レクリエーション保険とは、行事やイベントを開催する前に団体で加入しておくことで参加者が万が一傷害を負った場合に保険会社から補償を受けられる仕組みの保険です。
「団体の行事・イベントで使えるなら部活動でもOK?」と思った方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、部活動の団体でスポーツ大会やレジャーなどの行事を企画している方に向けて、レクリエーション保険の補償内容について解説していきます。
行事・イベントの開催に向けて万が一参加者が傷害を負ってしまった場合のリスクに対応できる準備を整えたい方、レクリエーション保険の特長についてしっかり理解したい方はぜひチェックしてみてください。
部活動の団体行事・イベントもレクリエーション保険の補償対象
結論から言えば、部活動のメンバーで集まって開催する行事・イベントもレクリエーション保険の補償対象です。
ただし、行事・イベントの種類や参加者の人数によってはレクリエーション保険の補償が適用されない場合があるため注意しましょう。
補償対象外となる行事・イベントの種類
レクリエーション保険で補償される行事・イベントは、危険度があまり高くないものです。
例えば、規模の小さな運動会やちょっとしたレジャーなどであれば補償されますが、スキューバダイビングなどの危険度が高いスポーツは補償対象外となるケースが一般的です。
したがって、レクリエーション保険に加入する際はあらかじめ保険会社のホームページや商品のパンフレットなどで、補償対象となる行事・イベントの種類を確認しておくことが大切です。
ホームページやパンフレットに記載がない行事・イベントであっても、保険会社に別途相談することでレクリエーション保険で補償されるケースもあります。
記載のない行事・イベントの開催を検討している場合は、早めに保険会社へ連絡するよることをおすすめします。
補償対象外となる参加者の人数
レクリエーション保険は、各保険会社で1日あたりの参加者の最低人数が決められています。
一般的には、1日平均20名以上の参加者がいれば問題なく加入できる商品が多いです。
また、その参加者の名前を名簿でまとめて提出するよう義務付けている保険会社も少なくありません。
なお、レクリエーション保険のなかには参加者が20名以下であっても加入できる商品、20名よりも多くの参加者がいないと加入できない商品もあります。
部活動のメンバーの参加状況がわかった時点で、一度人数を集計してみるとスムーズに保険探しが進むかもしれません。
レクリエーション保険の補償内容とは
部活動のメンバーで行事・イベントを開催する際にも、レクリエーション保険が活用できることが分かりました。
それでは、レクリエーション保険に加入するとどのような補償が得られるのでしょうか。
保険金額などの具体的な内容は選択する保険会社によって異なるので、ここでは、一般的なレクリエーション保険の補償内容を確認しましょう。
レクリエーション保険の基本補償は、行事・イベントに参加する人が開催期間中に負った傷害を補償する内容となっています。
また、なかには傷害保険の範囲だけでなく、賠償責任保険の内容もカバーできる商品も存在します。
以下では傷害保険と賠償責任保険の2つに分けて、それぞれ補償内容を確認してきましょう。
傷害保険の補償内容
そもそも傷害保険は保険の補償対象となる被保険者が、何らかの傷害を負った場合に保険会社から補償される保険です。
何らかの傷害、というのはまったく何でも良いわけではありません。保険会社が定めた条件を満たした傷害だけが、傷害保険の補償対象となるため注意が必要です。
下表に傷害保険の基本的な補償内容をまとめたので、チェックしてみましょう。
保険金の種類 | 内容 |
---|---|
死亡保険金 | 行事・イベントの参加者が事故などで亡くなった場合に支払われる保険金。 |
後遺障害保険金 | 行事・イベントの参加者が事故などのケガで後遺症が残った場合に支払われる保険金。死亡保険金の一部、もしくは全額が支払われる。 |
入院保険金 | 行事・イベントの参加者が事故などのケガで入院した場合に支払われる保険金。入院日数に応じて金額が決まることが多い。 |
手術保険金 | 行事・イベントの参加者が事故などのケガで手術した場合に支払われる保険金。入院保険金日額の10倍に設定されていることが多い。 |
通院保険金 | 行事・イベントの参加者が事故などのケガで通院した場合に支払われる保険金。通院日数に応じて金額が決まることが多い。 |
賠償責任保険の補償内容
賠償責任保険とは第三者にケガをさせてしまったり、ものなどを壊してしまったりした場合に補償が適用される保険です。
補償されるのは、法律上の損害賠償責任を負った場合に限定されます。
下表に賠償責任保険における基本補償をまとめたので、内容を確認してみましょう。
保険金の種類 | 内容 |
---|---|
損害賠償金 | 第三者をケガ・死亡させたり、ものを壊したりした際の損害を補償するためのお金。 |
緊急措置費用 | 行事・イベント中に発生した事故の緊急的な措置で必要になるお金。 |
争訟費用 | 示談交渉、裁判で必要になるお金。 |
損害防止軽減費用 | 損害の拡大を防いだり、軽減したりする際に必要なお金。 |
協力費用 | 保険会社と第三者が交渉するために必要なお金。 |
複数日にわたる部活動の団体行事・イベントも安心
レクリエーション保険は行事・イベントが複数日にわたって開催される場合も、補償がきく保険です。
あらかじめ数日の契約をまとめて契約することができるので、開催期間がすでに決まっている場合はあわせて保険会社へ相談するようにしましょう。
ただし、レクリエーション保険ではキャンプのような宿泊を伴う行事・イベントは補償されないので注意が必要です。
部活動のメンバーで宿泊を含めた行事・イベントの開催を計画している場合は、イベント保険や国内旅行保険など別の保険で補償を得る方法を検討ようにします。
おすすめのレクリエーション保険は?
