スポーツ中の思わぬケガに備えたいとき、専用のスポーツ保険に入るべきかどうか迷う方も多いと思います。
そんなときは、全労済の「傷害タイプ」という共済保険商品を活用すれば、日常生活はもちろんスポーツ中のケガにも対応できます。
この記事では、スポーツ保険の代わりとして、全労済の傷害タイプを利用する際の補償内容や注意点について、わかりやすく解説します。
全労済にスポーツ保険はある?
スポーツ中のケガに備えるために、全労済のスポーツ保険を検討している方もいるかと思います。
ここからは、全労済にスポーツ保険はあるのかを解説します。
結論:「スポーツ保険」という名称の商品はない
全労済には「スポーツ保険」という共済保険の商品はありませんが、スポーツ保険の代わりとして「傷害タイプ」という商品でスポーツ中のケガも補償されます。
例えば、転倒や骨折などの事故に対して通院・入院・手術費用が給付されるため、学童や部活動中のケガにも対応可能です。
ただし、相手にケガをさせた場合の「賠償責任補償」は基本的に含まれていないため、必要に応じて損害賠償プラスを追加したり、他社のスポーツ保険と併用するとより安心です。
傷害タイプ | けがに備える共済 | 共済・保障のことならこくみん共済
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全労済の傷害タイプで補償される内容
スポーツ中や日常生活で思わぬケガをしたとき、医療費や通院負担が心配になることはありませんか?
全労済の「傷害タイプ」という保険商品は、そんな突然の事故によるケガに月々1,000円の掛け金で備えられる共済です。
ここからは、全労済の傷害タイプはどのような時に補償されるのかを解説します。
入院・通院
全労済の「傷害タイプ」は、急激かつ偶然な外因による事故であれば、スポーツ中のケガによる通院・入院も補償対象です。
入院または5日以上の通院をしたとき | 18 万円~0.75 万円 |
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通院5日未満で治療が完了したとき | 1事故につき3,000円 |
例えば、以下のようなトラブルにも補償が適応されます。
- 料理中に天ぷら油で火傷した
- 自転車で横転して怪我をした
- ブランコから落ちて怪我をした
- 日曜大工で怪我をした
さらに、携行品に損害が生じたときにも補償がされます。
スポーツ中のトラブルにも備えられるため、日常生活だけでなく運動をする方にも安心の保障内容といえるでしょう。
死亡・重度の障がいが残ったとき
全労済の傷害タイプでは、スポーツ中の事故で死亡した場合や、重度の後遺障がいが残った場合にも共済金が支払われます。
死亡・重度の障がいが残ったとき(交通事故・不慮の事故等) | 500 万円 |
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補償対象は、急激かつ偶然な事故によるケガであることが条件で、スポーツ活動中の重大な事故にも対応可能です。
自動更新で、掛金もずっと変わりません。
日常の安心だけでなく、万が一の最悪の事態に備えたい方にとって、心強い共済保障内容となっています。
身体に障がいが残ったとき
全労済の傷害タイプ共済では、スポーツ中の事故で身体に障がいが残った場合にも補償があります。
身体に障がいが残ったとき(交通事故・不慮の事故等) | 450 万円~20 万円 |
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後遺障害の等級は医師の診断書をもとに認定され、等級に応じて給付金額が変わります。
補償内容や手続きは契約時の約款で確認し、不明点は全労済の窓口に相談することが大切です。
スポーツ中の重大なケガにも備えられるため、安心して活動したい方におすすめの共済保障内容です。
全労済の傷害タイプはどんなものに対応している?
