スポーツ保険は、1日単位の加入で手軽に安心を得られる便利なサービスとして注目を集めてきました。
中でも楽天の1日スポーツ保険は、オンラインでの簡単な加入手続きやポイント還元など、ユーザーフレンドリーな特徴で人気を博していました。
実際に活用したことがある方も多いのではないでしょうか。
この記事では、2024年6月に販売を終了した楽天1日スポーツ保険に代わるプランと、他社の1日単位で加入できるスポーツ保険の最新情報をご紹介します。
掲載情報について
※本記事は2025年1月時点の情報です。最新の情報は楽天損保の公式サイトでご確認ください。
楽天1日スポーツ保険は2024年6月に販売終了
「スポーツを楽しむその日だけ加入したい」というニーズに応えてきた楽天1日スポーツ保険。
残念ながら、2024年6月28日午前0時をもって販売終了となっています。
楽天1日スポーツ保険は、楽天損保が提供する「1日保険シリーズ」の一つとして、以下の特徴で多くのスポーツ愛好家の人気を博していました。
- スポーツをする日だけピンポイントで加入できる手軽さ
- ケガの治療費や他人への賠償責任をカバーする充実の補償内容
- スマートフォンやパソコンから、数分で申し込み完了
- 保険料支払いで楽天ポイントが貯まるお得さ
なお、販売終了後は楽天のマイページから過去の契約情報を閲覧できなくなりましたが、2024年6月28日時点で有効な契約については、補償終了日まで保険の適用が継続されるようです。
そして楽天損保では、この商品に替わる新しいスポーツ保険プランを展開しています。
次のセクションで詳しく紹介します。
楽天1日スポーツ保険の代替「超かんたん保険スポーツプラン」とは
楽天1日スポーツ保険を販売終了とした楽天損保ですが、新たに「超かんたん保険スポーツプラン」を展開しています。
ただし、この超かんたん保険スポーツプランは、1日単位ではなく月単位や年単位での加入となります。
スポーツ愛好家のニーズに応える充実した補償内容となっており、ポイントが貯まる点は楽天ユーザーにとって魅力的なのではないでしょうか。
ここでは、1日スポーツ保険に替わる超かんたん保険のスポーツプランの詳細を見ていきましょう。
補償内容と保険金額
超かんたん保険スポーツプランは、3つのコース(節約、標準、充実)から選択可能です。
各コースには充実した補償内容が含まれており、スポーツ中の不慮の事故やケガに対する安心を提供しています。
標準コース・充実コースでは、1億円の個人賠償責任保険が含まれるため、他人にケガをさせてしまった場合や他人の物を壊してしまった場合の補償も万全です。
また、充実コースには携行品損害の補償も付帯されているため、スポーツ用具の破損や盗難も補償対象となります。
各コースの詳細な補償内容と保険料は以下の通りです。
支払方法 | 節約コース | 標準コース | 充実コース | |
---|---|---|---|---|
本人型 | 年払 | 4,170円 | 7,890円 | 11,130円 |
月払 | 390円 | 720円 | 1,020円 | |
夫婦型 | 年払 | 7,710円 | 13,660円 | 19,200円 |
月払 | 710円 | 1,250円 | 1,760円 | |
家族型 | 年払 | 14,530円 | 24,520円 | 34,180円 |
月払 | 1,340円 | 2,250円 | 3,120円 | |
個人賠償責任保険金額 | - | 1億円 | 1億円 | |
通院保険金日額 | 500円 | 1,000円 | 1,500円 | |
入院保険金日額 | 1,000円 | 1,500円 | 2,000円 | |
手術保険金 | 入院中 | 10,000円 | 15,000円 | 20,000円 |
それ以外 | 5,000円 | 7,500円 | 10,000円 | |
携行品損害保険金額 | - | - | 10万円 | |
死亡・後遺障害保険金額 | 100万円 | 105万円 | 100万円 |
上記の通り、加入タイプは本人型・夫婦型・家族型から選択可能です。
家族型では、お子様を含むご家族全員が補償対象となるため、ファミリーでスポーツを楽しむご家庭におすすめです。
また、各タイプとも月払いと年払いを選択できます。
年払いを選択すると月払いに比べてお得な保険料となっています。
各コースの特徴
- 節約コース:基本的な補償内容でリーズナブルな保険料が特徴です
- 標準コース:個人賠償責任保険が追加され、補償額も増額されたスタンダードプランです
- 充実コース:携行品損害の補償が追加され、全体的に補償額が充実したプレミアムプランです
手術保険金については、入院を伴う手術の場合は通常の2倍の保険金が支払われる仕組みとなっており、万が一の際の経済的な負担を軽減します。
支払い方法について
