みんなのコミュニケーションを促進し、団結力をよくすることができる集団レクリエーション。人数が多くても楽しめるゲームやチーム対抗で楽しむゲームなどいろんな種類があります。
集団レクリエーションは、多くの人が集まる会社や学校、保育園、高齢者のいる老人ホームなど、さまざまなシーンで取り入れられています。
今回は、子どもから大人まで楽しめる、集団向けのレクリエーションゲームを紹介します。
大人数でのレクリエーションゲームを企画するときに参考にしてください。
集団でレクリエーションをするメリット
集団レクリエーションには、たくさんのメリットがあります。ここではその一部を紹介します。
コミュニケーションを活性化できる
いろんな人が集まる場では、コミュニケーションを取らずに挨拶で終わってしまうことありませんか?
集団レクリエーションは、コミュニケーションを活性化させ、会話や交流を自然と生み出す効果が期待できます。
簡単なゲームや遊びが多いので、気軽にできるのも嬉しいポイント。レクリエーションゲームを通して、みんなの緊張をほぐしたいときにおすすめです。
団結力が良くなる
チームワークの大切さを感じられる集団レクリエーションゲームなら、団結力も良くすることも期待できます。
社内の団結力がアップすれば、今期の活躍を促すこともできるかもしれません。また、大きなプロジェクト達成のために、社員を盛り上げたいときにも集団レクリエーションは有効です。
みんなが同じ目標に向かっていけるよう集団レクリエーションを通して団結力を磨きましょう。
イベントや行事が盛り上がる
集団レクリエーションは、年齢を気にせず多くの人が楽しめるゲームや遊びがたくさんあります。
イベントや行事で多くの人が集まるときに、何をしたら良いか迷ったら、集団レクリエーションゲームを取り入れてみませんか?
子供から大人まで楽しめる集団レクリエーションは、子ども会や町内の運動会などにもおすすめ。介護施設などの利用者さんを楽しませる集団レクリエーションなどもあります。
集団レクリエーションで、イベントや行事を盛り上げて楽しい時間を過ごしましょう。
大人数でレクをするときのポイントを紹介
ここでは、集団レクリエーションゲームを行うときの注意点を紹介します。人数が多いと聞いていない人なども出てくるので、伝え方も工夫が必要です。
詳しく見ていきましょう。
ルールや目的を明確にしよう
集団レクリエーションゲームを行う場合は、ルールを簡単にかつ明確に伝えましょう。多くの人が集まるとあまり聞いていない人や、解釈が違う人が必ず出てきます。
前でデモンストレーションをしてルールを紹介するのがおすすめです。人数がかなり多いときは、試しに一回行うのも良いでしょう。
特に介護施設などで高齢者向けに行う場合は、練習を何度か繰り返しながら説明をすると伝わりやすいです。加えて、レクリエーションの目的も伝えておくと、参加者の協力が得やすいでしょう。
みんなにルールや目的を明確に伝えることは、集団レクリエーションを成功させる大切なポイントです。
アイスブレイクになるゲームを取り入れよう!
