フットサル大会を安心して運営したい主催者やチーム代表の方へ。
大会中のケガやトラブルは、どんなに注意していても起こりうるものです。
もし選手や観客がケガをした場合、主催者には「安全配慮義務」や「賠償責任」が問われることがあります。
そんな万が一に備える保険として注目されているのが、あいおいニッセイ同和損保の「みんなのレクリエーション保険(みんレク)」です。
本記事では、フットサル大会やチーム運営におけるリスクを具体例とともに解説しながら、みんレク保険の補償内容・特徴・加入手続きまでわかりやすく紹介します。
大会主催者や代表者が知っておくべき「保険選びの基準」を、実際の補償内容に基づいて整理しました。
フットサル大会に保険が必要な理由

フットサルは誰でも気軽に参加できる人気スポーツですが、プレー中のケガやトラブルは予期せず発生します。
大会を主催する立場では、選手や観客の安全を守る責任があり、事故が起きた際には主催者自身が賠償責任を問われる可能性もあります。
フットサル大会の成功には、「安全」と「信頼」を支える保険の存在が欠かせません。
プレー中のケガは“自己責任”では済まない
フットサルはスピーディーで接触プレーも多く、思わぬケガが発生しやすいスポーツです。
特に大会ではプレー強度が高く、転倒や衝突による骨折・打撲などが起こるリスクがあります。
その際に「自己責任だから」と済ませてしまうと、後々トラブルになることも少なくありません。
- 試合中に相手選手を転倒させて骨折させた
- 強いシュートが観客席に飛び込み、ケガを負わせた
- チームが借りた備品を破損してしまった
これらの事故は、加害者だけでなく、主催者側の「監督責任」「施設管理責任」が問われるケースもあります。
大会運営者・チーム代表として、リスクをカバーする保険加入は実質的な“義務”といえます。
主催者は「管理責任」を問われるケースも
大会や練習会の主催者には、参加者が安全に活動できるよう環境を整備する「管理責任」があります。
設備の不備や危険箇所を放置して事故が発生した場合、主催者が「安全配慮義務違反」として法的責任を負うことになります。
- コートの床が滑りやすく、転倒してケガを負った
- ゴールポストの固定が不十分で倒れてしまった
- 照明の不具合を放置して事故につながった
こうしたトラブルは、被害者への賠償だけでなく大会の評判にも影響します。
保険によるリスクマネジメントは、参加者と主催者双方を守る最も現実的な手段だと言えます。
みんなのレクリエーション保険(みんレク)とは?

「みんなのレクリエーション保険(みんレク)」は、あいおいニッセイ同和損保が提供するスポーツ・文化行事向けの保険です。
フットサル大会や地域スポーツイベント、社内レクリエーションなど、参加者と主催者の双方を包括的に守ることを目的としています。
大会中のケガから、主催者の賠償リスクまでカバーできるのが、みんレク保険の最大の特徴です。
あいおいニッセイ同和損保が提供するスポーツ行事向け保険
みんレク保険は、MS&ADインシュアランスグループのあいおいニッセイ同和損保が企画・運営しています。
スポーツ庁のガイドラインや教育機関の行事にも対応しており、フットサル・バスケットボール・地域運動会など、あらゆるレクリエーション行事で利用されています。
企業や団体、クラブチームなど、スポーツを行う様々なグループにおいて申し込みが可能です。
- フットサル大会やリーグ戦
- 地域・自治体主催のスポーツイベント
- 企業・学校・NPOによる交流レクリエーション
これらのイベントで起きる「ケガ」「事故」「賠償」をまとめて補償できる点が、多くの団体から選ばれている理由です。
みんレクは「行事単位」「1日単位」で加入できる柔軟な保険として、スポーツ現場の安全管理を支えています。
みんレクの2本柱:傷害保険+賠償責任保険
みんレクは大きく分けて、参加者向けの「レクリエーション傷害保険」と、主催者向けの「施設所有(管理)者賠償責任保険」の2つで構成されています。
どちらもセットで契約できるため、参加者と主催者の双方を1つの保険で守ることが可能です。
| 区分 | 主な補償内容 | 対象者 |
|---|---|---|
| レクリエーション傷害保険 | 行事中・往復途上のケガ、入院・通院・手術費用などを補償 | 大会参加者・チームメンバー |
| 施設所有(管理)者賠償責任保険 | 他人をケガさせた/物を壊した場合の賠償責任を補償 | 大会主催者・運営団体 |
この2つの補償が連動することで、「誰かがケガをした」「主催者が責任を問われた」という双方のケースをすべてカバーできます。
フットサル大会の“プレー中”も“運営中”も安心して楽しめる、それがみんレク保険の大きな魅力です。
みんレク保険の補償内容

