1月のレクリエーションを企画する際、「お正月らしい企画にしたい」「年末とは違う内容で新年を始めたい」と悩む方は多いのではないでしょうか。
1月は、お正月、書き初め、七草がゆ、鏡開きなど、新年ならではの行事が続く月です。昔ながらの正月遊びや、新しい年の目標を話す企画も楽しめます。
1月は大寒を迎える寒さの厳しい時期なので、室内でできるレクリエーションを中心に予定を組んでおきましょう。
この記事では、1月におすすめのレクリエーション企画を、室内・子供向け・高齢者向け・世代交流向けに分けて紹介します。保育園・幼稚園・小学校・学童、介護施設、デイサービス、地域イベントなどの企画づくりに役立ててください。
1月のレクリエーションはお正月・書き初め・七草がテーマ
1月らしい企画を考えるときは、その月の行事からテーマを選ぶと、内容を具体的にしやすくなります。
新年を祝うならお正月、文字や言葉を楽しむなら書き初め、季節の食の行事にふれるなら七草や鏡開きを取り入れてみましょう。
お正月は昔遊びや新年の目標を話題にしやすい
羽根つき、凧あげ、こま回しなどの正月遊びは、子供には新鮮で、高齢者には懐かしい遊びです。新年の目標や初詣の話題も、1月の会話のきっかけになります。
1月の前半は正月気分が残っているので、正月遊びの企画が特に盛り上がります。福笑いやかるたなど、定番の遊びを続けて取り入れるのもよいでしょう。
年末に正月飾りを作っておくと、1月の会場づくりにそのまま使えます。12月の企画は次の記事で紹介しています。
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書き初めは文字を書く楽しさを味わえる
書き初めは、新年に初めて文字を書く行事で、一般に1月2日に行われてきました。レクリエーションでは日付にこだわらず、1月の前半に取り入れるとよいでしょう。
筆と墨にこだわらず、筆ペンやクレヨンで書く形にすると、準備も片付けも簡単になります。
七草と鏡開きは工作やクイズに生かせる
1月7日は七草がゆを食べる日です。春の七草の名前を覚えるクイズや、名前合わせのゲームに使えます。
鏡開きは、お供えした鏡餅を下げて食べる行事です。一般には1月11日ですが、地域によって日が異なります。紙皿で鏡餅を作る工作なら、食べ物を出さずに行事を楽しめます。
1月におすすめの室内レクリエーション企画
1月の室内レクリエーションには、新年の行事にちなんだ工作やクイズが向いています。画用紙や紙コップなど、身近な材料で準備できる企画を選びましょう。
書き初め大会

半紙や画用紙に、好きな言葉や今年の目標を書くレクリエーションです。「夢」「笑顔」のような一文字や二文字の言葉なら、書きやすくなります。
筆に慣れていない方には、筆ペンや太いペンを用意しましょう。書いた作品を壁に並べ、選んだ言葉の理由を一言ずつ紹介してもらうと、会話も広がります。
書く前に、1月の行事や好きな季節の言葉を一緒に挙げておくと、言葉を選びやすくなります。
紙皿の鏡餅作り

白い紙皿を大小2枚重ね、上にオレンジ色の画用紙で作ったみかんを貼って、鏡餅の飾りを作ります。
台の部分を赤い画用紙で作り、紙の葉を添えると本物らしくなります。完成した作品は、1月の壁面飾りとして使えます。
紙皿の大きさを変えれば、一人用の小さな鏡餅も、みんなで作る大きな鏡餅も作れます。
紙コップだるま作り

赤い紙コップを逆さにして、顔の部分に白い丸を貼り、だるまを作る工作です。目は描かずに残しておき、目標を決めたら片方の目を描き入れる遊び方もできます。
顔の表情を自由に描いてもらうと、一人ずつ違うだるまに仕上がります。完成しただるまを並べて飾れば、1月の会場が華やかになります。
雪の結晶の切り紙

折り紙を三角に何回か折り、ハサミで切り込みを入れてから広げると、雪の結晶のような模様ができます。
広げるまで形が分からないので、開く瞬間を楽しめます。ハサミを使いにくい方には、切る線を薄く描いた紙を用意しましょう。できた結晶を窓や壁に貼れば、1月らしい冬の飾りになります。
お正月クイズ大会

