イベント保険

【三井住友海上】行事責任者向けのイベント保険・レクリエーション保険一覧

三井住友海上のイベント保険の補償内容・保険料例をチェック

【三井住友海上】行事責任者向けのイベント保険・レクリエーション保険一覧

団体での行事・イベントを開催する場合は、参加者のケガや展示物の破損、またイベントそのものの中止・延期等に備え「イベント保険」に加入しておくと安心です。

この記事では、三井住友海上が販売するイベント保険・レクリエーション保険の一覧とその補償内容・保険料例等を紹介します。

イベント保険への加入を検討している主催者・責任者の方はぜひ参考にしてみてください。

三井住友海上のイベント保険

まずはイベント保険の概要と、三井住友海上が販売するイベント保険の一覧を見ていきましょう。

イベント保険とは

イベント保険とは

「イベント保険」は団体行事・イベントの開催に伴う様々なリスクに備えるための保険商品で、主に以下のような保険から構成されています。

概要 補償内容
傷害保険 観客が将棋倒しになる等、イベント中にケガ・死亡事故が生じた場合に補償を受けられる 死亡保険金・後遺障害保険金・入院保険金・通院保険金・手術保険金
施設賠償責任保険 設営していたテントが倒れてケガ人が出た場合等、主催者側の不備で参加者が被害を被った・モノを破損させた場合に補償を受けられる 被害者に対する損害賠償金、訴訟費用、損害防止軽減費用、協力費用
興行中止保険 悪天候や出演者の都合によってイベントそのものが中止となった際に補償を受けられる イベントの準備にかかった費用、中止に伴い生じた追加費用
動産総合保険 展示品の焼失や運搬中の破損等、イベントに使用する展示品・機器が破損した場合に補償を受けられる 損害保険金、臨時費用保険金、残存物取片付け費用保険金、権利保全費用

「イベント保険」という保険が存在するわけではなく、上記のいずれかまたは複数の保険商品を組み合わせたものを一般的に「イベント保険」と呼びます。

三井住友海上では、イベント保険のうち施設賠償責任保険・興行中止保険・動産総合保険を取り扱っており、それぞれの特徴・保険料例は以下の通りです。

三井住友海上の施設賠償責任保険

三井住友海上の施設賠償責任保険

三井住友海上では「レジャー・サービス施設費用保険」という名称で行事用の施設賠償責任保険を販売しています。

こちらは施設の利用に伴う事故・ケガを補償するためのイベント保険で、不特定多数の利用者が来場する以下のような施設が補償対象となります。

  • ホテル・旅館
  • 百貨店・スーパー、小売店、飲食店
  • 遊園地、劇場、映画館、催物会場、美術館・博物館・水族館、図書館、野球場・競技場等の娯楽施設
  • 鉄道、駐車場、空港施設等の運輸関係施設
  • 病院
  • 美容院、銭湯、結婚式場等のサービス業施設

また上記の施設で開催されるバザー・コンサート・スポーツ大会等のイベントをイベント保険の補償範囲とすることも可能です。

三井住友海上のイベント保険で支払われる保険金の種類は以下の通りです。

被災者対応費用 親族現地訪問費用、役員・使用人派遣費用、通信費用、応対関係費用、捜索援助費用、移送費用、葬儀費用
被災者傷害見舞費用 死亡見舞費用、後遺障害見舞費用、入院見舞費用、通院見舞費用
災害広告費用 事故に伴って新聞へのおわび掲載や休業・営業再開のお知らせ等を作成するための費用

三井住友海上のイベント保険の保険料例を見てみましょう。(年間保険料・一時払)

費用項目 支払限度額 飲食店(総床面積100平方メートル/年間売上高 5,000万円/食中毒補償あり) 児童館(総床面積 1,000平方メートル)
被災者対応費用 被災者1名につき100万円 食中毒以外 420円 350円
食中毒の場合 1,230円
被災者傷害見舞費用 約款に定めるとおり 食中毒以外 880円 630円
食中毒の場合 900円
災害広告費用 1事故あたり500万円 食中毒以外 580円 420円
食中毒の場合 2,210円
傷害見舞費用追加補償(特約) 約款に定めるとおり 2,500円 4,130円
合計保険料(最低保険料5,000円) 8,720円 5,530円

こちらはあくまで一例であり、使用する施設の種類や補償範囲、支払限度額等の条件によってイベント保険の金額が異なります。

イベント保険の詳細は三井住友海上までお問い合わせください。

出典:レジャー・サービス施設費用保険

三井住友海上の興行中止保険

三井住友海上の興行中止保険

興行中止保険は、悪天候や交通機関の事故、また出演者の傷害や疾病等による出演不能を理由に開催イベントが中止または延期となった場合に、主催者・責任者が被る費用負担・損害を補償するためのイベント保険です。

対象となる行事・イベントには以下のようなものがあります。

  • スポーツ大会
  • コンサート・野外フェス・演劇・歌舞伎
  • お祭り・花火大会・マルシェ
  • 展覧会・博覧会・物産展・ファッションショー
  • 式典・会議・シンポジウム 等

三井住友海上のイベント保険で支払われる保険金の種類は以下の通りです。

事故原因 費用
悪天候 会場使用料、選手招待費、スタッフ交通費・人件費、広告宣伝費、警備費用等
偶然な事由(火災等) 会場使用料、選手招待費、スタッフ交通費・人件費、広告宣伝費、警備費用等
出演者の出演不能 舞台制作費、衣装代、スタッフ人件費、ツアー交通費、広告宣伝費等

