レクリエーション保険のこと

料金が安いレクリエーション保険はどれ?補償内容と保険料で比較!

3社のレクリエーション保険を料金で比較!

料金が安いレクリエーション保険はどれ?補償内容と保険料で比較!

子供会でお祭りごとの行事やレジャーで山登り、キャンプをするとき、スポーツ大会で野球やサッカーを行うことがあると思います。

そんな時、怖いのはケガや事故ですよね。万が一を考えたとき、おすすめなのはレクリエーション保険です。レクリエーション保険は安価な料金で事故や食中毒になった際に、治療費について補償が適用されます。

様々な保険会社がレクリエーション保険を出していますが、補償内容と保険料の金額がバラバラです。そのため、このページでは料金が安いレクリエーション保険と補償内容の比較をして、皆様にぴったりなレクリエーション保険を見つけられるように徹底解説します。

イベント・行事のケガに備える!レクリエーション保険の特長

そもそも、レクリエーション保険って何?と思われている方いらっしゃると思います。

レクリエーション保険とは、参加者数が団体で20名以上の行事に参加する方々のケガや食中毒などにかかった治療費用などを補償するための保険で安い料金から契約することができます。

また、名簿等によって参加者の人数が確認できる場合に契約できる保険となります。他にも、宿泊を伴わない日帰りの行事に契約ができるという条件ががあるため、契約の際には注意が必要です。

レクリエーション保険は1日単位で加入するため、料金が非常に安く済みます。それでいて補償内容も充実している商品が多く、イベントに備えて安心して加入することができます。

ただし、保険会社によって料金や補償内容がバラバラなので、事前によく補償内容や料金をチェックする必要があります。

例えば、食中毒の補償は損保ジャパン日本興亜では通常のレクリエーション保険に入っていますが、あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション保険では、『細菌性食中毒およびウイルス性食中毒 補償特約』というものを契約しなければ食中毒に対応できません。

保険料で比較!損保会社・JA共済のレクリエーション保険の料金

保険に加入する際には、なるべくなら保険料を抑えつつ、補償が充実した商品に加入したいと思う方が多いかと思います。

ここでは、JA共済と損保ジャパン、東京海上日動のレクリエーション保険について、料金と補償内容を比較してご紹介します。

※今回ご紹介する料金の例は、あくまで各保険会社の保険パンフレットから抜粋したものであり、実際に契約する際には保険金額の設定や特約の有無によって料金がかわることがあります。ご了承ください。

JA共済(農協):イベント共済

JA共済(農協):イベント共済

まずはJA共済の料金を見てみましょう。。

※下記の料金表は、死亡共済金額300万円+部位・症状別治療共済金額3,000円コースで加入した場合の保険料です。また、損害補償については含まれていません。

区分 レクリエーションの種類 保険料(1日1人あたり)
1級 バレーボール、ボウリング、草むしりなど 18円~24円
2級 野球、剣道、運動会、みこし(子供主体)、防災訓練など 75円~90円
3級 スキー(ジャンプを除く)、相撲、ラグビー、みこし(大人主体)など 156円~186円

また、支払われる保険金は、以下のようになっています。

※下記の料金表は、さきほどの保険料の表と同様に、死亡共済金額300万円+部位・症状別治療共済金額3,000円コースで加入した場合の保険金です。

イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で死亡した場合
300万円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で後遺障害を負ったの時
15万円~300万円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で重度後遺障害の時
30万円または60万円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で通院もしくは入院した時
1.5万円~36万円

上記の表のように、JA共済は料金が安い点がポイント。また、他社のレクリエーション保険と異なり、加入最低人数も10名からと契約しやすい内容になっています。

JA共済「イベント共済」
https://www.ja-kyosai.or.jp/okangae/person/event/pdf/event_201904.pdf

損保ジャパン:レクリエーション補償プラン

損保ジャパン:レクリエーション補償プラン

次に損保ジャパンですが、料金は以下のようになっています。

※下記の料金表は、熱中症危険補償特約をセットした場合の料金です。また、損害補償については含まれていません。

区分 レクリエーションの種類 保険料(1日1人あたり)
A イチゴ狩り、芋ほり、遠足(日帰り)、お花見、海水浴、潮干狩り、ソフトボール大会など 30円
B ウィンドサーフィン、運動会、キャンプ(日帰り)、サイクリング、バスケットボールなど 150円
C 空手、硬式野球、サーフィン、サッカー(フットサル含む)、柔道など 300円

保険金は次のようになっています。

※下記の料金表は、先程の保険料の表と同じく、熱中症危険補償特約をセットした場合の金額です。

イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で死亡・後遺障害が発生した時
455万円~460万円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で入院したとき(日額)
4,000円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で通院したとき(日額)
2,000円

