地域や団体で行事・レクリエーションを行う際は、万が一に備えてレクリエーション保険に加入しておくのがおすすめ。
この記事では、レクリエーション保険の概要と加入メリット、保険会社選びのポイントなどを解説していきます。
また記事の後半では、数あるレクリエーション保険の中でも人気の高いおすすめ保険商品をランキング形式で紹介しているので、イベント主催者・責任者の方はこちらもぜひ参考にしてみてください。
レクリエーション保険とは？加入をおすすめする理由
まずは、レクリエーション保険の概要と加入をおすすめする理由について詳しく見ていきましょう。
また契約する保険会社・プランを選ぶときのチェックポイントなども解説していきます。
レクリエーション保険の対象となる行事・レクリエーション
レクリエーション保険とは、行事・レクリエーションの開催中に生じた参加者のケガなどを補償する保険商品の1つです。
対象となるレクリエーションの種類は幅広く、一例としてスポーツ大会やデイキャンプ、避難訓練(市民・学童で実施される程度のもの)といったものが挙げられます。
なお、団体で行うイベントであれば大抵のものはレクリエーション保険の適用対象となりますが、以下に該当する一部のイベントについては保険加入ができないので注意が必要です。
| イベントの種類 | 例 |
|---|---|
| 宿泊を伴う行事・レクリエーション | キャンプ・合宿・車中泊 など |
| 危険度の高い行事・レクリエーション | スキューバダイビング など |
| 就業中の行事・レクリエーション | 社員研修 など |
| 参加者の人数や名前を特定できない行事・レクリエーション | 花火大会・祭礼 など |
また1日あたりの参加者が20名以下のイベントでは、加入できる保険の種類が限られる場合があります。
小規模イベントは適用対象外となるレクリエーション保険も多いため、このようなケースでは個人加入ができるレジャー保険や国内旅行保険などの利用を検討してみるのがおすすめです。
レクリエーション保険への加入をおすすめする理由
イベント開催時の保険加入をおすすめする理由として、以下のような点が挙げられます。
- 行事・レクリエーション中に参加者や出演者がケガをした場合の費用負担を軽減できる
- 特約を追加することで幅広いケースの補償を受けられる
- 1日単位で保険に加入でき、費用も1人あたり数十円～数百円と安い
レクリエーション保険の中には、参加者・出演者がケガをした場合の補償に加え、熱中症や食中毒に伴う補償を受けられるものもあります。
また上記のような補償が受けられる一方で、保険料は1日1人あたり数十円～数百円程度と安いため、コストパフォーマンスの面でもおすすめの保険商品だと言えるでしょう。
保険会社・プランを比較するときのポイント
レクリエーション保険に加入を検討する際は、以下のようなポイントで各プランを比較することをおすすめします。
保険の加入条件
レクリエーション保険は加入に必要な最低参加人数が決められており、大抵の場合は20名が基準となっています。
ただし保険商品によって10名以上でも加入できる場合や、逆に45名以上必要な場合もあるため、イベントの規模に応じた保険商品を探す必要があるでしょう。
また対象となる行事の種類や条件などもプランによって異なる場合があります。
補償内容
レクリエーション保険の基本補償はどの保険会社でも共通しており、保険料や保険金額などに違いがあるのみです。
一方、基本補償に追加できる特約の内容は保険会社によってある程度の差があり、主なものとして以下のような特約が挙げられます。
主な特約
- 熱中症危険特約
- 細菌性食中毒およびウイルス性食中毒補償特約
- 天災危険補償特約 など
夏場のイベントや野外開催のイベントでは、熱中症や食中毒、また悪天候によるイベントの中止といったリスクが上昇するため、これらの特約が用意されている保険を選ぶのがおすすめです。
ネット申し込みの可否
最近は保険業界においてもデジタル化が進んでおり、Webサイトからレクリエーション保険の加入申し込みを行えるケースが一般的となっています。
ネット申し込みに対応した保険会社であれば、窓口の営業時間や移動を考慮することなく、いつでも好きなタイミングで申し込みを行えるためおすすめです。
レクリエーション保険を契約する際は、ネット申し込みが可能で、郵送や窓口への訪問を最小限に抑えられるものを選ぶようにしましょう。
【2024年最新】おすすめのレクリエーション保険3選
ここからは、実際に販売されているレクリエーション保険の中でも、保険料が安く特約などが充実しているおすすめ商品をランキング形式で3社ご紹介していきます。
それぞれの加入条件や補償内容をまとめているので、レクリエーション保険を比較する際の参考にしてみてください。
おすすめレクリエーション保険1位：【あいおいニッセイ同和損保】レクリエーション傷害保険