人が多く集まるときは、知らない方やあまり話したことがない方もいますよね。緊張をして場が静まってしまうこともあります。
アイスブレイクになるような、簡単な集団レクリエーションゲームを取り入れましょう。お互いに声を掛け合うようなレクリエーションゲームがおすすめです。
集団レクリエーションゲームを通して、みんなの緊張をほぐしましょう。
安全面を考えよう
集団でレクリエーションゲームをする場合は、安全面の確保も重要です。特にカラダを動かす集団レクリエーションゲームは、怪我をする可能性もありますよね。
特に、老人ホームやデイサービスなど、高齢者を対象とした集団レクリエーションを企画するときはとても大切なポイント。
集団レクリエーションを安心して行えるよう、施設の準備はもちろん、保険などの申し込みも考えておくと良いでしょう。
【集団向け】簡単レクリエーション10選
それでは、集団向けのレクリエーションゲームを紹介します。子どもから大人まで楽しめるレクリエーションゲームです。ぜひ参考にしてください。
介護の現場で人気の「歌当てクイズ」
「歌当てクイズ」は、介護施設で人気の集団レクリエーションゲームです。
ルールは曲を当ててもらうだけ。クイズの出し方を工夫して、高齢者が答えやすいよう工夫をしましょう。
例えば、以下のような工夫がおすすめです。
- イントロを流す
- 歌い始めの歌詞を教える
- 全部の歌詞を前に貼る
曲名が当たったら、みんなで合唱をするとさらに盛り上がります。
曲は、時代劇ドラマの主題歌や演歌、歌謡曲などがおすすめです。老人ホームやデイサービスなどの介護施設を利用する方の年齢がバラバラな場合は、できるだけ幅広い年代の曲を選びましょう。
音楽系のレクリエーションゲームは、集団でも行いやすいです。認知症の予防に効果的でみんなが楽しめる歌のレクリエーションゲームは、介護施設でも人気です。
大人も盛り上がる「言うこと一緒、やること一緒」
「言うこと一緒、やること一緒」は、場を盛り上げたいときにおすすめの集団レクリエーションゲームです。子どもから大人まで楽しむことができます。
ルールは簡単。
指令を出す人を1人選び、他の人は隣の人と手を握って一列に並びます。
指令が「言うこと一緒、やること一緒、前!」と言ったら、一列に並んだ人たちは前に一歩ジャンプします。
また、「言うこと一緒、やること逆、右」と言われたら、一列に並んだ人は左にジャンプします。
指令の人は、「一緒・逆」と「前後左右」を組み合わせて、さまざまな指令を出しましょう。
最後まで、指令通りに動けたチームの勝ちです。
簡単そうに見えて、意外と難しい「言うこと一緒、やること一緒」ゲーム。子供から大人まで楽しめますよ。
高齢者におすすめ「リズム体操」
「リズム体操」は、音楽に合わせてカラダを動かす集団レクリエーションゲームです。椅子に座っても行えるので、老人ホームやデイサービス、老健などの介護施設で人気です。
参加者の身体機能向上に効果が期待できる集団レクリエーションゲーム。
遊び方は、スタッフに合わせて一緒に動いてもらうだけです。
音楽に合わせて、スタッフが前で動きを行います。真似をしながら一緒に振り付けを覚えてもらいましょう。
何度か練習を繰り返し、最後に通しで一緒に動きます。
「もしもしかめよ」や「あんたがたどこさ」など、手遊び歌を元にいろんな動きをしたり、「北国の春」や「川の流れのように」などの歌謡曲に振り付けをしたりすると盛り上がります。
保育園などでも取り入れられていますよ。
「リズム体操」におすすめの動画がYoutubeなどで、たくさんされています。企画する方は参考にしてください。
子どもから大人まで楽しめる「ペットボトルダーツ」
「ペットボトルダーツ」は、子どもから大人まで楽しめる集団レクリエーションゲームです。
用意するのは、割り箸と空のペットボトルだけ。ゲームのルールも簡単です。
ペットボトルを下に置いて、挑戦する人はペットボトルの前に立ちます。手に持った割り箸をペットボトルの中を目掛けて落としましょう。
集団で行う場合は、1チーム3〜6人でチーム対抗戦を楽しむのがおすすめ。ペットボトルにたくさんの割り箸を入れられたチームの勝ちです。
「ペットボトルダーツ」は、介護の現場から子ども会、町内の運動会などいろんなシーンで楽しめます。
ペットボトルの口が狭く意外と難しいので、大人も盛り上がるゲームです。
人気の音楽レク「紅白歌合戦」
介護の現場で大人気の「紅白歌合戦」。タイトル通り、大晦日に行われる「紅白歌合戦」をみんなで楽しむ集団レクリエーションゲームです。
聞き手は、手拍子をしたり、リズムに合わせてカラダを動かしたりと盛り上げましょう。
好きな歌を歌うことで、下記のようなさまざまな効果が期待できます。
- 気分をリフレッシュ
