レクリエーション保険のこと

団体スポーツのリスクヘッジとして加入したいレクリエーション保険とは?

参加者がケガをした場合の治療費を補償するレクリエーション保険を紹介

団体スポーツのリスクヘッジとして加入したいレクリエーション保険とは?

レクリエーション保険は、参加者がケガをした場合に治療費を補償する傷害保険です。損害賠償補償を付帯できるプランもあります。

団体スポーツのレクリエーションには、ケガの危険がつきもの。もしもの場合に備えて、保険に加入しておくと安心です。

レクリエーション保険なら、野球やサッカー、バスケット、マラソンなど、さまざまなスポーツイベントに対応しています。

今回は、団体スポーツを主催するなら加入しておきたい「レクリエーション保険」について紹介をします。団体スポーツのイベントを主催する方は、参考にしてください。

「レクリエーション保険」ってどんなプラン?

「レクリエーション保険」ってどんなプラン?

団体スポーツを主催するなら、レクリエーション保険がおすすめと聞いても、レクリエーション保険がどんなプランなのか知らない方もいますよね。

まずは、レクリエーション保険について詳しく見ていきましょう。

レクリエーション保険の内容

レクリエーション保険は、イベントの参加者がケガをした場合に適用される傷害保険です。加入していれば、ケガの治療にかかった費用などを補償してくれます。

社内スポーツ大会や、町内の運動会などを開催する主催者がまとめて加入をする保険です。

加入には、「20人以上」「50人以上」など、いくつかの条件があります。規定人数よりレクリエーションの参加者が少なければ、個別で傷害保険への加入を促すと良いでしょう。

レクリエーション保険の申し込み可能な最大人数は、保険会社によっても違います。

「1,000名以上、3,000名以上」と、大人数でも保険の対象になるプランもあるので、大企業の社内スポーツ大会などにも利用が可能です。

基本的に、宿泊を含まないイベントが対象。宿泊さえなければ、スポーツ大会などのイベントが何日かまたいでも問題ありません。

スポーツ系のイベント・行事では、ケガをする危険が高くなりますよね。イベントを開催するなら、加入をしておきたい保険の一つと言えるでしょう。

基本の補償内容

レクリエーション保険にどのような補償があるのか、一例を紹介します。参考にしてください。

補償内容 内容
死亡保険金・後遺障害保険金 行事・イベント参加中の事故やケガにより亡くなった場合に支払われる保険金
入院保険金 行事・イベント参加中の事故やケガにより、入院が必要となった際に支払われる保険金。入院日数によって金額が決まることが多い
手術保険金 行事・イベント参加中の事故やケガにより、手術した場合に支払われる保険金。入院中の手術は入院日額の10倍・外来での手術は入院日額の5倍と設定されることが多い
通院保険金 行事・イベント参加中の事故やケガにより、通院が必要な場合に支払われる保険金。通院日数によって設定される

イベント保険やレジャー保険との違い

レクリエーション向けの保険には、イベント保険やレジャー保険と呼ばれるプランもあります。どのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

イベント保険の内容

イベント保険の内容

イベント保険は、弁護士費用やケガの治療、施設の修繕などにかかった費用を負担してくれる保険です。

不特定多数の参加者が来る、大規模なイベントを対象としています。大きなスポーツ大会などを開催するときに利用すると良いでしょう。

主催者の責任にあたる事故にかかる治療費や修繕費などを補償してくれます。

例えば、強風で飛んできたテントでケガをした場合などは、ケガをした本人が主催者の管理責任を訴えることがあるかもしれません。

主催者として安心してスポーツイベントを運営をするにか欠かせない保険です。

観覧者が不特定多数訪れる大きなスポーツ大会などの場合は、加入を検討しましょう。

補償内容

どのような補償があるのか、一例を紹介します。参考にしてください。

補償内容 内容
法律上の損害賠償金 行事・イベント参加者にケガをさせたり、第三者のものを壊した場合など
緊急措置費用 行事・イベント時に発生した事故による緊急処置に必要な費用
争訟費用 行事・イベント参加者からの訴えに対して、示談交渉や弁護士にかかった費用
損害防止軽減費用 事故等の損害拡大を防いだり軽減したりするのにかかった費用
協力費用 第三者との交渉に、被保険者が協力しかかった費用

レジャー保険

レジャー保険

レジャー保険は、レジャーやスポーツに出かける「1日」に対してかけられる保険です。基本的には、レクリエーションに参加する本人が申し込みをします。

レクリエーションでケガをした場合には、入院や治療費用などもかかりますよね。また、骨折などの大ケガをすれば、仕事にも支障をきたす場合もあるでしょう。

レジャー保険は、治療費や入院費などを補償するプランです。また、個人の賠償責任や盗難などの補償を特約でつけられる場合もあります。

レジャー保険は団体加入ではなく個人加入の保険なので、レクリエーション保険の人数が満たない場合に利用をすると良いでしょう。

コンビニやスマホから、出かける当日や前日まで申し込みが可能なのも嬉しいポイント。

2〜6人程度のグループでまとめて申し込める団体レジャー保険もあります。仲間や家族と出かけるときに便利ですね。

レジャー保険があれば、事故にあった場合でも安心です。

補償内容

どのような補償があるのか、一例を紹介します。参考にしてください。

補償内容 内容
死亡・後遺障害 スポーツ・レジャー参加中の事故やケガにより、亡くなった場合に支払われる保険金
入院保険金 スポーツ・レジャー参加中の事故やケガにより、入院が必要となった際に支払われる保険金。入院日数によって金額が決まることが多い
手術保険金 スポーツ・レジャー参加中の事故やケガにより、手術した場合に支払われる保険金
通院保険金 スポーツ・レジャー参加中の事故やケガにより、通院が必要な場合に支払われる保険金。通院日数によって設定される

