおいニッセイ同和損保 レクリエーション傷害保険

あいおいニッセイ同和損保 レクリエーション傷害保険は、傷害を伴う事故が発生した場合にのみ補償を受けたいときに向いているレクリエーション保険です。 傷害を伴う事故のみ補償対象となるため、

• 大学生の球技大会で競技中にけが人が出た
• 大学生のマラソン大会でけが人が出た

など行事の参加者でけが人が出ることが不安なときにぴったり。 さらに、「熱中症危険補償特約」「食中毒補償特約」を付帯でき、補償の範囲を広げることも可能です。 行事の参加者数によって団体割引が使えて、最低保険料は1,900～240,000円。 参加者数が多いほど割引率が多くなるため、多くの人が参加する大学生の行事にもおすすめです。 なお、「あいおいニッセイ同和損保 レクリエーション傷害保険」はイベント保険とは異なるレクリエーション保険です。 イベント保険は補償を受ける人の名簿は必要ないものの、レクリエーション保険は事前に保険会社に被保険者の名簿を提出する必要があり、文化祭や学園祭のような不特定多数が参加する大学生の行事には向いてないので注意しましょう。

記事まとめ

今回は、イベント保険の補償内容や加入すべき大学行事、大学生におすすめの保険商品について詳しく紹介しました。 大学生の行事の中には傷害や損害を伴う事故が発生するリスクのあるものも多数あるため、主催者が自分自身を守るためにもイベント保険に加入することが大切です。 大学生の行事に向いているコスパの良いイベント保険もたくさんあるため、行事内容に合わせて必要な補償を受けられるか確認しながら選びましょう。 大学でイベントを主催する予定のある方は、この記事を参考にしながらイベント保険への加入を検討してみてくださいね。