斑尾山は長野県と新潟県の県境に位置する火山となっており、北信五岳の一つとされています。
火山として活動していたのは約70万年も前のことで、現在は登山用の山として日々登山愛好家に愛されています。
また、斑尾山を登ろうとしている人の中には登山初心者の方もいるでしょう。
本記事では斑尾山がどのような山なのか、初心者におすすめな斑尾山の登山コースについても解説していきます。
くわえて斑尾山登山に必要な服装や持ち物、斑尾山の周辺についても見ていきましょう。
斑尾山(まだらおやま)とは
標高 | 1382m |
---|---|
場所 | 長野県上水内郡信濃町古海 |
斑尾山は日本3百名山の一つに制定されている、標高1382mの山となっています。
場所は新潟県と長野県の境目に存在しており、正式な住所は長野県上水内郡信濃町古海になります。
「斑尾高原スキー場」としても使用されており冬場はスキーを楽しむ場所としても知られています。
このことから、登山道のほかにゲレンデ道となっている場所も見受けられます。
また、「信州トレイル」と呼ばれているトレイルランニングに使用されるコースの一部にもなっています。
【登山初心者に人気のコース解説】チロル前登山口から登るのがおすすめ
所要時間 | 3時間9分 |
---|---|
距離 | 4.9km |
主な登山の流れ | チロル前登山口→北山頂→斑尾山→大明神岳→斑尾山→北山頂 |
斑尾山の初心者におすすめな登山コースは、チロル前登山口からスタートするコースがおすすめです。
距離にして約5kmのコースとなっており、チロル前登山口からスタートして大明神岳や北山頂をポイントに登るコースとなっています。
所要時間はおよそ3時間のコースであり、他のコースと比較しても距離や所要時間がそこまでかからず、初心者の体力でもクリアできるコースといえるでしょう。
また、トイレの場所はスタート地点のチロル前登山口や斑尾ホテル館内のみとトイレの数が少ないのが少し難点。
駐車場は「まだらおの湯第一・第二駐車場」があるので、車で来る際はそこを利用しましょう。
また、より景色を楽しみたいなら近くの大明神岳まで行くのもおすすめ。大明神岳までは、斑尾山から10分程度で行くことができます。
初心者におすすめの斑尾山登山時の服装と持ち物
ここからは登山初心者におすすめな服装と持ち物について紹介していきます。以下が登山の初心者におすすめな服装と持ち物です。
服装 | 登山靴、リュックサック、レインウェア、ミドルレイヤー、ベースレイヤー、パンツ、手袋、帽子 |
---|---|
持ち物 | ヘッドライト、登山地図・GPS、スマホバッテリー、水分、行動食、非常食、健康保険証、ゴミ袋 |
山の天気に対応できる服装
まず服装についてですが、「登山靴」「リュックサック」「レインウェア」は必ず身につけるようにしましょう。
山の天気は非常に変わりやすいため、朝天気予報で晴れという予報が出ていても山沿いでは大雨なんてことも十分考えられます。
このことから風や雨を凌ぐためにアウターとしてレインウェアを、気温の変化への対策として体温を調節するためにアウターの中にはダウンやフリースなどのミドルレイヤーを着るようにしましょう。もちろん肌着も忘れずに。
下の服装についてはストレッチ素材のパンツや乾きやすい素材の靴下などがおすすめです。登山靴は舗装されていない山道を歩くために必須です。
可能であれば防水機能のある登山靴を選ぶようにしましょう。
最後にリュックですが、登山用のリュックには様々な種類がありますが、初めて購入するのであれば30リットル程度のリュックサックを選ぶようにしましょう。
必需品とあると便利な持ち物
次に登山で必要な持ち物ですが、「水分」「行動食」「非常食」「健康保険証」「スマホバッテリー」「地図・GPS」「ヘッドライト」などを持っておくと便利です。
水分は水分補給はもちろんですが、怪我をした際の傷口を洗い流したりするのにも一役買ってくれます。夏場はスポーツドリンクも用意しておきましょう。
行動食と非常食を分けたのは、行動食がエネルギーを大きく消耗する登山中に食べるもの。非常食は万が一遭難した際の緊急時に食べるものとして栄養価やカロリーの高いものを持っていきましょう。
健康保険証ですが登山は常に危険がひそんでいるといえます。
もしも何かあったときのために原本かコピーを携帯しておきましょう。
スマホバッテリーはスマホを充電するようですが、もし道に迷った時にGPSや地図機能を使う際に余分にバッテリーを消耗するでしょう。その際に充電切れということがないように用意しておきましょう。
また、念のために登山地図も持っておくと安心して登山に臨むことができます。
最後にヘッドライトはもし登山中に暗くなってしまうと先が見えないことになります。
ヘッドライトを選んだのはできるだけ手の周りを自由にしておくためなので、スマホのライトや懐中電灯よりもヘッドライトがおすすめです。
アクセス
斑尾山の主な登山口へのアクセス方法は以下のとおりです。
斑尾山の登山口へのアクセスは車か路線バス、タクシーが使用できます。
しかし、登山口によっては駐車場がなかったり、バスに関しては休日運休、平日も1日3本しか走らないということもあるので、時間や曜日を選ばずに行くのであればタクシーがおすすめです。
車・駐車場 | 公共交通機関 | |
---|---|---|
タングラム | 信濃町ICから約20分 | 黒姫駅から約30分 飯山駅から約45分 |
チロル | 斑尾高原ホテルから車で5分 | バス停の斑尾高原ホテルから徒歩11分程度 |
まだらおの湯 | まだらおの湯 第1・第2駐車場 | 黒姫駅からタクシー |
荒瀬原 | 駐車場なし | 黒姫駅からタクシー。バスは黒姫駅から斑尾登山道入り口まで30分 |
菅川 | 菅川駐車場(無料) | 妙高高原駅から25分(休日運休) |
古海 | 駐車場なし | 妙高高原駅から15分(休日運休) |
観光スポットなど周辺情報
斑尾山周辺には以下のようなものが観光スポットなどが存在しています。
観光 | まだらお高原山の家、斑尾高原絵本美術館、沼の原湿原、希望湖、高橋まゆみ人形館 |
---|---|
温泉 | まだらおの湯 |
レジャー | 斑尾高原スキー場、斑尾東急ゴルフクラブ |
斑尾山周辺の観光スポットには湿原や湖、美術館などの観光施設から、まだらおの湯といった温泉、そして斑尾高原スキー場と斑尾東急ゴルフクラブといったレジャー施設まで、お出かけには十分な観光スポットなどが揃っています。
このことから「登山は少し苦手」という人でも出かけて楽しめるようになっています。
記事まとめ
今回は斑尾山の初心者向けコースを中心に登山初心者に向けた服装や持ち物、斑尾山周辺の観光スポットなどについて紹介してきました。
斑尾山の登山コースには初心者から上級者まで幅広い人が行けるようなルートが揃っており、どんな人でも登山が楽しめるようになっています。
また、斑尾山周辺には数多くの観光スポットが存在していることから、登山目的でなくても遊びに行くことができるでしょう。
皆さんもこの記事を参考に登山をはじめ、お出かけで是非斑尾山周辺に足を運んでみてくださいね。