1月の行事にちなんだ問題を出し、答えを考えるクイズです。「七草がゆを食べるのは何日?」「鏡餅を下げて食べる行事は?」など、行事の意味を知るきっかけになる問題を選びます。
三択にすると答えやすくなります。チームで相談して答える形にすると、苦手な方も参加しやすいでしょう。
問題を作るときは、鏡開きの日のように地域で答えが変わる内容を避けると、正解が一つに決まります。
子供向けにおすすめの1月レクリエーション
子供向けには、正月遊びを室内でも安全に楽しめる形に変えた企画がおすすめです。体を動かす遊びは、周りの人とぶつからない広さを確保してから始めましょう。
風船羽根つき

羽子板の代わりにうちわを持ち、ふくらませた風船を打ち合う遊びです。風船はゆっくり落ちてくるので、小さな子供でも続けやすくなります。
二人で何回続けられるかに挑戦したり、輪になってみんなで落とさないようにつないだりして楽しみましょう。
段ボールだるま落とし

段ボール箱を数個積み、一番上にだるまの顔を描いた箱を載せて、新聞紙を丸めた棒で下の箱をはらう遊びです。
だるまの箱が落ちずに残ったら成功です。軽い箱を使い、硬い留め具がないか確かめて、低い高さから始めましょう。
ビニール袋の凧作りと凧あげ

レジ袋などのビニール袋に絵を描き、持ち手にたこ糸を結んで凧を作ります。走ると袋に風が入り、ふわりと浮かびます。
凧あげをするのは、電線や道路から離れた広い場所に限りましょう。糸は短めにして、周りの人に絡まないよう間隔をあけます。
紙コップ雪だるまタワー

白い紙コップを積み上げて、雪だるまのタワーを作る遊びです。一番上のコップに雪だるまの顔を描いておきます。
一人で高さに挑戦するほか、チームで交代しながら積む形にもできます。崩れても音が小さく、室内で楽しめます。
新年のジェスチャーゲーム

「凧あげ」「羽根つき」「餅つき」「初詣」など、お正月にちなんだ動きをジェスチャーで表し、何をしているか当てるゲームです。
お題を絵カードにしておくと、文字が読めない子供も出題役になれます。
高齢者向けにおすすめの1月レクリエーション
高齢者向けには、昔からなじみのある正月遊びや、座ったまま取り組める企画がおすすめです。勝ち負けよりも、懐かしい話題から会話が生まれることを大切にしましょう。
昔の思い出を語り合う時間は、介護の現場で回想法として取り入れられることもあります。1月は、子供の頃のお正月を話題にしやすい月です。
坊主めくり

百人一首の読み札(人物の絵がある札)を使い、伏せた山から一枚ずつ引いていく遊びです。引いた札は手元にため、坊主の札を引いたら手持ちの札をすべて場に出し、姫の札を引いたら場に出ている札をすべてもらう、といった決まりで進めます。
決まりは地域や家庭によって違うことがあるので、始める前に確認しましょう。歌を覚えていなくても楽しめます。
百人一首の下の句当て

百人一首の上の句を読み上げ、下の句を答えてもらうレクリエーションです。覚えている方が多い有名な歌から始めると、答えが出やすくなります。
答えられなかったときは、下の句の最初の言葉をヒントにしましょう。歌の思い出を聞くと、会話も広がります。札を大きく印刷して見せると、耳が聞こえにくい方も参加しやすくなります。
春の七草の名前合わせ

せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろの七草を、名前カードと写真カードで組み合わせるゲームです。
「すずなはかぶ、すずしろは大根のこと」と説明すると、身近に感じてもらえます。七草がゆの思い出を聞く時間にもなります。写真カードを作るときは、七草の「ほとけのざ」がコオニタビラコという植物を指す点に気をつけましょう。
座ってできる餅つき体操

いすに座ったまま、きねを振り上げて下ろす動きと、餅を返す動きをまねる体操です。「よいしょ」と掛け声を合わせると、自然に体が動きます。
腕を上げるのがつらい方は、胸の高さまででも構いません。痛みのある部位は無理に動かさず、途中で休憩をはさみましょう。
冬の歌を歌う会