行事主催者が保険契約者となり、参加者を一括契約する保険です。
あいおいニッセイ同和損保はオンライン上での契約手続きやキャッシュレス決済などに対応している点がメリットです。
加入条件・特約
| 加入条件 | 1日20名以上の参加者 |
|---|---|
| 1契約あたりの最低保険料 | 1,000円 |
| 主な特約 | 熱中症危険補償特約・食中毒補償特約 |
| ネット申し込み | 可 |
保険料の例と補償内容
あいおいニッセイ同和損保では、料率の区分だけでなくプランの種類によっても保険料が異なります。
案内用のパンフレットには詳しい料金の記載がありませんので、詳しい保険料や保険金額についてはあいおいニッセイ同和損保までお問い合わせください。
| 区分 | レクリエーションの種類 |
|---|---|
| A | 遠足（日帰り）・オリエンテーリング（徒歩によるもの）・海水浴・ゲートボール・テニス・ハイキング・ボウリング・料理教室・町内清掃・ラジオ体操など |
| B | 運動会・キャンプ（日帰り）・競歩・スケート・軟式野球・アスレチック・防災訓練（市民・学童が行う程度のもの）・マラソン・ライフル射撃 など |
| C | ゴーカート・硬式野球・サーフィン・サッカー・柔道・ボクシングなど |
おすすめレクリエーション保険2位：【損保ジャパン日本興亜】レクリエーション補償プラン
行事主催者が保険契約者となり、参加者を一括契約する保険です。
損保ジャパン日本興亜のレクリエーション保険は、熱中症・食中毒に関する特約があらかじめセットされているという特徴があります。
加入条件・特約
| 加入条件 | 1日20名以上の参加者 |
|---|---|
| 1契約あたりの最低保険料 | 1,000円 |
| 主な特約 | 熱中症危険補償特約・細菌性食中毒およびウイルス性食中毒補償特約 |
| ネット申し込み | 可 |
保険料の例と補償内容
損保ジャパン日本興亜のレクリエーション保険の料金・保険金の目安は以下の通りです。
| 区分 | レクリエーションの種類 | 保険料目安（1日1人あたり） | 保険金目安（団体割引なし） |
|---|---|---|---|
| A | 遠足（日帰り）・お花見・海水浴・ゲートボール・テニス・ハイキング・ボウリング・料理教室など | 30円 | 死亡・後遺障害：455万円/入院保険金日額：4,000円/通院保険金日額：2,000円 |
| B | 運動会・キャンプ（日帰り）・競歩・スケート・軟式野球・防災訓練（市民・学童が行う程度のもの）・マラソンなど | 150円 | 死亡・後遺障害：460万円/入院保険金日額：4,000円/通院保険金日額：2,000円 |
| C | カヌー競漕・硬式野球・サーフィン・サッカー・柔道・レスリングなど | 300円 | 死亡・後遺障害：457万円/入院保険金日額：4,000円/通院保険金日額：2,000円 |
おすすめレクリエーション保険3位：【三井住友海上】レクリエーション傷害補償プラン
行事主催者が保険契約者となり、参加者を一括契約する保険です。
三井住友海上では、少人数向けの1Dayレジャー保険なども提供されているので、様々な規模に対応した商品選びを行える点がおすすめです。
加入条件・特約
| 加入条件 | 1日20名以上の参加者 |
|---|---|
| 1契約あたりの最低保険料 | 1,000円 |
| 主な特約 | 熱中症危険補償特約・食中毒補償特約・天災危険補償特約 |
| ネット申し込み | 可 |
保険料の例と補償内容
三井住友海上のレクリエーション保険の料金・保険金の目安は以下の通りです。
| 区分 | レクリエーションの種類 | 保険料目安（1日1人あたり） | 保険金目安（団体割引なし） |
|---|---|---|---|
| A | 遠足（日帰り）・オリエンテーリング（徒歩によるもの）・海水浴・ゲートボール・テニス・ボウリングなど | 23円 | 死亡・後遺障害：300万円/入院保険金日額：3,000円/通院保険金日額：2,000円 |
| B | 運動会・キャンプ（日帰り）・陸上競技・スケート・軟式野球・納涼船・ボディビルなど | 111円 | 同上 |
| C | 硬式野球・サーフィン・サッカー・スキーなど | 221円 | 同上 |
まとめ
- 団体行事・レクリエーションを主催する際は、事前にレクリエーション保険の契約を結んでおくのがおすすめ
- レクリエーション保険は補償範囲が広く、1日1人あたりの保険料が安い点などのメリットがある
- 加入しやすさや特約の充実度で比較した場合、最もおすすめのレクリエーション保険はあいおいニッセイ同和損保の「レクリエーション保険」
レクリエーション保険は、行事・レクリエーション中の“もしも”を補償してくれるおすすめのサービスです。
保険料が安く加入のハードルも低いため、イベント主催者・責任者の方はぜひご契約を検討してみてください。
