野球大会やサッカー大会、会社内での運動会など、団体でスポーツに取り組む機会がありますが、主催者側になると「もし参加者が傷害を負ってしまったら……」と考えることがあるでしょう。
イベントの責任者になると、万が一のことが発生した場合が頭をよぎって心配になってしまいますよね。
こうした場合は、レクリエーション保険を契約しておくと安心です。
本記事では、レクリエーション保険の特徴や補償内容・対象を紹介します。近々団体でスポーツイベントを開催する予定がある方は、ぜひ参考にしてください。
スポーツなどの団体行事を安全に開催するなら、レクリエーション保険への加入がおすすめ
会社や地域などの団体でスポーツの行事・イベントを開催する際は、参加者に万が一のことが起きると考えてレクリエーション保険に加入しておきましょう。
ネットから簡単に加入できるものも増えているので、スポーツイベントの責任者はあらかじめ手続きしておくと安心です。
ちなみに、契約者は団体のうち1人だけでよく、参加者1人ひとりが加入手続きをする必要はありません。
レクリエーション保険とは
それではここから、レクリエーション保険の特徴を具体的に見ていきます。
補償内容や保険料の目安、補償可能なスポーツをチェックしていきましょう。
補償内容
レクリエーション保険の基本的な補償内容は、以下のとおりです。
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 通院保険金
- 手術保険金
- 入院保険金
いずれも保険会社所定の保険金の支払事由を満たした場合に支払われます。
また、レクリエーション保険のなかには、損害賠償責任保険の内容をカバーしているものも存在します。この場合の補償内容は以下のとおりです。
- 損害賠償金
- 緊急措置費用
- 争訟費用
- 損害防止軽減費用
- 協力費用
他の保険商品と同様に、別途特約を契約することで補償を手厚くすることも可能です。
特約の内容は保険会社ごとに異なりますが、熱中症による傷害に対する補償を得られたり、災害時の補償を得られたりするケースが多いです。
保険料の目安
保険料は契約するレクリエーション保険の補償内容によって異なりますが、基本的には参加者1人あたり数十円ほどで加入できます。
補償対象となるスポーツの危険度や必要な補償内容によっては、保険料が高くなることもあるので行事の内容が決まったら一度保険会社へ相談することをおすすめします。
早めに相談することで補償内容を吟味できたり、他の保険商品と比較できたりするためより自分たちにあったレクリエーション保険を契約できるでしょう。
補償可能なスポーツ
レクリエーション保険で補償できるスポーツは、保険会社によってある程度限定されています。
そのため、あらかじめパンフレットや公式サイトなどで補償対象となるスポーツを確認しておくことが大切です。
今回は、あいおいニッセイ同和損保が販売しているレクリエーション保険を例として補償可能なスポーツを確認してみましょう。
ウォークラリー、エアロビクス、ダンス、海水浴、ゲートボール、ゴルフ、ソフトボール、太極拳、卓球、ティボール、テニス、ジャズダンス、水泳、バドミントン、バレーボール、ボウリング、ヨガ、アスレチック、剣道、水球、スケート、ハンドボール、バスケットボール、フェンシング、マラソン、ヨット教室、陸上競技、空手、公式野球、サッカー、サーフィン、柔道、スキー、相撲、ボクシング、ボートレース、ラグビー など
注意：遠征など宿泊ありのスポーツイベントは補償されない
参加者の傷害を補償するレクリエーション保険ですが、宿泊が含まれるスポーツイベントは補償対象外となるため注意が必要です。
遠征などで遠くに行く場合は、宿泊があっても対応可能なレジャー保険などで代用するようにしましょう。
ただし、レジャー保険の場合、参加者一人ひとりが加入手続きをする必要があります。
レクリエーション保険であれば団体の誰か一人が手続きをするだけですむので、その点は少々面倒に感じるかもしれません。
まとめ
スポーツ大会など、団体で行事やイベントを開催する際はレクリエーション保険に加入しておくと、参加者に万が一のことがあっても補償されるので安心です。
レクリエーション保険は各保険会社で取り扱われているので、自分たちにあうものを探してみましょう。
