スポーツイベントやレジャー活動に参加することが決まったものの、保険のことは後回しにしていませんか？
実は、スポーツ中の思わぬケガや事故のリスクに備えるため、1日だけでも加入できる保険があります。
主催者向けの団体プランから、個人で気軽に加入できるレジャー保険まで、目的に合わせて選べる商品が豊富にそろっているんです。
この記事では、1日単位で加入できるスポーツ保険・レジャー保険の中から、団体向け4プラン、個人向け3プランをピックアップ。
各スポーツ保険の補償内容や加入条件を詳しく解説していきます。
突然のスポーツ参加でも安心して楽しめる、おすすめの保険プランをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
スポーツ保険とは
スポーツ保険とは、スポーツやレクリエーション、レジャー活動中に発生するケガや事故、損害賠償に備える保険です。
スポーツ中に起こり得るリスクをカバーし、安心して活動を楽しむために多くの人が利用しています。
活動の規模や目的に応じて、個人向け・団体向けなどさまざまな種類が用意されているので、加入条件や補償内容をよく比較したうえで、自分に合ったものを選びましょう！
1日スポーツ保険加入前に確認すべき3つのポイント
スポーツ保険に加入する際、適切な保険を選ぶためには次の3つの視点で検討することが重要です。
3つのポイント
- 加入する人の立場をチェック
- スポーツの内容を確認
- 参加する人数を把握する
それぞれのポイントについて詳しく説明します。
1. 加入する人の立場をチェック
まず、自分がどのような立場で保険を用意する必要があるのかを確認しましょう。
スポーツイベントや大会を主催する場合は、参加者全員の安全を守るために主催者側が保険を用意することが一般的です。
主催者が加入することで、参加者の安心感が増し、万が一のトラブル時に責任を全うできます。
一方、個人でスポーツやレジャーに参加する場合は、自己のケガや他人への賠償責任に備える保険が必要です。
1日単位で加入でき、簡単に申し込めるレジャー保険が便利です。
2. スポーツの内容を確認
スポーツの種類や活動の内容によって、保険の選び方や必要な補償内容が変わります。
例えば、サッカー、スキー、スノーボード、登山、ラグビーなどはケガのリスクが高いため、より充実した補償が求められます。
この場合は、「ケガの補償」や「救助費用」が手厚い保険を選びましょう。
対して、ウォーキングや軽いジョギング、ヨガなど、リスクが比較的低い活動では、補償がシンプルな保険でも十分です。
この場合は、費用を抑えたプランや手軽に加入できる1日スポーツ保険がおすすめです。
ゴルフやマリンスポーツ、冬季スポーツなど、特定のレジャー・スポーツ専用の保険商品が用意されている場合もあります。
例えば、ゴルフ保険ではホールインワン費用が補償されるプランがあったりします。
3. 参加する人数を把握する
スポーツ保険を選ぶ際には、参加人数に応じた適切な保険を選ぶことも重要です。
先述した通り、個人でスポーツやレジャーを楽しむ方や、個人でイベントに参加する場合は、1日単位で加入できるレジャー保険がおすすめです。
このようなケースでは、「手軽さ」や「補償内容の充実度」を重視すると良いでしょう。
大人数でのスポーツイベントやレクリエーションなど、団体での活動になるのであれば、参加者全員をカバーする団体向けのスポーツ保険がおすすめです。
団体向けのスポーツ保険は、1人あたりの保険料が低く設定されていることが多く、さらに参加者の人数に応じて団体割引が適用される商品もあります。
例えば、学校や地域のスポーツ大会、企業のレクリエーション活動などでは、参加者全員がスポーツ保険の補償対象となるため、主催者側のリスク軽減につながります。
また、団体向けの保険には、加入条件として最低参加者人数が設けられているケースがほとんどです。
参加人数によって加入の可否が決まることもあるので、必ず確認するようにしてください。
団体ならイベント保険やレクリエーション保険
団体向けのスポーツ保険には、大きく分けて イベント保険 と レクリエーション保険 の2種類があります。
団体でのスポーツイベントやレクリエーション活動を主催する方は、それぞれの保険の特徴を理解し、目的に合ったものを選ぶことが重要です。
イベント保険
イベント保険は、大規模なスポーツイベントや大会、フェスティバルなど、多数の参加者が見込まれる場合に適した保険です。
イベント保険の補償内容は以下の通り。
- 参加者の傷害を補償：イベント中に発生した事故やケガへの補償。
- 賠償責任：他人へのケガや損害、施設への損傷に対する賠償責任をカバー。
- イベント中止費用：天候不良や予期せぬトラブルでイベントが中止になった際の費用補償。
イベント保険は、主にイベント主催者が加入するもので、地域のスポーツ大会や学校・企業が主催する運動会、大規模なスポーツイベント（マラソン大会やサッカー大会など）でよく利用されます。