レクリエーション保険はいろいろな保険会社が販売していますが、部活動のメンバーで行事・イベントを開催する際におすすめなのはあいおいニッセイ同和損保の商品です。
ここでは、あいおいニッセイ同和損保が販売するレクリエーション保険の主な補償内容や加入条件を確認しましょう。
基本の補償内容
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション保険における基本の補償内容は、下記のとおりです。
補償内容
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
上記の他に熱中症危険補償特約や食中毒補償特約を付帯することで、補償の幅を広げることも可能ですが、あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション保険における基本の補償内容の特長を簡単に確認しましょう。
死亡保険金
あいおいニッセイ同和損保では、部活動のメンバーで開催した行事・イベント中に発生した事故において、発生日を含めて180日以内に参加者が死亡してしまった場合に死亡保険金が支払われます。
支払われる死亡保険金額は「死亡・後遺障害保険金額の全額」です。
ただし、保険期間中にすでに後遺障害保険金が支払われている場合は、それを差し引いた金額が死亡保険金額となる点に注意しましょう。
後遺障害保険金
後遺障害保険金は事故が起きた日を含めて180日以内に、参加者があいおいニッセイ同和損保の約款に記載された後遺障害が発生した場合に支払われる保険金です。
支払われる金額は「死亡・後遺障害保険金額×約款所定の保険金支払割合(4%~100%)」です。
180日を超えてもなお治療が必要な状態にある場合は、医師の診断に基づいて後遺障害保険金が支払われるケースもあります。
入院保険金
あいおいニッセイ同和損保が販売するレクリエーション保険では、事故が発生した日を含めて180日以内に傷害の治療のために医療機関へ通院した場合に支払われる保険金です。
保険金額は、「入院保険金日額×入院日数」で決まります。
手術保険金
手術保険金は保険期間中に参加者が傷害を負い、その治療のために医療機関で手術を受けた場合に支払われる保険金です。
補償対象となる手術は、事故発生日からその日を含めて180日以内に行われたものです。
支払われる保険金額は、手術を受けたタイミングによって決まります。
入院中に受けた場合 | 入院保険金日額×10 |
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入院中以外に受けた場合 | 入院保険金日額×5 |
通院保険金
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション保険における通院保険金は、事故発生日を含めたその日から180日以内に医療機関へ通院して治療を受けた場合に支払われます。
通院保険金額は「通院保険金日額×通院日数」で決まります。
加入条件
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション保険に加入するためには、行事・イベントの参加者である部活のメンバーが1日あたり20名以上いる必要があります。
20名よりも少ない人数での開催を検討している場合は、他の保険の活用を検討した方がいいでしょう。
スマホ・パソコンから加入できる商品も!
熱心に部活に取り組んでいるとなかなか保険会社へ出向く時間が取れない、ということもあるでしょう。
こうした場合におすすめなのが、あいおいニッセイ同和損保の「ネットで簡単!レクリエーション傷害保険」です。
スマホやパソコンから誰でも簡単に申し込みできるので、部活で忙しい方にもおすすめです。
もっと詳しく知りたい方は、下記よりお気軽にお問い合わせください。
まとめ
レクリエーション保険は部活動のメンバーで行事・イベントを開催する際にも、補償が適用されることが分かりました。
ただし、保険会社所定の加入条件を満たさなくては契約することができないので、パンフレットや公式サイトなどで内容に目を通しておくことが大切です。
加入するレクリエーション保険に迷ったら、ぜひ今回紹介あいおいニッセイ同和損保の商品を検討してみてください。
スマホから簡単に加入できるレクリエーション保険もあるので、「部活動で忙しくてなかなか保険の手続きを進められない」という場合におすすめです。