休日は家族・友人と一緒に地域のスポーツ大会や野外活動に参加して過ごすという方も多いと思いますが、行事に参加する際は家族の誰かがケガをしてしまわないか心配になりますよね。
そんなときにおすすめしたいのが、個人でも加入できるレジャー向けの保険商品です。
しかし、行事やイベント、レジャー中のケガを補償する保険には様々な種類があり、中には個人で契約すると保険料が高額になってしまうものもあります。
そこでこの記事では、イベント保険の概要と、個人で加入する場合におすすめの保険商品について解説。
レジャー向けの保険に加入することのメリットなどもまとめているので、ケガを補償する保険への個人加入をお考えの方はぜひ参考にしてみてください。
イベント保険は個人でも加入できる?
まずは、一般的なイベント保険がどういった仕組みなのか、その概要や加入条件について詳しく見ていきましょう。
イベント保険は基本的に団体の主催者・責任者が加入するもの
一般的にイベント保険と呼ばれている商品は、団体行事や不特定多数が集まるレクリエーションイベントを開催する主催者や責任者が加入する保険になります。
主催者側が参加者全員を被保険者として一括で保険契約を結ぶことにより、行事・イベント開催中の事故やケガに対する補償を受けられるという仕組みです。
イベント保険は「個人」でも契約可能!
イベント保険は基本的には大人数向けの保険ですが、個人・法人を問わずイベントを開催または運営する人であれば誰でも加入できます。
一般的なイベント保険には人数の制限はなく、1名から契約することができます。
ただし、イベント保険は基本的に大規模なイベント向けの保険であるため、個人契約の場合は保険料が割高になってしまう可能性が高いです。
そのため、ケガを補償する保険に個人で加入したいという場合は、一般的なイベント保険の商品ではなく、次に紹介する関連保険への加入を検討してみると良いでしょう。
個人契約におすすめの保険商品の種類と補償内容
ここからは、個人で加入することができるイベント、レジャー向けの保険商品について解説していきます。
国内旅行保険
国内旅行保険は、国内旅行中に起こった事故・ケガに対する費用補償を受けることができる保険です。
補償期間は1日~1ヶ月の間で自由に設定でき、傷害・賠償責任・携行品損害・救援者費用などが生じた場合に一定額の補償を受けられます。
国内旅行保険は本来旅行に備えるための保険ですが、レジャーや行事・レクリエーションの際にも加入できます。
人数の決まりもないため、個人や家族単位でイベント保険に加入しておきたいという場合におすすめです。
国内旅行保険の料金例として、あいおいニッセイ同和損保の「国内旅行傷害保険」の契約プランをご紹介します。(保険期間ごとの最安値プランを掲載しています)
保険期間 |
保険料
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死亡・後遺障害保険金額
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入院保険金日額
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手術保険金
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通院保険金日額
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1泊2日まで | 500円 | 980万円 | 8,000円 | 入院保険金日額の10倍(入院中)または5倍(入院中以外) | 4,500円 |
3泊4日まで | 500円 | 750万円 | 6,000円 | 同上 | 4,000円 |
6泊7日まで | 700円 | 865万円 | 9,000円 | 同上 | 4,500円 |
13泊14日まで | 1,000円 | 907万円 | 9,000円 | 同上 | 4,500円 |
1ヶ月まで | 1,000円 | 912万円 | 4,000円 | 同上 | 2,000円 |
レジャー保険
レジャー保険も個人で1日から加入できる保険商品の1つで、行事・レクリエーション中に発生した事故・ケガに対する費用補償を受けられます。
最近はコンビニの機械から契約手続きを行える「1DAYレジャー保険」などのミニ保険も登場しています。
保険適用となるイベントの種類が限られる場合もありますが、手軽で保険料も安いため、個人で加入する場合はこちらを利用するのもおすすめです。
レジャー保険の料金例として、三井住友海上の「1DAYレジャー保険」(コンビニ手続用)をご紹介します。(個人向けの最安値プランを掲載しています)
契約タイプ |
保険料
|
傷害死亡保険金
