「団体でスポーツ活動を始めるけど、事故やケガが心配...」
「主催者として、参加者の安全対策は万全にしたい」
そんな方々の不安を解消してくれるのが、団体向けスポーツ保険です。
スポーツ少年団、サッカーチーム、草野球チーム、オーケストラ、地域の文化サークルなど、4名以上の団体であれば加入できる「スポーツ安全保険」をはじめ、各損害保険会社が提供する「レクリエーション保険」まで、選択肢はさまざま。
活動内容や団体の規模によって、最適なスポーツ保険は異なります。
この記事では、団体向けスポーツ保険の補償内容について解説します。
あわせて、各スポーツ保険商品の保険金額や、保険会社ごとの特徴も徹底解説。
さらに保険期間や加入条件など、スポーツ保険選びで押さえておくべきポイントもまとめましたので、ぜひ有効活用していただければ幸いです。
そもそもスポーツ保険とは
スポーツ保険とは、スポーツ活動時の事故や傷害を補償する保険の総称です。
大きく分けて、「スポーツ安全保険」と、個人向けの「レジャー保険」と団体向けの「レクリエーション保険」があります。
どれもスポーツやレクリエーション活動中の怪我や事故に備えるための保険ですが、加入形態や補償内容に違いがあります。
レクリエーション保険は傷害に特化した団体スポーツ保険
レクリエーション保険は、スポーツ少年団、サッカーチーム、草野球チーム、オーケストラ、地域美化活動団体、学童保育など、さまざまなレクリエーション活動・スポーツ活動における事故やケガを補償する団体向けのスポーツ保険です。
補償の中心となるのは、団体活動中の事故による傷害です。
具体的には死亡・後遺障害、入院、手術、通院などの補償が含まれ、熱中症や細菌性・ウイルス性食中毒も対象としている商品もあります。
加えて、対人・対物事故の賠償責任を補償できる商品もあり、この場合はスポーツ中に第三者にケガをさせたり物を壊したりした場合にも保険が適用されます。
レクリエーション保険の主な特徴は以下の通りです。
- 保険会社により10名以上~45名以上の団体・グループが加入可能
- スポーツ活動だけでなく、文化活動やボランティア活動も対象
- 主催者が参加者全員をまとめて加入できる
- 1人1日30円~300円程度と保険料がお手頃
また、傷害保険は「急激かつ偶然な外来の事故」によるケガを補償する保険ですが、レクリエーション保険の場合は団体活動に特化することで、より手頃な保険料で充実した補償を実現しているのです。
さらに、活動の内容によって低リスク、中リスク、高リスクと料率を分けることで、団体に合った保険料設定ができるようになっています。
スポーツ保険の代名詞「スポーツ安全保険」の補償内容
スポーツ安全保険は、公益財団法人スポーツ安全協会が運営する団体向けスポーツ保険です。
「スポーツ保険といえばスポーツ安全保険!」と連想する方が多いのではないでしょうか。
スポーツ安全保険の保健金額は、加入区分によって異なります。
そのため、まずは加入区分を理解するところから始めましょう。
加入区分
スポーツ安全保険では、団体員の年齢、スポーツ活動の有無、スポーツ活動の種類および補償範囲によって加入区分を設けています。
具体的には以下の通りです。
対象
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年齢
|
加入区分
|
補償対象となる団体活動
|
年間掛金(1人あたり)
|
---|---|---|---|---|
中学生以下 | ※特別支援学校高等部の生徒を含む | A1 | スポーツ活動、文化活動、ボランティア活動、地域活動 | 800円 |
AW | A1区分の補償対象となる団体活動に加え、個人活動も対象 | 1,450円 | ||
D | 危険度の高いスポーツ活動(指導・審判を含む) | 11,000円 | ||
高校生以上 | 64歳以下 | C | スポーツ活動 | 1,850円 |
CW | Cの補償対象となる団体活動に加え、個人活動も対象 | 4,850円 | ||
65歳以上 | B | スポーツ活動 | 1,200円 | |
BW | Bの補償対象となる団体活動に加え、個人活動も対象 | 5,000円 | ||