支払いは以下の方法から選択可能です。
- クレジットカード決済(VISA、Master、JCB、Diners)
- 銀行振込
- コンビニ決済
- Apple Pay
- 楽天ポイント
- 楽天キャッシュ
なお、1日単位の加入はできませんが、年間を通じてスポーツを楽しむ方には、手頃な保険料で充実した補償が得られるプランといえるでしょう。
加入時には、ご自身のスポーツ活動の頻度や必要な補償内容を考慮の上、最適なコースを選んでくださいね。
加入条件と対象年齢
超かんたん保険スポーツプランの主な加入条件は以下の通りです。
- 楽天会員であること
- 日本国内に居住していること
- 18歳以上、80歳以下であること
- クレジットカード決済が可能であること
また過去3年以内に、5万円以上の傷害保険金を請求または受領したことがないことも条件となっています。
オンライン申込みの手順
申込み手順は以下の通りです。
- 楽天市場の商品ページでプランを選択し購入
- メールで送られてくるマイページリンクから申込状況を確認
- マイページからお申込フォームに必要事項を入力
- 保険料支払情報(楽天ペイ)を登録
- 手続き完了後、マイページで加入者証を確認
手続きが全てオンラインで完結するため、スマートフォンやパソコンから数分で申し込みが可能です。
1日単位で加入できないのは残念ですが、使い勝手がかなり良いので、ぜひ検討してみてくださいね。
楽天以外の1日スポーツ保険も要チェック!
楽天の1日スポーツ保険のサービス終了に伴い、後継となる超かんたん保険スポーツプランは月単位での契約となりました。
ただ、「今日だけスポーツを楽しむのに、月単位は少し...」とお考えの方も多いのではないでしょうか。
実は、スポーツを楽しむその日だけの1日スポーツ保険に関しては、他社でも充実したサービスを展開しています。
突然の大会参加や、休日のレジャーなど、「今日1日だけ保険が欲しい!」というケースでも安心です。
そこで、楽天以外で1日単位のスポーツ保険を提供している保険会社をいくつかピックアップしてみました。
普通火災保険まとめ
- セブンイレブンの1DAYレジャー保険
- あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険
- Pontaかんたん保険のスポーツ保険
それぞれの特徴や加入方法について、詳しく見ていきましょう。
セブンイレブンの1DAYレジャー保険
1日単位で加入できるスポーツ保険といえば、セブンイレブンの1DAYレジャー保険を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。
この1DAYレジャー保険の「スポーツ・レジャー全般」向けのプランには、保険料500円のベーシックプランと700円のプレミアムプランがあります。
どちらも死亡・後遺障害保険金は200万円ですが、入院時一時金や賠償責任保険金などに違いがあるので、加入前に補償内容を必ず確認しましょう。
補償内容 | プレミアム | ベーシック |
---|---|---|
傷害死亡保険金 | 400万円 | 300万円 |
傷害入院時一時保険金 | 12万円 | 9万円 |
骨折時一時保険金 | 12万円 | 9万円 |
日常生活賠償保険金 | 3億円 | 1億円 |
救援者費用等保険金 | 350万円 | 200万円 |
保険料(1名・1日あたり) | 700円 | 500円 |
特に、他人にケガをさせてしまったり、物を壊してしまったりした場合に備えることができる賠償責任保険金について。
ベーシックプランが1億円なのに対し、プレミアムプランは3億円と手厚くなっています。
また、オプションで「携行品損害特約」を付加することで、持ち物の破損・盗難なども補償対象とすることが可能です。
申し込みはセブンイレブンのマルチコピー機で簡単に行えます。
急な予定でスポーツ保険が必要になった場合にも、気軽に加入できておすすめです。
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険
あいおいニッセイ同和損保が提供するレクリエーション傷害保険は団体向けのスポーツ保険で、1日単位での加入が可能です。
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険の保険料は、「行事の種類」と「選ぶプラン」の2つのポイントで決まります。
まず行事は、危険度によってA・B・Cの3段階に分かれています。当然ながら、危険度が上がるほど保険料も高くなります。
行事種目 | A料率(危険度小) | 車椅子卓球,車椅子テニス,ゲートボール,ゴルフ,サッカー教室(試合は除く),社交ダンス,ジャズダンス,水泳,スナッグゴルフ,ソフトテニス、ソフトテニス教室,ソフトバレーボール,ソフトボール,卓球,テニス,バドミントン,バレーボール,ボッチャ など |