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傷害入院時一時保険金
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骨折時一時保険金
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日常生活賠償保険金
|
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レジャー全般 | 500円 | 300万円 | 9万円 | 9万円 | 1億円 |
ゴルフ | 500円 | 200万円 | 10万円 | - | 1億円 |
ハイキング・軽登山 | 500円 | 200万円 | 10万円 | 7万円 | 1億円 |
スキー・スノボ | 500円 | 200万円 | 7.5万円 | 10万円 | 3億円 |
スポーツ保険
スポーツ保険は、自身がスポーツ中にケガをしたときに補償を受けられる「傷害保険」、人にケガをさせてしまったときに補償を受けられる「賠償責任保険」の大きく2種類があります。
こちらは一日単位での加入ではなく、月単位・年単位で契約するタイプの商品が一般的です。
国内旅行保険やレジャー保険でもスポーツ中の事故・ケガをカバーできる場合がほとんどですが、スクールに通う場合など、スポーツに特化した長期の保険をお探しの場合はこちらがおすすめです。
スポーツ保険の料金例として、楽天超かんたん保険の「スポーツプラン」をご紹介します。(個人向けのプランを掲載しています)
コース |
保険料
|
個人賠償責任保険金額
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通院保険金日額
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入院保険金日額
|
手術保険金
|
携行品損害保険金額
|
死亡・後遺障害保険金額
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節約コース | 年払:4,170円/月払:390円 | - | 500円 | 1,000円 | 10,000円(入院中)または5,000円(入院中以外) | - | 100万円 |
標準コース | 年払:7,890円/月払:720円 | 1億円 | 1,000円 | 1,500円 | 15,000円(入院中)または7,500円(入院中以外) | - | 105万円 |
充実コース | 年払:11,130円/月払:1,020円 | 1億円 | 1,500円 | 2,000円 | 20,000円(入院中)または10,000円(入院中以外) | 10万円 | 100万円 |
行事・レクリエーション時に保険に加入しておくメリット
最後に、個人や家族単位でイベント保険に加入しておくことのメリットを解説していきます。
万が一の事故・ケガに備えられる
イベント保険(関連保険)に加入する最大のメリットは、やはり万が一のときに補償を受けられるという点です。
大規模なイベントであれば、多くの場合は主催者・責任者側でイベント保険に加入していますが、地域のイベントなど比較的規模の小さいものになると、保険に加入していないという場合も少なくありません。
ちょっとしたイベントだからといって油断せず、個人・家族単位で「もしも」に備えておくことが大切です。
1日単位で利用できる保険なら比較的保険料が安い
国内旅行保険やレジャー保険などのイベント関連保険は、個人かつ一日単位での加入が可能な保険です。
保険料はプランやイベントの内容によって異なりますが、一日あたり500円~1,000円程度で加入できるものが多く、長期契約の傷害保険と比較して保険料が安いという特徴があります。
少ない保険料で幅広い補償を受けられる保険商品も多いので、コスト面においてもイベント保険(関連保険)はメリットがあると言えるでしょう。
記事まとめ:加入条件や補償内容を確認して、イベント保険以外も検討してみよう
この記事のポイント
- イベント保険には「個人」でも加入できる
- いわゆる「イベント保険」は、行事の主催者が加入するのが一般的なため、個人契約の場合は保険料が割高になってしまう可能性が高い
- 個人で万が一の事故・ケガに備えたい場合は、国内旅行保険やレジャー保険、スポーツ保険などに加入するのがおすすめ
- 一日単位で加入できる保険であれば、比較的低コストでしっかりした補償を受けられるというメリットがある
国内旅行保険やレジャー保険を活用することで、個人でもイベント時の事故・ケガに備えることができます。
対象となる行事・レクリエーションの種類や保険料は保険商品によって異なるため、各社の案内資料・パンフレットを確認しながら適切な保険をお選びください。