みんなのレクリエーション保険(みんレク)は、フットサル大会やスポーツイベント中の「ケガ」と「賠償責任」の両方をまとめて補償できる保険です。
競技性が高く接触プレーの多いフットサルは、他のスポーツよりも事故リスクが高いため、C料率という専用区分が設定されています。
C料率プランは、競技者・主催者の双方を実質ワンパッケージで守れる内容になっており、フットサル大会に最も適した保険です。
フットサル向け傷害補償プラン(C料率)
参加者自身のケガや熱中症、行き帰り中の事故までカバーする傷害保険です。目的や大会規模に応じて、ライト・スタンダード・プレミアムの3プランから選べます。
※以下の表は参加者20名/天災危険補償あり/施設所有(管理)者賠償責任保険ありで算出
| プラン名 | 入院保険金(日額) | 通院保険金(日額) | 死亡・後遺障害保険金 | 熱中症・食中毒補償 | 天災危険補償 | 保険料(1名・1日) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ライトプラン | 3,000円 | 1,000円 | 300万円 | あり | なし | 約344円 |
| スタンダードプラン | 5,000円 | 3,000円 | 500万円 | あり | あり | 約503円 |
| プレミアムプラン | 10,000円 | 5,000円 | 800万円 | あり | あり | 約769円 |
入院中に手術を受けた場合は、入院保険金の10倍、通院中は5倍の手術保険金が支払われます。
さらに、熱中症や食中毒も補償対象となり、屋外大会や夏季イベントでも安心です。
たとえば20名参加の1日大会なら、スタンダードプランで総額約1万円。わずかな負担で全員の安心が確保できます。
主催者を守る賠償責任補償(大会単位)
大会主催者や運営チームが、参加者・観客・施設管理者などに損害を与えた場合の賠償責任を補償する保険です。
フットサルでは、接触事故や備品損壊などが起こるリスクがあり、主催者側の管理責任が問われる場面もあります。
| 補償項目 | 支払限度額 | 免責金額 | 主な対象ケース |
|---|---|---|---|
| 対人・対物賠償責任 | 共通3億円まで | なし | 選手・観客へのケガ、施設・備品の破損 |
| 弁護士費用・訴訟費用 | 実費 | ー | 損害賠償請求や訴訟への対応 |
| 主催行事特約・財物損害補償 | 事故状況に応じて実費支給 | ー | 大会運営に伴う突発的な事故全般 |
大会全体を包括的にカバーするため、チーム単位よりも主催団体単位で加入するのが推奨されています。
この補償を付けておけば、事故対応・弁護士費用・施設修理費まで一貫してサポートされるため、主催者の金銭的リスクを大幅に減らせます。
他のスポーツ保険との違い

フットサル大会の保険を検討する際によく比較されるのが、「スポーツ安全保険」や一般的な「傷害保険」です。
しかし、みんなのレクリエーション保険(みんレク)は、これらとは仕組みも補償範囲も異なります。
特にフットサルのように大会単位で開催されるスポーツイベントでは、みんレクの柔軟性と補償バランスが圧倒的に優れています。
スポーツ安全保険との主な違い
スポーツ安全保険は、年間を通じて活動するスポーツ団体(クラブ・少年団など)向けの包括型保険です。
一方で、みんレク保険は「行事単位」「1日単位」で加入でき、フットサル大会のようなスポット開催に最適化されています。
| 比較項目 | みんレク保険 | スポーツ安全保険 |
|---|---|---|
| 加入単位 | 行事・大会単位(1日〜OK) | 年間加入(クラブ・チーム単位) |
| 補償対象 | 主催者・参加者の双方を包括補償 | 主に参加者のケガを対象 |
| 保険料 | 1名あたり約344〜769円/日(C料率) | 年間800〜1,850円(種目により異なる) |
| 天災・熱中症補償 | あり(プランによる) | プランにより制限あり |
| 申込方法 | Webで即時加入・電子証券発行 | 団体登録・郵送手続き |
| おすすめシーン | 1日大会・企業イベント・地域行事 | 定期活動・部活動・年間リーグ |
このように、みんレクは「大会ごと」「イベントごと」に柔軟に加入できる点が最大のメリットです。
特にスポット開催型のフットサル大会では、みんレクは非常に実用的な選択肢といえます。
一般的な傷害保険との違い
一般的な傷害保険は、個人の生活全般を対象とした保険であり、スポーツ大会特有の「主催者責任」や「他者への賠償」はカバーされない商品も多いです。
みんレクでは、傷害補償と同時に賠償責任保険(3億円限度)をセットで付帯できるため、主催者・チーム代表者にも適しています。
- 個人保険:本人のケガのみが対象(大会運営者の責任は対象外)
- みんレク:参加者・主催者双方を包括補償
- 賠償対応:弁護士費用・訴訟費用まで実費補償
この組み合わせにより、「プレーする人」と「運営する人」の両方を守ることが可能です。
一般の保険ではカバーできない“大会全体”のリスク管理を、1契約で実現できるのがみんレクの大きな特長です。
フットサル大会は、年1回のイベントから定期開催まで幅広く行われています。
みんレクはそのどちらにも対応でき、短期間・少人数でも無駄なく加入できる柔軟性を備えています。
「1日単位で必要な分だけ加入できる」保険は、主催者にとってコスト効率と安心を両立する最適解です。
保険料と加入の流れ

