初めてフットサルに参加するとき、「どんな格好で行けばいいんだろう?」と迷う人は多いです。
サッカーと似ているようで、実は動きやすさや安全性の面で選び方に違いがあります。
この記事では、初心者が失敗しやすいNG服装から、季節ごとのおすすめコーデ、シューズ選びのポイントまでを詳しく解説します。
初心者がやりがちなNG服装と正しい選び方

フットサルは動きやすいスポーツだからといって、どんな服装でも良いわけではありません。
特に初めての人は、普段着や街中のスポーツウェアをそのまま着て失敗するケースが多く見られます。
ここでは、初心者がやりがちなNGな服装と、正しく選ぶためのポイントを解説します。
普段着・綿Tシャツ・デニムはなぜNG?
初めてフットサルに参加する人の多くが、普段着や綿素材のTシャツでプレーしてしまいます。
しかし、これらの服は汗を吸って乾きにくく、重たくなって動きづらくなるのが難点です。
特に綿100%のTシャツは汗を吸収したまま乾かず、体温を奪ってしまうこともあります。
また、デニムやチノパンなどのボトムスは伸縮性が低く、足を大きく動かすフットサルには不向きです。
「動きやすさ」と「通気性」の両立が、快適なプレーを支える基本になります。
フットサルに適した素材とサイズ感のポイント
おすすめは、速乾性・軽量性に優れたポリエステル素材のウェアです。
サッカー用やトレーニング用として販売されているプラシャツは、汗を素早く乾かし、動きを妨げません。
サイズはジャスト〜ややゆとりをもたせるのが理想です。
大きすぎるとボールコントロールの邪魔になり、小さすぎると体の動きを制限してしまいます。
また、フットサルでは接触プレーもあるため、金属パーツやファスナー付きの服は避けましょう。
トップス・パンツ・ソックスの基本スタイル

フットサルの服装選びでは、トップス・パンツ・ソックスの3点をバランスよく整えることが重要です。
これらは単なる見た目ではなく、動きやすさや安全性、快適さを大きく左右します。
ここでは、それぞれのアイテムを選ぶ際に押さえておきたい基本ポイントを紹介します。
トップス選びのコツ(プラシャツ・インナー)
トップスには、サッカーやフットサル専用の「プラクティスシャツ(プラシャツ)」がおすすめです。
吸汗速乾性に優れた素材を選ぶことで、汗をかいてもベタつかず、体を快適に保てます。
屋内コートでプレーする場合は、薄手のインナーを重ねることで汗冷えを防止できます。
一方、屋外プレーでは風通しの良いメッシュ素材を選ぶと快適です。
軽さ・通気性・速乾性の3つを意識して選びましょう。
パンツの種類と季節別のおすすめ
フットサルでは基本的にハーフパンツが主流です。
膝上の長さで足さばきがしやすく、ボールコントロールの際にも動きを妨げません。
寒い季節はロングパンツやスパッツを重ねて体を冷やさない工夫が必要です。
屋外コートで風が強い場合は、風を通しにくいピステ素材のパンツを選ぶと快適に動けます。
シーンに合わせて着回せるパンツを1〜2枚持っておくと便利です。
ソックスとレガースで怪我を防ぐ
ソックスはくるぶし丈ではなく、サッカー用のロングタイプを選びましょう。
長めのソックスは、レガース(すね当て)をしっかり固定でき、怪我のリスクを減らします。
また、足首を適度に締めるタイプを選ぶと、プレー中のズレや靴擦れを防止できます。
吸湿性の高い素材よりも、速乾性のあるスポーツソックスが快適です。
「滑らない・ズレない・蒸れにくい」ソックスを基準に選ぶのがポイントです。
シューズ選びで差がつく!初心者向けの注意点

フットサルのパフォーマンスを大きく左右するのがシューズ選びです。
スニーカーやランニングシューズでもプレーはできますが、滑りやすく怪我の原因になるためおすすめできません。
ここでは、初心者が安全かつ快適にプレーできるシューズの選び方を紹介します。
屋内コート・屋外コートで違うソールの種類
フットサルシューズには、主に「インドア用」と「屋外用(ターフ用)」の2種類があります。
屋内コートでは、床を傷つけず滑りにくい「ノンマーキングソール」が基本です。
一方、屋外コートでは、人工芝に対応した小さな突起(トレーニングスタッド)付きのソールを選びます。
間違ったタイプを履くと、滑って転倒したり、グリップが効かず思うように動けなかったりします。
プレー場所に合ったソール選びが安全で快適なフットサルの第一歩です。
滑りにくさと足首サポートのバランス
フットサルは短い距離のダッシュや方向転換が多く、足首への負担が大きいスポーツです。
そのため、足にしっかりフィットしつつ、適度なクッション性を持つシューズを選ぶことが大切です。
履いたときにかかとが浮くようなサイズはNGです。
軽量モデルを好む人も多いですが、初心者はクッション性と安定性を優先すると疲れにくくなります。
「滑らず・疲れず・足首を守る」シューズが理想的です。
季節別のフットサルコーデ