年齢問わず | A2 | 文化活動、ボランティア活動、地域活動など(スポーツ活動を除く) | 800円 | |
D | 危険度の高いスポーツ活動(指導・審判を含む) | 11,000円 |
スポーツ安全保険の補償内容
スポーツ安全保険の補償は大きく3つの柱からなっています。
- 傷害保険
- 賠償責任保険
- 突然死葬祭費用保険
それぞれ具体的に紹介していきますので、まずは上記の加入区分に関する表を参考に、ご自身の団体がどの加入区分に属するのかを明確にしておきましょう。
傷害保険
活動中やその往復中の「急激で偶然な外来の事故」によるケガを補償します。
死亡保険金は最大4,650万円、入院は1日最大5,000円、通院は1日最大2,000円までカバー。
加入区分により補償額が異なります。
スポーツ安全保険の傷害保険の保険金額を加入区分ごとに表にまとめました。
加入区分
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対象範囲
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死亡
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後遺障害(最高)
|
入院(1日につき)
|
通院(1日につき)
|
---|---|---|---|---|---|
A1 | 団体活動中とその往復中 | 3,000万円 | 4,500万円 | 4,000円 | 1,500円 |
AW | 団体活動中とその往復中 | 3,100万円 | 4,650万円 | 5,000円 | 2,000円 |
上記以外 | 100万円 | 150万円 | 1,000円 | 500円 | |
A2 | 団体活動中とその往復中 | 2,000万円 | 3,000万円 | 4,000円 | 1,500円 |
C(64歳以下) | 団体活動中とその往復中 | 2,000万円 | 3,000万円 | 4,000円 | 1,500円 |
B(65歳以上) | 団体活動中とその往復中 | 600万円 | 900万円 | 1,800円 | 1,000円 |
CW(64歳以下) | 団体活動中とその往復中 | 2,100万円 | 3,150万円 | 5,000円 | 2,000円 |
上記以外 | 100万円 | 150万円 | 1,000円 | 500円 | |
BW(65歳以上) | 団体活動中とその往復中 | 700万円 | 1,050万円 | 2,800円 | 1,500円 |
上記以外 | 100万円 | 150万円 | 1,000円 | 500円 | |
D | 団体活動中とその往復中 | 500万円 | 750万円 | 1,800円 | 1,000円 |
スポーツ安全保険の傷害保険において、入院、通院については治療日数1日目から補償されます。
入院・通院保険金は医療費の実費ではなく、上表のとおり1日当たりの定額保険金が支払われます(各自治体の助成等で治療費がかからない場合でもお支払いの対象となります)。
約款所定の手術を受けられた場合の手術保険金の金額は、入院中の手術:入院保険金日額の10倍、入院中以外の手術:入院保険金日額の5倍です。
通院保険金の支払日数は、1事故について30日が限度となることを覚えておきましょう。
賠償責任保険
スポーツ安全保険の賠償責任保険は、団体活動中やその往復中に他人にケガをさせたり物を壊したりした場合の法律上の賠償責任を補償します。
対人・対物賠償は合算で1事故最大5億円(対人は1人1億円)まで補償され、免責金額はありません。
なお、自動車事故による賠償責任は対象外です。
加入区分 | 対象範囲 | 支払限度額(免責金額なし) |
---|---|---|
A1 | 団体活動中とその往復中 | 対人・対物賠償 合算1事故5億円 ただし、対人賠償は1人1億円 |
AW | 団体活動中とその往復中 | 対人・対物賠償 合算1事故5億500万円 ただし、対人賠償は1人1億500万円 |
AW | 上記以外 | 対人・対物賠償 合算1事故500万円 |
D | 団体活動中とその往復中 | 対人・対物賠償 合算1事故5億円 ただし、対人賠償は1人1億円 |
