レクリエーション保険のこと

参加人数10名でレクリエーション保険に加入したい方へ!おすすめ商品を紹介

参加者が10名程度でも加入できるおすすめのレクリエーション保険を紹介

参加人数10名でレクリエーション保険に加入したい方へ!おすすめ商品を紹介

レクレーション保険とは、行事・イベントに参加する人全員の傷害を補償する保険です。

例えば、社内でのスポーツ大会、地域での芋ほりイベントなどの際に加入できます。

ただし、レクリエーション保険に加入するためには加入条件のひとつとなっている参加者の最低人数をクリアする必要があります。

この人数は多くの場合20名となっているため、参加者が10名程度だと加入できるレクリエーション保険がなかなか見つからず、困ってしまうケースもめずらしくありません。

そこで本記事では、参加者が10名程度であっても加入できるおすすめのレクリエーション保険を2つ紹介します。

加入条件はもちろん、補償内容も簡単に紹介するので参加者が10名程度でレクリエーション保険探しに困っている方はぜひ比較検討に役立ててください。

【加入の前に】知っておきたいレクリエーション保険の基本を解説

参加者が10名程度でも加入できるレクリエーション保険を具体的にチェックしていく前に、まずはレクリエーション保険の基本的なポイントを押さえましょう。

加入条件は商品によって異なる

加入条件は商品によって異なる

レクリエーション保険の場合、1日あたりの平均参加者が20名以上いることを加入条件としていることが多いですが、保険会社によって異なります。

このためレクリエーション保険を探す際は、パンフレットや公式サイトなどで加入条件をしっかり確認するようにしましょう。

基本の補償内容

基本の補償内容

レクリエーション保険は傷害保険の一種であるため、基本の補償内容は次のようになります。

保険金の種類 内容
死亡保険金 行事・イベントの参加者が事故などで亡くなった場合に支払われる保険金。
後遺障害保険金 行事・イベントの参加者が事故などのケガで後遺症が残った場合に支払われる保険金。死亡保険金の一部、もしくは全額が支払われる。
入院保険金 行事・イベントの参加者が事故などのケガで入院した場合に支払われる保険金。入院日数に応じて金額が決まることが多い。
手術保険金 行事・イベントの参加者が事故などのケガで手術した場合に支払われる保険金。入院保険金日額の10倍に設定されていることが多い。
通院保険金 行事・イベントの参加者が事故などのケガで通院した場合に支払われる保険金。通院日数に応じて金額が決まることが多い。

また、レクリエーション保険のなかには傷害保険だけでなく、賠償責任保険の補償が得られるものも存在します。

賠償責任保険にも対応したレクリエーション保険に加入すると次のような補償を得ることができます。

保険金の種類 内容
損害賠償金 第三者をケガ・死亡させたり、ものを壊したりした際の損害を補償するためのお金。
緊急措置費用 行事・イベント中に発生した事故の緊急的な措置で必要になるお金。
争訟費用 示談交渉、裁判で必要になるお金。
損害防止軽減費用 損害の拡大を防いだり、軽減したりする際に必要なお金。
協力費用 保険会社と第三者が交渉するために必要なお金。

必要に応じて特約を付帯できるレクリエーション保険も

必要に応じて特約を付帯できるレクリエーション保険も

レクリエーション保険の基本的な補償は前述したとおりですが、特約を付帯して補償の幅を広げることも可能です。

特約の内容は保険会社が販売するレクリエーション保険によって異なりますが、例えば次のようなものがあります。

  • 天災危険補償特約
  • 熱中症危険補償特約
  • 食中毒補償特約 など

ただし、特約を付帯するとその分保険料が上がってしまいます。

このため、レクリエーション保険に加入する際は安易に特約を付帯するのではなく、行事・イベントの内容などを踏まえて必要なものだけを選ぶようにすることが大切です。

参加人数10名の場合におすすめのレクリエーション保険を紹介

参加人数10名の場合におすすめのレクリエーション保険を紹介

それではここから、参加者が10名程度であっても加入できるおすすめのレクリエーション保険を紹介します。

今回は2つの商品を紹介しますが、それぞれ加入条件や補償内容、特約、賠償責任補償の有無を見ていきます。

どちらが自分たちの希望に合いそうか比較してみてください。

AIG保険:レクリエーション傷害保険

AIG損害保険:レクリエーション傷害保険

AIG保険では「レクリエーション傷害保険(普通傷害保険 行事参加者の傷害危険補償特約等セット」という名称のレクリェーション保険を販売しています。

加入条件

AIG保険が取り扱うレクリエーション保険に加入するためには、開催する行事・イベントの参加者が10名以上いる必要があります。

開催日が2日以上にわたる場合は、1日あたりの平均参加者数が10名以上いれば問題なく加入することが可能です。

補償内容

AIG保険のレクリエーション保険における基本補償の内容は、以下の通りです。

  • 死亡保険金
  • 後遺障害保険金
  • 入院保険金
  • 通院保険金

それぞれの保険金額は加入するプランによって異なります。

いくつか用意されているので具体的な内容が知りたい方は、AIG保険に問い合わせもしくは資料請求して確認するようにしましょう。

項目 内容
会社名 AIG損害保険株式会社
住所 105-8602 東京都港区虎ノ門4-3-20
電話番号 03-6848-8500
受付時間 午前9時~午後5時(土・日・祝日・年末年始を除く)