三井住友海上のイベント保険の保険料例をいくつか見てみましょう。

お祭りの例 花火大会の例
対象事故 悪天候による中止 悪天候による中止・延期
補償範囲 会場設営費、広告費、太鼓台組立費 花火費、設備費、清掃費
支払限度額 1,000万円 500万円
縮小支払割合(損害額に対する補償金額の割合) 90% 90%
保険料 約95円 約80万円

その他、イベント保険の詳細は三井住友海上までお問い合わせください。

出典:興行中止保険

三井住友海上の動産総合保険

三井住友海上の動産総合保険

動産総合保険は、動産の保管中・運送中・展示中における偶然な事故等の損害を補償するイベント保険です。

三井住友海上の動産総合保険では、主に以下のようなケースで補償を受けられます。

火災、落雷、破裂・爆発、風災、落下・飛来・衝突、水濡れ、いたずら、盗難、破損、運送中の事故 等

三井住友海上のイベント保険で支払われる保険金の種類は以下の通りです。

損害保険金 損害額×(保険金額/保険価額)(限度:保険金額または保険価額のいずれか低い額)
臨時費用保険金 損害保険金×30%(限度:300万円)
残存物取片付け費用保険金 実費(限度:損害保険金×10%)
修理付帯費用保険金 火災、落雷、破裂・爆発による損害の復旧にあたり、三井住友海上の承認を得て実際に支出した必要かつ有益な費用(限度:保険金額の30%または1,000万円のいずれか低い額)
損害防止費用 事故が発生した場合の損害の発生または拡大の防止のために支出した必要または有益な費用(限度:保険金額(損害保険金と合算))
権利保全行使費用 三井住友海上が取得する権利の保全および行使に必要な手続のために支出した費用

三井住友海上のレクリエーション保険

三井住友海上では、1日あたりの保険料が安く、イベント保険よりも手軽に利用できる「レクリエーション保険」の取り扱いも行っています。

レクリエーション保険は行事用の特約があらかじめセットされた傷害保険のことで、基本的な補償内容はイベント保険に含まれる傷害保険と同様です。

続いて、三井住友海上が販売するレクリエーション保険の一覧を見ていきましょう。

レクリエーション傷害補償プラン

三井住友海上:レクリエーション傷害補償プラン

三井住友海上では「レクリエーション傷害補償プラン」という名称で行事用の傷害保険を販売しています。

レクリエーション傷害補償プランの加入条件と付帯可能な特約の種類は以下の通りです。

加入条件 一日20名以上の参加者
1契約あたりの最低保険料 1,000円
主な特約 熱中症危険補償特約・食中毒補償特約・天災危険補償特約
ネット申し込み

また保険料は開催するイベントの内容によって以下のように異なります。

区分 レクリエーションの種類 保険料目安
(一日1人あたり)
保険金目安
(団体割引なし)
A 遠足(日帰り)・オリエンテーリング(徒歩によるもの)・海水浴・ゲートボール・テニス・ボウリングなど 23円 死亡・後遺障害:300万円/入院保険金日額:3,000円/通院保険金日額:2,000円
B 運動会・キャンプ(日帰り)・陸上競技・スケート・軟式野球・納涼船・ボディビルなど 111円 同上
C 硬式野球・サーフィン・サッカー・スキーなど 221円 同上

1DAYレジャー保険

1DAYレジャー保険

1DAYレジャー保険は、三井住友海上がセブンイレブンと提携して販売しているレクリエーション保険です。

個人向けプランとグループ向けプランの大きく2種類が用意されており、いずれも1日から利用できます。

全国のコンビニ(セブンイレブン)に設置されているマルチコピー機から契約手続きを行えるため、保険会社の窓口へ足を運ぶ時間がない方等におすすめです。

ここでは例として、2名~6名のグループで利用できる「みんなまとめて安心プラン」の補償内容・保険金額を紹介します。

補償内容 保険金額
傷害死亡保険金 200万円
傷害入院時一時保険金 6万円
骨折時一時保険金 4万円
日常生活賠償保険金
(本人のみ補償)
1億円
救援者費用等保険金 100万円
保険料
(1日・1人あたり)
300円

なお契約者の方が利用開始日時点(補償開始日時点)で満70才以上の場合、1DAYレジャー保険には加入することができないので注意しましょう。

その他の料金プランについては以下からご確認ください。

出典:1DAYレジャー保険(24時間単位型総合生活補償保険)契約プラン・タイプ

イベント保険・レクリエーション保険の補償内容まとめ

イベント保険・レクリエーション保険の補償内容まとめ

  • イベント保険とは団体行事・イベントの開催に伴う様々なリスクに備えるための保険商品のこと
  • 三井住友海上では、イベント保険として施設賠償責任保険・興行中止保険・動産総合保険を販売している
  • より安い保険料で傷害保険を利用したい場合は三井住友海上のレクリエーション保険もおすすめ

三井住友海上では個人向けから法人向けまで幅広い種類のイベント保険・レクリエーション保険が提供されています。

万が一の事故やケガに備えて、イベント開催が決定したら早い段階から加入を検討するようにしましょう。

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