- 声を出すことで喉の筋肉を鍛える(嚥下障害予防)
- 合いの手などで手先のリハビリ
歌合戦を楽しむために、花吹雪やマラカス、タンバリンなどを準備するのもおすすめです。介護施設のスタッフは、司会役になりレクリエーションゲームを盛り上げましょう。
「紅白歌合戦」は、大人が集まる宴会などでもおすすめの集団レクリエーション。大きな声で歌うことが好きな人も多いですよね。自慢の歌を披露してもらいましょう。
子ども会におすすめ「風船バレー」
「風船バレー」は、子どもから高齢者まで楽しめる集団レクリエーションゲームです。保育園や介護施設などでも取り入れられています。
「風船バレー」は様々な工夫ができるのも人気の理由。
例えば、円になって次の人の名前を言いながら風船を打ったり、バトミントンコートや卓球台をコートがわりにしてバレーを楽しんだりと、ルールを変えて楽しめます。
子どもたちが行うときは、円になって風船を3つくらいにして行うのも面白いでしょう。風船をさばき切れずに落としてしまったら負けです。
チーム対抗にしても遊べるので、集団のレクリエーションにもおすすめ。
「風船バレー」で注意したいことは、安全面についてです。夢中になりすぎて、転んでしまわないよう気をつけましょう。
室内で盛り上がる「都道府県クイズ」
都道府県クイズも集団で行うレクリエーションにおすすめのゲームです。チームに分かれてみんなの知恵を借りてクイズに答えましょう。
クイズのレクリエーションゲームは、準備をしておけばいつでもできるのが魅力です。デイサービスや老人ホームなどの介護の現場や学校などで人気のレクリエーションゲーム。
遊び方は簡単です。
それぞれの都道府県の特徴を3つくらい用意して、当てはまる都道府県を答えてもらいましょう。
例えば、下記のようなクイズです。
都道府県クイズ(答え:北海道)
- 日本一長い直線道路がある
- 約7割が森林面積の地域
- 14エリアに分けられている
また、県の特徴をたくさん出せたチームが勝ちなどとルールを変えても良いでしょう。
いろんな特徴を出してもらい、自分たちでクイズを作っても楽しめます。
大人数で楽しむ「借り物競争リレー」
「借り物競争リレー」は、運動会などで人気の「借り物競走」をリレー方式で行う集団レクリエーションです。
第一走者はスタートラインに並び、お題まで走ります。紙を引いて出てきたものを周りの人に借りてゴールへ向かいましょう。
借りたものがあっていれば、次の人がスタートします。全員が先に終わったチームが勝ちです。
介護施設などの室内で行うなら、キッチンにあるものや本など、身近なものも借りられます。ただし、走ると危ないので、高齢者が参加するときは、はや歩きや歩いてもらうと良いでしょう。
社内運動会や子ども会などにもおすすめの集団レクリエーションです。
懐かしい遊び「フルーツバスケット」
「フルーツバスケット」も集団のレクリエーションにおすすめのゲームです。子どもから大人まで楽しめます。親子で参加するのも面白そうですよね。
遊び方は簡単です。
鬼を1人選びます。他の人は円になってイスに座りましょう。リンゴやバナナ、オレンジなど、いくつかのフルーツに全員を振り分けます。
真ん中に鬼が立って、フルーツの名前を言いましょう。言われたフルーツの人は立ち上がり、別のイスに移動します。
鬼は空いたイスに座れたら勝ち。イスに座れなかった人が次の鬼になります。
フルーツだけでなく、いろんなお題にも挑戦すると面白いです。例えば、以下のようなお題も盛り上がります。
- くつ下が白い人
- 青い服を着ている人
- メガネをかけている人
朝食にバナナを食べてきた人など、生活に関するお題も盛り上がるでしょう。1人だけしかいない質問をすれば、鬼はすんなりとイスに座ることができますよ。
デイサービスなどの介護施設で人気「3文字しりとり」
「3文字しりとり」は、デイサービスや老人ホームなどの介護施設で人気の集団レクリエーションです。大人数だと待つ人が飽きてしまうかもしれないので、いくつかのグループに分かれて行いましょう。
ゲームのルールは簡単。3文字でしりとりをします。
例えば、「りんご→ゴリラ→ラッコ→ココア →アイス」など。
高齢者の認知症予防にも効果的です。
もちろん、子どもから大人まで楽しめるゲームです。しりとりだけでは簡単すぎるという場合は、3拍子の手振りを何か考えても良いでしょう。
初めての人が集まるときなどに取り入れれば、場の雰囲気も和らげてくれます。
記事まとめ
大人数が集まったときにおすすめの集団レクリエーションゲームを紹介しました。昔ながらの遊びをひと工夫したレクリエーションゲームは、子どもから大人まで楽しめます。
子どもたちの行事や社内でのイベント、介護施設でのレクリエーションなどを企画するときに参考にしてください。