週末の草野球、楽しいはずの活動も事故やケガのリスクを考えると気が気ではありませんよね。
団体の代表者として、メンバーの安全を守る責任は重大です。
そこで注目したいのが団体向けスポーツ保険。
スポーツ安全保険をはじめ、様々な保険があり、4名以上から加入できるものや、1日単位で加入できるものまで、チームの実情に合わせて選べます。
この記事では、草野球チームに最適な保険の特徴や補償内容を詳しく解説していきます。
草野球チームが加入すべき「団体スポーツ保険」とは
団体スポーツ保険は、草野球チームのような団体が活動中に起こりうる事故やケガに備えるための保険です。
スポーツ活動には常にリスクが伴いますが、団体スポーツ保険に加入することでチームメンバーの安全を守ることができます。
団体スポーツ保険には主に「スポーツ安全保険」と「レクリエーション保険」の2種類があり、メインの補償は傷害保険です。
保険商品によっては賠償責任保険も含まれています。
草野球チームの場合、特に重要なのは練習や試合中のケガ、用具による他人への損害、施設の破損などへの補償です。
団体でまとめて加入することができ、個人加入のレジャー保険より安く幅広い補償を受けられるのが大きな特徴です。
スポーツ安全保険やレクリエーション保険など、さまざまな種類の団体向けスポーツ保険がありますので、チームの活動内容や規模に合わせて最適な団体スポーツ保険を選びましょう。
加入前に補償内容と加入条件を必ずチェックしよう!
団体スポーツ保険は草野球チームの活動をしっかりと守ってくれる心強い味方ですが、加入する際には確認しておくべき重要なポイントがいくつかあります。
チームの規模や活動頻度、予算など、それぞれのチームによって状況は異なりますから、自分たちに合った団体スポーツ保険を選ぶためにも、以下の注意点をしっかりチェックしていきましょう。
特に加入条件や補償内容は保険によって大きく異なるため、慎重に検討する必要があります。
契約前の確認リスト
加入条件の確認 |
チームの規模に合った保険を選ぶ必要があります。 |
---|---|
補償内容の精査 |
草野球の活動内容に適した補償内容を選びましょう。 |
掛金と補償額のバランス | チームの予算に見合った掛金で、十分な補償が得られるか確認しましょう。レクリエーション保険は1日単位での加入が可能です。 |
加入手続きの確認 |
|
活動内容の正確な申告 |
草野球チームの活動実態に即した申告が必要です。 |
更新手続きの把握 |
|
スポーツ保険の種類や特徴をよく理解し、チームの活動内容や予算に合った保険を選ぶことで、より安全で楽しい草野球活動を実現できるでしょう。
草野球チームにおすすめの団体スポーツ保険4選【補償内容・掛金】
ここまでで、団体スポーツ保険の重要性や保険選びで確認すべきポイントはおわかりいただけたかと思います。
しかし、多くの保険会社が団体スポーツ保険を展開しているので、いざ加入するとなると選べない!という方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、草野球チームに特におすすめの4つの団体スポーツ保険をご紹介します。
草野球におすすめ!
- スポーツ安全保険
- 損保ジャパン:レクリエーション補償プラン
- AIG損保:レクリエーション傷害保険
- あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
それぞれの特徴や補償内容、掛金などを詳しく解説していきますので、チームに最適な団体スポーツ保険選びの参考にしてくださいね!