みんなのレクリエーション保険(みんレク)は、主催者やチームのニーズに応じて補償内容を自由に組み合わせられる保険です。
フットサル(C料率)の場合、基本となる傷害保険に加えて「天災危険補償」や「施設所有(管理)者賠償責任保険」を任意で追加できます。
以下の保険料は、すべてのオプション(天災危険補償+賠償責任保険)を付けた場合の参考例です。実際には、目的やリスクに応じて自由に選択可能です。
フットサル(C料率)の基本補償プラン
まずは全ての参加者を対象とする「レクリエーション傷害保険」がベースとなります。大会規模や参加層に合わせて3つのプランから選べます。
| プラン | 1名あたり保険料(1日) (天災・賠償補償含む場合の例) |
主な補償内容 |
|---|---|---|
| ライトプラン | 約344円 | 死亡・後遺障害300万円/入院3,000円/通院1,000円/熱中症補償付き |
| スタンダードプラン | 約503円 | 死亡・後遺障害500万円/入院5,000円/通院3,000円/熱中症補償付き |
| プレミアムプラン | 約769円 | 死亡・後遺障害800万円/入院10,000円/通院5,000円/熱中症補償付き |
上記の金額は「天災危険補償」と「施設所有(管理)者賠償責任保険」を付けた場合の一例です。屋内大会などでは、天災補償を外してコストを抑えることも可能です。
必要な補償を自由に組み合わせられる設計なので、主催者の判断で最適なプランを選べます。
追加できるオプション補償
大会内容や開催環境に応じて、以下のオプションを選択できます。特に屋外開催や参加人数が多い大会では追加が推奨されます。
| オプション名 | 追加保険料の目安 | 主な補償内容 | おすすめ対象 |
|---|---|---|---|
| 天災危険補償特約 | 1名あたり+約20〜50円 | 地震・噴火・津波によるケガを補償 | 屋外大会・夏季開催イベント |
| 施設所有(管理)者賠償責任保険 | 大会単位で+約3,000円〜 | 対人・対物賠償(3億円限度)+弁護士費用 | 大会主催者・運営チーム |
これらの補償を追加しても、申し込みはWeb上でまとめて完結します。主催者はチェックを入れるだけで補償範囲を広げられます。
大会規模別の目安費用
以下は、フル補償(天災+賠償含む)を付けた場合の参考金額です。基本補償のみであれば、この金額より低く抑えられます。
| プラン | 参加人数 | 期間 | 合計保険料(フル補償時の例) |
|---|---|---|---|
| ライトプラン | 20名 | 1日 | 約6,880円 |
| スタンダードプラン | 20名 | 1日 | 約10,060円 |
| プレミアムプラン | 20名 | 1日 | 約15,380円 |
フル補償でも1大会あたり1〜1.5万円前後。参加人数や大会内容に応じて調整可能です。
Web完結のスムーズな加入手続き
みんレクの加入はWebで完結します。スマートフォンやPCから簡単に手続きでき、紙の書類は不要です。
- 行事内容(例:フットサル大会)を入力
- 参加人数と開催日を指定して見積もりを確認
- プランとオプションを選択
- クレジット・コンビニ・ペイジーで支払い完了
加入後すぐに電子証券(加入証明書)が発行され、大会資料にも添付できます。
申込から補償開始まで最短10分。大会直前の加入にも対応しています。
加入証明と事故対応もオンラインで完結
事故が発生した場合は、マイページからオンラインで報告可能です。入力後、保険会社が迅速に対応します。
主催者は加入証明書を大会資料に添付しておくことで、施設や参加者に安全配慮を示すことができます。
Web上で「加入・証明・報告」まで完結できる点が魅力的な要素だと言えます。
フットサル大会にみんレク保険をおすすめする理由