フットサルは一年を通して楽しめるスポーツですが、季節によって最適な服装は変わります。
気温や湿度、屋内外の環境を意識してウェアを選ぶことで、パフォーマンスを安定させ、体調を崩すリスクを減らせます。
ここでは、春・夏・秋・冬それぞれのおすすめコーデと注意点を紹介します。
春夏は通気性と軽量感を重視
気温が上がり始める春から夏にかけては、通気性の高いウェアが必須です。
プラシャツやメッシュ素材のトップスに、ハーフパンツを合わせるのが定番スタイルです。
汗をかいてもベタつかない吸汗速乾素材を選ぶと快適にプレーできます。
また、屋外コートでは紫外線対策も重要です。薄手のアームカバーやキャップを活用しましょう。
軽くて乾きやすいウェアを中心に揃えると、暑さの中でも快適です。
秋冬は防寒と動きやすさを両立
気温が下がる秋冬は、体を冷やさない工夫が欠かせません。
インナーに長袖のコンプレッションウェアを着用し、その上にプラシャツを重ねるスタイルが定番です。
屋外ではピステやウィンドブレーカーを着用すると防風対策になります。
ただし、厚着をしすぎると動きにくくなるため、温度調整しやすい重ね着を意識しましょう。
試合前後で体温差が出やすいため、脱ぎ着が簡単なウェアを選ぶのがポイントです。
「温かく・動きやすく・汗冷えしない」重ね着が秋冬の鉄則です。
シーン別に見るフットサルの服装選び

フットサルは屋内でも屋外でもプレーできるため、環境に合わせた服装の工夫が必要です。
同じウェアでも、プレーする場所や季節によって快適さが大きく変わります。
ここでは、屋内と屋外それぞれに適した服装選びのポイントを紹介します。
屋内コートでの服装のポイント
屋内コートは気温や風の影響を受けにくく、比較的安定した環境でプレーできます。
そのため、通気性と速乾性を重視した軽めのウェアが最適です。
汗をかきやすい環境なので、吸汗速乾素材のプラシャツやインナーを活用しましょう。
また、床面が滑りやすいため、ソールのグリップ力が高いインドア用シューズを履くことが重要です。
軽く・滑らず・蒸れにくい装備が屋内プレーの快適さを左右します。
屋外コートでの服装と紫外線・防寒対策
屋外コートでは天候や気温の変化に対応できる服装が求められます。
日差しの強い日は、通気性の良い長袖インナーやキャップで紫外線を防ぎましょう。
風が強い日や寒い季節には、防風性のあるピステやウィンドブレーカーが便利です。
また、人工芝は硬さや摩擦があるため、耐久性の高いパンツを選ぶと安心です。
屋外では汗が乾きやすい一方で、冷たい風による体温低下に注意が必要です。
気温・風・紫外線に対応できる多層構成が屋外フットサルの理想です。
まとめ:快適で安全に楽しむための服装チェックリスト

フットサルの服装選びは、見た目よりも「動きやすさ」「安全性」「快適さ」を優先するのが基本です。
正しいウェアを選ぶことで、初心者でも疲れにくく、怪我を防ぎながらプレーを楽しめます。
最後に、プレー前に確認しておきたい服装チェックリストをまとめました。
- ☑ 吸汗速乾素材のトップス・インナーを着ている
- ☑ 動きやすく、通気性のあるパンツを選んでいる
- ☑ 長めのソックスとレガースで脚を保護している
- ☑ プレースタイルに合ったフットサルシューズを履いている
- ☑ 季節・天候に合わせた重ね着や紫外線対策をしている
- ☑ 金属パーツやアクセサリーを外して安全を確保している
- ☑ 屋内/屋外の環境に合わせてウェアを調整している
このチェックをクリアすれば、初めてのフットサルでも安心してプレーできます。
正しい服装は、プレーの質と安全性を高める最初の一歩です。
自分のスタイルに合ったウェアを選び、快適なフットサルライフを楽しみましょう。