なお、以下に起因する賠償責任は補償の対象とならない点に注意が必要です。
自動車(自動二輪車、原動機付自転車を含む)、航空機(グライダー、飛行船およびモーターハンググライダー、マイクロライト機、ウルトラライト機、パラプレーン等の超軽量動力機を含む)、船舶(人力または風力を原動力とするものを除く)の所有、使用または管理、狩猟
突然死葬祭費用保険
スポーツ安全保険の突然死葬祭費用保険は、団体活動中とその往復中に急性心不全や脳内出血などで突然死亡した場合、親族が負担した葬祭費用を180万円まで補償します。
個人活動中は対象外となります。
加入区分 | 対象範囲 | 支払限度額 |
---|---|---|
A1 | 団体活動中とその往復中 | 葬祭費用 180万円 |
AW | 団体活動中とその往復中 | 葬祭費用 180万円 |
AW | 上記以外 | 対象となりません |
D | 団体活動中とその往復中 | 葬祭費用 180万円 |
突然死葬祭費用保険は、急性心不全、脳内出血などによる突然死に際して、親族が負担した葬祭費用を補償します。
またスポーツ安全保険では、以下のような特徴的な補償も備えています。
- 熱中症および細菌性・ウイルス性食中毒も補償対象
- 団体活動への往復中の事故も補償
- 加入団体の特性に応じて最適な補償内容を選択可能
なお、危険度の高いスポーツ(山岳登はん、スカイダイビング等)は補償対象外となるため、活動内容をよく確認する必要があります。
レクリエーション保険の具体的な補償内容をチェック
スポーツ安全保険と同様に、民間の損害保険会社が提供するレクリエーション保険も、団体スポーツ中の事故やケガを幅広く補償します。
今回紹介するレクリエーション保険一覧
- あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
- AIG損保:レクリエーション傷害保険
- 損保ジャパン:レクリエーション補償プラン
- 三井住友海上:レクリエーション傷害補償プラン
- 東京海上日動:レクリェーション災害補償プラン
各社のスポーツ保険商品によって、補償内容はもちろん加入条件や保険料も異なるため、団体の規模や活動内容に応じて最適なスポーツ保険を選びましょう。
特に熱中症や食中毒、天災といった特約の有無は、活動内容によって重要な選択のポイントとなりますので要チェックです。
以下では、各社の団体スポーツ保険の特徴を紹介していきます。
あいおいニッセイ同和損保:レクリエーション傷害保険
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険は、20名以上の団体を対象とし、充実した特約がうれしい団体スポーツ保険。
往復途上傷害危険補償特約が標準でセットされており、自宅から活動場所までの移動中も補償されます。
また、天災危険補償特約で地震・噴火・津波による事故も補償可能で、熱中症や食中毒の特約も付帯できます。
活動内容によってA~C区分に分かれ、いちご狩りや遠足などの低リスク活動から、空手や硬式野球などの高リスク活動まで幅広くカバーします。
業界初のネット完結型の加入システムが導入され、手続きが簡単で便利になりました。
加入条件 | 20名以上 |
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付帯できる特約 | ・往復途上傷害危険補償特約 ・天災危険補償特約 ・熱中症危険補償特約 ・食中毒補償特約 |
区分と保険料 (1日・1人) |
A区分:いちご狩り、映画鑑賞、遠足など B区分:運動会、キャンプ(日帰り)、剣道など C区分:空手、硬式野球、サッカー、スキーなど ※保険料は代理店にお問い合わせください |
AIG損保:レクリエーション傷害保険
AIG損保のレクリエーション傷害保険は、10名という少人数から加入できる小規模団体にもおすすめのスポーツ保険です。
熱中症危険特約と細菌性食中毒補償特約が標準で付帯されているため、夏場の活動や飲食を伴うイベントでも安心。
保険料は活動内容によってA~C区分に分かれ、写生会やハイキングなどの低リスク活動は1日1人32円からと手頃です。