「お正月」や「雪」など、季節の歌をみんなで歌うレクリエーションです。歌詞を大きな文字で書いて掲示すると、歌いやすくなります。
手拍子や鈴を合わせると、歌わない方も参加できます。歌のあとで、子供の頃のお正月の過ごし方を話してもらうのもよいでしょう。
介護施設で使えるレクリエーションを種類や目的から選びたい方は、次の記事も参考にしてください。
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子供から高齢者まで一緒に楽しめる1月レクリエーション
世代交流では、一緒に作ったり、教え合ったりする時間を設けましょう。1月は、昔遊びや新年の目標をテーマにすると、世代が違っても参加しやすくなります。
昔遊び体験会

けん玉、竹とんぼ、羽子板など、昔から伝わる遊びを体験する会です。高齢者が遊び方やこつを伝え、子供が挑戦する流れを作ります。
竹とんぼは、人のいない方向へ飛ばすように声をかけましょう。後半は子供が得意な遊びを紹介し、教える役を交代すると、互いに関心を持ちやすくなります。
オリジナルかるた作り

子供が絵札を描き、高齢者が読み札の言葉を考えて、オリジナルのかるたを作る企画です。地域の名所や季節の行事をテーマにすると、言葉が浮かびやすくなります。
読み札は五十音で分担すると、作る量の見通しが立ちます。完成したら、作ったかるたでみんなで遊びましょう。
絵馬に書く新年の目標発表会

絵馬の形に切った画用紙に、今年の目標や願いごとを書いて発表する企画です。「毎日散歩をする」「縄跳びを10回跳ぶ」のように、身近な目標でも十分です。
子供と高齢者が互いの目標を聞き、応援の言葉を書き添えると、温かいやり取りが生まれます。
みんなで書く大きな書き初め

大きな紙に「あけましておめでとう」などの言葉を、一人一文字ずつ書いていく共同制作です。
文字の大きさや筆の太さがそろわなくても、それぞれの字が並ぶことで味わいのある作品になります。完成したら会場に飾り、記念写真を撮るのもおすすめです。
1月のレクリエーションを企画するときの注意点
1月のレクリエーションでは、寒さと感染症への備えに加え、正月遊びや食べ物の扱いに注意が必要です。
寒さと乾燥に備えて感染症を防ぐ
1月は寒さが厳しく、インフルエンザなどの感染症が広がりやすい時期です。開始前の手洗い、定期的な換気、体調がすぐれない方の参加を見送る判断などを決めておきましょう。
暖房で空気が乾燥しやすいので、水分をとる時間も設けます。
凧あげなど屋外の遊びは場所を確かめる
凧あげは、電線や道路、人の多い場所を避けて行いましょう。凧が電線に引っかかったときは、自分で取ろうとせず、その地域の電力会社に連絡します。
風が強い日や、地面が凍っている日は、屋外の遊びを室内の企画に切り替えます。
餅を出すときは窒息に注意する
鏡開きや餅つきにちなんで餅を出す場合は、高齢者や小さな子供がのどに詰まらせる事故に注意が必要です。施設の方針に加え、参加者一人ひとりの噛む力や飲み込む力を踏まえて、提供するかどうかを決めてください。
食べる企画を入れなくても、工作やクイズで1月らしさは十分に楽しめます。
書き初めは墨の汚れ対策をしておく
墨は服に付くと落ちにくいものです。墨を使う場合は、机に新聞紙を敷き、汚れてもよい服装やエプロンを用意しましょう。小さな子供や手元が不安な方には、筆ペンを使う方法もあります。
イベント規模に応じてケガや事故への備えも考える
地域の新年会やどんど焼きなど、大人数の行事では、通路の確保やスタッフの役割分担、緊急時の連絡方法を事前に確認しておきましょう。
開催内容に応じて、レクリエーション保険などの備えも検討しましょう。加入を考える際は、予定している行事が対象になるか、補償内容や申込条件を確認してください。
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まとめ|1月のレクリエーションは新年の行事と昔遊びを楽しもう
1月は、お正月、書き初め、七草や鏡開きをきっかけに、工作やゲーム、世代交流を楽しめる月です。
室内では書き初め大会や鏡餅作り、子供向けには風船羽根つきやだるま落とし、高齢者向けには坊主めくりや百人一首などを取り入れられます。
寒さや感染症、餅の扱いに配慮しながら、参加者が自分のペースで楽しめる1月のレクリエーションを企画してみてください。