スポーツ安全保険
草野球チームの定番と言えるスポーツ安全保険。
4人以上のチームなら加入でき、年間を通じて活動するチームに最適です。
64歳以下なら年間1,850円/人とリーズナブルな掛金で、練習試合から公式戦、移動中まで幅広く補償してくれます。
熱中症対策も万全なので、真夏の活動も安心です。
ただし、65歳以上のメンバーがいる場合は今回紹介する保険料とは異なるので注意が必要です。
補償内容
- 傷害保険:死亡保険金2,000万円、後遺障害保険金最高3,000万円、入院日額4,000円、通院日額1,500円
- 賠償責任保険:対人・対物賠償合算1事故5億円(ただし、対人賠償は1人1億円)
- 突然死葬祭費用保険:180万円
掛金
年間1,850円/人(加入区分C)
スポーツ安全保険の特徴
- 4名以上のアマチュアスポーツ団体であれば加入可能
- 熱中症や食中毒も補償対象
- 団体活動中とその往復中の事故も補償対象
損保ジャパン:レクリエーション補償プラン
「今週末の試合だけ保険に入りたい!」そんな時におすすめなのが、損保ジャパンのレクリエーション補償プラン。
20人以上のチームを対象に、1日単位での加入が可能な、レクリエーション保険のスタンダード商品です。
1日150円/人からと手頃な料金で、熱中症や食中毒の補償も自動付帯。
急な試合や短期の大会参加にも柔軟に対応できます。
補償内容
- 死亡・後遺障害保険金:460万円(B区分の場合)
- 入院保険金日額:4,000円
- 通院保険金日額:2,000円
- 手術保険金:入院中の手術は入院保険金日額の10倍、外来の手術は5倍
掛金
1日1人あたり150円(B区分の場合)
損保ジャパンのレクリエーション補償プランの特徴
- 20名以上の団体が対象
- 熱中症危険補償特約と細菌性食中毒補償特約が自動セット
- 1日単位での加入が可能
AIG損保:レクリエーション傷害保険
小規模チームに最適なAIG損保のレクリエーション傷害保険。
10人以上から加入できるので、メンバー集めに苦労する草野球チームでも安心です。
活動内容に応じて3つの料率区分があり、1日53円/人からとコスパも抜群。
ただし、熱中症や食中毒の補償は別途付帯が必要なので、夏場の活動が多いチームは要チェックです。
補償内容(A20区分の場合)
- 死亡保険金:900万円
- 入院保険金日額:5,000円
- 通院保険金日額:3,000円
- 手術保険金:入院中の手術は入院保険金日額の10倍、外来の手術は5倍
掛金
1日1人あたり53円(A20区分の場合)
AIG損保のレクリエーション傷害保険の特徴
- 10名以上の団体が対象
- 熱中症危険補償特約と細菌性食中毒補償特約を付帯可能
- 活動内容によって3つの料率区分あり
あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険は、「補償内容重視」の草野球チームにおすすめの団体スポーツ保険です。
20人以上のチームや、参加者が20名以上の退会・練習試合を対象に、熱中症や食中毒はもちろん、移動中の事故まで幅広くカバー。
プレミアムプランなら入院日額1万円と手厚い保障も特徴です。
ネットから24時間365日申込可能なサービスもあり、急な加入にも対応。
ただし、掛金は他社と比べるとやや高めなので、予算との相談が必要です。
補償内容(プレミアムプランの場合)
- 死亡・後遺障害保険金:1,000万円
- 入院保険金日額:10,000円
- 通院保険金日額:5,000円
- 手術保険金:入院中の手術は入院保険金日額の10倍、入院中以外の手術は5倍
掛金
1日1人あたり約75円(プレミアムプランの場合)
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険の特徴
- 20名以上の団体が対象
- 熱中症や食中毒による入院、通院も補償
- 往復途上の事故も補償対象
記事のまとめ:安心して草野球を楽しもう
草野球チームの安全な活動には、チームやイベントに合った団体スポーツ保険への加入が欠かせません。
年間を通じて活動するなら、手厚い補償のスポーツ安全保険。
単発の試合なら1日単位で加入できるレクリエーション保険など、チームの活動スタイルに合わせて選びましょう。
掛金も1人あたり数十円から数千円程度と、メンバーの負担が小さいことも団体スポーツ保険のメリットのひとつです。
もしもの事故やケガに備えて、まずは団体スポーツ保険について、チームで話し合ってみてはいかがでしょうか。