フットサルシューズは、プレーの快適さやパフォーマンスを大きく左右する重要なアイテムです。
室内や屋外などコートの種類によって最適なシューズは異なり、選び方を間違えると滑りやすさや足への負担につながります。
この記事では、2025年最新のおすすめモデルとともに、初心者でも失敗しない選び方を詳しく解説します。
ブランドごとの特徴や用途別のポイントも紹介しますので、自分にぴったりの一足を見つける参考にしてください。
フットサルシューズの基本と種類
フットサルシューズは一見サッカーシューズに似ていますが、プレー環境の違いによって設計思想が大きく異なります。
フットサルは狭いコートでボールを素早く扱う競技のため、足裏感覚やグリップ力が特に重要です。
ここでは、フットサル専用シューズの基礎と種類を詳しく見ていきましょう。
フットサルとサッカーシューズの違い
サッカーシューズとの最大の違いは、ソールの構造と素材です。
サッカー用はスパイクを使用しますが、フットサルではフラットなラバーソールを採用し、コートを傷つけないよう設計されています。
- サッカー：天然芝・スパイク金具付き。滑り止め重視。
- フットサル：屋内・人工芝対応。ノンマーキング仕様。
つまり、同じ「ボールを蹴る」競技でも、フットサルでは足裏の安定感と軽快なステップワークが求められます。
コート別シューズの特徴【IN／TF／TR】
フットサルシューズには主に3つのタイプがあります。コートの素材に合わせて選ぶことで、滑りを防ぎプレー精度を高められます。
| 種類 | 特徴 | 適した環境 |
|---|---|---|
| IN（インドア） | 室内専用。ゴム底のノンマーキングソールでグリップ力が高く、床を傷つけない。 | 体育館・屋内コート |
| TF（ターフ） | 人工芝向け。突起付きソールで滑りにくく、屋外でも安定性を確保。 | 屋外・人工芝コート |
| TR（トレーニング） | クッション性が高く、アップやランニング練習にも使える万能タイプ。 | ウォームアップ・トレーニング |
屋内ならIN、屋外ならTFが基本の選択です。環境に合わないシューズを使うと、摩擦が足りず滑ることがあるため注意しましょう。
フットサルではコートの種類だけでなく、プレー目的でもシューズを使い分けるのが理想です。
- 練習用：耐久性とクッション性を重視。
- 試合用：軽量でグリップ力の高いモデル。
- ランニング・アップ用：トレーニングシューズ（TR）を併用。
特に週数回プレーする人は、練習用と試合用を分けるとソールの摩耗を防げます。
1足で両立したい場合は、ミズノやアシックスの中間ソールタイプが使いやすいです。
正しい使い分けのポイント
フットサルではコートの種類だけでなく、プレー目的でもシューズを使い分けるのが理想です。
| 用途 | 特徴 |
|---|---|
| 練習用 | 耐久性とクッション性を重視。長時間の使用でも疲れにくい。 |
| 試合用 | 軽量でグリップ力の高いモデル。スピードと切り返し性能を重視。 |
| ランニング・アップ用 | トレーニングシューズ（TR）を併用。アップや走り込みに最適。 |
特に週数回プレーする人は、練習用と試合用を分けるとソールの摩耗を防げます。
1足で両立したい場合は、ミズノやアシックスの中間ソールタイプが使いやすいです。
失敗しない！フットサルシューズの選び方
フットサルシューズを選ぶときは、見た目や価格だけで決めず、プレー環境や自分の足型を基準に考えることが大切です。
ここでは、初心者でも迷わないように、失敗しない選び方のコツを3つの観点から解説します。
サイズとフィット感を見極める
最も重要なのが、足に合ったサイズとフィット感です。
靴が合わないと、ボールタッチの感覚が鈍くなるだけでなく、足の疲労やケガの原因にもなります。
| チェックポイント | 具体的な目安 |
|---|---|
| つま先の余裕 | 5mm前後が理想。指先が当たらない程度に余裕を持たせる。 |
| 足幅 | 日本人は甲高・幅広傾向。ワイドモデル（EE〜4E）を検討。 |
| 履いたときの感触 | かかとが浮かず、土踏まずがしっかりフィットしていること。 |
購入時は必ず靴下を履いて試し履きし、数分歩いてみると違和感を確認しやすいです。
素材・ソール・軽量性の違い
フットサルシューズの性能は、アッパー（甲部分）やソール素材によっても変わります。
それぞれの特徴を理解しておくと、プレースタイルに合わせやすくなります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 人工皮革 | 耐久性が高く、雨や摩耗に強い。お手入れも簡単。 |
| 天然皮革 | 柔らかく足馴染みが良いが、水に弱い。 |
| 軽量ソール | 素早い動きやターンをサポートし、俊敏なプレーを実現。 |
| クッションソール | 衝撃吸収力に優れ、膝や足首への負担を軽減。 |
攻撃的なプレースタイルなら軽量モデル、安定性重視ならクッション性の高いタイプを選ぶと良いでしょう。
初心者が選びやすいモデルの条件