全労済の傷害タイプは、日常生活やスポーツ中などの突然のケガに幅広く対応する共済です。
転倒や骨折、ねんざ、打撲などの一般的な事故はもちろん、入院や手術、後遺障害、死亡まで手厚く補償します。
ここからは、全労済の傷害タイプに加入できる条件を解説します。
新規加入年齢は0歳〜満79歳まで
全労済の保険商品「傷害タイプ」では、新規加入年齢は健康の状態にかかわらず、0歳から満79歳までが加入できる保険となっており、最高満80歳の契約満了日まで補償があります。
スポーツ保険の代わりとなる補償内容として、全労済の傷害タイプでは、スポーツ活動中のケガにも対応しています。
その際の通院や入院、手術、後遺障害、死亡などの補償が含まれています。
月々の掛金は1,000円前後と、スポーツ保険よりも手頃な価格帯なので、日常的にスポーツをする方や子どもを持つ家庭の親にとって安心できる保障内容となっています。
しかし、よりスポーツに特化した保険を利用したい・その他の保険は学校などで加入している保険で十分、と言う方にはスポーツ保険への加入をおすすめします。
けがをした「部位」と「症状」に応じて対応
全労済の傷害タイプ共済では、ケガをした「部位」と「症状」に応じて給付内容が決まります。
たとえば、骨折や脱臼、切り傷、打撲、ねんざなどのケガの種類ごとに、それぞれ給付金額が異なり、入院や通院日数に応じた支給もあります。
これにより、軽度の打撲から重度の骨折まで、適切な補償を受けられる仕組みです。
また、手術を受けた場合には一時金も支払われるため、治療費の負担を幅広くカバーできます。
全労済の傷害タイプを契約する時には、補償される部位や症状を事前によく確認しておくことが重要です。
健康状態にかかわらず加入できる
全労済の傷害タイプ共済は、健康状態にかかわらず加入できるという点が特徴です。
ただし、正確な健康状態の告知は必須で、不正確な申告は契約解除や給付金支払いのトラブルにつながる可能性があります。
補償内容や加入条件は商品によって異なるため、契約前に全労済の窓口で詳細を確認し、自分の健康状態に合った保険を選ぶことが重要です。
スポーツ保険と傷害タイプの違い
スポーツ保険と全労済の傷害タイプ共済は、どちらもケガの補償を目的としていますが、その内容や対象範囲には違いがあります。
全労済の傷害タイプ:幅広い範囲の傷害事故に備えたい場合
全労済の傷害タイプは、スポーツ中のケガだけでなく、日常生活や通勤中の事故など幅広い傷害事故に備えられる保障です。
骨折やねんざ、打撲などさまざまなケガをカバーし、入院や通院、手術時にも給付金が支払われます。
健康状態にかかわらず加入しやすく、月々の掛金も1,000円と手頃な価格帯であるため、日常の幅広いリスクに備えたい方におすすめです。
スポーツ以外のシーンでも安心して利用できる保険であるため、家族で加入するケースも多く見られます。
スポーツ保険:スポーツ活動中の事故によるケガに特化した保障を求める場合
スポーツ中の事故によるケガに特化した保障を求める場合は、スポーツ保険が適しています。
スポーツ保険は、練習や試合中のケガはもちろん、チームメイトや相手選手にケガをさせてしまった際の賠償責任にも対応しています。
さらに、通院・入院・手術費用だけでなく、特約を付けることで弁護士費用などのトラブル対応費用も補償可能である場合があります。
スポーツの種類や活動頻度に応じてスポーツ保険のプランを選べるため、アスリートや部活動、スポーツサークルに参加する方に最適な補償と言えます。
記事のまとめ
この記事では、全労済の傷害共済をスポーツ保険代わりに活用できるのか、補償される内容についても解説しました。
スポーツ保険と全労済の傷害タイプ共済は、どちらもケガの補償を目的としていますが、その対象範囲や補償内容には違いがあります。
スポーツ保険は主にスポーツ活動中のケガや賠償責任に特化し、個人や団体向けに柔軟なプランが揃っています。
一方、全労済の傷害タイプは日常生活全般のケガに幅広く対応し、スポーツ中の事故も含まれますが、賠償責任補償をつけるには追加料金がかかります。
どちらを選ぶかは、スポーツの種類や活動状況、補償内容のニーズに合わせて検討すると良いでしょう。