フットサル大会の運営には、参加者の安全確保と主催者としての責任管理が求められます。
みんなのレクリエーション保険(みんレク)は、そうしたリスクをまとめてカバーできる仕組みを備えています。
安全・信頼・コストバランスの3つを同時に実現できるのが、みんレクが主催者から選ばれている最大の理由です。
大会運営者のリスクマネジメントに最適
フットサル大会では、プレー中の接触事故や転倒、観客へのボール衝突など、思わぬトラブルが発生することがあります。
万が一のケガや物損が起きた場合、主催者は「安全配慮義務」や「管理責任」を問われる可能性があります。
- 選手同士の接触で骨折が発生
- 観客席へのボール飛来によるケガ
- 施設備品の破損・転倒事故 など
みんレクを導入すれば、参加者のケガ補償と主催者の賠償責任補償を一括でカバーできます。
リスクを“想定内”に変えることができる唯一の保険、それがみんレクです。
大会運営の信頼性を高める
大会に保険が付いていることは、参加者やスポンサー、会場側への信頼につながります。
加入証明書を提示すれば、安全対策を明確に示せるため、施設利用契約や協賛交渉でも有利です。
- 参加チームへの安心感を提供できる
- 施設管理者に対して安全配慮を証明できる
- スポンサー企業からの信頼を得やすい
「保険加入済み大会」であること自体が、主催者の信頼ブランドを高めます。
コストを抑えながら安全体制を整えられる
みんレクは、必要な補償を選択して加入できるため、予算や大会規模に応じた柔軟な運用が可能です。
たとえば屋内大会では天災補償を外し、少人数イベントでは賠償保険を最小構成にするなど、費用を最適化できます。
| 大会規模 | 想定構成 | 目安保険料 |
|---|---|---|
| 小規模(10〜20名) | 基本+熱中症補償 | 約3,000〜5,000円 |
| 中規模(30〜50名) | 基本+天災+賠償補償 | 約10,000〜20,000円 |
| 大規模(100名以上) | フル補償構成(C料率) | 約30,000円〜 |
高額な年間契約を結ぶ必要はなく、「必要なときだけ加入できる」点が経済的です。
大会運営がスムーズになる
みんレクは、申し込み・証明書発行・事故対応までをWeb上で完結できます。
運営者が煩雑な手続きを抱えることなく、安全体制をスピーディーに整えられます。
- Web見積もりで当日加入も可能
- 加入証明書を即時発行
- 事故発生時はオンライン報告で対応
大会準備の負担を減らしつつ、安全管理を「見える化」できるのは、みんレクならではです。
よくある質問(FAQ)

ここでは、フットサル大会やチーム加入で「みんなのレクリエーション保険(みんレク)」を利用する際によくある質問にお答えします。
初めて大会保険を検討する方でも安心して加入できるよう、実務的なポイントを整理しました。
Q1. フットサル大会の1日だけでも加入できますか?
はい、可能です。みんレクは行事単位・日単位で加入できる保険です。
「1日だけの大会」「週末だけの社内リーグ」など、短期間のイベントにも対応しています。
必要な日だけ加入できるため、年間契約よりも無駄がなく経済的です。
Q2. 天災危険補償や賠償責任保険は必ず付けなければなりませんか?
いいえ、任意です。基本補償(傷害・熱中症)だけで加入することもできます。
屋外大会や施設を借りて開催する場合は、リスクに応じて「天災補償」や「施設所有(管理)者賠償責任保険」を追加するのがおすすめです。
大会の開催環境に合わせて柔軟に設計できるのが、みんレクの強みです。
Q3. 参加者全員が加入しなければいけませんか?
原則として、行事参加者全員を対象に加入するのが推奨されています。
一部の参加者のみを除外すると、万が一事故が起きた際に補償が受けられない場合があります。
「全員加入=全員安心」の仕組みが、トラブル防止とスムーズな大会運営につながります。
Q4. 保険金の請求はどうすればいいですか?
事故が発生した場合は、みんレクのマイページからオンラインで報告できます。
事故の状況や医療機関の情報を入力するだけで、保険会社による確認と支払い手続きが進行します。
紙の請求書や郵送は不要で、すべてWeb上で完結します。
Q5. 他のスポーツ保険との違いは何ですか?
みんレクは「大会・行事単位」で加入できる点が最大の違いです。
スポーツ安全保険などの年間契約とは異なり、必要な期間だけ手軽に補償を確保できます。
また、天災補償や賠償保険を自由に組み合わせられるため、フットサル大会に最適な設計が可能です。
短期利用×包括補償を両立できる、唯一のスポーツイベント向け保険です。
まとめ

フットサル大会では、思わぬケガやトラブルに備えることが大切です。
みんなのレクリエーション保険(みんレク)は、傷害・天災・賠償補償を自由に組み合わせられる大会向け保険です。
1日単位で加入でき、手続きもすべてWeb完結。大会直前の申し込みにも対応しています。
安心して大会を開催したい主催者は、まずは公式サイトでプランを確認してみましょう。