初めてフットサルシューズを購入する場合、まずは使いやすくバランスの取れたモデルを選ぶのがおすすめです。
| ポイント | 理由 |
|---|---|
| 柔らかい素材 | 履き始めから足に馴染みやすく、痛みが出にくい。 |
| クッション性 | 初心者でも安心して長時間プレーできる。 |
| オールラウンド設計 | 練習・試合どちらにも対応可能でコスパが高い。 |
具体的には、アシックス「カルチェット」シリーズやミズノ「モナルシーダNEO」などが定番のエントリーモデルです。
人気ブランド別おすすめモデル
フットサルシューズはブランドごとに設計思想や履き心地が異なり、自分の足型やプレースタイルに合うメーカーを見つけることが大切です。
ここでは、日本ブランド・海外ブランド・新興ブランドの3カテゴリに分けて特徴とおすすめモデルを紹介します。
日本人の足に合うアシックス・ミズノ
アシックスとミズノは、日本人の足型を考慮した設計で、フィット感と安定性に優れています。
| ブランド | 特徴 | 代表モデル |
|---|---|---|
| アシックス（ASICS） | 日本人向けの幅広設計で、クッション性が高い。 | カルチェット WD／トッキ（TOQUE） |
| ミズノ（MIZUNO） | 柔軟なソールと安定したホールド感。長時間の練習にも快適。 | モナルシーダ NEO／モレリア SALA |
どちらも安定性重視のプレーヤーや初心者におすすめで、履き心地の自然さが人気の理由です。
アディダス・プーマ・ニューバランス
海外ブランドはデザイン性と軽量性に優れ、スピードや切り返し重視のプレーヤーに人気です。
| ブランド | 特徴 | 代表モデル |
|---|---|---|
| アディダス（adidas） | 軽量かつ反発性の高いソールで、攻撃的プレーをサポート。 | プレデター／デポルティーボ |
| プーマ（PUMA） | 柔らかいアッパーで素足感覚。ボールコントロール性能が高い。 | アタッカント／ウルトラ PLAY |
| ニューバランス（New Balance） | 足裏感覚とバランス設計に優れ、俊敏な動きをサポート。 | 442 TEAM ID／Audazoシリーズ |
デザイン性を重視する人や、軽さを求める中上級者に適しています。
注目の新興ブランド・限定コラボモデル
最近では、国内外のスポーツブランドがフットサル専用ラインを展開しています。
| ブランド | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| アスレタ（ATHLETA） | プロ志向のフィット感で、屋内外どちらでも使いやすい。 | 競技志向プレーヤーや上級者に最適。 |
| アンブロ（UMBRO） | クッション性が高く、ジュニアや初心者にも人気。 | 柔らかい履き心地と安心感を重視する人に。 |
| ティゴラ（TIGORA） | コスパ重視の設計で、週末プレーヤーに最適。 | 手頃な価格で練習用を探す人におすすめ。 |
さらに、アディダス×フットサルリーグなどの限定コラボモデルも注目されています。
デザイン性と機能性を両立したモデルを探すなら、このカテゴリーもぜひチェックしてみてください。
用途・レベル別おすすめシューズ
フットサルシューズを選ぶときは、自分のレベルやプレースタイルに合ったモデルを選ぶことが重要です。
ここでは、初心者・中級者・上級者向けに、2025年時点で人気の高い具体的なモデルを紹介します。
初心者向け5選｜柔らかさと安定感を重視
初心者の方は、足への負担が少なく安定感のあるモデルを選ぶことが大切です。
ここでは、履き心地とグリップ力を両立した人気モデル5選を紹介します。
CALCETTO WD 9
ワイド設計で快適な履き心地が特徴の定番モデルです。
ソールのグリップ力が高く、屋内コートでも滑りにくい構造になっています。
初めての1足として最も選ばれているモデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| フィット感 | 幅広・甲高に対応するワイド設計 |
| 定価（2025年12月11日現在） | 6,160円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内コート・体育館 |
モナルシーダ NEO SALA CLUB IN
柔らかい人工皮革を使用し、履き始めから足に馴染む設計です。
高いクッション性で膝や足首の負担を軽減し、初心者でも安心してプレーできます。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 素材 | 柔軟な人工皮革アッパー |
| 定価（2025年12月11日現在） | 7,700円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内練習・基礎練習 |
アンブロ アクセレイター サラ WIDE IN
足幅が広いプレーヤーに最適なワイドタイプのフットサルシューズです。