団体スポーツにおけるリスクヘッジとしてレクリエーション保険が最適な理由

団体スポーツにおけるリスクヘッジとしてレクリエーション保険が最適な理由

団体スポーツのイベントでは、ケガをする可能性がゼロではありません。レクリエーション保険は、団体スポーツなどのイベントに最適な保険です。

レクリエーション保険のメリットを確認しましょう。

「参加者20名以上」を加入条件としている商品が多い

レクリエーション保険は、野球やサッカーなど団体スポーツのイベントにおすすめです。理由は、申し込み人数を20名以上からと設定している保険会社が多いから。

団体スポーツなら、2チームの対戦でもレクリエーション保険の対象となるでしょう。

小規模のスポーツイベントでも対応してくれる保険があるのは主催者としても助かりますよね。同好会の試合や町内会のスポーツ大会などでも活用できるでしょう。

行事の参加者のケガを補償

レクリエーション保険は、イベント・行事参加者全員のケガを補償します。団体スポーツでは、誰かがケガをする可能性がありますよね。

サッカーの試合中に足を挫いたり、野球のプレー中に骨折をしたりすることもあるでしょう。イベント参加中にしたケガなら治療費を請求することができます。

また、1人あたり数十円〜数百円くらいなので、参加費の一部として集めやすいのも魅力です。

行事を見学に来た人等(第三者)にケガをさせた場合の補償(賠償責任保険)を付帯できるケースも

レクリエーション保険は、参加者のケガを補償する保険です。主催者の責任については補償をしてくれません。

しかし、主催者は、イベントの規模に関わらず、安全を維持する責任があります。

前述したイベント保険のように、主催者の責任に対する損害賠償責任の保険への加入を検討しましょう。大きなイベントほど、注意が必要です。

イベント保険などの賠償責任を補償する保険は、基本的にレクリエーション保険とは別に申し込みが必要です。一部、レクリエーション保険に付帯できるサービスもあります。

保険会社ごとに契約内容や費用に違いがあるので、何社か比較をすると良いでしょう。

スポーツの種類で変わる!レクリエーションの保険料

スポーツの種類で変わる!レクリエーションの保険料

スポーツ系のレクリエーションは、他のイベントに比べるとケガをする可能性が大きいと考える方もいるでしょう。

ここでは、スポーツの種類と保険料の例を紹介します。保険会社のプランによって違いはあるかもしれませんが、参考にしてください。

また、後半には賠償責任保険を付帯した場合の料金例も紹介します。

レクリーション(傷害)保険料

レクリエーション保険は、各社スポーツの危険度によって保険料を分けています。

いくつかの保険会社を比較検討する際に参考にしてください。

危険度 スポーツ系レクリエーションの種類 保険料
低い アーチェリー、ゴルフ、ゲートボー ル、ソフトボール大会、卓球、テニス、ドッ ジボール、なわとび、ハイキング、バドミントン、バレーボール、ボウリング、水泳、ヨガ、ラジオ体操など 30円
ウィンドサーフィン、運動会、競歩、クレー 射撃、サイクリング、スケート、軟式野球 (準硬式を含む)、バスケットボール、ハンドボール、フィー ルドアスレチック、フェンシング、剣道、サイクリング、なぎなた、マラソンなど 150円
高い カヌー競漕、空手、硬式野球、サーフィン、サッカー(フットサル を含む)、柔道、水上スキー、スキー、相撲、ホッケー、ラグビー、レスリング 、ラクロスなど 300円

イベント(損害賠償)保険料

損害賠償責任の保険は、各社プランによって、人数や条件、保険金額が変わります。

レクリエーション保険に加入する前に、損害賠償のプランがあるかどうか確認しましょう。合わせて比較検討すると良いかもしれませんね。

以下は、傷害補償と損害賠償の保険がセットになっている東京海上日動のレクリエーション保険の保険料例です。

特に大きなスポーツイベントを行う際は、検討をすると良いでしょう。

対象者 保険料
主催者が負う賠償責任のみ対象とする場合 10円
主催者・参加者が負う賠償責任を対象とする場合 50円

詳しくは「団体でイベントを行う方に!東京海上日動のレクリエーション保険の補償を解説」の記事にもまとめてありますので、読んでみてください。

記事まとめ

記事まとめ

レクリエーション保険は、参加者のケガの治療などを補償する傷害保険。

団体スポーツのイベントを行うなら、加入を検討しましょう。大規模なスポーツ大会を開催する場合は、賠償責任保険への加入も検討が必要です。

会社ごとにプランの補償内容や料金が違います。数社を比較してから、加入をすると良いでしょう。

みんなが楽しくリフレッシュできるスポーツレクリエーション。主催者として、安心して楽しんでもらいたいですね。

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