死亡・後遺障害保険金は最大700万円、入院日額2,000円、通院日額1,000円が支払われ、賠償責任は1億円まで補償されます。
加入条件 | 10名以上 |
---|---|
付帯特約 | ・熱中症危険特約(標準付帯) ・細菌性食中毒補償特約(標準付帯) |
区分と保険料 (1日・1人) |
A区分:32円(写生会、ハイキング、ゲートボールなど) B区分:105円(運動会、軟式野球、陸上競技など) C区分:160円(スキー、サッカー、ラクロスなど) |
保険金額 | A区分の例: ・死亡・後遺障害:700万円 ・入院日額:2,000円 ・通院日額:1,000円 |
損保ジャパン:レクリエーション補償プラン
損保ジャパンのレクリエーション補償プランは、20名以上の団体を対象とし、基本補償が充実している点が特徴です。
死亡・後遺障害保険金は最大460万円、入院日額4,000円、通院日額2,000円と、手厚い補償内容です。
賠償責任は対人・対物合算で5億円まで補償され、業界最高水準の補償額となっています。
熱中症危険特約や細菌性・ウイルス性食中毒補償特約も付帯可能で、料理教室や夏場の行事も安心です。
保険料は活動内容別に3区分あり、低リスク活動は1日1人30円からとコスパの良い団体スポーツ保険です。
加入条件 | 20名以上 |
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付帯できる特約 | ・熱中症危険特約 ・細菌性食中毒およびウイルス性食中毒補償特約 |
区分と保険料 (1日・1人) |
A区分:30円(日帰り遠足、料理教室、海水浴など) B区分:150円(運動会、軟式野球、マラソンなど) C区分:300円(硬式野球、サッカー、空手など) |
保険金額 | A区分の例: ・死亡・後遺障害:455万円 ・入院日額:4,000円 ・通院日額:2,000円 |
三井住友海上:レクリエーション傷害補償プラン
三井住友海上のレクリエーション傷害補償プランは、20名以上の団体を対象とし、天災危険補償特約の付帯が可能。
地震・噴火・津波による事故も補償対象となるため、自然災害が心配な野外活動でも安心です。
また、フランチャイズ特約やエクセス特約で保険料を抑えることができます。
死亡・後遺障害300万円、入院日額3,000円、通院日額2,000円の補償に加え、賠償責任は2億円まで対応。
低リスク活動は1日1人23円からと、保険料の安さも魅力です。
ただし、熱中症や食中毒の補償はないのでご注意ください。
加入条件 | 20名以上 |
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付帯できる特約 | ・天災危険補償特約 ・フランチャイズ特約 ・エクセス特約 |
区分と保険料 (1日・1人) |
A区分:23円(遠足、ゴルフ、ヨガなど) B区分:111円(運動会、軟式野球、マラソンなど) C区分:221円(スキー、硬式野球、サッカーなど) |
保険金額 | A区分の例: ・死亡・後遺障害:300万円 ・入院日額:3,000円 ・通院日額:2,000円 |
東京海上日動:レクリェーション災害補償プラン
東京海上日動のレクリェーション災害補償プランは、参加者45名以上が加入条件。
大規模な団体向けのスポーツ保険です。
死亡・後遺障害保険金500万円、入院日額2,000円、通院日額1,000円の基本補償に加え、賠償責任は2億円まで対応します。
活動別の3区分制で、バドミントン大会や水泳教室などの低リスク活動は1日1人24円と保険料の安さが特徴です。
ただし、熱中症やウイルス性食中毒は補償対象外で、特約の追加もできません。
そのため、夏場のスポーツ活動や飲食を伴うイベントには注意が必要です。
加入条件 | 45名以上 |
---|---|
付帯できる特約 | 特になし |
区分と保険料 (1日・1人) |
A区分:24円(バドミントン、水泳教室、ヨガなど) B区分:120円(軟式野球、剣道、陸上競技など) C区分:241円(サッカー、硬式野球、ハンドボールなど) |
保険金額 | A区分の例: ・死亡・後遺障害:500万円 ・入院日額:2,000円 ・通院日額:1,000円 |
補償内容以外にも!団体スポーツ保険選びでチェックすべきポイント