柔らかいクッションソールが衝撃を吸収し、初心者でも安心してプレーできます。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| クッション性 | 柔軟ソールで足への負担を軽減 |
| 定価（2025年12月11日現在） | 7,700円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・人工芝両対応 |
アディダス デポルティーボ III IN
軽量かつ柔らかいアッパー素材で、自然なボールタッチを実現。
軽さと柔らかさを兼ね備えた、初心者にも扱いやすいモデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 重量 | 約220g（片足）で軽量 |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 4,290円（税込） |
| おすすめ環境 | インドアコート・人工芝 |
プーマ トゥルコ II IN
柔軟なアッパーと安定したソール構造で、初心者から中級者まで幅広く対応。
素足感覚に近いフィット感が特徴で、操作性に優れています。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| フィット感 | 足に馴染むアッパー構造 |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 5,670円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・人工芝 |
中級者向け5選｜バランス型モデルの選び方
中級者には、安定性・軽量性・反発性のバランスが取れたモデルが最適です。
ここでは、中級者におすすめ人気モデルを紹介します。
アディダス プレデター 24 LEAGUE TF
高い反発性とグリップ力で人工芝でもボールコントロールしやすいモデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| アッパー | 軽量設計＋グリップラバーゾーン |
| 定価（2025年12月11日現在） | 6,050円（税込） |
| おすすめ環境 | 人工芝・ターフ |
ニューバランス 442 V2 TEAM ID
安定性と屈曲性のバランスが取れた定番モデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| ソール | 多方向グリップ設計で安定性が高い |
| 定価（2025年12月11日現在） | 11,990円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・人工芝 |
ミズノ モナルシーダ NEO SALA SELECT TF
軽量性と安定性の両立で人気の中級者モデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| ソール | 軽量かつ安定したグリップ |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 7,150円（税込） |
| おすすめ環境 | ターフ・人工芝 |
アシックス TOQUE 8
素足感覚と反発性のバランスを追求したモデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| アッパー | マイクロファイバー人工皮革 |
| 定価（2025年12月11日現在） | 9,900円（税込） |
| おすすめ環境 | 室内・屋内 |
プーマ ULTRA PLAY TT
軽量性と俊敏な加速性能を求めるプレーヤーに適したモデルです。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 重量 | 約210g前後で軽量 |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 7,700円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・人工芝 |
中級者におすすめのポイントは、安定性・軽量性・反発性をバランス良く備えたモデルを選ぶことです。
公式定価が不明な場合でも、実勢価格を参考に選ぶと失敗しにくいでしょう。
上級者向け5選｜反発性と素足感覚の両立
上級者向けシューズは、ボールタッチの繊細さや素足感覚、瞬発力を高める設計が特徴です。
ここでは、上級者に支持されている人気モデル5選を定価情報込みで紹介します。
モレリア SALA JAPAN IN
天然皮革の柔らかさと高いフィット感で、上級者プレーを支えるモデルです。
ミズノ公式ではフットサルシューズ「モレリア SALA」シリーズとして販売されています。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| 素材 | 天然皮革＋高反発ソール |
| 定価（2025年12月11日現在） | 19,800円（税込）前後 |