万が一のトラブルに備えられ、参加者や関係者に安心感を提供できる点が大きな魅力です。
レクリエーション保険
レクリエーション保険は、小規模なスポーツ活動やレクリエーションイベントに適した傷害保険です。
レクリエーションやスポーツ中の事故に起因する以下のようなことを補償します。
- 死亡保険金
- 後遺障害保険金
- 入院保険金
- 手術保険金
- 通院保険金
レクリエーション保険は短期間の活動に特化しており、「傷害保険の範囲のみ」と、必要最低限の補償内容が簡潔にまとめられているのも特徴です。
規模が大きく、多人数が参加する場合はイベントの中止リスクや賠償責任も含めた、広範囲な補償が必要なため、イベント保険がおすすめ。
主催者が参加者を把握できるような、比較的小さい規模であればレクリエーション保険を選びましょう。
個人参加ならレジャー保険がおすすめ！
個人向けのスポーツ保険といえば「レジャー保険」。
レジャー保険は、その充実した補償内容が特徴です。
スポーツ中の転倒や接触事故によるケガを補償するだけでなく、他人にケガをさせたり物を壊してしまった場合の賠償責任もカバーします。
さらに、運動中に壊れてしまったスポーツ用品などの破損を補償する商品もあり、アクティビティに伴うリスクに幅広く対応しています。
また、1日単位で加入できる手軽さも魅力で、スポーツやアウトドアを行う当日にネットやコンビニから簡単に申し込むことができます。
例えば、友人に誘われてスポーツイベントやゴルフ、スキーに参加する際、「保険を準備する時間がない」といった場面でも手軽に対応可能。
また、運動中に自身がケガをするリスクや、他人にケガをさせてしまうリスクが心配な方にもおすすめです。
登山やキャンプ、サーフィンなど、スポーツ以外のアウトドア活動にも対応しているため、多様なレジャーシーンで活用できます。
パターンに合わせて選ぼう！団体向け1日スポーツ保険おすすめ4選
まずは、スポーツイベントやレクリエーション活動の主催者向けに、1日単位で加入できる団体向けスポーツ保険をご紹介します。
- 損保ジャパン「レクリエーション補償プラン」
- あいおいニッセイ同和損保「レクリエーション傷害保険」
- AIG損害保険「レクリエーション傷害保険」
- あいおいニッセイ同和損保「イベント賠償責任保険(主催者のための賠償保険）」
それぞれの保険会社が提供する4つのプランを見ていきましょう。
加入条件や補償内容を確認し、 イベントの特性に合ったスポーツ保険を選んでくださいね。
損保ジャパン「レクリエーション補償プラン」
損保ジャパンのレクリエーション補償プランは、スポーツイベントやレクリエーション活動中に発生する事故や怪我に対する補償を提供する保険商品です。
このプランの特徴は、参加者全員を対象にした包括的な補償が含まれている点です。
例えば、イベント中の怪我や事故による入院費用、手術費用、通院費用などが補償されます。
また、熱中症による死亡や後遺障害、入院、手術、通院も補償の対象となります。
さらに、イベントの種類に応じて、保険料や補償金額が異なるため、参加者のニーズに合わせた柔軟なプラン設計が可能です。
加入条件
- 参加者が20名以上のイベントであること
- 宿泊を伴わないイベントであること
- 参加者が客観的に確認できる名簿があること
- イベントの内容により、契約できない場合があるため、詳細は代理店または損保ジャパンに問い合わせること
あいおいニッセイ同和損保「レクリエーション傷害保険」
あいおいニッセイ同和損保のレクリエーション傷害保険は、レクリエーション活動中の事故やケガに対する補償を提供する保険です。
スポーツ大会や文化活動など、さまざまなレクリエーション活動に参加する際のリスクをカバーします。
例えば、運動会や野球大会、バレーボール大会などのスポーツイベントでのケガや事故に対して補償が受けられます。
また、参加者全員が一括して保険に加入することで、手続きが簡便であり、主催者にとっても安心です。
さらに、特約を追加することで、熱中症や食中毒などのリスクにも対応可能です。
加入条件
- 行事参加者全員が被保険者となること
- 行事参加者が1日20名以上であること（開催日数が2日以上の場合は1日あたりの平均参加者数が20名以上）
- 1契約あたりの最低保険料は1,000円
＼今すぐ保険料シミュレーション！／
出典：レクリェーション傷害保険 パンフレット
AIG損害保険「レクリエーション傷害保険」
AIG損害保険のレクリエーション傷害保険は、参加者が活動中に負ったケガや病気に対して、入院費用や通院費用、死亡保険金、後遺障害保険金などを支払います。
特に、熱中症や細菌性食中毒などのリスクも補償対象となるため、幅広いリスクに対応しています。
1日の参加者が10名以上であれば加入できるので、参加者が少ないスポーツイベントにはAIG損害保険がおすすめです。