ここまで、団体スポーツ保険ごとに補償内容を紹介してきましたが、一般的におすすめといわれている保険があなたの団体や活動内容にも最適とは一概には言えません。
なぜなら、活動内容は団体によってさまざまだからです。
自分たちの団体が普段どのような活動をしているのか、今後どのような活動を予定しているのかをしっかりと把握した上で、それらの活動すべてが補償対象となる団体スポーツ保険を選ぶことが重要です。
以下では、団体スポーツ保険に加入する際にチェックすべきポイントを解説します。
最適なスポーツ保険選びにぜひお役立てください。
加入条件の確認
団体向けスポーツ保険の加入最低人数は保険会社によって大きく異なり、団体の規模によっては加入できないスポーツ保険もあります。
- 4名以上:スポーツ安全保険
- 10名以上:AIG損保
- 20名以上:あいおいニッセイ同和損保、損保ジャパン、三井住友海上
- 45名以上:東京海上日動
特に小規模な団体の場合、スポーツ安全保険が選択肢として有力となります。
4名以上という緩やかな加入条件は、新しく立ち上げたばかりの団体や、少人数で活動している団体にとって大きなメリットなのではないでしょうか。
さらに、職業による制限がないかも要チェックポイントです。
例えば、プロスポーツ選手は加入できない場合が多く、指導者の立場で参加する場合も確認が必要です。
事前に参加者全員の情報を集めて、団体スポーツ保険の加入制限に該当する方がいないか確認することをおすすめします。
保険期間は1日?1年?
スポーツ安全保険は年間契約のみで、毎年4月1日から翌年3月31日までが保険期間となります。
年度の途中から加入する場合でも、保険期間は必ず3月31日までとなり、年間掛金を支払う必要があります。
一方、民間のレクリエーション保険は1日単位で加入できるため、運動会や遠足など単発のイベントにも対応可能です。
活動頻度が少ないスポーツ団体や、不定期に活動を行う団体にとっては、必要な時だけ加入できるレクリエーション保険のほうが費用対効果が高い場合もあります。
例えば、年に2~3回程度しか活動しない団体の場合、1回あたり数十円の保険料で加入できるレクリエーション保険のほうが、年間契約のスポーツ安全保険よりもコスパが良いかもしれません。
反対に、毎週末開催する定期的な活動があるスポーツ団体の場合は、年間契約のスポーツ安全保険を検討してみましょう。
補償対象となる活動範囲
各保険会社で補償対象となる活動範囲が異なるため、団体の活動実態に合わせて慎重に選ぶ必要があります。
- 団体活動中のみか
- 往復途上の事故も対象か
- 個人練習は補償されるか
- 宿泊を伴う活動は対象となるか
例えば、週末に活動する野球チームで、メンバーが個別に平日練習をする機会が多い場合は、個人練習中の事故も補償されるスポーツ保険を選ぶ必要があります。
また、活動場所までの移動中の事故について、往復途上の補償がある保険とない保険があります。
あいおいニッセイ同和損保の団体スポーツ保険では往復途上傷害危険補償特約が標準でセットされていますが、他社ではオプションとなっている場合もあります。
参加者の居住地と活動場所の距離が離れている場合は、特に重要なポイントとなるはずです。
特に注意が必要なのは宿泊を伴う活動です。
多くのレクリエーション保険では、宿泊を伴う活動は補償対象外となっています。
合宿や遠征などを予定している場合は、別途国内旅行傷害保険への加入を検討する必要があります。
または、スポーツ安全保険のように宿泊活動も補償対象となる団体スポーツ保険を考えましょう。
記事のまとめ
団体でスポーツや文化活動を行う際、事故やケガは避けて通れないリスクです。
そのため、団体の規模や活動内容に合った団体スポーツ保険に加入することが、安全な活動の第一歩となります。
補償内容を比較する際は、傷害保険の保険金額はもちろん、賠償責任保険の補償額や熱中症・食中毒の補償有無もポイントになります。
また、活動場所への往復中の補償や宿泊を伴う活動の扱いなど、団体の活動実態に合わせて検討しましょう。
まずは加入条件や保険料を確認し、この記事を参考に最適なスポーツ保険を選んで、より安心・安全な活動を実現してくださいね。