| おすすめ環境 | 屋内コート・ターフ |
Nike React Gato
Nikeの人気フットサルモデルとして世界的にも支持が高く、柔らかいFlyknitアッパーと独自ソールでグリップと機動力を両立します。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| グリップ性 | 粘着系アウトソールで室内でも止まりやすい |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 26,200円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・体育館 |
Nike Lunar Gato II
伝統的な高性能モデルで、天然皮革×合成のハイブリッドアッパーにより抜群のボールタッチを実現します。上級者の間でも定番。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| フィット感 | 天然皮革ベースでフィット感◎ |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 28,600円（税込） |
| おすすめ環境 | 室内・ターフ |
Joma Top Flex Ultimate
スペインブランドJomaの上級モデルで、高い反発性と快適性を兼ね備えています。海外人気が高い1足。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| クッション性 | 高反発ミッドソール採用 |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 17,800円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内コート |
Joma Regate Rebound 25
上級者向けに設計されたリバウンド素材採用モデルで、衝撃吸収と反発性を高次元で両立します。
| 特徴 | 詳細 |
|---|---|
| ソール | リバウンド素材で衝撃吸収＋反発 |
| 参考価格（2025年12月11日現在） | 15,400円（税込） |
| おすすめ環境 | 屋内・体育館 |
上級者向けモデルは、フィット感・ボールタッチ・反発性能を重視した設計が多く、プレーの質を高める工夫が随所に見られます。
長持ちさせる手入れと保管方法
せっかく手に入れたフットサルシューズも、正しい手入れを怠ると寿命が短くなってしまいます。
日常的なメンテナンスを心がけることで、グリップ性能やフィット感を長期間維持できます。
ここでは、ケア方法・乾燥の仕方・買い替えサインの3つに分けて解説します。
プレー後の正しいケア手順
使用後のケアは、汚れと湿気を取り除くことが基本です。
放置すると素材が劣化し、臭いや変形の原因になります。
| 手入れ手順 | ポイント |
|---|---|
| ① 表面の汚れを落とす | ブラシや濡れタオルで泥やホコリを除去。 |
| ② インソールを外す | 通気性を確保し、湿気を逃がす。 |
| ③ 乾いた布で拭く | 水気を完全に取り除く。 |
| ④ 陰干し | 直射日光を避け、風通しの良い場所で乾燥。 |
特にインドアモデルはソールが湿気を吸いやすいので、毎回のプレー後に簡単なケアを行うことが大切です。
型崩れを防ぐ乾燥・保管方法
フットサルシューズは、形状を保つ保管方法を意識することで寿命を延ばせます。
ただ乾かすだけでなく、内部の湿度コントロールも重要です。
- 新聞紙を丸めて入れる：湿気を吸収し、型崩れを防止。
- 乾燥剤を活用：長期保管時におすすめ。
- 靴箱より風通しの良い場所に置く：湿気を溜めない。
- 直射日光・暖房器具は避ける：素材硬化の原因になります。
屋外コート用モデルは泥が付着しやすいので、ブラシで落としてから乾燥させましょう。
買い替えサインと寿命の目安
フットサルシューズの寿命は使用頻度や環境によって異なりますが、一般的に半年〜1年が目安です。
以下の症状が出たら買い替えを検討しましょう。
| サイン | 状態 |
|---|---|
| グリップの低下 | 滑りやすくなったらソールが摩耗しています。 |
| クッションのヘタリ | 膝や足裏に違和感を感じるようになったら交換時期。 |
| アッパーのひび割れ | 素材が硬化し、フィット感が失われています。 |
プレー後のケア・乾燥・保管を習慣化すれば、シューズは長持ちします。
特に湿気対策と定期的なチェックは大事なので、快適なプレー環境を維持するためにも、メンテナンスは欠かさないようにしましょう。
まとめ：自分に合う一足を見つけよう
フットサルシューズは、プレー環境やレベルによって最適なモデルが異なります。
初心者は安定性、中級者はバランス、上級者は反発性と素足感覚を重視して選ぶのが基本です。
さらに、プレー後の手入れを習慣化すれば、性能を長く維持できます。
自分の足に合った一足を見つけて、より快適で楽しいフットサルライフを楽しみましょう。