農協(JA)のイベント共済よりも料金が少し高めですが、保険金がこちらの方が高く、熱中症による死亡や入院などにも対応しています。

さらに損保ジャパンのレクリエーション保険では、ウイルス性食中毒にも対応している点がポイント。

より充実した補償を受けたい方は損保ジャパンがおすすめです。

なお、損保ジャパンのレクリエーション保険の場合、参加人数は20名から契約できます。

損保ジャパン「レクリエーション補償プラン」
https://www.gia-agency.jp/images/stories/pdf/%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E4%BF%9D%E9%99%BA.pdf

東京海上日動:レクリェーション災害補償プラン

東京海上日動:レクリェーション災害補償プラン

東京海上日動のレクリエーション保険では、料金は以下のようになっています。

※下記の表は、損害補償を含んでいない料金です。

区分 レクリエーションの種類 保険料
バドミントン大会、卓球大会、テニス大会、水泳大会、バレーボール大会、ソフトボール大会、弓道大会、オリエンテーリング、ハイキング、体力テストなど 1名あたり24円
軟式野球大会、剣道大会、体操競技大会、ボディビル、市民駅伝競技大会、陸上競技、運動会、トランポリン、サイクリング、マラソン大会、ジョギング、サッカー教室(試合を除く)など 1名あたり120円
サッカー大会、市民スキー大会、硬式野球大会、みこしに参加するもの、スケート教室、ハンドボール、バスケットボールなど 1名あたり241円

保険金は次のようになっています。

イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で死亡・後遺障害が発生した時
500万円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で入院したとき(日額)
2,000円
イベント・行事の最中に負った
ケガが原因で通院したとき(日額)
1,000円

東京海上日動の保険料は、損保ジャパンとほとんど同じくらいの料金です。その反面、補償内容にはウイルス性食中毒は含まれていないなど、損保ジャパンと比較すると充実度が少し劣ります。

また、東京海上日動のレクリエーション保険は、申し込み最低人数が45人からと多めな点にも注意が必要です。

東京海上日動「レクリェーション災害補償プラン」
https://files.japanslht.or.jp/notifications/2019/08/07/%E3%83%AC%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%A8%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%E7%81%BD%E5%AE%B3%E8%A3%9C%E5%84%9F%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%B320190807.pdf

3つの保険会社を保険料・補償内容で比較

料金の安さで軍配が上がるのは、JA共済です。そして何より、最低10名からレクリエーション保険に契約できるというメリットがあります。

一方の損保ジャパンと東京海上日動は、料金はJA共済よりも少し高めに設定されていますが、補償内容(保険金)はより充実しています。

特に損保ジャパンは、食中毒にも対応でき、補償の幅が広いといえます。料理を作るイベントなどには、損保ジャパンのレクリエーション保険が向いているでしょう。また、保険加入の最低人数は20名からと、東京海上日動よりも加入がしやすい点が魅力的です。

別途、賠償責任保険に申込むのもおすすめ

レクリエーション保険は、参加者の傷害のみを補償するものではありません。各保険会社は、セットで賠償責任保険も用意しているものも多くあります。

イベントごとの主催者側に立った時に、参加者が主催者側の不手際でケガを負った場合には、法律上の損害賠償を請求されることがあります。

そのようなケースに備えて、賠償責任保険の加入を検討するのもおすすめです。その際の料金は各保険会社で異なりますので、お問い合わせしてみてください。

保険に加入するときの注意点

レクリエーション保険に加入する際には、いくつか注意点があります。

  • 宿泊を伴わないイベントであること
  • 行事に参加する人を参加者名簿で把握できること
  • フラリと立ち寄った人、見物人などは対象外
  • 参加者の本来の職業であったり、報酬を伴う活動には適応外
  • 食中毒などの特約があるか否か確認

いくつかありますが、代表的なものを挙げました。これらに注意してレクリエーション保険に契約しましょう。

まとめ:料金と補償内容のバランスを考えて加入しよう

今回は、行事ごとに備えるためのレクリエーション保険の特徴や料金差を比較してきました。

コスパや加入のしやすさを考えると、JA共済が一番です。しかし、補償内容の充実度を見れば、損保ジャパンや東京海上日動のほうが安心感があると言えます。

基本的にレクリエーション保険はそこまで高い料金ではないので、万が一に備えることを考えると充実した補償内容のものを加入することをおすすめします。

レクリエーション保険料金と補償内容のバランスを考えて、皆様にあった保険に加入できるように検討してみてください。

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