付帯できる特約と賠償責任補償の有無

AIG保険が取り扱うレクリエーション保険に付帯できる主な特約は、以下の通りです。

  • 細菌性食中毒補償特約
  • 熱中症危険補償特約

なお、AIG保険が販売しているレクリエーション保険は傷害保険の範囲のみの補償になります。

このため、賠償責任補償がありません。

賠償責任補償が必要な場合は、AIG保険以外の保険会社で希望に合致する商品がないか探してみましょう。

JA共済(農協):イベント共済

JA共済(農協):イベント共済

JA共済は保険会社ではありませんが、イベント共済という共済に加入することでレクリエーション保険と似たような補償を得ることが可能です。

イベント共済は行事・イベント中の参加者の傷害を補償するイベント傷害共済と、法律上の賠償責任を問われた際に役立つイベント賠償責任共済の2つを取り扱っています。

どちらか一方だけ加入することもできますが、両方に加入して補償の幅を広げる選択も可能です。

ちなみに、保険と共済の違いはいろいろありますが、大きなポイントは加入対象者が異なる点です。

保険の場合は加入条件さえ満たせば不特定多数の方が加入できますが、共済の場合は組合員とその家族しか加入することができません。

この他にも販売目的や監督官庁、取扱機関などに違いがあります。下表に簡単にまとめているので気になる方はチェックしてみてください。

レクリエーション保険 イベント共済
販売目的 営利目的 非営利目的
加入対象者 不特定多数 組合員とその家族が基本
監督官庁 金融庁 厚生労働省・農林水産省
取扱機関 保険会社 全国労働者共済生活共同組合連合、都道府県民共済グループ、全国共済農業協同組合連合会、日本コープ共済生活協同組合連合会 など
保険料(掛金) 開催する行事・イベントの危険度、参加者の人数、補償内容などによって異なる 開催する行事・イベントの危険度、参加者の人数、補償内容などによって異なる
外貨建商品

加入条件

JA共済のレクリエーション保険に加入するためには、基本的には組合員になる必要があります。

組合員には正組合員(農家組合員)と准組合員の2つがあるため、必ずしも農家である必要はありません。

准組合員になるためには、JAが取り組む共同組合運動に賛同したうえで出資金を支払います。

なお、農協法に認められた組合員における一定範囲内の事業利用の条件を満たしている場合も、JA共済のレクリエーション保険への加入が認められます。

身近にJA共済の組合員がいる場合は、一度JA共済へ確認してみてもいいかもしれません。

補償内容

前述のとおりJA共済のレクリエーション保険は、イベント傷害共済とイベント賠償責任共済の2つに分けられますが、それぞれの基本の補償内容は以下のとおりです。

イベント傷害共済

  • 死亡共済金
  • 後遺障害共済金
  • 重度後遺障害費用共済金
  • 部位・症状別治療共済金

イベント賠償責任共済

  • 損害防止費用
  • 求償権保全行使費用
  • 緊急措置費用
  • 折衡、示談で支出した費用
  • 争訟費用等
  • 判決による遅延損害金
  • 臨時費用

付帯できる特約と賠償責任補償の有無

JA共済のレクリエーション保険に特約を付帯することはできません。

共済は保険料(掛け金)の金額が抑えられている分、補償の幅を広げることが難しいため手厚い補償のレクリエーション保険に加入したいと考えている場合は、別の保険会社の利用を検討した方がいいかもしれません。

前述のとおり、JA共済ではイベント傷害共済とイベント賠償責任共済の2つが取り扱われています。

このため、イベント賠償責任共済に加入すれば、賠償責任補償を得ることが可能です。

記事まとめ

記事まとめ

レクリエーション保険の加入条件のひとつに、開催する行事・イベントにおける参加者の人数があります。

多くの場合、1日あたり平均で20名以上の参加者がいることが加入条件となっています。

しかし、なかには今回紹介したような参加者が10名程度であっても問題なく加入できるレクリエーション保険が存在するので、「行事・イベントの参加者がなかなか集まらない」「10名を超える参加者を集めることが難しい」という場合はこちらを検討してみましょう。

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