---|---|---|
B料率(危険度中) | アイススケート,車椅子バスケットボール,車椅子マラソン,剣道,サイクリング,ジョギング,スケート,スケートボード,トライアスロン(水泳、自転車、マラソンの競争),軟式野球(準硬式を含む),バスケットボール,マラソン など | |
C料率(危険度大) | アイスホッケー,空手,クロスカントリー(スキーを使用する場合),硬式野球,サッカー,柔道,スキー(登山以外の歩くスキーを含む),フットサル,ブラインドサッカー,ラグビー など |
プランは、手頃な「ライト」、標準的な「スタンダード」、充実の「プレミアム」の3種類。
補償内容が充実するにつれて保険料も上がっていく仕組みです。
保険料例 | プレミアム | スタンダード | ライト |
---|---|---|---|
保険料 | 約75円 1日1名あたり |
約50円 1日1名あたり |
約29円 1日1名あたり |
入院保険金(日額) | 10,000円 | 5,000円 | 3,000円 |
通院保険金(日額) | 5,000円 | 3,000円 | 1,000円 |
手術保険金 | 入院保険金日額の 入院中10倍 入院中以外5倍 |
||
死亡・後遺障害保険金 | 1,000万円 | 800万円 | 500万円 |
なお、あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険は、上記の基本補償に加えて熱中症や食中毒のリスクもオプションでカバー可能。
さらに、スポーツ会場までの往復中のケガも補償の対象になります。
「どんなスポーツをするのか」と「どれくらいの補償が必要か」、この2つを考えながら、自分に最適な保険料プランを見つけてくださいね。
Pontaかんたん保険のスポーツ保険
justInCase社が提供する「Pontaかんたん保険のスポーツ保険」なら、保険料の支払いにPontaポイントが使えるだけでなく、なんと保険料の1%がポイントで戻ってきます。
この保険の特徴は、まさに「かんたん」の名前の通り。
スマートフォンから数分で加入でき、保険期間も1日から最長28日まで自由自在です。
野球やサッカーはもちろん、スキーまで幅広いスポーツに対応しているので、季節を問わず活用できます。
保険料は加入される方の年齢や性別によって変わりますが、補償内容は以下のようになっています。
- ケガによる入院(一時金):50,000円
- ケガによる損傷(一時金):20,000円
- ケガによる通院(日額):1,000円
- 個人賠償責任(実費):1,000万円
なお、例ですが、被保険者が20歳・女性の場合の保険料は以下のとおりです。
期間 | 保険料 |
---|---|
1日 | 90円 |
7日 | 216円 |
28日 | 244円 |
各スポーツ保険の特徴と選び方のポイント
ここまで、3つの1日スポーツ保険を紹介しましたが、スポーツ保険はこれ以外にもたくさんあります。
加入に際して、「どの1日スポーツ保険を選べばいいのかわからない」という方も少なくないはずです。
そんな方のために、スポーツ保険を選ぶ際のポイントをリストにしてみました。
1日単位のスポーツ保険を選ぶ際は、以下のポイントを考慮してみてくださいね。
補償内容の確認 | 必要なケガの補償(入院、通院、手術など)がそろっているか |
---|---|
賠償責任の補償は必要か | |
特定のスポーツに関する特約(ゴルフ用品の損害など)が必要か | |
保険料と支払い方法 | 1日あたりの保険料 |
ポイント還元や割引の有無 | |
支払い方法の選択肢(現金、クレジットカード、ポイントなど) | |
加入の手軽さ | オンライン加入のできる?できない? |
24時間申し込み可能か | |
申し込みから補償開始までの時間はどれくらいか | |
対象となるスポーツの範囲 | そもそも加入したいスポーツが補償対象か |
危険度の高いスポーツの扱い | |
付帯サービス | 事故時のサポート体制が整っているか |
相談窓口の充実度は? |
記事のまとめ
スポーツを楽しむ上で、保険は大切なギアの一つです。
楽天1日スポーツ保険の販売終了は残念なニュースでしたが、新たな選択肢は私たちの期待を超えるものかもしれません。
月単位の新プランなら年間を通じた安心が得られますし、ライク店以外の1日保険なら必要な時だけのピンポイント加入も可能です。
1日わずか数百円で、思い切りプレーできる安心感を手に入れられる時代。
競技レベルやプレー頻度、必要な補償内容は人それぞれ違いますが、だからこそ自分のスポーツライフに合った保険プランを選ぶことが大切なのです。
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