加入条件
- 1日の参加者が10名以上の各種行事
- 開催日が2日以上の場合、1日平均で10名以上の参加が必要
- 宿泊を伴う行事は対象外（国内旅行傷害保険を推奨）
- 申込人（保険契約者）は任意（例：行事の主催者）
- 行事に参加する方全員が対象（例外は不可）
- 最低保険料は1,000円
あいおいニッセイ同和損保「イベント賠償責任保険(主催者のための賠償保険）」
あいおいニッセイ同和損保の「イベント賠償責任保険（主催者のための賠償保険）」は、イベントや行事の主催者が、参加者や観客に対する法律上の損害賠償責任を補償するイベント保険です。
多種多様なイベントに対応し、事故が発生した場合の賠償責任をカバーします。
例えば、イベント中に参加者が怪我をしたり、持ち物が破損した場合に、主催者が負う賠償責任を補償します。
加入条件
- イベント開催日の7日前までに問い合わせが必要
- 興行中止保険については、開催日の1ヶ月前までに問い合わせが必要
- イベントの概要や参加者数などの情報提供が必要
- 特定のイベント内容やリスクに応じた補償内容の検討が必要
個人向けレジャー保険おすすめ3選
前述のように、個人でスポーツやレジャーを楽しむ際は、手軽に加入できるレジャー保険がおすすめです。
ここからは、1日単位で加入できる個人向けスポーツ保険の中から、特におすすめの3つのプランをご紹介します。
- 三井住友海上「1DAYレジャー保険」
- 楽天「超かんたん保険 スポーツプラン」
- PayPay保険サービス株式会社「ちょこっと保険 スポーツ保険プラン」
それぞれの特徴や加入条件とともに詳しく解説していきます。
スポーツやレジャーを楽しむ前に、自分のニーズに合った保険を比較検討してみましょう。
三井住友海上「1DAYレジャー保険」
1DAYレジャー保険は、24時間単位で加入できるレジャー保険です。
レジャーや旅行中の「もしも」に備えるための保険で、手軽に加入できるのが特徴です。
保険期間は24時間で、保険料は1日500円からと非常にリーズナブル。
個人向けプランとグループ向けプランがあり、複数人でまとめて加入することも可能です。
加入手続きは、コンビニのマルチコピー機やスマートフォンから簡単に行えます。
補償内容には、傷害死亡保険金、傷害入院時一時保険金、日常生活賠償保険金、救援者費用などが含まれます。
加入条件
- 18歳以上の個人またはグループ
- 保険期間は24時間単位で設定
- 保険料の支払いが完了していること
- スマートフォンまたはコンビニのマルチコピー機での手続きが可能
楽天「超かんたん保険 スポーツプラン」
楽天「超かんたん保険 スポーツプラン」は、スポーツ中の事故やケガに備えるためのレジャー保険です。
このプランは、スポーツを楽しむすべての人に向けて設計されており、手軽に加入できるのが特徴。
1日のみの補償はできませんが、保険料は月額390円からと非常にリーズナブル。
個人、夫婦、家族といった異なるプランが用意されています。
補償内容には、ケガによる入院費用や通院費用、さらには第三者への賠償責任も含まれており、幅広いリスクに対応しています。
また、楽天会員限定のサービスであり、楽天市場での買い物と同様に簡単に手続きができる点も魅力です。
加入条件
- 楽天会員であること
- 日本国内に居住していること
- 18歳以上であること
- クレジットカード決済が可能であること
PayPay保険サービス株式会社「ちょこっと保険 スポーツ保険プラン」
PayPay保険サービス株式会社のちょこっと保険 スポーツ保険プランは、スポーツ中の事故やケガに対する補償を提供する個人向けスポーツ保険です。
このプランは、スポーツを楽しむすべての人に向けて設計されており、手軽に加入できるのが特徴です。
個人、夫婦、家族といったプランが用意されています。
こちらも保険料は月額470円からで、1日のみの加入には対応していません。
補償内容には、ケガによる入院費用や通院費用、さらには第三者への賠償責任も含まれており、幅広いリスクに対応しています。
また、PayPayアプリから簡単に手続きができる点もおすすめポイントのひとつです。
加入条件
- PayPayアプリを利用していること
- 日本国内に居住していること
- 18歳以上であること
- クレジットカード決済が可能であること
記事のまとめ
この記事では、スポーツやレジャー活動を安心して楽しむための1日スポーツ保険について、団体向けと個人向けのおすすめプランを紹介しました。
スポーツ中のケガや事故のリスクは常に存在しますが、自分の活動にあったスポーツ保険を事前に用意することで、そのリスクに備えることができます。
加入する立場、活動内容、参加人数の3つのポイントを押さえ、目的に合ったスポーツ保険を選んで、より安全にスポーツを楽しめる環境を整えてくださいね。
